2,381 / 2,518
第2381話 開発中
しおりを挟む
先頭の車両に当たる馬車の改良を始める……
「綾乃、馬の方は少し大きくしてもらっていいか? ウォーホースってもう少し大きいから、一応そのサイズに合わせておきたいんだが、出来るか?」
「ケンタウロスの方は良いの?」
「あっちは、もし運用することになるなら、ケンタウロスのまま運用すると仮定した奴にするのはどうかと思っているから、そのタイプとして作っておくのもいいかもしれないと思ってね」
綾乃が納得したところで、肉付けを始めてくれた。参考になるサイズは、データを渡しているのでそれに合わせて肉付けを行ってくれている。
俺とバザールは、ケンタウロス型の人造ゴーレムにつける、くびきの部分を調整していく。自分でもつけられるように、馬車から伸ばす部分……ながえを延長して自分で持ち上げられるようにしてみた。
胸の部分に当たる留め具は自分でも簡単につけられたが、お腹に回す部分は装着が難しいな……ワンタッチで自分でつけられるような方法は無いか?
「あっ! シュウ殿、生物ではないでござるから、スナップボタンのように、パチッと留めるタイプのボタンの様な物でいいのではないでござるか?」
バザールの話を聞いて、なるほど! と納得してしまった。
胸のベルトもあるが、馬車を何台も引っ張ることを考えると、少し深くボタンが入った方がいいかもしれないな。スナップボタンの部分はミスリル合金にアダマンコーティングを施して、頑丈と摩耗を減らすようにしてみた。
自分でつけられるか、何度も実験させてみた。初めての事なので、最初は上手くできなかったが、次第に問題なく装着できるようになった。
学習能力が高いゴーレムって本当に便利だな。通常の魔核だけだと、インプット通りにしか動けないけど、学習機能をつけた魔核は、インプットの苦労が圧倒的に減るから助かるわ。ほんと今更だけど、綾乃、ナイスな仕事だったわ。
馬車を連結するだけなら、下の台だけあれば改造できる気付いたので、台を複数用意した。馬車間が長くなってしまうが、小回りが多少でも聞くようにするか、小回りを犠牲にして馬車の間隔を詰めるか……
最初の計画では小回りが利いても意味がないのでは? という話になっていたので、列車のように短くするつもりだったのだが、少し長くなっても小回りが利く方がいいのでは? とも考えてしまっている自分がいる。
「どっちが正解なんて分からないから、いろんな道に対応できるって意味では、小回りが利く方だからそっちでいいんじゃないかな? 道によっては、直線じゃなかったりするんでしょ? 急な斜面は九十九折りみたいな道になると考えれば、小回りが利かないと大変なことになるんじゃないの」
綾乃の言うとおりだな。平地だけであれば、最悪道がグネグネしていても、軍の中の工兵部隊がなんとかできるけど、さすがに急な斜面はどうにもならないからな……
「となると、問題は内輪差か……頭の良いウォーホースであっても、動きを覚えさせた人造ゴーレムでも厳しいよな。どうするのがいいと思う?」
いくつか意見を出し合ったが、これだ! というような意見は出なかった。なので、俺たちが今できるベターな方法をとることにした。
さすがに馬車まですべて魔核を埋め込むといった無理ではなく、あえて馬車の間を詰めて、内輪差を可能な限り誤魔化す……という方法をとることにした。
想定以上の曲がりくねった道になった場合は、連結する馬車の数を減らして対応するような手段をとることにした。
たとえ話だが、普段は馬車8つを繋げた状態で、急な曲がり角は馬車4つにするとか。8つ繋げて走っている時は、馬車を引くのは2体で、分けた時は1体ずつでひくなんて感じだな。4でも厳しいなら3にする感じだろうな。
