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第2247話 シンラたちの身体能力
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あの後、寝る前に妻たちへシンラたちの報告をしておく。上の子たちもシンラたちに合わせて、食堂でゲームをすることを了承してくれたし、明日はその空間を整えるためにシルキーたちに相談して、食堂の一角を子どもたちのスペースにすることを伝えておいた。
目の届く位置でブラウニーたちがゲーム機を管理してくれるのなら、俺たちがいない間でも問題ないと判断してくれたようだ。少なくとも俺たちが管理するより、信頼ができるという物だ。
原因の1つは、俺たちもゲームをするからだ。シンラたちと違って何も制限のされていないので、シンラたちがそれ見たらトラブルになる可能性があると思う。
2つ目は、シンラたちが成長したので、俺たち全員が家を空けることもあるので、シンラたちに渡せないことがあるということだ。それなら、預け出しを1ヶ所に限定することは正しい判断だろう。
次の日食堂へ向かうと、既に子どもたちの声がしている。シンラたちの声も聞こえるので、今日は早く目が覚めたのだろう。この時間に起きてることは起きてるが、シンラが元気よく声を出すのは、起きてからしばらく経ってからだからな。
食堂へ入ると、猫たちに向かって色々話している。内容を聞いてみると、何か問題は無いか本人……猫たちに聞いている。お前さん、猫の言葉分かるのか? 後、早く飯を食わせてくれって顔をしている気がするぞ。
その様子を見て苦笑していると、ウルが近くに来てシンラの事を教えてくれた。
シンラはきちんと機能の事を理解していたようだが、猫の世話=困った事を解決するというのがシンラの認識のようで、猫たちにその話を聞こうと一生懸命になっているようだ。
苦笑しながら話してくれたが、俺はシンラの事が少し心配になってきた。
猫たちが抗議の鳴き声でニャーニャー言っていると思われるが、シンラはふむふむと何かが分かったようなふりをしているが……たぶん何も分かっていないと思う。本人は満足しているようだけど、猫たちには不幸としか言いようがないな。
シンラは自己満足したようで、自分の席へと戻っていく。既にプラムとシオンがシンラの椅子の左右に待機しているため、椅子に少し登り辛そうだ。大人用の机で脚の長い子ども用の椅子を使っているので、登らないといけないのだ。
これも何とかしてあげたいんだけど……何かいい方法は無いかな?
ちゃぶ台のような形であれば、座布団やなんかで位置を高くしてあげればシンラたちでもつかえるかな。でもそうすると、大人たちが正座とか胡坐になるんだよな……掘りごたつ風に机の下を掘り下げてみるか?
午後に試してみるか。立ち上がるのが多少面倒になるが、シンラたち子どもからしたら椅子に登るよりは安全なんだよな。前みたいに専用の机に戻すのもどうかと思うし、この際全員一緒に食べれるように工夫してみるか?
でも1つの机で8人くらいが限界だからって大きくしても、お互いの距離が離れるだけなんだよな。難しいな。
そこらへんは後で考えよう。
朝食も終わりシンラたちはミーシャたちに連れられて、体を動かしに行く準備をするようだ。
俺は食堂へ残ってシルキーたちを呼んで、専用スペースのために食堂を改装したい旨を話す。キッチンに干渉せず動きづらくならなければ問題ないと言ってくれた。
一応何個か考えてみるから、後で意見を聞かせてくれ。
シンラたちを追いかけて、今日の運動をすると言っていた場所へ。
そこではちょっと驚きの光景を目にすることになった。
ミーシャたちが危なくなったら補助しているが、シンラたち自力で倒立していたのだ。体のバランスが悪いはずなのに、昔の俺より長い時間倒立することができていた。
運動神経は悪くなかったと思うが、俺はあまり倒立が得意じゃなかったんだよな。今は普通にできるけど、それは筋力が上がった事により、体感も強くなり何より手の力も強くなったため、ある程度体勢を調整できるからな。
そう考えると、体操選手とかって本当に凄いと思う。バランスをとるために移動するのではなく、ステータスに任せてではなく、自身の力だけでピンッときれいに倒立するのだからな。さすがに長い時間動かないということは難しいようだが、それでもやはりすごいと思う。
そんな事をシンラたちがしているのだから、ビックリするのは間違ってないよな? 学校のクラスに1人は、倒立が上手い人がいたりするけど、あんな感じで倒立している。
筋トレなんかしなくても、必要最低限の筋力はつくし、大きくなってから鍛えても遅くは無いからな。それにステータスを合わせれば、効率よく強くなれるだろう。
そういえば、ミーシャたちのレベルはあげてるけど、すくすくと育っている。ステータスの力と筋力量は等しくない。もしそんな事だったら、うちの家族は、全員ゴリマッチョになってしまう。
ステータスの力は外見には現れず、この世界の法則みたいなもので、筋力を強化する……ブーストしている感じだろうか? 原理は良く分からないけど、ファンター小説であるレベル制の世界でよくある話だ。
ゲームであっても不思議に思わないが、実際になるとかなり不思議なシステムだよな。
魔物みたいな強い敵がいない世界なら納得できるが、それでも戦争で無双している人は……単純に強い人なのかね?
どうでもいい事に思考を割きながら、子どもたちのためにまずはゲームをするスペースを設計していく。
シンラたちみたいに、1人がゲームをして2人が見ているだけなら、音響の事を気にする必要はないのだが、ミーシャたちもゲームをするので、シンラたちにプレゼントしたテレビでは、問題がある。
なので、座る場所で音が聞こえる場所と聞こえない場所をを作れる、特殊なスピーカーを導入する必要があるな。シンラたちのスペースと、ミーシャたちのスペースとで分ける必要もあるか。
シンラたちの運動というよりは、体を動かして遊ぶ様子を見ながら、設計を進めていく。
目の届く位置でブラウニーたちがゲーム機を管理してくれるのなら、俺たちがいない間でも問題ないと判断してくれたようだ。少なくとも俺たちが管理するより、信頼ができるという物だ。
原因の1つは、俺たちもゲームをするからだ。シンラたちと違って何も制限のされていないので、シンラたちがそれ見たらトラブルになる可能性があると思う。
2つ目は、シンラたちが成長したので、俺たち全員が家を空けることもあるので、シンラたちに渡せないことがあるということだ。それなら、預け出しを1ヶ所に限定することは正しい判断だろう。
次の日食堂へ向かうと、既に子どもたちの声がしている。シンラたちの声も聞こえるので、今日は早く目が覚めたのだろう。この時間に起きてることは起きてるが、シンラが元気よく声を出すのは、起きてからしばらく経ってからだからな。
食堂へ入ると、猫たちに向かって色々話している。内容を聞いてみると、何か問題は無いか本人……猫たちに聞いている。お前さん、猫の言葉分かるのか? 後、早く飯を食わせてくれって顔をしている気がするぞ。
その様子を見て苦笑していると、ウルが近くに来てシンラの事を教えてくれた。
シンラはきちんと機能の事を理解していたようだが、猫の世話=困った事を解決するというのがシンラの認識のようで、猫たちにその話を聞こうと一生懸命になっているようだ。
苦笑しながら話してくれたが、俺はシンラの事が少し心配になってきた。
猫たちが抗議の鳴き声でニャーニャー言っていると思われるが、シンラはふむふむと何かが分かったようなふりをしているが……たぶん何も分かっていないと思う。本人は満足しているようだけど、猫たちには不幸としか言いようがないな。
シンラは自己満足したようで、自分の席へと戻っていく。既にプラムとシオンがシンラの椅子の左右に待機しているため、椅子に少し登り辛そうだ。大人用の机で脚の長い子ども用の椅子を使っているので、登らないといけないのだ。
これも何とかしてあげたいんだけど……何かいい方法は無いかな?
ちゃぶ台のような形であれば、座布団やなんかで位置を高くしてあげればシンラたちでもつかえるかな。でもそうすると、大人たちが正座とか胡坐になるんだよな……掘りごたつ風に机の下を掘り下げてみるか?
午後に試してみるか。立ち上がるのが多少面倒になるが、シンラたち子どもからしたら椅子に登るよりは安全なんだよな。前みたいに専用の机に戻すのもどうかと思うし、この際全員一緒に食べれるように工夫してみるか?
でも1つの机で8人くらいが限界だからって大きくしても、お互いの距離が離れるだけなんだよな。難しいな。
そこらへんは後で考えよう。
朝食も終わりシンラたちはミーシャたちに連れられて、体を動かしに行く準備をするようだ。
俺は食堂へ残ってシルキーたちを呼んで、専用スペースのために食堂を改装したい旨を話す。キッチンに干渉せず動きづらくならなければ問題ないと言ってくれた。
一応何個か考えてみるから、後で意見を聞かせてくれ。
シンラたちを追いかけて、今日の運動をすると言っていた場所へ。
そこではちょっと驚きの光景を目にすることになった。
ミーシャたちが危なくなったら補助しているが、シンラたち自力で倒立していたのだ。体のバランスが悪いはずなのに、昔の俺より長い時間倒立することができていた。
運動神経は悪くなかったと思うが、俺はあまり倒立が得意じゃなかったんだよな。今は普通にできるけど、それは筋力が上がった事により、体感も強くなり何より手の力も強くなったため、ある程度体勢を調整できるからな。
そう考えると、体操選手とかって本当に凄いと思う。バランスをとるために移動するのではなく、ステータスに任せてではなく、自身の力だけでピンッときれいに倒立するのだからな。さすがに長い時間動かないということは難しいようだが、それでもやはりすごいと思う。
そんな事をシンラたちがしているのだから、ビックリするのは間違ってないよな? 学校のクラスに1人は、倒立が上手い人がいたりするけど、あんな感じで倒立している。
筋トレなんかしなくても、必要最低限の筋力はつくし、大きくなってから鍛えても遅くは無いからな。それにステータスを合わせれば、効率よく強くなれるだろう。
そういえば、ミーシャたちのレベルはあげてるけど、すくすくと育っている。ステータスの力と筋力量は等しくない。もしそんな事だったら、うちの家族は、全員ゴリマッチョになってしまう。
ステータスの力は外見には現れず、この世界の法則みたいなもので、筋力を強化する……ブーストしている感じだろうか? 原理は良く分からないけど、ファンター小説であるレベル制の世界でよくある話だ。
ゲームであっても不思議に思わないが、実際になるとかなり不思議なシステムだよな。
魔物みたいな強い敵がいない世界なら納得できるが、それでも戦争で無双している人は……単純に強い人なのかね?
どうでもいい事に思考を割きながら、子どもたちのためにまずはゲームをするスペースを設計していく。
シンラたちみたいに、1人がゲームをして2人が見ているだけなら、音響の事を気にする必要はないのだが、ミーシャたちもゲームをするので、シンラたちにプレゼントしたテレビでは、問題がある。
なので、座る場所で音が聞こえる場所と聞こえない場所をを作れる、特殊なスピーカーを導入する必要があるな。シンラたちのスペースと、ミーシャたちのスペースとで分ける必要もあるか。
シンラたちの運動というよりは、体を動かして遊ぶ様子を見ながら、設計を進めていく。
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