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第2189話 鉄板焼き!
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なんやかんやで何度かやり込んだゲームではあるが、死なずにクリアすることは俺にはできなかった。10回は死んだな。それでもクリアはできずに、4割程しか進めなかった。
面と呼んでいいのか、各エリアの中盤に差し掛かるところまでは、クリアできたと思う。4割と言っているが、これから難易度が上がっていくので、そう考えればもう少し割合が下がりそうだ。
3人のオッサンたちは今度は喧嘩をせずに、3人で同じエリアを攻略しながら、攻略方法を相談していたな。おそらくだが、こいつらの本当の勝負は、クリア後から始まりそうだな。
際限がなくなるだろから、奥さんたちに注意しておいてもらわないと、大変なことになるかもな……しばらくは、金曜の夜から日曜日の夕方辺りまで、遊ぶために作った家で遊びつくしそうだな。
3作目まで出してしまったから、半年くらいはこのゲームで引っ張りそうな気がするわ。
夕食の前に、奥さんたちに謝っておこう。
「そんなこと気にしてたの? シュウみたいに見境なくゲームする人たちじゃないから、気にするほどのことは無いと思うわ。仕事の方が優先順位は高いから、切り替えはしっかりしているわよ」
3人の奥さんではなく、カエデが俺の意見をぶった切った。俺みたいに引きこもることは無いから、気にする必要はないと、奥さんもカエデの意見に賛同している。それより、俺が何で引きこもっているのを知っているのだろうか?
妻たちかと思ったが、3人は俺の行動を把握しているので、ゲームをするために籠っていた時の事を知っていたのだ。それを奥さんたちに話したんだとか……機密情報でもないからいいんだけど、なんだか恥ずかしいな。
奥さんたちには、3人がのめり込まないように監視だけお願いをしておこう。
今日の夕食は、鉄板を使った料理を中心に出してくれるようだ。ライブキッチンを行い、調理しているところから間近で見せてくれるみたいだな。
俺はしょっちゅう見ることができるけど、子どもたちはめったに見ることができないから、みんなが調理しているブラウニーたちの姿に釘付けになっている。
一緒に下の子たちまで釘付けになっているのは何故だろうか? お前さんたちは、俺の近くでいつも見ているはずなんだがな……
大きな鉄板の方は治療師の子どもたちや、保護者の治療師たちが集まっており、ブラウニーたちの調理している光景を見ている。しかも焼かれているのが、ディストピアの人たちでもなかなか味わえない、ブラウニーたちが品種改良した牛や豚、鶏のステーキだ。
普通ならどれか一品だろうが、俺のいる食卓でブラウニーたちがケチケチすることは無い。3種類の至高のお肉たちを、最高の技術で焼き切り分けられたものをすべて食べることができるのだ。
お肉につけるタレは数十種類準備しており、好みを聞いて1人に3種類ずつタレを準備している。近くのお友達とタレの交換ができるように、違う種類のものが少し多めに準備されているようだな。
俺の前では、2回りほど小さな鉄板で、シルキーたちが調理をしてくれている。このテーブルの近くには、俺の他に3人の酔っぱらいと俺の子どもたちがいる。
妻たちとグリエルたちの奥さんは、東屋から少し離れた場所で、鉄板焼きではなくバーベキューをしていた。これは、妻たちからの要望で、バーベキューをしながら少し飲みたいと言われたので、もちろん許可をだしている。
俺たちが楽しそうに飲んでいたのを見て、妻たちも久しぶりに飲みたくなったようだ。ブラウニーたちにお任せするのも悪くないが、久しぶりに自分たちでも調理をしたいと思ったらしい。
初めの頃は妻たちも、ブラウニーたちと一緒に食事を作っていたんだったな。今でもちょくちょく作っているが、自分たちの仕事もしているので、ブラウニーに任せることがほとんどだった。
バーベキューの楽しみ方は、人それぞれなので、自分たちで焼きながら飲みたいというのであれば、好きにするといいんじゃないかな。焼くのは自分でも、食材やお酒を準備するのはブラウニーたちだったりするから、あまり変わらない気はするんだけどね。
目の前で焼かれている肉塊に目が釘付けの俺……とシンラ。プラムとシオンは、シンラにつられてみているだけなので、ちょっと違うな。ミーシャたちは、釘付けになるほどでもなく、どうやって食べるかを相談している。
ウルは、俺たちとは違う意味で釘付けだな。焼き加減や焼き目の色、火の通り具合など、色々なことをスカーレットから教わっている。領主の補佐を目指しているような事を言っていたが、調理技術が無くても目指すことは出来るぞ。
それに、ウルなら専属のブラウニーが付きたがっているから、自分で調理する必要も無いのに、自分で調理をするのだろうか? ミーシャたちは、冒険者になる! とか言ってるから、自分たちで調理できないと、美味しいものが食べられないから、頑張るのは分かるんだけどな……
そうだ! シンラよ、俺の後を継げば、この美味しい食事がずっと食べれると思うけど、今すぐに領主を交代するつもりはないk……いたっ!
いつの間にか俺の近くに来ていた綾乃が、ハリセンで俺の頭を叩いてきた。
妻たちには気付かれていなかったが、いつの間にか来ていた綾乃にバレて叩かれ、その後に妻にチクられて呆れた顔をされてしまった。やっと文字を読めるようになった子に、何バカな事を言ってるんだ。頭がおかしいんじゃないか? といった目で見られた。
シンラがあまりにも食に貪欲だから、この子なら引き継いでくれるかなって……
シンラは我関せずといった感じで、プラムとシオンからの攻撃をさばいている。お肉ということもあり、いつもより動きがいい気がするな。
ミーシャたちは、どのタレが一番か話し合っている。個人的には和風系が好きなんだが、3人の意見はバラバラだな。好みって人それぞれだもんな。
ウルは、スカーレットにタレの違いを食べ比べながら教わっている。和風系はサッパリめが多いが、フレンチやイタリアンは少し濃いめが多いイメージだ。ほかにも、アメリカンスタイルと言って、バーベキューのタレをイメージしたコッテリ系もあったな。
それぞれのタレの良い所を教わり、食べ比べている姿は、どこかの料理人みたいだな。
面と呼んでいいのか、各エリアの中盤に差し掛かるところまでは、クリアできたと思う。4割と言っているが、これから難易度が上がっていくので、そう考えればもう少し割合が下がりそうだ。
3人のオッサンたちは今度は喧嘩をせずに、3人で同じエリアを攻略しながら、攻略方法を相談していたな。おそらくだが、こいつらの本当の勝負は、クリア後から始まりそうだな。
際限がなくなるだろから、奥さんたちに注意しておいてもらわないと、大変なことになるかもな……しばらくは、金曜の夜から日曜日の夕方辺りまで、遊ぶために作った家で遊びつくしそうだな。
3作目まで出してしまったから、半年くらいはこのゲームで引っ張りそうな気がするわ。
夕食の前に、奥さんたちに謝っておこう。
「そんなこと気にしてたの? シュウみたいに見境なくゲームする人たちじゃないから、気にするほどのことは無いと思うわ。仕事の方が優先順位は高いから、切り替えはしっかりしているわよ」
3人の奥さんではなく、カエデが俺の意見をぶった切った。俺みたいに引きこもることは無いから、気にする必要はないと、奥さんもカエデの意見に賛同している。それより、俺が何で引きこもっているのを知っているのだろうか?
