2,208 / 2,518
第2208話 詳細が詰められていく
しおりを挟む
少し方向性を変えたので、もう一度グリエルたちの元へ戻ることにした。
「……かくかくしかじかうまうまぽん。という訳で、駐屯地の娯楽施設について相談しに戻ってきたよっと」
「どういう訳なのか、そのまえの良く分からない言葉の羅列はなんですか? 私たちを馬鹿にしているんですか?」
「ノリだよノリ。言葉には意味がないから深く考えても意味がないよ。っとまぁ、娯楽施設と呼んでるんだけど、仕様を少し変更したいと思って、2人に確認に来たわけだ。それと、後から来るゼニスにも協力をしてもらう予定なんあよね」
「レイリーさんとの話し合いは上手くいったようですね。話の流れからすると……私たちと話し合った施設とは、若干違う形になってしまったってことですか? そこまで大きく変えるような所は無かったと思いますが……」
グリエルは顎に手を当てながら考える素振りを見せている。ガリアは腕を組みやや上を見ながら考えているようだ。
「細かい話はゼニスが来てからになるけど、施設の内容は午前中に話した内容のままだぞ。施設の中身を変える感じかな?」
「ますます意味が分かりませんね。スーパー銭湯の中身なんて変えたとしても、いちいち報告に来るような内容でもないですし、スポーツジムも同じですよね。娼館か酒関係ですか? それもわざわざ相談しに来ますかね……」
グリエルは独り言をブツブツと言っている。俺も独り言言っている時は、あんな風に見えてるのかな?
「お酒の方は、ヴローツマインのフードコートのような感じにしようかと思ってね。大衆居酒屋風だと席の確保が難しくなりそうだし、キャパが大きすぎても困るから、自分でカウンターで注文して席へ運ぶ方式がいいんじゃないかなってね」
「あ~、あのお店ですか。ですが、1回1回お金を払うのは、面倒じゃないですか?」
「それの対策として、料理は銀貨1枚とかにして、量を調節して出す形にしようかと考えている。1人前として銀貨1枚は少し高いけど、2人前くらいの量にして、シェアするような形を取れたらって考えているんだよね。仲間内で来るだろうし、始めから告知しておけば、問題は無いんじゃないか?」
グリエルとガリアは、なるほど! と、俺の意見に納得してくれたようだ。
「1人で来る人も中に入るだろうから、盛り合わせみたいなメニューもあったらいいかもな。シェアが嫌な奴らもいるかもしれないから、個人で好みの盛り合わせを頼むのもありかもしれないね」
「食事はそれでもいいかもしれませんが、お酒はどうするんですか?」
「考えているのは、大ジョッキやピッチャーかな。お酒のボトルを買ってもらって、それを自分たちで好きなように割るのもいいかなって考えてる。そうなると、炭酸系のお酒は微妙になるから、ちょっと考えモノなんだけどね」
「容器に入れて密封しておかないと、気が抜けてしまいますからね。500ミリリットルのペットボトルを大銅貨1枚とかで販売するのはどうですかね? キンキンに冷やしておいて、自分たちで取りに来る感じですかね」
うん、悪くないかもしれないな。自動販売機のように、大銅貨1枚入れると購入できるような機械があれば、補充だけで済むからな。容量を大きくして、裏から補充できるようにしておけば、完璧なんじゃないか?
