2,313 / 2,518
第2313話 色々な可能性
しおりを挟む
大薙刀を振るっては、どの動きが違う、この動きは良かったんじゃないか? といった内容を話し合いながら、無理のない動きを模索していく。
基本の型となるものに、人間の体の動きを考えていないものは相応しくないと、3人の意見が一致したので、不自然な動き無理な動きは極力取り除いている。
バザールは基本が骨なので、自分でも振るって無理のない動きを調べることはできないが、配下のスケルトンに武器とスキルを与えて、色々振り回させて動きを観察することもしている。
スキルをカンストさせたスケルトンと同じ動きをしてみたが、ビビビッと来ることは無かった。多少動き亜衰期はするが、その程度だったから真似するのは止めて、自分たちで動きを探る形にシフトした。
綾乃は、運動に関してはポンコツ過ぎるので、動きをトレースできる人造ゴーレムを持ってきて、俺やスケルトンたちの動きを覚えさせ、今まで蓄積した他の武術の動きを取り入れられないか、検討している。
同じ動きをしていてもビビビッと来る時と来ない時があるのは、何が違うのだろうか? 寸分たがわぬ動きとは言わないが、型としてまとめようとしているので、かなり完成度は高い動きだと思うのだが……
多少ビビビッと来る確率が増えた気がする。それも100回に1回が99回に1回程度の変化だから、本当に気がするだけなのかもしれないけどね。
15時でおやつの時間が過ぎたが、もう少し後で食べることを話しているので、もう少し頑張ってから休憩だな。
基本的に大薙刀の重心から見て、刃から離れている方を持って振るっている。だけど、長巻に近い扱い方をするなら、重心から刃側を持って振るうのもありなのだろうか?
俺のステータスに合わせて刃を大きく作ってあるが、柄には鉄芯が入っているので刃の所には重心がない。鉄芯を入れていなければ、おそらくは刃の根本付近に重心が来ているくらいには刃が大きく作られている。
そんな大薙刀を短く持つ……でいいのかな? 重心より刃側に左手を添える。
……
おや? 持っている感じが、長巻と全く違うな。物によっては似ている物があると思うのだが、俺が先日使った長巻の感覚と違う……
そりゃ武器の形状が違うなら、当たり前だろうと思うけどそうではないのだ。
俺が使っていた長巻は、重心が刃の部分にあるやつだったんだよな。柄は刀みたいな造りで長くなっているだけで、俺の大薙刀のように鉄芯が入っているわけではないので、俺の使っている大薙刀と大分違う位置に重心ある。
刀も重心は刃にあったな。重心が柄にある武器で使ってたのは、おそらく槍だけかな? 棍棒の場合は、柄だけというよりは、全体が攻撃する場所であり持つ場所だからちょっと違うよな。
俺がスケルトンたちの動きを真似てもしっくりこなかったのは、そういう事だったのかもしれないな。本来の薙刀とは違う位置に重心があるせいで、同じ動きをするには無理があるのかもしれない。
今まではそれをスキルが補ってくれていて気が付かなかったが、改めて考えてみるとかなり納得できる内容だな。
即席栽培の所為で、基本をスキルに頼り過ぎていた部分があったのだろう。本来なら、スキルを覚えたりLvを上げる過程で色々覚えていくはずなのに、そこをDPで済ませてしまっていたので弊害があったのだろう。
スキルが無くなってすぐに気付けなかったのは、スキルからの知識や技術に頼っていたことや、特注の武器を使い続けていたせいで、そこら辺の判断ができなかったのだろう。
俺たちが始めた型の作成は、薙刀のスキルでも亜種の型の可能性が高いかな。そもそも大薙刀って言う武器がこの世界には無いので、俺と同じような武器を使うためには特注する必要がある。その上、重量が増えてしまうが柄に鉄芯を入れないと、同じような動きはできないだろう。
この武器で他の人間が訓練してても、薙刀のスキルは覚えられないんじゃないだろうか? そういう意味では、亜種になると思った。
今更メインの武器を槍に近い長巻に変えるつもりはないので、この武器で訓練を続けてこの武器を使い続ける。
短く持っても持たなくても、突きという攻撃の選択肢があるので、狭い場所で振り回すことができなくても、攻撃の手段は一応ありそうだな。
まぁ、それなら刀を選ぶか……大薙刀をしまって素手というか、手甲を装備していれば徒手格闘にすぐに移行できるか。刀もありっちゃありだが、始めから動きを確認していくなら、スキルの補正が消えているから多少手間はかかるがありなのではないだろうか?
大型の敵であれば、打撃や浸透勁などで攻撃して、俺より少しデカいくらなら、投げ技なんかも攻撃手段として増えるから、ちょうどいい気がする。
「ねえ、シュウ。浸透勁の話を聞いて思ったんだけど、攻撃スキルって使えるの?」
おや? そういえば、スキルを使っていなかったから、使った時の事を全く考えていなかった。頭には思い浮かんでいたのに、何で盲目に使えると思ってたんだ?
綾乃に言われて、攻撃スキルを試してみた。
結論を言うと、まったく使えなくなっていた。攻撃スキルは、発動すると強制的に攻撃の動きをしてくれるのだが、それが無くなっていたのだ。普通に同じことをするよりは、結構攻撃力が高くなっている。
同じく浸透勁も使えなくなっていた。
攻撃スキルの動きは自力で再現できる。そういう意味では、スキルが無くても浸透勁を使うことができるはずである。その方法は分からないので、確認したいことリストにでも入れておこう。
攻撃スキルは使えなかったが、聖拳や魔拳は普通に使うことができた。この2つは攻撃スキルというよりは、付与魔法に近いスキルだからかな? 強制的に体を動かすわけではなく、拳に属性の効果を付与するだけだからな。
それなら、対象に触れて発動するだけの浸透勁も使えそうではあるが、対象に触れた状態で体の中を強制的に動かされているのかもしれない。魔力を使って攻撃してたりするのかね?
今日はタイムアップみたいだな。
ブラウニーたちがおやつの準備を始めたので、今日の訓練はここで終了。綾乃とバザールも協力してくれてありがとな。訓練は明日も続けるから、気が向いたら来てくれ。
基本の型となるものに、人間の体の動きを考えていないものは相応しくないと、3人の意見が一致したので、不自然な動き無理な動きは極力取り除いている。
バザールは基本が骨なので、自分でも振るって無理のない動きを調べることはできないが、配下のスケルトンに武器とスキルを与えて、色々振り回させて動きを観察することもしている。
スキルをカンストさせたスケルトンと同じ動きをしてみたが、ビビビッと来ることは無かった。多少動き亜衰期はするが、その程度だったから真似するのは止めて、自分たちで動きを探る形にシフトした。
綾乃は、運動に関してはポンコツ過ぎるので、動きをトレースできる人造ゴーレムを持ってきて、俺やスケルトンたちの動きを覚えさせ、今まで蓄積した他の武術の動きを取り入れられないか、検討している。
同じ動きをしていてもビビビッと来る時と来ない時があるのは、何が違うのだろうか? 寸分たがわぬ動きとは言わないが、型としてまとめようとしているので、かなり完成度は高い動きだと思うのだが……
多少ビビビッと来る確率が増えた気がする。それも100回に1回が99回に1回程度の変化だから、本当に気がするだけなのかもしれないけどね。
15時でおやつの時間が過ぎたが、もう少し後で食べることを話しているので、もう少し頑張ってから休憩だな。
基本的に大薙刀の重心から見て、刃から離れている方を持って振るっている。だけど、長巻に近い扱い方をするなら、重心から刃側を持って振るうのもありなのだろうか?
俺のステータスに合わせて刃を大きく作ってあるが、柄には鉄芯が入っているので刃の所には重心がない。鉄芯を入れていなければ、おそらくは刃の根本付近に重心が来ているくらいには刃が大きく作られている。
そんな大薙刀を短く持つ……でいいのかな? 重心より刃側に左手を添える。
……
おや? 持っている感じが、長巻と全く違うな。物によっては似ている物があると思うのだが、俺が先日使った長巻の感覚と違う……
そりゃ武器の形状が違うなら、当たり前だろうと思うけどそうではないのだ。
俺が使っていた長巻は、重心が刃の部分にあるやつだったんだよな。柄は刀みたいな造りで長くなっているだけで、俺の大薙刀のように鉄芯が入っているわけではないので、俺の使っている大薙刀と大分違う位置に重心ある。
刀も重心は刃にあったな。重心が柄にある武器で使ってたのは、おそらく槍だけかな? 棍棒の場合は、柄だけというよりは、全体が攻撃する場所であり持つ場所だからちょっと違うよな。
俺がスケルトンたちの動きを真似てもしっくりこなかったのは、そういう事だったのかもしれないな。本来の薙刀とは違う位置に重心があるせいで、同じ動きをするには無理があるのかもしれない。
今まではそれをスキルが補ってくれていて気が付かなかったが、改めて考えてみるとかなり納得できる内容だな。
即席栽培の所為で、基本をスキルに頼り過ぎていた部分があったのだろう。本来なら、スキルを覚えたりLvを上げる過程で色々覚えていくはずなのに、そこをDPで済ませてしまっていたので弊害があったのだろう。
スキルが無くなってすぐに気付けなかったのは、スキルからの知識や技術に頼っていたことや、特注の武器を使い続けていたせいで、そこら辺の判断ができなかったのだろう。
俺たちが始めた型の作成は、薙刀のスキルでも亜種の型の可能性が高いかな。そもそも大薙刀って言う武器がこの世界には無いので、俺と同じような武器を使うためには特注する必要がある。その上、重量が増えてしまうが柄に鉄芯を入れないと、同じような動きはできないだろう。
この武器で他の人間が訓練してても、薙刀のスキルは覚えられないんじゃないだろうか? そういう意味では、亜種になると思った。
今更メインの武器を槍に近い長巻に変えるつもりはないので、この武器で訓練を続けてこの武器を使い続ける。
短く持っても持たなくても、突きという攻撃の選択肢があるので、狭い場所で振り回すことができなくても、攻撃の手段は一応ありそうだな。
まぁ、それなら刀を選ぶか……大薙刀をしまって素手というか、手甲を装備していれば徒手格闘にすぐに移行できるか。刀もありっちゃありだが、始めから動きを確認していくなら、スキルの補正が消えているから多少手間はかかるがありなのではないだろうか?
大型の敵であれば、打撃や浸透勁などで攻撃して、俺より少しデカいくらなら、投げ技なんかも攻撃手段として増えるから、ちょうどいい気がする。
「ねえ、シュウ。浸透勁の話を聞いて思ったんだけど、攻撃スキルって使えるの?」
おや? そういえば、スキルを使っていなかったから、使った時の事を全く考えていなかった。頭には思い浮かんでいたのに、何で盲目に使えると思ってたんだ?
綾乃に言われて、攻撃スキルを試してみた。
結論を言うと、まったく使えなくなっていた。攻撃スキルは、発動すると強制的に攻撃の動きをしてくれるのだが、それが無くなっていたのだ。普通に同じことをするよりは、結構攻撃力が高くなっている。
同じく浸透勁も使えなくなっていた。
攻撃スキルの動きは自力で再現できる。そういう意味では、スキルが無くても浸透勁を使うことができるはずである。その方法は分からないので、確認したいことリストにでも入れておこう。
攻撃スキルは使えなかったが、聖拳や魔拳は普通に使うことができた。この2つは攻撃スキルというよりは、付与魔法に近いスキルだからかな? 強制的に体を動かすわけではなく、拳に属性の効果を付与するだけだからな。
それなら、対象に触れて発動するだけの浸透勁も使えそうではあるが、対象に触れた状態で体の中を強制的に動かされているのかもしれない。魔力を使って攻撃してたりするのかね?
今日はタイムアップみたいだな。
ブラウニーたちがおやつの準備を始めたので、今日の訓練はここで終了。綾乃とバザールも協力してくれてありがとな。訓練は明日も続けるから、気が向いたら来てくれ。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる