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第2217話 重大な事実に気付く
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シンラと意味もなく時間潰しでダラダラしていると、プラムとシオンが暴れだした。
俺たちが仲良くしているのが気に入らないのか、シンラを俺のお腹の上から降ろそうとする。シンラが抵抗すると、何故か俺が怒られる。こんなことなら、退かしたいのは山々なんだが、服をつかんで離れないんだよな。
それで俺が怒られるのは納得がいかないが、シンラが関わったこの子たちに、説明したところで意味がない。
しかたがない。シンラに恨まれるかもしれないが、両脇に手を入れもそもそと動かす。笑い始めたシンラは、服から手を離したので、すかさず持ち上げてプラムとシオンの前に座らせた。
シンラがすごい表情でこちらを見てきたが、理不尽に怒られる俺の身にもなってくれ。怒られるというより、八つ当たりなんだよ。体は頑丈でも、心が痛むわけさ。
シンラを生贄に俺は、プラムとシオンの八つ当たりを何とか回避することに成功した。プラムとシオンは、シンラにくっ付いていれば満足の状態になっているので、自分のしたい事が優先的にできるんだから、約得だと思って2人に挟まれていなさい。
プラムとシオンがこの状態になると、くっ付いていれば満足の状態になるのだ。最近は離れている時間が長くなってはいるが、時々くっつき虫になる。昔に比べ頻度が減り、シンラの負担も少なくなってはいるが、それでも2~3日に一度はくっつき虫になる。
一緒に寝ているのはノーカンで、昼間の話だ。
でもこの状態になってくっつき虫になれば、シンラは挟まれた状態ではあるが、動く以外の事を自由にできるようになるのだ。だから、今のうちに好きなアニメでも見てなさい。タブレットとスライムを用意しておくから、何でも見るがいい。
シンラから解放……というのもおかしいが、一緒にだらけていたシンラを取られたので、独りぼっちになってしまった。さて、何をしようか?
仕事をするのは妻たちに止められてはいるが、遊びなら問題ないよな。
部屋を移動して、俺専用に改造したマイワールドへやってきた。
ここは、無駄にハイスペックな機材を大量に設置している、子どもが考えたような『俺の最強の基地』的な気分で作ったものだ。
そこで行うのは、新しいマイワールドの設計だ。今回限りかもしれないが、DPを惜しむつもりは無い!
色々な景色を楽しめるクルージングをするために、専用の水路と専用の景色を作る作業をしよう。
何日クルージングするか分からないが、景色を楽しむためのものなので、10種類くらいの景色があればいいかな? 1日に2つ位見て、夜は気分に合わせてイルミネーションを楽しむのもいいかもしれないな。
まずは、10種類の景色をチョイスしよう。
絶対に外せないのが、マチュピチュっぽいものとピラミッドのある地域だな。これは、登録されている物を色々いじって召喚すればいいから、作るのには時間がかからないだろう。でも、マチュピチュのいい所は、高い山の上にあるというところも含めてだと思うんだよな。
そんな光景をクルージングで見るのはこんなんじゃないか?
しばらく悩み、ダンジョンなら何でもありなのでは? と思い、少しいじってみることにした。
「本当に何でもありだな」
分かっていたけど、思わず口から出てしまった。
物理的に高い所へ登るような移動は無理だが、船の移動する場所の高さは同じにして、景色を見る為だけに谷のように掘り下げることが可能だった。ダンジョンなので、設定しない限り壊れることの無い、船が移動する水路ができる。
これなら、高い位置から見下ろす感じで、遺跡群を見ることができるな。
ピラミッドやスフィンクスは、砂漠の中をいろんな方向へ走る水路を作っておけば、シンラたちの希望に合わせて見ることができるかな。
本栖湖からの富士山は……見上げる形がいいわけで、幻想的な色合いも悪くないが、ナチュラルな富士山も俺は好きだから、両方とも見れる設定にしておこう。
後7か……あ~谷の間を移動しながら紅葉をながめる! あの景色はでったいに取り入れておきたい。
子どもたち用に3つあるから、十分だよな? 移動している間に暇な時間もあるわけで、その時に景色を追加してもいいよな。
俺用に後1~2個欲しいけど、その前に妻たち用の景色を考えるか。
そこで重大なことに気付いた。
俺って、妻たちの好みを把握してない……料理とか夜の営みとかは完璧だけど、服装や景色等センスの部分については、まったくと言っていいくらい知らないことに気付いた。
服装は各人好みはあるけど、くつろいでいる時は俺が好きだと言っている服装をしてくれることが多い。ジュ〇ピケのようなモコモコとした大きめの上着に、お尻の形が綺麗に分かるようなピッチりとしたショートパンツだ。
上着は何でもいいんだけど、モコモコしていると可愛く見えるからね。俺が重視しているのは、ショートパンツの方だな。魅力的ではあるんだけど、それよりもかわいく見える気がするんだよな。似たようなモノで、スーツパンツも嫌いじゃない。
スレンダーなスタイルの人が、ピッチりとしたのをはいていると、なんかね……
性癖の暴露は終わりにして、妻たちの好きそうな景色って何があるかな。
思いつかなかったので、この世界では見れないような景色で、俺がお勧めしたいと思える景色をいくつかピックアップして、それを元にこの世界に合わせていじっていくかな。
マチュピチュとピラミッド以外は結局、俺の好みに合わせた景色になってしまったな。
家族サービスの事ばかり考えていたが、俺が休むように言われているので、結果的にはこれで良かったのかもしれないな。子どもたちはフルで参加するかもしれないけど、妻たちは交代で参加することになるからな。
ここまで考えたところで、ブラウニーが呼びにきたので、今日の作業は終わりだな。
食堂へ行ってもシルキーたちに怒られなかったので、休んでいた判定を貰えただろう。
明日はディストピアに帰る。移動はゲートでもよかったが、着た時と同じように魔導列車で帰ることにした。魔導列車の中でも、のんびりできるし、いつもと違うって言うのが気分的にワクワクするから、子どもたちと一緒に楽しむかな。
俺たちが仲良くしているのが気に入らないのか、シンラを俺のお腹の上から降ろそうとする。シンラが抵抗すると、何故か俺が怒られる。こんなことなら、退かしたいのは山々なんだが、服をつかんで離れないんだよな。
それで俺が怒られるのは納得がいかないが、シンラが関わったこの子たちに、説明したところで意味がない。
しかたがない。シンラに恨まれるかもしれないが、両脇に手を入れもそもそと動かす。笑い始めたシンラは、服から手を離したので、すかさず持ち上げてプラムとシオンの前に座らせた。
シンラがすごい表情でこちらを見てきたが、理不尽に怒られる俺の身にもなってくれ。怒られるというより、八つ当たりなんだよ。体は頑丈でも、心が痛むわけさ。
シンラを生贄に俺は、プラムとシオンの八つ当たりを何とか回避することに成功した。プラムとシオンは、シンラにくっ付いていれば満足の状態になっているので、自分のしたい事が優先的にできるんだから、約得だと思って2人に挟まれていなさい。
プラムとシオンがこの状態になると、くっ付いていれば満足の状態になるのだ。最近は離れている時間が長くなってはいるが、時々くっつき虫になる。昔に比べ頻度が減り、シンラの負担も少なくなってはいるが、それでも2~3日に一度はくっつき虫になる。
一緒に寝ているのはノーカンで、昼間の話だ。
でもこの状態になってくっつき虫になれば、シンラは挟まれた状態ではあるが、動く以外の事を自由にできるようになるのだ。だから、今のうちに好きなアニメでも見てなさい。タブレットとスライムを用意しておくから、何でも見るがいい。
シンラから解放……というのもおかしいが、一緒にだらけていたシンラを取られたので、独りぼっちになってしまった。さて、何をしようか?
仕事をするのは妻たちに止められてはいるが、遊びなら問題ないよな。
部屋を移動して、俺専用に改造したマイワールドへやってきた。
ここは、無駄にハイスペックな機材を大量に設置している、子どもが考えたような『俺の最強の基地』的な気分で作ったものだ。
そこで行うのは、新しいマイワールドの設計だ。今回限りかもしれないが、DPを惜しむつもりは無い!
色々な景色を楽しめるクルージングをするために、専用の水路と専用の景色を作る作業をしよう。
何日クルージングするか分からないが、景色を楽しむためのものなので、10種類くらいの景色があればいいかな? 1日に2つ位見て、夜は気分に合わせてイルミネーションを楽しむのもいいかもしれないな。
まずは、10種類の景色をチョイスしよう。
絶対に外せないのが、マチュピチュっぽいものとピラミッドのある地域だな。これは、登録されている物を色々いじって召喚すればいいから、作るのには時間がかからないだろう。でも、マチュピチュのいい所は、高い山の上にあるというところも含めてだと思うんだよな。
そんな光景をクルージングで見るのはこんなんじゃないか?
しばらく悩み、ダンジョンなら何でもありなのでは? と思い、少しいじってみることにした。
「本当に何でもありだな」
分かっていたけど、思わず口から出てしまった。
物理的に高い所へ登るような移動は無理だが、船の移動する場所の高さは同じにして、景色を見る為だけに谷のように掘り下げることが可能だった。ダンジョンなので、設定しない限り壊れることの無い、船が移動する水路ができる。
これなら、高い位置から見下ろす感じで、遺跡群を見ることができるな。
ピラミッドやスフィンクスは、砂漠の中をいろんな方向へ走る水路を作っておけば、シンラたちの希望に合わせて見ることができるかな。
本栖湖からの富士山は……見上げる形がいいわけで、幻想的な色合いも悪くないが、ナチュラルな富士山も俺は好きだから、両方とも見れる設定にしておこう。
後7か……あ~谷の間を移動しながら紅葉をながめる! あの景色はでったいに取り入れておきたい。
子どもたち用に3つあるから、十分だよな? 移動している間に暇な時間もあるわけで、その時に景色を追加してもいいよな。
俺用に後1~2個欲しいけど、その前に妻たち用の景色を考えるか。
そこで重大なことに気付いた。
俺って、妻たちの好みを把握してない……料理とか夜の営みとかは完璧だけど、服装や景色等センスの部分については、まったくと言っていいくらい知らないことに気付いた。
服装は各人好みはあるけど、くつろいでいる時は俺が好きだと言っている服装をしてくれることが多い。ジュ〇ピケのようなモコモコとした大きめの上着に、お尻の形が綺麗に分かるようなピッチりとしたショートパンツだ。
上着は何でもいいんだけど、モコモコしていると可愛く見えるからね。俺が重視しているのは、ショートパンツの方だな。魅力的ではあるんだけど、それよりもかわいく見える気がするんだよな。似たようなモノで、スーツパンツも嫌いじゃない。
スレンダーなスタイルの人が、ピッチりとしたのをはいていると、なんかね……
性癖の暴露は終わりにして、妻たちの好きそうな景色って何があるかな。
思いつかなかったので、この世界では見れないような景色で、俺がお勧めしたいと思える景色をいくつかピックアップして、それを元にこの世界に合わせていじっていくかな。
マチュピチュとピラミッド以外は結局、俺の好みに合わせた景色になってしまったな。
家族サービスの事ばかり考えていたが、俺が休むように言われているので、結果的にはこれで良かったのかもしれないな。子どもたちはフルで参加するかもしれないけど、妻たちは交代で参加することになるからな。
ここまで考えたところで、ブラウニーが呼びにきたので、今日の作業は終わりだな。
食堂へ行ってもシルキーたちに怒られなかったので、休んでいた判定を貰えただろう。
明日はディストピアに帰る。移動はゲートでもよかったが、着た時と同じように魔導列車で帰ることにした。魔導列車の中でも、のんびりできるし、いつもと違うって言うのが気分的にワクワクするから、子どもたちと一緒に楽しむかな。
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