そんなことを話している間に、ゼニスが到着した。
初めから地下施設の事を説明して、地下施設に出稼ぎに来たい人がいないか、商会の関係各所に連絡をしてもらいたいことを伝えた。
「シュウ様の領地の人たちは、平均的に給金は高いですが、ガッツリと稼ぎたい人も中にはいますからね。娼館で働いている人の中には、病気の親のために一生懸命稼いでいる人たちもいますからね。治療院での治療は難しいですが、シュウ様たちなら治せるような病気だそうですが……」
「聞いたことあるな。過度に施すのは良くないってことで、俺たちが治療していないケースだったよな?」
目に見えるケガなどは、治療が簡単なのだが、病気の治療となると難易度が上がるのだ。風邪とか流行り病なんかは、勉強しており治療できるのだが、病気は上手くいっていないみたいなんだよな。それでも、ポーションなどを服用すれば、病気の状態でも日常生活はできるのだが、大変な物は大変なんだとか。
なので、病気の治療のためにお金を貯めている娼婦……娼婦に限らず、親のために頑張っている子どもたちがいるのだ。その人たちに、チャンスを与えるようなだろうか。
明確には言わないが、そういう事情を抱えている人がここにくるのなら、俺たちが治療してもいいかなとか考えている。もしくは、ランクの高い魔法薬を飲ませるのでも問題ないか。
そこらへんは、ゼニスとの相談になるんだけどな。
「では、私は声をかけると同時に、出張してくれる人たちの人物調査をすればいいんですね。手の空いている暗部をお借りしますが、よろしいですか?」
手が空いてるなら、鬼人たちに確認してから仕事を割り振ってくれよな。
商館だけでなく、酒場やスーパー銭湯、スポーツジムで働いてくれる人も募集してもらう予定だ。集まるまでは……ブラウニーたちにお願いして、限定的にオープンするのが現実的かな?
そこから2時間ほど、施設の中身について話し合いを行い、作る施設の大きさなどが決定する。
俺は話し合いをしながら、ダンジョンマスターのスキルを使って、施設の設計を行っていた。実際にどんな感じの施設になるのかを見ながら話せるのは、本当に便利だな。
プレゼンする時に、視覚に訴えるプレゼンが有効だから、言葉だけでなく資料を準備するんだろうな。
昔なんかの情報番組で資料を準備するのが大変、無茶振りされて残業した! みたいな話があったけど、何で残業してまで新しい資料を作る必要があるんだろ? って思ってたんだよな。上司の嫌がらせ? みたいなことも考えてたっけな。
実際に嫌がらせの部分がある人もいるだろうが、見てわかりやすい資料って言うのは大切だよな。
残業の部分で言えば、見積もりが甘いのか仕事量が多すぎるのか分からないが、残業してまで作らなくちゃいけない状況は、おそらく間違っていると思う。こういった話が良く出る職場は、仕事について見直すべきところがあるんじゃないかな。
関係ない事を考えていると、肩を叩かれる感覚で現実に引き戻された。
「休憩を入れましょう」
ブラウニーがいつの間にか、お茶の準備を始めていた。
「……かくかくしかじかうまうまぽん。という訳で、駐屯地の娯楽施設について相談しに戻ってきたよっと」
「どういう訳なのか、そのまえの良く分からない言葉の羅列はなんですか? 私たちを馬鹿にしているんですか?」
「ノリだよノリ。言葉には意味がないから深く考えても意味がないよ。っとまぁ、娯楽施設と呼んでるんだけど、仕様を少し変更したいと思って、2人に確認に来たわけだ。それと、後から来るゼニスにも協力をしてもらう予定なんあよね」
「レイリーさんとの話し合いは上手くいったようですね。話の流れからすると……私たちと話し合った施設とは、若干違う形になってしまったってことですか? そこまで大きく変えるような所は無かったと思いますが……」
グリエルは顎に手を当てながら考える素振りを見せている。ガリアは腕を組みやや上を見ながら考えているようだ。
「細かい話はゼニスが来てからになるけど、施設の内容は午前中に話した内容のままだぞ。施設の中身を変える感じかな?」
「ますます意味が分かりませんね。スーパー銭湯の中身なんて変えたとしても、いちいち報告に来るような内容でもないですし、スポーツジムも同じですよね。娼館か酒関係ですか? それもわざわざ相談しに来ますかね……」
グリエルは独り言をブツブツと言っている。俺も独り言言っている時は、あんな風に見えてるのかな?
「お酒の方は、ヴローツマインのフードコートのような感じにしようかと思ってね。大衆居酒屋風だと席の確保が難しくなりそうだし、キャパが大きすぎても困るから、自分でカウンターで注文して席へ運ぶ方式がいいんじゃないかなってね」
「あ~、あのお店ですか。ですが、1回1回お金を払うのは、面倒じゃないですか?」
「それの対策として、料理は銀貨1枚とかにして、量を調節して出す形にしようかと考えている。1人前として銀貨1枚は少し高いけど、2人前くらいの量にして、シェアするような形を取れたらって考えているんだよね。仲間内で来るだろうし、始めから告知しておけば、問題は無いんじゃないか?」
グリエルとガリアは、なるほど! と、俺の意見に納得してくれたようだ。
「1人で来る人も中に入るだろうから、盛り合わせみたいなメニューもあったらいいかもな。シェアが嫌な奴らもいるかもしれないから、個人で好みの盛り合わせを頼むのもありかもしれないね」
「食事はそれでもいいかもしれませんが、お酒はどうするんですか?」
「考えているのは、大ジョッキやピッチャーかな。お酒のボトルを買ってもらって、それを自分たちで好きなように割るのもいいかなって考えてる。そうなると、炭酸系のお酒は微妙になるから、ちょっと考えモノなんだけどね」
「容器に入れて密封しておかないと、気が抜けてしまいますからね。500ミリリットルのペットボトルを大銅貨1枚とかで販売するのはどうですかね? キンキンに冷やしておいて、自分たちで取りに来る感じですかね」
うん、悪くないかもしれないな。自動販売機のように、大銅貨1枚入れると購入できるような機械があれば、補充だけで済むからな。容量を大きくして、裏から補充できるようにしておけば、完璧なんじゃないか?
そんなことを話している間に、ゼニスが到着した。
初めから地下施設の事を説明して、地下施設に出稼ぎに来たい人がいないか、商会の関係各所に連絡をしてもらいたいことを伝えた。
「シュウ様の領地の人たちは、平均的に給金は高いですが、ガッツリと稼ぎたい人も中にはいますからね。娼館で働いている人の中には、病気の親のために一生懸命稼いでいる人たちもいますからね。治療院での治療は難しいですが、シュウ様たちなら治せるような病気だそうですが……」
「聞いたことあるな。過度に施すのは良くないってことで、俺たちが治療していないケースだったよな?」
目に見えるケガなどは、治療が簡単なのだが、病気の治療となると難易度が上がるのだ。風邪とか流行り病なんかは、勉強しており治療できるのだが、病気は上手くいっていないみたいなんだよな。それでも、ポーションなどを服用すれば、病気の状態でも日常生活はできるのだが、大変な物は大変なんだとか。
なので、病気の治療のためにお金を貯めている娼婦……娼婦に限らず、親のために頑張っている子どもたちがいるのだ。その人たちに、チャンスを与えるようなだろうか。
明確には言わないが、そういう事情を抱えている人がここにくるのなら、俺たちが治療してもいいかなとか考えている。もしくは、ランクの高い魔法薬を飲ませるのでも問題ないか。
そこらへんは、ゼニスとの相談になるんだけどな。
「では、私は声をかけると同時に、出張してくれる人たちの人物調査をすればいいんですね。手の空いている暗部をお借りしますが、よろしいですか?」
手が空いてるなら、鬼人たちに確認してから仕事を割り振ってくれよな。
商館だけでなく、酒場やスーパー銭湯、スポーツジムで働いてくれる人も募集してもらう予定だ。集まるまでは……ブラウニーたちにお願いして、限定的にオープンするのが現実的かな?
そこから2時間ほど、施設の中身について話し合いを行い、作る施設の大きさなどが決定する。
俺は話し合いをしながら、ダンジョンマスターのスキルを使って、施設の設計を行っていた。実際にどんな感じの施設になるのかを見ながら話せるのは、本当に便利だな。
プレゼンする時に、視覚に訴えるプレゼンが有効だから、言葉だけでなく資料を準備するんだろうな。
昔なんかの情報番組で資料を準備するのが大変、無茶振りされて残業した! みたいな話があったけど、何で残業してまで新しい資料を作る必要があるんだろ? って思ってたんだよな。上司の嫌がらせ? みたいなことも考えてたっけな。
実際に嫌がらせの部分がある人もいるだろうが、見てわかりやすい資料って言うのは大切だよな。
残業の部分で言えば、見積もりが甘いのか仕事量が多すぎるのか分からないが、残業してまで作らなくちゃいけない状況は、おそらく間違っていると思う。こういった話が良く出る職場は、仕事について見直すべきところがあるんじゃないかな。
関係ない事を考えていると、肩を叩かれる感覚で現実に引き戻された。
「休憩を入れましょう」
ブラウニーがいつの間にか、お茶の準備を始めていた。
0
お気に入りに追加
459
あなたにおすすめの小説
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる