2,095 / 2,518
第2095話 娘たちの頑張り
しおりを挟む
さて、色々考えても、俺の監視が無くなることは無いようなので、考える事を放棄するか。四六時中誰かが一緒にいるなら、少しは息が詰まるかもしれないけど、監視しているのは従魔たちだしな。答えてほしい時だけ、相手してくれるから癒されるな。
妻たちの事は好きだから、一緒にいることは嫌ではないけど、なにせいっぱいいるからね。妻たちは1人の時間を作れるけど、俺は1人の時間を作れないんだよね。1週間くらいならまったく気にならんだろうけど、それが2ヶ月、3ヵ月続けばさすがに息が詰まるかもしれん。
でも、ディストピアを作ってた時は、誰かしら近くにいたっけ? 作業していれば話は変わってくるか。
自分でも良く分からない思考の沼から、放置するという形で抜け出すことにした。放置できることは、放置でいいんだよ! たぶんな。今までそれで問題は、なかったはずだ!
「シュウ、1人でなに百面相なんてしてるのよ。はたから見ていると、危ない人に見えるわよ。あれね、子どもたちには絶対近付けたくないタイプの人間ね。家に着くまでに、落ち着いた方がいいわよ」
マジか! 思考の沼にはまっている間に、俺の表情筋が仕事をし過ぎて、危ない人になっていたみたいだな。顔をムニムニして、マッサージをする。ほぐしすぎてまた仕事をされても困るが、今の状態は拙いみたいなので、ほぐすことを優先した。
「ねぇ、いちいちほぐさなくても、考え事をしていないときは問題ないんだから、そんなことする必要ないわよ。リンドもそう思うわよね」
隣を歩いていたリンドも、苦笑している。こっちは、俺の行動が面白かったので、あえて止めない選択をして、どういった行動をとるのか見守っていたらしい。
たわいのない話をしている内に、拠点へ到着する。ちなみに、まだ橋が開通していないので、門とラディッツを結ぶ魔導列車の通る地下通路を歩いている。距離にして40メートルちょっとを、のんびりと進み拠点のある島……といっていいのか、そこへ戻ってきた。
今日の昼食は……おや? 今日も食堂ではなく、外での食事なのか?
外から子どもたちの声が聞こえているので、そちらへ向かって歩いていくと……カエデたちもビックリ、今朝にはなかった立派な窯が鎮座していた。しかも4つも。そんなに大量にと思ったがよくよく考えれば、これだけあっても治療師たちが揃えば、足りない気がする。
ブラウニーたちは使いやすさを優先して、キッチンの裏口から出たすぐ近くに窯を置いているな。後で屋根をつけよう。晴れている日はいいけど、雨降ったら使えなくなるからな。
「で、今日の昼食は、何で外なんだ?」
遅れて集まった俺とカエデ、リンド以外は、外で食事を食べる理由を知っているのか、ニヤニヤしながらこちらを見ている。すまないが、マジでニヤニヤされる理由が分からん。
カエデとリンドと顔を見合わせるが、いつの間にか理由を察したみたいで、俺は置いてきぼりをくらう。
ニヤニヤしているだけなら、俺に害があるわけじゃないし、そのうち分かるだろう。それよりもお腹を好いたから、準備してくれ。
窯があるので、窯を使った料理か。普通ならオーブンを使った料理も、窯で作ることも出来るから……焼き物系は大半が作れそうだな。
しばらくすると、生地の焼ける匂いがしてきた。これはパンを焼いているわけではないだろうから、ピザ生地を使った何かかな? オーソドックスにピザの線もあるが、パイ系の可能性もあるよな。何が出てくるんだろう。
ふと視線を感じてそちらの方を見ると、シンラとばっちり目があう。
お前も図太くなったよな。寝る時にプラムとシオンから逃げれることは無いけど、起きている時は上手くあしらうようになったよな。俺と目があっているのに、前菜として出してもらったサラダを、2人から死守しながら食べてるぞ。
で、シンラ君よ、君は何でこちらを見ているのかね? 食事に集中しなさい。
3人の微笑ましい攻防を見ていると、出来上がったのか次々に料理が運ばれてくる。変化球は無しで、ピザが今日のお昼か。でもさ、俺の台にまだ来てないんですけど! まだですか!
周りが食べ始めているのに、自分にピザがないのは辛い。
1分ほど遅れて、ピザが到着する。
……なるほどね。妻たちがニヤニヤしていた理由が分かった。食事に目が行っていて気付いてなかったが、ウルたちの声がしているのに、机に座ってなかったのはそう言う理由か。
子どもたちは知らない顔をして自分の席へ着いているが、俺への視線を隠しきれていない。チラチラ見られているのが分かる。
運ばれてきたピザは少し形は歪で普通より焦げがある気がするが、合格点だろう。問題は味だぞ! 焼き加減の難しいピザだからな。今の様子を見る限り、ブラウニーたちに助言は貰ったけど、調理の工程のほとんどを自分たちでやったのだろう。
そして何より、俺の机の上には4枚のピザが並べられているからな。さすがの俺にだって、ここまでくればわかるさな。
子どもたちに甘い俺ではあるが、食事に関してはちょっと厳しいぞ!
子どもたちが思い思いに食材を選んだんだろうな。見た目が一番きれいでオーソドックスなピザ、ツナマヨコーンのピザ、キノコが沢山乗っているピザ、最後に誰が作ったか分かりやすい照り焼きチキンベースの具のピザ。
おそらくオーソドックスなのがウル、照り焼きチキンがミーシャだろうな。子どもたちはみんなお肉が好きだが、ピザの具として一番選びそうなのは、ミーシャなんだよな。
残りの2つか、ツナマヨコーンとキノコは、正直どっちが作ったか分からないな。誰が作ったか何て、関係ないな。子どもたちが頑張って作ってくれたんだから、それだけでありがたいな。
まずは、オーソドックスなピザ。玉ねぎ、ピーマン、サラミのトッピングだ。玉ねぎのしゃきっとした歯ごたえに、微かに感じるピーマンの苦み、サラミの旨味がマッチして、味に文句のつけようがない。ちょっとチーズを焼きすぎたくらいだろう。美味かったぞ!
次に、照り焼きチキン。これは、普通に照り焼きチキンが美味かった。生地の見た目が似ていたので、同じものかと思っていたが、ウルのより食べ応えがある生地で、照り焼きチキンにあっていたな。しいて言うなら、照り焼きチキンの照りの部分が少し苦かったかな。
ツナマヨコーンは、普通に美味しかったね。ツナが多く感じたけど、これは好みの問題なので、こういうツナたっぷりもいいんじゃないかな。ちょっとマヨが多かったけどな。
最後にキノコ。おや? これは和風な味付けだな。照り焼きも和風ではあるが、それとは趣が違うな。純粋に和風だと、思ってしまうような匂いだ。醤油を使っているからだろうな。味も悪くない。何気に、キノコ単体のピザって初めてかも。以外に美味いな。
順位は無いけど、やっぱりオーソドックスなのが一番安定していたかな。同じ席に座っていた妻たちも、同じような評価なので、今回は娘補正無く評価できたようだ。
コッソリとウルたちが喜んでいる姿が微笑ましい。
後、プラムとシオン、自分の手にシンラと同じピザがあるんだから、シンラのをとろうとしないの!
妻たちの事は好きだから、一緒にいることは嫌ではないけど、なにせいっぱいいるからね。妻たちは1人の時間を作れるけど、俺は1人の時間を作れないんだよね。1週間くらいならまったく気にならんだろうけど、それが2ヶ月、3ヵ月続けばさすがに息が詰まるかもしれん。
でも、ディストピアを作ってた時は、誰かしら近くにいたっけ? 作業していれば話は変わってくるか。
自分でも良く分からない思考の沼から、放置するという形で抜け出すことにした。放置できることは、放置でいいんだよ! たぶんな。今までそれで問題は、なかったはずだ!
「シュウ、1人でなに百面相なんてしてるのよ。はたから見ていると、危ない人に見えるわよ。あれね、子どもたちには絶対近付けたくないタイプの人間ね。家に着くまでに、落ち着いた方がいいわよ」
マジか! 思考の沼にはまっている間に、俺の表情筋が仕事をし過ぎて、危ない人になっていたみたいだな。顔をムニムニして、マッサージをする。ほぐしすぎてまた仕事をされても困るが、今の状態は拙いみたいなので、ほぐすことを優先した。
「ねぇ、いちいちほぐさなくても、考え事をしていないときは問題ないんだから、そんなことする必要ないわよ。リンドもそう思うわよね」
隣を歩いていたリンドも、苦笑している。こっちは、俺の行動が面白かったので、あえて止めない選択をして、どういった行動をとるのか見守っていたらしい。
たわいのない話をしている内に、拠点へ到着する。ちなみに、まだ橋が開通していないので、門とラディッツを結ぶ魔導列車の通る地下通路を歩いている。距離にして40メートルちょっとを、のんびりと進み拠点のある島……といっていいのか、そこへ戻ってきた。
今日の昼食は……おや? 今日も食堂ではなく、外での食事なのか?
外から子どもたちの声が聞こえているので、そちらへ向かって歩いていくと……カエデたちもビックリ、今朝にはなかった立派な窯が鎮座していた。しかも4つも。そんなに大量にと思ったがよくよく考えれば、これだけあっても治療師たちが揃えば、足りない気がする。
ブラウニーたちは使いやすさを優先して、キッチンの裏口から出たすぐ近くに窯を置いているな。後で屋根をつけよう。晴れている日はいいけど、雨降ったら使えなくなるからな。
「で、今日の昼食は、何で外なんだ?」
遅れて集まった俺とカエデ、リンド以外は、外で食事を食べる理由を知っているのか、ニヤニヤしながらこちらを見ている。すまないが、マジでニヤニヤされる理由が分からん。
カエデとリンドと顔を見合わせるが、いつの間にか理由を察したみたいで、俺は置いてきぼりをくらう。
ニヤニヤしているだけなら、俺に害があるわけじゃないし、そのうち分かるだろう。それよりもお腹を好いたから、準備してくれ。
窯があるので、窯を使った料理か。普通ならオーブンを使った料理も、窯で作ることも出来るから……焼き物系は大半が作れそうだな。
しばらくすると、生地の焼ける匂いがしてきた。これはパンを焼いているわけではないだろうから、ピザ生地を使った何かかな? オーソドックスにピザの線もあるが、パイ系の可能性もあるよな。何が出てくるんだろう。
ふと視線を感じてそちらの方を見ると、シンラとばっちり目があう。
お前も図太くなったよな。寝る時にプラムとシオンから逃げれることは無いけど、起きている時は上手くあしらうようになったよな。俺と目があっているのに、前菜として出してもらったサラダを、2人から死守しながら食べてるぞ。
で、シンラ君よ、君は何でこちらを見ているのかね? 食事に集中しなさい。
3人の微笑ましい攻防を見ていると、出来上がったのか次々に料理が運ばれてくる。変化球は無しで、ピザが今日のお昼か。でもさ、俺の台にまだ来てないんですけど! まだですか!
周りが食べ始めているのに、自分にピザがないのは辛い。
1分ほど遅れて、ピザが到着する。
……なるほどね。妻たちがニヤニヤしていた理由が分かった。食事に目が行っていて気付いてなかったが、ウルたちの声がしているのに、机に座ってなかったのはそう言う理由か。
子どもたちは知らない顔をして自分の席へ着いているが、俺への視線を隠しきれていない。チラチラ見られているのが分かる。
運ばれてきたピザは少し形は歪で普通より焦げがある気がするが、合格点だろう。問題は味だぞ! 焼き加減の難しいピザだからな。今の様子を見る限り、ブラウニーたちに助言は貰ったけど、調理の工程のほとんどを自分たちでやったのだろう。
そして何より、俺の机の上には4枚のピザが並べられているからな。さすがの俺にだって、ここまでくればわかるさな。
子どもたちに甘い俺ではあるが、食事に関してはちょっと厳しいぞ!
子どもたちが思い思いに食材を選んだんだろうな。見た目が一番きれいでオーソドックスなピザ、ツナマヨコーンのピザ、キノコが沢山乗っているピザ、最後に誰が作ったか分かりやすい照り焼きチキンベースの具のピザ。
おそらくオーソドックスなのがウル、照り焼きチキンがミーシャだろうな。子どもたちはみんなお肉が好きだが、ピザの具として一番選びそうなのは、ミーシャなんだよな。
残りの2つか、ツナマヨコーンとキノコは、正直どっちが作ったか分からないな。誰が作ったか何て、関係ないな。子どもたちが頑張って作ってくれたんだから、それだけでありがたいな。
まずは、オーソドックスなピザ。玉ねぎ、ピーマン、サラミのトッピングだ。玉ねぎのしゃきっとした歯ごたえに、微かに感じるピーマンの苦み、サラミの旨味がマッチして、味に文句のつけようがない。ちょっとチーズを焼きすぎたくらいだろう。美味かったぞ!
次に、照り焼きチキン。これは、普通に照り焼きチキンが美味かった。生地の見た目が似ていたので、同じものかと思っていたが、ウルのより食べ応えがある生地で、照り焼きチキンにあっていたな。しいて言うなら、照り焼きチキンの照りの部分が少し苦かったかな。
ツナマヨコーンは、普通に美味しかったね。ツナが多く感じたけど、これは好みの問題なので、こういうツナたっぷりもいいんじゃないかな。ちょっとマヨが多かったけどな。
最後にキノコ。おや? これは和風な味付けだな。照り焼きも和風ではあるが、それとは趣が違うな。純粋に和風だと、思ってしまうような匂いだ。醤油を使っているからだろうな。味も悪くない。何気に、キノコ単体のピザって初めてかも。以外に美味いな。
順位は無いけど、やっぱりオーソドックスなのが一番安定していたかな。同じ席に座っていた妻たちも、同じような評価なので、今回は娘補正無く評価できたようだ。
コッソリとウルたちが喜んでいる姿が微笑ましい。
後、プラムとシオン、自分の手にシンラと同じピザがあるんだから、シンラのをとろうとしないの!
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる