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第2131話 久々の大量報告
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っと、食堂に入る前にストップをくらった。すぐに理由は分かった。気になってはいたけど、子どもたちが一緒だったので、そのまま行こうとしたのだが、汗をかいたまま食堂に入るなとブラウニーに注意を受けたのだ。
はいはい、お風呂に入ってくるから、スミレとブルムは手を放してな。着替えは……もう準備してくれてるのね。さすがだな。
ごしごし洗う必要は無いので、軽く全身を洗って流し終了。汗をかいたままの状態で来ることがダメだっただけで、軽く流せばそれで問題が無いので……っと、手足だけはしっかり洗っておかないとな。
体をキレイにした後は、すんなりと食堂にはいれた。髪の毛が少し乾いてないが、汗ではないので問題なし!
時間にして5分くらいだったので、まだ誰も食事を始めていなかった。それも、今日は珍しくビュッフェではなく、お蕎麦とうどんが朝から出てくるので、トッピングの注文を受けてからそれに合わせて茹でていくスタイルだったらしい。
ここにきて超難問だな……お蕎麦とうどん、正直どっちも好き。ブラウニーたちの作る蕎麦は普通に美味いし、こしのあるうどんも超美味い。
どっちにしようか……
ここは、うどんで行こう! お蕎麦は、汁物の代わりに小さいのが出ることがあるので、機会の少ないうどんにしよう! つい最近どっていも食べているが、ノーカンで。
こしの強いうどんは、やっぱりシンプルに……ぶっかけうどんで行きますか! 黄身だけのせてね!
こしの無いうどんって言うと語弊があるけど、少し柔らかめのうどんも美味いんだよな。天ぷらうどんとかにすると、個人的には好きなのは少し柔らかめ。シンプルに食べるならこし強めってとこかな。
朝から天ぷらは……食べたいけど、今日の2杯目はネバネバごちゃ混ぜうどんって、さっき決めたから譲れない!
オクラ・とろろ・納豆・モロヘイヤ・めかぶ、最強のスタミナネバネバうどん! 嫌いな人もいるけど、俺はネバネバ系好きなんだよね。食べた後の口の中が大変なことになるけど、キレイにすればいいだけなので思う存分食べてやる所存だ。
2杯のうどんを食べ、満腹だ。上の子たちは、シンプルにきつねうどんを食べてたな。下の子たちは、肉蕎麦だったのだが、戦いに敗れたシンラは、プラムとシオンの器から肉を奪っていたな。自分のは守り切れなかったが、ノーガードだった肉にありついたみたいだ。
さて、今日はすることが決まっているから、サクサクとタスクをこなしていかないとな。午前中は、庁舎に向かって2~3日分の仕事を片付けないといけないので、のんびりしている暇もないんだよな。
さっさと移動するかな。
庁舎へ移動すると、既にグリエルとガリアが俺の執務室で待機していた。この2人も時間が限られていることは理解しているので、こうやって待ってくれていたようだ。
「時間は有限ですので、さっそく報告からさせていただきます」
グリエルからされた報告は、管理下にある街の報告だ。上層部はしっかりとしているのだが、現地採用の中級以下の職員の中に、不正する人間がちらほらいるみたいだな。ここ2~3日の話ではなく、調査した結果の話を今日聞いたかたちだな。
問題のあった職員は、街外退去をさせられ、俺の管理下にある街には入れなくなっている。初めの頃から変わらない、街のルールでもある。
次にガリアからの報告は、各街のインフラ工事についてだ。最近は土木組に頼らずとも、街のお抱えの土魔法使いたちでもできるようになっているので、そういった報告も上がってきている。
街を囲う壁のような大規模な工事は難しくても、道の整備や建物の補修、給排水の生活用水路の整備など、街の安全や衛生面に関わってくる工事を行ってくれているので、俺の管理下にある街は、キレイで安全を保てているようだ。
近隣の領主は、その事に気付いて自分たちの街でも取り入れているが、土魔法使いに対するノウハウがないため、上手くいっていないようで、領主代行に面会を求めて話を聞きに来た近隣の領主には、一部話をしているそうだ。
それを真似て成功している領主もいるそうだが、半数以上は失敗もしくは実行に移さなかったらしい。
その全部に言えることは、インフラ関係に必要以上にお金を使うくらいなら、自分たちの取り分として、隠し財産にしたり、外交に使っているんだとさ。
大国に属している街が外交で何に使うかといえば、自分より上位の貴族に取り入ったりするために使っているんだと。街の人間の安全や清潔に使わずに、上にいる貴族を肥え太らせるために、下のモノたちが頑張り、更に下から搾取する形がこの世界では一般的なんだろうな。
成功した領主たちは、近隣の付き合いなどにはお金を使わないが、国の中枢からは税金が上がっているため評価が高くなり、安全キレイとなれば、国の騎士団の滞在先にもなり、爵位は低くとも国に認められているという事実で、強い発言力を持っているんだとさ。
皇帝や国王は、俺の街の近隣にあることから、俺の街から情報を貰って民のために働いていると評価をしており、使えない奴らと爵位を交換することを考えているのだとか。
2つの大国でも、疫病や伝染病等が問題視されていたが、有用な方法が分からずに苦労していたようで、調べによってその数が減っている街を参考にして、政策を打ち出すことを検討中だそうだ。
その前に、無能な領主たちは処理しておきたいと考えているみたいだな。
って報告もあったが、何でお前らがそんなこと知ってるんだ? スパイでも潜り込ませてるのか?
なんて思ったが、国王も皇帝もお礼ついでに連絡してきたんだとさ。国のトップなのに足が軽いな。
「その中でも、シュウ様の足が一番軽いですけどね。シュウ様のフットワークは、ビックリするくらい軽くて遠くまで移動しますから、こちらとしては付いていくのに大変です」
何で考えていることがバレるんだろうな……
グリエルたちの報告は、まだまだ続く。
はいはい、お風呂に入ってくるから、スミレとブルムは手を放してな。着替えは……もう準備してくれてるのね。さすがだな。
ごしごし洗う必要は無いので、軽く全身を洗って流し終了。汗をかいたままの状態で来ることがダメだっただけで、軽く流せばそれで問題が無いので……っと、手足だけはしっかり洗っておかないとな。
体をキレイにした後は、すんなりと食堂にはいれた。髪の毛が少し乾いてないが、汗ではないので問題なし!
時間にして5分くらいだったので、まだ誰も食事を始めていなかった。それも、今日は珍しくビュッフェではなく、お蕎麦とうどんが朝から出てくるので、トッピングの注文を受けてからそれに合わせて茹でていくスタイルだったらしい。
ここにきて超難問だな……お蕎麦とうどん、正直どっちも好き。ブラウニーたちの作る蕎麦は普通に美味いし、こしのあるうどんも超美味い。
どっちにしようか……
ここは、うどんで行こう! お蕎麦は、汁物の代わりに小さいのが出ることがあるので、機会の少ないうどんにしよう! つい最近どっていも食べているが、ノーカンで。
こしの強いうどんは、やっぱりシンプルに……ぶっかけうどんで行きますか! 黄身だけのせてね!
こしの無いうどんって言うと語弊があるけど、少し柔らかめのうどんも美味いんだよな。天ぷらうどんとかにすると、個人的には好きなのは少し柔らかめ。シンプルに食べるならこし強めってとこかな。
朝から天ぷらは……食べたいけど、今日の2杯目はネバネバごちゃ混ぜうどんって、さっき決めたから譲れない!
オクラ・とろろ・納豆・モロヘイヤ・めかぶ、最強のスタミナネバネバうどん! 嫌いな人もいるけど、俺はネバネバ系好きなんだよね。食べた後の口の中が大変なことになるけど、キレイにすればいいだけなので思う存分食べてやる所存だ。
2杯のうどんを食べ、満腹だ。上の子たちは、シンプルにきつねうどんを食べてたな。下の子たちは、肉蕎麦だったのだが、戦いに敗れたシンラは、プラムとシオンの器から肉を奪っていたな。自分のは守り切れなかったが、ノーガードだった肉にありついたみたいだ。
さて、今日はすることが決まっているから、サクサクとタスクをこなしていかないとな。午前中は、庁舎に向かって2~3日分の仕事を片付けないといけないので、のんびりしている暇もないんだよな。
さっさと移動するかな。
庁舎へ移動すると、既にグリエルとガリアが俺の執務室で待機していた。この2人も時間が限られていることは理解しているので、こうやって待ってくれていたようだ。
「時間は有限ですので、さっそく報告からさせていただきます」
グリエルからされた報告は、管理下にある街の報告だ。上層部はしっかりとしているのだが、現地採用の中級以下の職員の中に、不正する人間がちらほらいるみたいだな。ここ2~3日の話ではなく、調査した結果の話を今日聞いたかたちだな。
問題のあった職員は、街外退去をさせられ、俺の管理下にある街には入れなくなっている。初めの頃から変わらない、街のルールでもある。
次にガリアからの報告は、各街のインフラ工事についてだ。最近は土木組に頼らずとも、街のお抱えの土魔法使いたちでもできるようになっているので、そういった報告も上がってきている。
街を囲う壁のような大規模な工事は難しくても、道の整備や建物の補修、給排水の生活用水路の整備など、街の安全や衛生面に関わってくる工事を行ってくれているので、俺の管理下にある街は、キレイで安全を保てているようだ。
近隣の領主は、その事に気付いて自分たちの街でも取り入れているが、土魔法使いに対するノウハウがないため、上手くいっていないようで、領主代行に面会を求めて話を聞きに来た近隣の領主には、一部話をしているそうだ。
それを真似て成功している領主もいるそうだが、半数以上は失敗もしくは実行に移さなかったらしい。
その全部に言えることは、インフラ関係に必要以上にお金を使うくらいなら、自分たちの取り分として、隠し財産にしたり、外交に使っているんだとさ。
大国に属している街が外交で何に使うかといえば、自分より上位の貴族に取り入ったりするために使っているんだと。街の人間の安全や清潔に使わずに、上にいる貴族を肥え太らせるために、下のモノたちが頑張り、更に下から搾取する形がこの世界では一般的なんだろうな。
成功した領主たちは、近隣の付き合いなどにはお金を使わないが、国の中枢からは税金が上がっているため評価が高くなり、安全キレイとなれば、国の騎士団の滞在先にもなり、爵位は低くとも国に認められているという事実で、強い発言力を持っているんだとさ。
皇帝や国王は、俺の街の近隣にあることから、俺の街から情報を貰って民のために働いていると評価をしており、使えない奴らと爵位を交換することを考えているのだとか。
2つの大国でも、疫病や伝染病等が問題視されていたが、有用な方法が分からずに苦労していたようで、調べによってその数が減っている街を参考にして、政策を打ち出すことを検討中だそうだ。
その前に、無能な領主たちは処理しておきたいと考えているみたいだな。
って報告もあったが、何でお前らがそんなこと知ってるんだ? スパイでも潜り込ませてるのか?
なんて思ったが、国王も皇帝もお礼ついでに連絡してきたんだとさ。国のトップなのに足が軽いな。
「その中でも、シュウ様の足が一番軽いですけどね。シュウ様のフットワークは、ビックリするくらい軽くて遠くまで移動しますから、こちらとしては付いていくのに大変です」
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グリエルたちの報告は、まだまだ続く。
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