今は馬車1台に1匹のウォーホースなので、馬車の数を増やせるなら、1人に与えられるスペースが広く取れるということだな。荷物に関しては、収納箱だけの馬車も軍にはあるので、何の問題もないだろう。各馬車にも1個備えておけば、何かあったとしても対応できるだろう。
「シュウ殿、細かい仕様は馬車の連結部分を作ってから調整でござるよ。順番を間違えてはいけないでござる。連結部分が完成したら、箱と中に重りを乗せて走らせてみるのがいいでござるよ。コースならすぐに作ることが可能でござるから、まずは台の方をしっかり作り上げるでござる」
おっと、また優先順位を間違えて迷走していた。
一先ず俺らは、馬車8つを繋げられるように、連結部分の作成に入った。金属の棒をいくつか付け足して、連結する部分は、車でジェットスキーなどを牽引する連結部分を参考にしてサクサクッと作っていく。
クリエイトゴーレムって、地球の知識があれば、ここまで驚異的なことができるんだな。この連結部分を作ることを考えると、地球では色々な機械を使ってプラグラムを入力する必要があるだろうけど、この魔法ならイメージするだけでなんとかなるからな……本当に反則的な魔法だ。
この魔法が人気ないのって、ここまで汎用性が高いと思われていないからだろうな。チビ神もこの近い方には舌を巻いてたもんな。
馬車間は適当に調節したので、もし問題があれば長くしたり短くするだけで問題はない。
「シュウ殿、箱を乗せて中に3トンほどの重りを入れておいたでござる。車輪の魔物素材は少しへこんでいるみたいでござるが、平面を走るだけでござるから、許容範囲内だと思うでござる。後で改良する必要がありそうでござるがな」
車輪にかかる負荷はかなりの物みたいだな。3トンもの重りを乗せるのには、作りがまだまだ甘かったみたいだな。改良は走らせてみてからだな。
1匹用だったものを2匹用に作り変えて、急遽用意した道を走らせてみる。
「おぉ~、多少の曲道なら問題ないでござるな」
しばらく走らせてみるが、想定を上回る急カーブでなければ、問題なく走らせることができそうだが、急なカーブが長く続くと、内輪差でどうしても道からはみ出てしまうようだ。
内輪差が少なくなるように、俺たちの頭で考えてみたが、結局解決策が出なかった。いや、出たことには出たのだが、ドワーフたちでも再現できない魔核を使う必要があったので、採用できない案だった。
馬車が自走できればいいという話になったのだが、今の所ドワーフたちにそこまでのゴーレムを作る技術は無い。エンジンは作れるが、燃料の問題があるので採用は出来なかった。
馬車4つ分であれば、ある程度の急カーブでも曲がりきれたので、基本的には3~4つの馬車を繋げて走らせるのがいいかもしれないな。8つとか繋げて2つに分けるって……初めから分けておけば、そんなことする必要ない事に後で気が付いた。
3台でも繋げられるのなら、箱を大きくするよりは人が乗せられるだろうし、規格化という意味ではものすごく有用的だろう。
台の方は完成したので、箱の方の検討に入っていくことになった。
「綾乃、馬の方は少し大きくしてもらっていいか? ウォーホースってもう少し大きいから、一応そのサイズに合わせておきたいんだが、出来るか?」
「ケンタウロスの方は良いの?」
「あっちは、もし運用することになるなら、ケンタウロスのまま運用すると仮定した奴にするのはどうかと思っているから、そのタイプとして作っておくのもいいかもしれないと思ってね」
綾乃が納得したところで、肉付けを始めてくれた。参考になるサイズは、データを渡しているのでそれに合わせて肉付けを行ってくれている。
俺とバザールは、ケンタウロス型の人造ゴーレムにつける、くびきの部分を調整していく。自分でもつけられるように、馬車から伸ばす部分……ながえを延長して自分で持ち上げられるようにしてみた。
胸の部分に当たる留め具は自分でも簡単につけられたが、お腹に回す部分は装着が難しいな……ワンタッチで自分でつけられるような方法は無いか?
「あっ! シュウ殿、生物ではないでござるから、スナップボタンのように、パチッと留めるタイプのボタンの様な物でいいのではないでござるか?」
バザールの話を聞いて、なるほど! と納得してしまった。
胸のベルトもあるが、馬車を何台も引っ張ることを考えると、少し深くボタンが入った方がいいかもしれないな。スナップボタンの部分はミスリル合金にアダマンコーティングを施して、頑丈と摩耗を減らすようにしてみた。
自分でつけられるか、何度も実験させてみた。初めての事なので、最初は上手くできなかったが、次第に問題なく装着できるようになった。
学習能力が高いゴーレムって本当に便利だな。通常の魔核だけだと、インプット通りにしか動けないけど、学習機能をつけた魔核は、インプットの苦労が圧倒的に減るから助かるわ。ほんと今更だけど、綾乃、ナイスな仕事だったわ。
馬車を連結するだけなら、下の台だけあれば改造できる気付いたので、台を複数用意した。馬車間が長くなってしまうが、小回りが多少でも聞くようにするか、小回りを犠牲にして馬車の間隔を詰めるか……
最初の計画では小回りが利いても意味がないのでは? という話になっていたので、列車のように短くするつもりだったのだが、少し長くなっても小回りが利く方がいいのでは? とも考えてしまっている自分がいる。
「どっちが正解なんて分からないから、いろんな道に対応できるって意味では、小回りが利く方だからそっちでいいんじゃないかな? 道によっては、直線じゃなかったりするんでしょ? 急な斜面は九十九折りみたいな道になると考えれば、小回りが利かないと大変なことになるんじゃないの」
綾乃の言うとおりだな。平地だけであれば、最悪道がグネグネしていても、軍の中の工兵部隊がなんとかできるけど、さすがに急な斜面はどうにもならないからな……
「となると、問題は内輪差か……頭の良いウォーホースであっても、動きを覚えさせた人造ゴーレムでも厳しいよな。どうするのがいいと思う?」
いくつか意見を出し合ったが、これだ! というような意見は出なかった。なので、俺たちが今できるベターな方法をとることにした。
さすがに馬車まですべて魔核を埋め込むといった無理ではなく、あえて馬車の間を詰めて、内輪差を可能な限り誤魔化す……という方法をとることにした。
想定以上の曲がりくねった道になった場合は、連結する馬車の数を減らして対応するような手段をとることにした。
たとえ話だが、普段は馬車8つを繋げた状態で、急な曲がり角は馬車4つにするとか。8つ繋げて走っている時は、馬車を引くのは2体で、分けた時は1体ずつでひくなんて感じだな。4でも厳しいなら3にする感じだろうな。
今は馬車1台に1匹のウォーホースなので、馬車の数を増やせるなら、1人に与えられるスペースが広く取れるということだな。荷物に関しては、収納箱だけの馬車も軍にはあるので、何の問題もないだろう。各馬車にも1個備えておけば、何かあったとしても対応できるだろう。
「シュウ殿、細かい仕様は馬車の連結部分を作ってから調整でござるよ。順番を間違えてはいけないでござる。連結部分が完成したら、箱と中に重りを乗せて走らせてみるのがいいでござるよ。コースならすぐに作ることが可能でござるから、まずは台の方をしっかり作り上げるでござる」
おっと、また優先順位を間違えて迷走していた。
一先ず俺らは、馬車8つを繋げられるように、連結部分の作成に入った。金属の棒をいくつか付け足して、連結する部分は、車でジェットスキーなどを牽引する連結部分を参考にしてサクサクッと作っていく。
クリエイトゴーレムって、地球の知識があれば、ここまで驚異的なことができるんだな。この連結部分を作ることを考えると、地球では色々な機械を使ってプラグラムを入力する必要があるだろうけど、この魔法ならイメージするだけでなんとかなるからな……本当に反則的な魔法だ。
この魔法が人気ないのって、ここまで汎用性が高いと思われていないからだろうな。チビ神もこの近い方には舌を巻いてたもんな。
馬車間は適当に調節したので、もし問題があれば長くしたり短くするだけで問題はない。
「シュウ殿、箱を乗せて中に3トンほどの重りを入れておいたでござる。車輪の魔物素材は少しへこんでいるみたいでござるが、平面を走るだけでござるから、許容範囲内だと思うでござる。後で改良する必要がありそうでござるがな」
車輪にかかる負荷はかなりの物みたいだな。3トンもの重りを乗せるのには、作りがまだまだ甘かったみたいだな。改良は走らせてみてからだな。
1匹用だったものを2匹用に作り変えて、急遽用意した道を走らせてみる。
「おぉ~、多少の曲道なら問題ないでござるな」
しばらく走らせてみるが、想定を上回る急カーブでなければ、問題なく走らせることができそうだが、急なカーブが長く続くと、内輪差でどうしても道からはみ出てしまうようだ。
内輪差が少なくなるように、俺たちの頭で考えてみたが、結局解決策が出なかった。いや、出たことには出たのだが、ドワーフたちでも再現できない魔核を使う必要があったので、採用できない案だった。
馬車が自走できればいいという話になったのだが、今の所ドワーフたちにそこまでのゴーレムを作る技術は無い。エンジンは作れるが、燃料の問題があるので採用は出来なかった。
馬車4つ分であれば、ある程度の急カーブでも曲がりきれたので、基本的には3~4つの馬車を繋げて走らせるのがいいかもしれないな。8つとか繋げて2つに分けるって……初めから分けておけば、そんなことする必要ない事に後で気が付いた。
3台でも繋げられるのなら、箱を大きくするよりは人が乗せられるだろうし、規格化という意味ではものすごく有用的だろう。
台の方は完成したので、箱の方の検討に入っていくことになった。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
救国の大聖女は生まれ変わって【薬剤師】になりました ~聖女の力には限界があるけど、万能薬ならもっとたくさんの人を救えますよね?~
日之影ソラ
恋愛
千年前、大聖女として多くの人々を救った一人の女性がいた。国を蝕む病と一人で戦った彼女は、僅かニ十歳でその生涯を終えてしまう。その原因は、聖女の力を使い過ぎたこと。聖女の力には、使うことで自身の命を削るというリスクがあった。それを知ってからも、彼女は聖女としての使命を果たすべく、人々のために祈り続けた。そして、命が終わる瞬間、彼女は後悔した。もっと多くの人を救えたはずなのに……と。
そんな彼女は、ユリアとして千年後の世界で新たな生を受ける。今度こそ、より多くの人を救いたい。その一心で、彼女は薬剤師になった。万能薬を作ることで、かつて救えなかった人たちの笑顔を守ろうとした。
優しい王子に、元気で真面目な後輩。宮廷での環境にも恵まれ、一歩ずつ万能薬という目標に進んでいく。
しかし、新たな聖女が誕生してしまったことで、彼女の人生は大きく変化する。
鮮明な月
碧
BL
鮮明な月のようなあの人のことを、幼い頃からひたすらに思い続けていた。叶わないと知りながら、それでもただひたすらに密やかに思い続ける源川仁聖。叶わないのは当然だ、鮮明な月のようなあの人は、自分と同じ男性なのだから。
彼を思いながら、他の人間で代用し続ける矛盾に耐えきれなくなっていく。そんな時ふと鮮明な月のような彼に、手が届きそうな気がした。
第九章以降は鮮明な月の後日談
月のような彼に源川仁聖の手が届いてからの物語。
基本的にはエッチ多目だと思われます。
読む際にはご注意下さい。第九章以降は主人公達以外の他キャラ主体が元気なため誰が主人公やねんなところもあります。すみません。
転移魔法に失敗したら大変な事に巻き込まれたようです。
ミカヅキグマ
ファンタジー
魔導師のヴァージニアは転移魔法に失敗して見知らぬ島に来てしまった。
地図にも載っていないその島には何やら怪しげな遺跡がポツンと建っていた。ヴァージニアはただでさえ転移魔法の失敗で落ち込んでいるのに、うっかりその遺跡に閉じ込められてしまう。彼女が出口を探すために仕方なく遺跡の奥に進んで行くと、なんとそこには一人の幼い少年がいた。何故こんな所に少年が? 彼は一体何者なのだろうか?
ヴァージニアは少年の正体が世界を揺るがす出来事に発展するとは露程も思っていなかったのだった……。
※台詞が多めです。現在(2021年11月)投稿している辺りだと地の文が増えてきています。
※最終話の後に登場人物紹介がありますので、少しのネタバレならOKという方はどうぞご覧下さい。
ネタバレ
※ヴァージニア(主人公)が抱く疑問は地竜とキャサリンが登場すると解けていきます。(伏線回収)
さらにネタバレ
※何度もループしている世界の話ですが、主人公達は前の世界の記憶を持っていません。しかし違和感などは覚えています。(あんまりループ要素はないです)
さらにさらにネタバレ?
※少年の正体は早い段階で出てるじゃないかと思っている方……、それじゃないんです。別にあるんです。
没落した元名門貴族の令嬢は、馬鹿にしてきた人たちを見返すため王子の騎士を目指します!
日之影ソラ
ファンタジー
かつては騎士の名門と呼ばれたブレイブ公爵家は、代々王族の専属護衛を任されていた。
しかし数世代前から優秀な騎士が生まれず、ついに専属護衛の任を解かれてしまう。それ以降も目立った活躍はなく、貴族としての地位や立場は薄れて行く。
ブレイブ家の長女として生まれたミスティアは、才能がないながらも剣士として研鑽をつみ、騎士となった父の背中を見て育った。彼女は父を尊敬していたが、周囲の目は冷ややかであり、落ちぶれた騎士の一族と馬鹿にされてしまう。
そんなある日、父が戦場で命を落としてしまった。残されたのは母も病に倒れ、ついにはミスティア一人になってしまう。土地、お金、人、多くを失ってしまったミスティアは、亡き両親の想いを受け継ぎ、再びブレイブ家を最高の騎士の名家にするため、第一王子の護衛騎士になることを決意する。
こちらの作品の連載版です。
https://ncode.syosetu.com/n8177jc/
悪魔だと呼ばれる強面騎士団長様に勢いで結婚を申し込んでしまった私の結婚生活
束原ミヤコ
恋愛
ラーチェル・クリスタニアは、男運がない。
初恋の幼馴染みは、もう一人の幼馴染みと結婚をしてしまい、傷心のまま婚約をした相手は、結婚間近に浮気が発覚して破談になってしまった。
ある日の舞踏会で、ラーチェルは幼馴染みのナターシャに小馬鹿にされて、酒を飲み、ふらついてぶつかった相手に、勢いで結婚を申し込んだ。
それは悪魔の騎士団長と呼ばれる、オルフェレウス・レノクスだった。
優秀な姉の添え物でしかない私を必要としてくれたのは、優しい勇者様でした ~病弱だった少女は異世界で恩返しの旅に出る~
日之影ソラ
ファンタジー
前世では病弱で、生涯のほとんどを病室で過ごした少女がいた。彼女は死を迎える直前、神様に願った。
もしも来世があるのなら、今度は私が誰かを支えられるような人間になりたい。見知らぬ誰かの優しさが、病に苦しむ自分を支えてくれたように。
そして彼女は貴族の令嬢ミモザとして生まれ変わった。非凡な姉と比べられ、常に見下されながらも、自分にやれることを精一杯取り組み、他人を支えることに人生をかけた。
誰かのために生きたい。その想いに嘘はない。けれど……本当にこれでいいのか?
そんな疑問に答えをくれたのは、平和な時代に生まれた勇者様だった。
欲情しないと仰いましたので白い結婚でお願いします
ユユ
恋愛
他国の王太子の第三妃として望まれたはずが、
王太子からは拒絶されてしまった。
欲情しない?
ならば白い結婚で。
同伴公務も拒否します。
だけど王太子が何故か付き纏い出す。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる