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第2304話 この世界の神秘
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いつものルーティーンになりつつある、シャワーからの夕食。今日は、最終的に妻たちがほとんど訓練に来たので、シャワー室だけでは場所が足りなかったので、浴室にあるシャワーも使っている。
子どもたちはまとまって入る方がいいのか、上の子も下の子も浴室のシャワーを使っている。年少組の妻たちも一緒に来て、子どもたちの洗う手伝いをしているが、シンラだけは何故か俺が何かをする前に既にスタンバっていた。
チラッとこっちを見て、はよやれ、と言っている気がする。シンラに嫌われていないのは嬉しいが、面倒事は妻たちに頼まず俺で、面倒では無い事を妻たちに頼むのはある種の差別ではないだろうか?
頭と背中は洗ってやるけど、他の所は自分で洗うんだぞ。
ミーシャたちは自分で洗えるようになってはいるが、リンスやトリートメントを俺か妻たちにやってもらうことが多い。今はシャワーだけなので、夕食後に入る時にリンスやトリートメントをするだろう。
子どもたちの髪を洗うために色々覚えたけど、自分の髪では使うことが無く、リンスインシャンプーで済ませているので、俺とシンラの体を洗う時間は短い。女性のお風呂の時間は、大半がリンスやトリートメントの時間ではないかと思うくらいに長いよね。
爪を使わずに指の腹を頭皮に押し当てて、シンラの髪の毛を洗っていく。子どもたちの髪の毛って、汗のべたつきがあるだけで、俺みたいに脂がある……なんてことは無いんだよな。脂が出てきた俺は……おじさんになってきているのだろうか?
大分前に見た目は変わらなくなっているが、老廃物を体の外に出したりする、生理現象って言えばいいのかな? それに関しては、実年齢と同じような成長をしているのだろうか?
日本にいれば、おじさんと言われる年になっているのだとは思うが、見た目はまだまだ若いつもりだ。この世界にはドワーフやエルフがいるから、見た目年齢なんてあてになんないんだけどな……
ショタロリドワーフは、どう見ても18歳未満に見えるし、反対に普通のドワーフたちは、見た目じゃ判断ができない。若そうに見えて1000歳超えとか、歳をとっていそうで14歳とか、生命の神秘ではないだろうか?
うっし、頭と背中は洗い終わったから、後は自分で洗うんだぞ。
サクッと自分も洗い終えて、シンラを連れて風呂場を出ていく。
食堂では……いつもの光景ではなく、ミーシャたちの座る場所には、普段の2倍くらい食事が置かれている。回復魔法で体内の栄養をかなり使っているので、食事量がありえない位多くなっているみたいだ。
そこらへんの計算をしているのがシルキーたちみたいなので、これくらいが適正量なのだろう。いつも以上に栄養バランスが考えられているメニューな気がする。
今までの食事量でもかなり多いのだが、その倍となると……本当に食べきれるのだろうか?
シャワーから上がってきたミーシャたちは、自分たちの机を見て目を丸くしている。その近くにシルキーたちが移動して、今日の訓練内容を考えると、これくらい食べないと体の修復が追い付かないから、ゆっくりでもいいから食べるように言われている。
さすがにそんなには食べられないと思っているのか、珍しくシルキーたちに不満を漏らしている。出された食事は全部食べるように言われているので、食べれないから文句を言いたそうな顔だ。
俺の食事量より多いので、本当に食べられるのかと思うが、子どもたちの体を考えると食べてほしいという気はあるが、無理はさせたくないな。
食事量が足りなかったら、栄養満点の魔法薬を飲ませるか。残ったのは俺達が食べるから、無理しない程度でいいぞ。
下の子たちは、いつも通りに食事を食べたら、母親たちに連れられてお風呂へ行くみたいだな。ミーシャたちは、止まることなく食べ続けている。普段なら既に箸を止めているだろうが、今日は止まることなく食べ続けている。
おやつにも結構な量を食べているのに、夕食でもこんなに食べるのか……
本当に体に栄養が足りてなかったんだろうな。体を治すのに、小さな体の栄養を使いつくしたってことか。食事量と胃の体積があっていない気がするが、それを言うとシュリの食事も同じような感じだから、この世界ではままあることなのかもしれない。
手伝う必要があると思っていたが、娘たちは全部食べ切った。いつもの倍は食べて、動けなくなっているので、ここで少し休んだら部屋に連れていくと約束する。
1時間30分程食事をしていたためか、下の子たちがお風呂から上がってきて、ゲームをするエリアで遊び始めていた。
シルキーたちが、お腹が落ち着いたら横にさせる方がいいと言っているので、タイミングはおまかせする。俺は子どもたちの要望通り、連れていく役を請け負うからな。
こういう時に素直に甘えてくれるミーシャたちは、正直とても嬉しい。可能な限り一緒にいる時間を作っているけど、甘えられるのってなかなかないからね。
ん~今から休むとなると、夜中にミーシャたちが起きそうだけど、その時にお風呂に入ってもいいだろうか? ブラウニーたちが問題ないと教えてくれたので、お風呂はミーシャたちと入ろうかな? もし起きずに朝まで寝てたのなら、朝風呂でもすればいいしな。
ミーシャたちをベッドに送り届けると、暇な時間ができてしまった。
近いうちに綾乃とバザールに相談したいことがあるから、メールを読んだら連絡するように書いて置く。どうせ何かに集中してて、確認するのは明日になるだろう。
ん~この際、ミーシャたちと一緒に寝てしまうか。ベッドには余裕があるし、シンラたちが来てもまだまだ寝ることができる大きなベッド。猫たちが集まってきていて丸まっているが、俺のスペースは確保できるので問題なさそうだ。
今日は子どもたちの部屋で寝ると伝言をして、そのまま眠りについた。
子どもたちはまとまって入る方がいいのか、上の子も下の子も浴室のシャワーを使っている。年少組の妻たちも一緒に来て、子どもたちの洗う手伝いをしているが、シンラだけは何故か俺が何かをする前に既にスタンバっていた。
チラッとこっちを見て、はよやれ、と言っている気がする。シンラに嫌われていないのは嬉しいが、面倒事は妻たちに頼まず俺で、面倒では無い事を妻たちに頼むのはある種の差別ではないだろうか?
頭と背中は洗ってやるけど、他の所は自分で洗うんだぞ。
ミーシャたちは自分で洗えるようになってはいるが、リンスやトリートメントを俺か妻たちにやってもらうことが多い。今はシャワーだけなので、夕食後に入る時にリンスやトリートメントをするだろう。
子どもたちの髪を洗うために色々覚えたけど、自分の髪では使うことが無く、リンスインシャンプーで済ませているので、俺とシンラの体を洗う時間は短い。女性のお風呂の時間は、大半がリンスやトリートメントの時間ではないかと思うくらいに長いよね。
爪を使わずに指の腹を頭皮に押し当てて、シンラの髪の毛を洗っていく。子どもたちの髪の毛って、汗のべたつきがあるだけで、俺みたいに脂がある……なんてことは無いんだよな。脂が出てきた俺は……おじさんになってきているのだろうか?
大分前に見た目は変わらなくなっているが、老廃物を体の外に出したりする、生理現象って言えばいいのかな? それに関しては、実年齢と同じような成長をしているのだろうか?
日本にいれば、おじさんと言われる年になっているのだとは思うが、見た目はまだまだ若いつもりだ。この世界にはドワーフやエルフがいるから、見た目年齢なんてあてになんないんだけどな……
ショタロリドワーフは、どう見ても18歳未満に見えるし、反対に普通のドワーフたちは、見た目じゃ判断ができない。若そうに見えて1000歳超えとか、歳をとっていそうで14歳とか、生命の神秘ではないだろうか?
うっし、頭と背中は洗い終わったから、後は自分で洗うんだぞ。
サクッと自分も洗い終えて、シンラを連れて風呂場を出ていく。
食堂では……いつもの光景ではなく、ミーシャたちの座る場所には、普段の2倍くらい食事が置かれている。回復魔法で体内の栄養をかなり使っているので、食事量がありえない位多くなっているみたいだ。
そこらへんの計算をしているのがシルキーたちみたいなので、これくらいが適正量なのだろう。いつも以上に栄養バランスが考えられているメニューな気がする。
今までの食事量でもかなり多いのだが、その倍となると……本当に食べきれるのだろうか?
シャワーから上がってきたミーシャたちは、自分たちの机を見て目を丸くしている。その近くにシルキーたちが移動して、今日の訓練内容を考えると、これくらい食べないと体の修復が追い付かないから、ゆっくりでもいいから食べるように言われている。
さすがにそんなには食べられないと思っているのか、珍しくシルキーたちに不満を漏らしている。出された食事は全部食べるように言われているので、食べれないから文句を言いたそうな顔だ。
俺の食事量より多いので、本当に食べられるのかと思うが、子どもたちの体を考えると食べてほしいという気はあるが、無理はさせたくないな。
食事量が足りなかったら、栄養満点の魔法薬を飲ませるか。残ったのは俺達が食べるから、無理しない程度でいいぞ。
下の子たちは、いつも通りに食事を食べたら、母親たちに連れられてお風呂へ行くみたいだな。ミーシャたちは、止まることなく食べ続けている。普段なら既に箸を止めているだろうが、今日は止まることなく食べ続けている。
おやつにも結構な量を食べているのに、夕食でもこんなに食べるのか……
本当に体に栄養が足りてなかったんだろうな。体を治すのに、小さな体の栄養を使いつくしたってことか。食事量と胃の体積があっていない気がするが、それを言うとシュリの食事も同じような感じだから、この世界ではままあることなのかもしれない。
手伝う必要があると思っていたが、娘たちは全部食べ切った。いつもの倍は食べて、動けなくなっているので、ここで少し休んだら部屋に連れていくと約束する。
1時間30分程食事をしていたためか、下の子たちがお風呂から上がってきて、ゲームをするエリアで遊び始めていた。
シルキーたちが、お腹が落ち着いたら横にさせる方がいいと言っているので、タイミングはおまかせする。俺は子どもたちの要望通り、連れていく役を請け負うからな。
こういう時に素直に甘えてくれるミーシャたちは、正直とても嬉しい。可能な限り一緒にいる時間を作っているけど、甘えられるのってなかなかないからね。
ん~今から休むとなると、夜中にミーシャたちが起きそうだけど、その時にお風呂に入ってもいいだろうか? ブラウニーたちが問題ないと教えてくれたので、お風呂はミーシャたちと入ろうかな? もし起きずに朝まで寝てたのなら、朝風呂でもすればいいしな。
ミーシャたちをベッドに送り届けると、暇な時間ができてしまった。
近いうちに綾乃とバザールに相談したいことがあるから、メールを読んだら連絡するように書いて置く。どうせ何かに集中してて、確認するのは明日になるだろう。
ん~この際、ミーシャたちと一緒に寝てしまうか。ベッドには余裕があるし、シンラたちが来てもまだまだ寝ることができる大きなベッド。猫たちが集まってきていて丸まっているが、俺のスペースは確保できるので問題なさそうだ。
今日は子どもたちの部屋で寝ると伝言をして、そのまま眠りについた。
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