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第2207話 作ることが決定
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グリエルたちに施設を作る許可をもらったので、レイリーのいる指令室へ戻る。
ちょうど昼食時だったため、レイリーと副官以外の上級士官たちは食事に出ているようで、指令室の中は閑散としている。
中堅どころを育てるため、上級士官は朝の指示出しと、夕方の報告を受けるとき以外は、指令室に詰めていることが多いので、閑散としているのは少し意外だった。ここで食事を食べているのかと思ってたけど、きちんと食堂まで行っているみたいだな。
さすがにレイリーたちは食堂ではなく、ここで食事をしているのは、下の者たちに余計なプレッシャーを与えないためらしい。たまには食堂に行くが、基本的にはこの3人で食事をとっていることが多いようだな。
俺がいつ戻ってくるか分からなかったので、指令室から動くことができなかったともいわれた。
どこかへ移動する予定がなかったからいいが、移動する予定があったら大変だったかもと、チクッと言われてしまったよ。だからと言って、俺の行動を変えるつもりは無いけどね! 大切なことだから早めに対応したいんだよ!
上級士官たちが自分たちの班を看ていないのは、戦闘状況でもないので言われたことをしっかりと出来るか見極めるためだ。少し気が緩んできてはいるが、課題をこなせる力が無ければ、昇格することは出来ない。
話を始めようとしたが、さすがに食事時に下の話をするのはどうかと思ったので、俺も一緒に食事を食べることにした。
食事を取りに食堂へ向かおうとしたが、全力で止められてしまった。俺が行くと食事が止まってしまうので、遠慮してもらいたい……だってさ。食事は持ってこさせるから、ここで待機してください! だって。
兵士たちの集まって食事をしている場所に、一番偉い俺が行ったら、さすがに全員が食べる手を止めますよね? だから、行くのは止めてくださいだとさ。
偉い人が来たら食事を止めるだろうか?
皇帝や国王じゃ食事を止める気にはならんな。チビ神だったとしても一緒だな。創造神は……やっぱり止まらなそうだな。偉い人が来たら食事を止めるのは、普通だろうか?
「完全に見当違いなことを考えているのは分かります。一番偉くて他国のお偉方も気にする必要のないくらい強いシュウ様には、分かりづらい事かもしれませんが、思い出してください。シュウ様が訓練所に入ったときの兵士って、どんな様子か覚えていますか?」
レイリーに言われて、訓練所に行ったの時の事を思い出してみる。俺に気付くまでは訓練を続けているが、誰かが気付けば連鎖して動きが止まって、俺に向かって頭を下げてたっけ?
「思い出していただけたようですね。仕事として訓練をしているため、訓練を続けるように言えば仕事に戻りますが、休憩の食事時に食事を中断している時に、気にせず食べてくれと言われても、普通は食べられないんですよ」
ふむ、そんなものか……この世界に来て、俺の考えも大きく変わってるんだな。
レイリーに言われて改めて考えてみた。大企業とかで会長とかが食堂に来たら……迷惑な気がするわ。小さかったり距離が近い会長なら話は別だろうけど、普通は食事を続けられないよな。続けたとしても、普段の食事の時のような軽い気持ちで話せないと思う。
そう考えると、俺がいきなり食堂に行くのは、よろしくないな。
ディストピアに住んでいる人たちは、どちらかというと緩いんだろうな。俺や妻たちが食堂に急に出しても、少し雑談をしたらいつもの雰囲気に戻るし、海産物エリアのおばちゃんたちなんて、パワフルすぎて俺が圧倒されることの方が多い気がするわ。
偉ぶるつもりは無いけど、時と場合をしっかりと考えないと、余計なトラブルを起こしてしまいそうだな。しっかりと心に刻んでおこう。
食事も終わったし、施設の話をしますかね。
「……ってな感じで、駐屯地から島の地下に作る施設へ移動できる通路を作るつもりなんだけど、レイリーたち的には問題がありそうか?」
「駐屯地でお酒は……と思いましたが、戦争中でもないので休みの日や前日位なら、飲んでも良いようにした方が良さそうですね。娼館は正直ありがたいですね。男でも女でも、力が強い奴らが弱い奴らに手を出しそうで怖いですからね」
……? 男はまだ分かるが、女もなのか?
「男ほどではないですが、交戦的な女性は性方面でも積極的な傾向があるので、今はまだいいですが滞在時間が長引けば長引くほど、危険性が増す可能性が高まりますね」
俺がいなくなってから、その辺を話していたのであろう。どっちも危険な状態になりえる、と思い至ったのかもしれないな。
酒より娼館の方が求められていたか……戦争中じゃなくても、発散できる場所は欲しいってことだな。
普通の娼婦や男娼も呼ぶべきか? サキュバスとインサキュバスだけでもいいけど、そういう仕事をしていて稼ぎたい人もいるだろうから、出張サービスとして来てもらいますかね?
俺の傘下にある街で、娼館ですでに働いている人に対して、声をかけてもらいますか。あるか分からないけど、見受けとかして結婚する人たちも出てくるかもしれんしな。
そうなると、女性で利用する場合は、注意してもらわないと困るな。避妊具で対応か、女性に薬を飲んでもらう必要がありそうだな。そこらへんは、ゼニスに丸投げだな。
「一先ず、遊べるエリアを拠点の地下に作ることは決定でいいかな?」
レイリーも副官たちも問題なさそうなので、施設を作ることは決定した。後は、いつからオープンになるかというところだな。そっちは、ゼニスやグリエルたちと話をしてからだな。
よし、駐屯地は引き続き任せるよ。避難民の街はまだ受け入れたばかりだから動きは無いようだけど、一応いきなり問題が起きないように監視しておいてくれよ。
地下の施設はダンジョンマスターの能力で作る予定なので、どのくらいの規模で作るかを検討して、出生してきてくれる人たち専用の施設も作っておかないと拙いかな?
家事全般はブラウニーたちが代行してくれるだろうから、ある程度の買い物ができる施設はあった方がいいかもな。スポーツジムやスーパー銭湯は無料で使えるようにして……何か希望があれば、随時対応していく感じかね。
大きさは、こんなもんでいいだろう。利用する人間がどれだけいるか分からないので、大衆居酒屋みたいなのは厳しいな……ヴローツマインのフードコート的な、酒のみ場だったら対応できるか? ここで働く人たちも考えないといけないか。
やることは沢山あるけど、暴走して仲間だった人間の首を落としたくないもんな。そこは俺が我慢して頑張ればいいよな。ほとんど丸投げだけどな!
ちょうど昼食時だったため、レイリーと副官以外の上級士官たちは食事に出ているようで、指令室の中は閑散としている。
中堅どころを育てるため、上級士官は朝の指示出しと、夕方の報告を受けるとき以外は、指令室に詰めていることが多いので、閑散としているのは少し意外だった。ここで食事を食べているのかと思ってたけど、きちんと食堂まで行っているみたいだな。
さすがにレイリーたちは食堂ではなく、ここで食事をしているのは、下の者たちに余計なプレッシャーを与えないためらしい。たまには食堂に行くが、基本的にはこの3人で食事をとっていることが多いようだな。
俺がいつ戻ってくるか分からなかったので、指令室から動くことができなかったともいわれた。
どこかへ移動する予定がなかったからいいが、移動する予定があったら大変だったかもと、チクッと言われてしまったよ。だからと言って、俺の行動を変えるつもりは無いけどね! 大切なことだから早めに対応したいんだよ!
上級士官たちが自分たちの班を看ていないのは、戦闘状況でもないので言われたことをしっかりと出来るか見極めるためだ。少し気が緩んできてはいるが、課題をこなせる力が無ければ、昇格することは出来ない。
話を始めようとしたが、さすがに食事時に下の話をするのはどうかと思ったので、俺も一緒に食事を食べることにした。
食事を取りに食堂へ向かおうとしたが、全力で止められてしまった。俺が行くと食事が止まってしまうので、遠慮してもらいたい……だってさ。食事は持ってこさせるから、ここで待機してください! だって。
兵士たちの集まって食事をしている場所に、一番偉い俺が行ったら、さすがに全員が食べる手を止めますよね? だから、行くのは止めてくださいだとさ。
偉い人が来たら食事を止めるだろうか?
皇帝や国王じゃ食事を止める気にはならんな。チビ神だったとしても一緒だな。創造神は……やっぱり止まらなそうだな。偉い人が来たら食事を止めるのは、普通だろうか?
「完全に見当違いなことを考えているのは分かります。一番偉くて他国のお偉方も気にする必要のないくらい強いシュウ様には、分かりづらい事かもしれませんが、思い出してください。シュウ様が訓練所に入ったときの兵士って、どんな様子か覚えていますか?」
レイリーに言われて、訓練所に行ったの時の事を思い出してみる。俺に気付くまでは訓練を続けているが、誰かが気付けば連鎖して動きが止まって、俺に向かって頭を下げてたっけ?
「思い出していただけたようですね。仕事として訓練をしているため、訓練を続けるように言えば仕事に戻りますが、休憩の食事時に食事を中断している時に、気にせず食べてくれと言われても、普通は食べられないんですよ」
ふむ、そんなものか……この世界に来て、俺の考えも大きく変わってるんだな。
レイリーに言われて改めて考えてみた。大企業とかで会長とかが食堂に来たら……迷惑な気がするわ。小さかったり距離が近い会長なら話は別だろうけど、普通は食事を続けられないよな。続けたとしても、普段の食事の時のような軽い気持ちで話せないと思う。
そう考えると、俺がいきなり食堂に行くのは、よろしくないな。
ディストピアに住んでいる人たちは、どちらかというと緩いんだろうな。俺や妻たちが食堂に急に出しても、少し雑談をしたらいつもの雰囲気に戻るし、海産物エリアのおばちゃんたちなんて、パワフルすぎて俺が圧倒されることの方が多い気がするわ。
偉ぶるつもりは無いけど、時と場合をしっかりと考えないと、余計なトラブルを起こしてしまいそうだな。しっかりと心に刻んでおこう。
食事も終わったし、施設の話をしますかね。
「……ってな感じで、駐屯地から島の地下に作る施設へ移動できる通路を作るつもりなんだけど、レイリーたち的には問題がありそうか?」
「駐屯地でお酒は……と思いましたが、戦争中でもないので休みの日や前日位なら、飲んでも良いようにした方が良さそうですね。娼館は正直ありがたいですね。男でも女でも、力が強い奴らが弱い奴らに手を出しそうで怖いですからね」
……? 男はまだ分かるが、女もなのか?
「男ほどではないですが、交戦的な女性は性方面でも積極的な傾向があるので、今はまだいいですが滞在時間が長引けば長引くほど、危険性が増す可能性が高まりますね」
俺がいなくなってから、その辺を話していたのであろう。どっちも危険な状態になりえる、と思い至ったのかもしれないな。
酒より娼館の方が求められていたか……戦争中じゃなくても、発散できる場所は欲しいってことだな。
普通の娼婦や男娼も呼ぶべきか? サキュバスとインサキュバスだけでもいいけど、そういう仕事をしていて稼ぎたい人もいるだろうから、出張サービスとして来てもらいますかね?
俺の傘下にある街で、娼館ですでに働いている人に対して、声をかけてもらいますか。あるか分からないけど、見受けとかして結婚する人たちも出てくるかもしれんしな。
そうなると、女性で利用する場合は、注意してもらわないと困るな。避妊具で対応か、女性に薬を飲んでもらう必要がありそうだな。そこらへんは、ゼニスに丸投げだな。
「一先ず、遊べるエリアを拠点の地下に作ることは決定でいいかな?」
レイリーも副官たちも問題なさそうなので、施設を作ることは決定した。後は、いつからオープンになるかというところだな。そっちは、ゼニスやグリエルたちと話をしてからだな。
よし、駐屯地は引き続き任せるよ。避難民の街はまだ受け入れたばかりだから動きは無いようだけど、一応いきなり問題が起きないように監視しておいてくれよ。
地下の施設はダンジョンマスターの能力で作る予定なので、どのくらいの規模で作るかを検討して、出生してきてくれる人たち専用の施設も作っておかないと拙いかな?
家事全般はブラウニーたちが代行してくれるだろうから、ある程度の買い物ができる施設はあった方がいいかもな。スポーツジムやスーパー銭湯は無料で使えるようにして……何か希望があれば、随時対応していく感じかね。
大きさは、こんなもんでいいだろう。利用する人間がどれだけいるか分からないので、大衆居酒屋みたいなのは厳しいな……ヴローツマインのフードコート的な、酒のみ場だったら対応できるか? ここで働く人たちも考えないといけないか。
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