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第2248話 設計頑張ってるんだぞっと
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子どもたちの空間は問題なく設計が終わった。後は実物を召喚して改築したら、細かい調整だな。
ただ1つ問題というか気になることがあるのだが、今回使う音響なのだが、理屈などは全く分からないが、限定的な空間で臨場感のある音を楽しめるものだ。限定的というのは、狭い空間とか広い空間という意味ではなく、限られたエリアという意味だ。
で、この音響、妻たちには人気がない。何でかというと、360度どこからでも聞こえてくるので、嫌なのだとか。背後を取られている感じがするから普通のがいい……というのは、誰の言葉だったかな?
俺も始めは違和感を感じたが、育った環境の違いか普通に受け入れられたのだ。特にステレオタイプになれていた俺は、さらに上の音を楽しめることを喜んだけど、妻たちはダメだったんだよな。
ステレオタイプの音源でも、後ろから聞こえるように感じるのだが、魔改造された音響は本当に後ろから聞こえるから、妻たちに人気がなかったということだけは分かっている。俺はそれが好きだから、1人でゲームをする時は専用の趣味部屋を使っている。
小さい頃に体験すれば、シンラたちに忌避感は無くなるんじゃないかと思って、その音響を準備している。もし駄目だったとしても、普通に限られた空間にただ音を流すこともできるので、今回選んでいるんだよな。
ちなみに、魔改造に魔改造を重ねた結果、原型はほぼなく性能も天と地ほどの差がある。DPも100万を超えるバカげた消費量だ。Aランクの魔物だって呼べる消費量だな。冒険者たちのランクによっては、絶望するレベルの強さの魔物になる。
ただ1つ思ったのは、何でこんなことがDPで出来るのか、まったくもって分からないということだ。
無から有を作り出しているようだが、その対価としてDPを消費している。だから、無から生み出しているわけではない……と思う。
まぁ、ネット通販とかで取り寄せるみたいな感覚に近いだろう。あらかじめ商品の見た目と機能を見ることはできるが、実物を確認して確かめることは抱きないから、似ていると俺は思っている。実際に使ったことがないので、俺には分からないけど……
まだそこまでは分かるんだよな。
でもさ、改造の意味が良く分からん。魔物を強化して召喚するのもまだわかるけど、地球だけでなくこの世界の物も改造して召喚できる理由が分からん。当たり前のように使っていたけど、まったくもって未知の技術が使われているんだよな。
それでも便利だから止められないんだけどね。
そんなバカげた値段の音響を思い付きで設置できるのは、本当にダンマスの力があってこそだよな。
『それでも、そんな無駄遣いするのはあなたくらいよ。何か素っ頓狂なことをしているかと思えば、子どもたちのために他のダンジョンマスターが苦労して稼いでいるDPを、惜しげもなく使うなんてね。本当にあなたっていい性格しているわね』
おっと、忘れてた。突然こいつからの連絡が来ることには慣れたが、俺以外のダンマスの大半が苦労してDPをやりくりしてたんだったな……
『本当に忘れてたみたいね。でも、あなたの助言のおかげで、最近は初心者ダンジョンマスターでも、才能のあるダンジョンマスターは、ある程度稼げるようになっているから、助かっているわ』
俺の助言? 何かしたっけ?
『それも忘れてるのね……あなたがして助言で、私たちが用意したDPの範囲内でダンジョンバトルを行っているわ。初心者にはハードルの高かったダンジョンバトルが、気軽に行えるようになって、成長を促せるようになったのよ。負けても失う物なんて無いからね。
いろいろ経験できることで、新人たちのダンジョンマスターたちが稼げるようになって、全体のDP獲得値が増えて周りの神たちも増えたわよ。何より、死ぬ可能性が低くなったのがいい事よね!
その反面、勇者側の陣営がブーブー言っているけど、今までいい思いをしてきたのだから、文句を言うのはお門違いだと思うんだけどね。私たちが理不尽だと言っても、聞く耳もたなかったからお相子なのにね』
あ~、勇者な……あのとんでもない、空間を刈り取る爆弾な。何であんな爆弾があるのか訳が分からないけどな。本当に傍迷惑な奴らだよな。
で、なんか用でもあるのか?
『特にないわよ。暇そうで変なことやってたから声をかけただけよ。そんな音響よりも、遮音性の高いヘッドセットの方が、私たちには有用だからおしいとも思わないわね』
遠回しに要求かよ……遮音性の高いヘッドセットな。1000DPくらいで買えるから、1000個くらい送り付けてやるよ。
ん? シンラたちに準備した音響って、日本で買おうとしたら、1DPが1000円くらいだから、10億円とかするのか? 魔改造すると、DPの消費が増えるからな、同等の価値とは言い難いけど、DPだけで見れば、それだけの価値があるってことか……
チビ神との会話を済ませて、今度は食堂の設計に取り掛かる。
そのまま拡張するバージョンと、掘りごたつ風のバージョンを採用しよう。いくつか作るつもりだったけど、改めて設計してみて分かった。大人数の食堂となると、今が一番使いやすい。それに近い配置で、掘りごたつ風にしてみた形だな。
寒い日にコタツに熱を入れて、鍋とか食いたいな……
妄想が膨らんでいると、いつの間にか猫たちが俺の周りに寄ってきていた。お前たちは、専用の子たちが欲しいのか? 寒くなると、俺の部屋のこたつによく入ってるもんな。そのせいで俺が足を入れられないんだけどな。
どうせ食事が終わったら、勝手にコタツに潜り込むんだから、専用なんていらんだろうに……その代わり食堂にあるキャットタワーを新しくしてやるから、それで我慢しなさい。今度はキャットウォークも作るから、楽しみにするといい。
設計が終わることに、子どもたちの運動の時間が終わり、昼食の時間になろうとしていた。
ただ1つ問題というか気になることがあるのだが、今回使う音響なのだが、理屈などは全く分からないが、限定的な空間で臨場感のある音を楽しめるものだ。限定的というのは、狭い空間とか広い空間という意味ではなく、限られたエリアという意味だ。
で、この音響、妻たちには人気がない。何でかというと、360度どこからでも聞こえてくるので、嫌なのだとか。背後を取られている感じがするから普通のがいい……というのは、誰の言葉だったかな?
俺も始めは違和感を感じたが、育った環境の違いか普通に受け入れられたのだ。特にステレオタイプになれていた俺は、さらに上の音を楽しめることを喜んだけど、妻たちはダメだったんだよな。
ステレオタイプの音源でも、後ろから聞こえるように感じるのだが、魔改造された音響は本当に後ろから聞こえるから、妻たちに人気がなかったということだけは分かっている。俺はそれが好きだから、1人でゲームをする時は専用の趣味部屋を使っている。
小さい頃に体験すれば、シンラたちに忌避感は無くなるんじゃないかと思って、その音響を準備している。もし駄目だったとしても、普通に限られた空間にただ音を流すこともできるので、今回選んでいるんだよな。
ちなみに、魔改造に魔改造を重ねた結果、原型はほぼなく性能も天と地ほどの差がある。DPも100万を超えるバカげた消費量だ。Aランクの魔物だって呼べる消費量だな。冒険者たちのランクによっては、絶望するレベルの強さの魔物になる。
ただ1つ思ったのは、何でこんなことがDPで出来るのか、まったくもって分からないということだ。
無から有を作り出しているようだが、その対価としてDPを消費している。だから、無から生み出しているわけではない……と思う。
まぁ、ネット通販とかで取り寄せるみたいな感覚に近いだろう。あらかじめ商品の見た目と機能を見ることはできるが、実物を確認して確かめることは抱きないから、似ていると俺は思っている。実際に使ったことがないので、俺には分からないけど……
まだそこまでは分かるんだよな。
でもさ、改造の意味が良く分からん。魔物を強化して召喚するのもまだわかるけど、地球だけでなくこの世界の物も改造して召喚できる理由が分からん。当たり前のように使っていたけど、まったくもって未知の技術が使われているんだよな。
それでも便利だから止められないんだけどね。
そんなバカげた値段の音響を思い付きで設置できるのは、本当にダンマスの力があってこそだよな。
『それでも、そんな無駄遣いするのはあなたくらいよ。何か素っ頓狂なことをしているかと思えば、子どもたちのために他のダンジョンマスターが苦労して稼いでいるDPを、惜しげもなく使うなんてね。本当にあなたっていい性格しているわね』
おっと、忘れてた。突然こいつからの連絡が来ることには慣れたが、俺以外のダンマスの大半が苦労してDPをやりくりしてたんだったな……
『本当に忘れてたみたいね。でも、あなたの助言のおかげで、最近は初心者ダンジョンマスターでも、才能のあるダンジョンマスターは、ある程度稼げるようになっているから、助かっているわ』
俺の助言? 何かしたっけ?
『それも忘れてるのね……あなたがして助言で、私たちが用意したDPの範囲内でダンジョンバトルを行っているわ。初心者にはハードルの高かったダンジョンバトルが、気軽に行えるようになって、成長を促せるようになったのよ。負けても失う物なんて無いからね。
いろいろ経験できることで、新人たちのダンジョンマスターたちが稼げるようになって、全体のDP獲得値が増えて周りの神たちも増えたわよ。何より、死ぬ可能性が低くなったのがいい事よね!
その反面、勇者側の陣営がブーブー言っているけど、今までいい思いをしてきたのだから、文句を言うのはお門違いだと思うんだけどね。私たちが理不尽だと言っても、聞く耳もたなかったからお相子なのにね』
あ~、勇者な……あのとんでもない、空間を刈り取る爆弾な。何であんな爆弾があるのか訳が分からないけどな。本当に傍迷惑な奴らだよな。
で、なんか用でもあるのか?
『特にないわよ。暇そうで変なことやってたから声をかけただけよ。そんな音響よりも、遮音性の高いヘッドセットの方が、私たちには有用だからおしいとも思わないわね』
遠回しに要求かよ……遮音性の高いヘッドセットな。1000DPくらいで買えるから、1000個くらい送り付けてやるよ。
ん? シンラたちに準備した音響って、日本で買おうとしたら、1DPが1000円くらいだから、10億円とかするのか? 魔改造すると、DPの消費が増えるからな、同等の価値とは言い難いけど、DPだけで見れば、それだけの価値があるってことか……
チビ神との会話を済ませて、今度は食堂の設計に取り掛かる。
そのまま拡張するバージョンと、掘りごたつ風のバージョンを採用しよう。いくつか作るつもりだったけど、改めて設計してみて分かった。大人数の食堂となると、今が一番使いやすい。それに近い配置で、掘りごたつ風にしてみた形だな。
寒い日にコタツに熱を入れて、鍋とか食いたいな……
妄想が膨らんでいると、いつの間にか猫たちが俺の周りに寄ってきていた。お前たちは、専用の子たちが欲しいのか? 寒くなると、俺の部屋のこたつによく入ってるもんな。そのせいで俺が足を入れられないんだけどな。
どうせ食事が終わったら、勝手にコタツに潜り込むんだから、専用なんていらんだろうに……その代わり食堂にあるキャットタワーを新しくしてやるから、それで我慢しなさい。今度はキャットウォークも作るから、楽しみにするといい。
設計が終わることに、子どもたちの運動の時間が終わり、昼食の時間になろうとしていた。
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