妻たちかと思ったが、3人は俺の行動を把握しているので、ゲームをするために籠っていた時の事を知っていたのだ。それを奥さんたちに話したんだとか……機密情報でもないからいいんだけど、なんだか恥ずかしいな。
奥さんたちには、3人がのめり込まないように監視だけお願いをしておこう。
今日の夕食は、鉄板を使った料理を中心に出してくれるようだ。ライブキッチンを行い、調理しているところから間近で見せてくれるみたいだな。
俺はしょっちゅう見ることができるけど、子どもたちはめったに見ることができないから、みんなが調理しているブラウニーたちの姿に釘付けになっている。
一緒に下の子たちまで釘付けになっているのは何故だろうか? お前さんたちは、俺の近くでいつも見ているはずなんだがな……
大きな鉄板の方は治療師の子どもたちや、保護者の治療師たちが集まっており、ブラウニーたちの調理している光景を見ている。しかも焼かれているのが、ディストピアの人たちでもなかなか味わえない、ブラウニーたちが品種改良した牛や豚、鶏のステーキだ。
普通ならどれか一品だろうが、俺のいる食卓でブラウニーたちがケチケチすることは無い。3種類の至高のお肉たちを、最高の技術で焼き切り分けられたものをすべて食べることができるのだ。
お肉につけるタレは数十種類準備しており、好みを聞いて1人に3種類ずつタレを準備している。近くのお友達とタレの交換ができるように、違う種類のものが少し多めに準備されているようだな。
俺の前では、2回りほど小さな鉄板で、シルキーたちが調理をしてくれている。このテーブルの近くには、俺の他に3人の酔っぱらいと俺の子どもたちがいる。
妻たちとグリエルたちの奥さんは、東屋から少し離れた場所で、鉄板焼きではなくバーベキューをしていた。これは、妻たちからの要望で、バーベキューをしながら少し飲みたいと言われたので、もちろん許可をだしている。
俺たちが楽しそうに飲んでいたのを見て、妻たちも久しぶりに飲みたくなったようだ。ブラウニーたちにお任せするのも悪くないが、久しぶりに自分たちでも調理をしたいと思ったらしい。
初めの頃は妻たちも、ブラウニーたちと一緒に食事を作っていたんだったな。今でもちょくちょく作っているが、自分たちの仕事もしているので、ブラウニーに任せることがほとんどだった。
バーベキューの楽しみ方は、人それぞれなので、自分たちで焼きながら飲みたいというのであれば、好きにするといいんじゃないかな。焼くのは自分でも、食材やお酒を準備するのはブラウニーたちだったりするから、あまり変わらない気はするんだけどね。
目の前で焼かれている肉塊に目が釘付けの俺……とシンラ。プラムとシオンは、シンラにつられてみているだけなので、ちょっと違うな。ミーシャたちは、釘付けになるほどでもなく、どうやって食べるかを相談している。
ウルは、俺たちとは違う意味で釘付けだな。焼き加減や焼き目の色、火の通り具合など、色々なことをスカーレットから教わっている。領主の補佐を目指しているような事を言っていたが、調理技術が無くても目指すことは出来るぞ。
それに、ウルなら専属のブラウニーが付きたがっているから、自分で調理する必要も無いのに、自分で調理をするのだろうか? ミーシャたちは、冒険者になる! とか言ってるから、自分たちで調理できないと、美味しいものが食べられないから、頑張るのは分かるんだけどな……
そうだ! シンラよ、俺の後を継げば、この美味しい食事がずっと食べれると思うけど、今すぐに領主を交代するつもりはないk……いたっ!
いつの間にか俺の近くに来ていた綾乃が、ハリセンで俺の頭を叩いてきた。
妻たちには気付かれていなかったが、いつの間にか来ていた綾乃にバレて叩かれ、その後に妻にチクられて呆れた顔をされてしまった。やっと文字を読めるようになった子に、何バカな事を言ってるんだ。頭がおかしいんじゃないか? といった目で見られた。
シンラがあまりにも食に貪欲だから、この子なら引き継いでくれるかなって……
シンラは我関せずといった感じで、プラムとシオンからの攻撃をさばいている。お肉ということもあり、いつもより動きがいい気がするな。
ミーシャたちは、どのタレが一番か話し合っている。個人的には和風系が好きなんだが、3人の意見はバラバラだな。好みって人それぞれだもんな。
ウルは、スカーレットにタレの違いを食べ比べながら教わっている。和風系はサッパリめが多いが、フレンチやイタリアンは少し濃いめが多いイメージだ。ほかにも、アメリカンスタイルと言って、バーベキューのタレをイメージしたコッテリ系もあったな。
それぞれのタレの良い所を教わり、食べ比べている姿は、どこかの料理人みたいだな。
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