2,071 / 2,518
第2071話 いつもの光景と呼び出し
しおりを挟む
寝起き20分くらいなのに、よくご飯を食べる子だな。シンラもプラムもシオンも、モリモリと食べているな。プラムとシオンは、いつものようにシンラのご飯も狙っているあたり、本当に仲がいいんだな。出されている物は同じなのに、何でシンラのを狙うんだろうね。
狙われるのが普通になっているせいか、シンラの対応も慣れたものだな。隣から迫ってくるフォークを華麗に捌きながら、自分の食事を続けている姿は、どこか貫禄すら漂っている。
このヘンテコな状況を見ても、いつも通りだな……と思ってしまう俺たち家族は、どこかズレ始めているのではないだろうか? そう思ったのは、一緒に食事をしている土木組から、シンラたちの事を質問されたからだ。
子どもたちが好物を取り合う姿は分からなくもないが、それを平然とした顔で捌いているシンラに、土木組は戦慄していた。自分たちでも、プラムやシオン相手なら出来る動きではあるが、10以上も年下のシンラが当たり前のようにしていることに驚いていた。
家の食事風景の1つになりつつある、3人の攻防は見慣れたものなので、特に気にする物でもなかったんだよね。それに度が過ぎれば、シルキーたちに注意されることは分かっているので、そのギリギリのラインでプラムとシオンの2人はシンラを攻略しようとしているだけなのだ。
だけ、というのもおかしいか? この攻防が始まった時は、シンラが負ける様子が度々あったが、いつの間にか身に着けた技術で捌き始めていたから、気にしなくなったんだっけ?
そんなことも思い出せない位に当たり前の光景になっているのだ。
でも未だに、プラムとシオンがシンラの食事を狙う明確な理由は分からないんだよね。2人に聞いても良く分からない答えが返ってくるし、シンラに至っては悟りを開いているような状態だしな。
普段なら、食事が終われば休憩の時間になり眠るのだが、今日は昼食前に寝ていたので、今は眠くないようだ。食事の後に暴れるとシルキーたちの小言が怖いので大人しいのだが、することが無くスライムたちに囲まれた範囲をウロウロしている。
この範囲から出れば怒られることが分かっているので、中で大人しくしているだけなのが少し頭の痛い話だ……行動の結果で怒られるという条件付けがあり、その範囲内で動くというのは教育的に良くない気はするが、今回はディストピアじゃないからな、我慢は必要だぞ!
その行動範囲も、馬車と天幕に囲まれた範囲なので、動き回るだけならシンラたちにはかなり広い空間となる。スライムに乗ることもこの時間は禁止されているので、自分たちの足でとなると……歩き回るのも大変な広さだな。
シンラは早々に疲れたのかスライムを呼びよせて、貫禄のあるスコ座り……おっさん座りの体勢になり黄昏始めた。
ん~、仕事に疲れた中年男性の様な目をしているけど……シンラって転生者じゃないよな? いくらステータスを確認しても、それらしい痕跡は無いので違うのだが、こういう表情を見るとどうしてもそう考えてしまう。
プラムとシオンも疲れたのかスライムを呼びよせて、た〇パンダの如くスライムの上でヘニョリとだらけている。
俺たちは食事休みも終わり、午後の作業へ移ることになったのだが、やはり俺の居場所はなくすることが無い状況だ……こんな様子を子どもたちにみられたら、また針の筵みたいな視線を浴びることになる……
そんな事を考えていると、救いの手が!
魔導無線でグリエルから、今日は庁舎に顔を出さないのか連絡が入った。
そう言えば、領主の仕事をするために、ゲートで毎日帰るって話だったのを忘れていた。妻たちにも声をかけて移動をしようと思ったのだが、妻たちはいつの間にか自分たちの仕事を終わらせており、俺がだけ仕事をしていないような状況だったのだ。
これはいかんと思い、ゲートを準備しておいた馬車へ乗り込み庁舎へ移動する。
執務室に入ると、先にグリエルとガリアが待機しており、計画が変わった部分の説明をする。現場の人間が使いやすくなるのであれば、特に問題はないということになった。事後報告でいいので、どのように変わったかの報告だけお願いされた。
昨日分の説明が終わったところで、ゼニスが執務室へやってきた。
物資の運搬計画について、概要だけ説明に来た形だな。さすがに細かい値段まではまだ算出されていないが、周辺地域の相場から買い集めによる値上がりを想定した金額は準備されていた。
5000人規模の兵士と、保護をする難民たちへの物資として、およそ3万人分ほどを想定して購入計画を立てているそうだ。他にも、それとは別でキャラバンが、余剰物資のある地域からの輸送も計画しているようだ。
難民の数がどのくらいになるのか想定できていないので、5万人ほどを目安に物資を集めるとグリエルたちと相談して決めたそうだ。想定より少なくなるのであれば、収納の箱に入れておけば劣化は起きないので大丈夫だろうとのことだ。
問題となるのは、想定している数より難民の数が多かった場合だろう。短期的に見れば、ディストピアから物資を運び入れればいいのだが、食材の価値で考えると割高になってしまうので、難民に提供する物としては良くないと判断しているようだ。
少し矛盾しているが、ディストピアの食材を売って、そのお金で余っている食材を買い集める形を検討しているのだとか。高級な肉とかの販売で、安価な食材を購入するというのなら分かるが、野菜を売って穀物や野菜を買うって……どうなんだ?
それだけディストピアの野菜に価値があるのは喜ばしい事なのだが、他の街でも頑張れば同じような品質で野菜は収穫できるだろうに……そんなことを考えていたのがバレたのか、ゼニスに怒られてしまった。
同じ野菜と言っても、こちらからはその地域での旬ではない野菜を中心に運び販売し、旬の過剰気味の野菜を購入しているのだとか。旬の野菜を持って行っても売れはするが、その地域の農家に恨みを買うような真似はしません! と、真顔で凄まれた。
それもそうか。ディストピアでは季節関係なく収穫が可能なので、普通ならあるはずの農閑期が存在せずに、一年中農作業をしているんだったな。
特に嗜好品の果物が人気なんだっけ? 他にも加工品も人気があるって言ってたな。
そこから今後の予定を簡単に話し合い、今日は解散となる。
俺はそのまま領主の仕事をするために、執務室に積み上げられた報告書を処理していく。紙媒体で置かれている物は、サインや判子が必要な物で、読むだけでいいタイプの物はタブレットPCにデータが送られてきている。
最近やっとデータだけでもいい書類は出力されずに済むようになって、助かっている。
狙われるのが普通になっているせいか、シンラの対応も慣れたものだな。隣から迫ってくるフォークを華麗に捌きながら、自分の食事を続けている姿は、どこか貫禄すら漂っている。
このヘンテコな状況を見ても、いつも通りだな……と思ってしまう俺たち家族は、どこかズレ始めているのではないだろうか? そう思ったのは、一緒に食事をしている土木組から、シンラたちの事を質問されたからだ。
子どもたちが好物を取り合う姿は分からなくもないが、それを平然とした顔で捌いているシンラに、土木組は戦慄していた。自分たちでも、プラムやシオン相手なら出来る動きではあるが、10以上も年下のシンラが当たり前のようにしていることに驚いていた。
家の食事風景の1つになりつつある、3人の攻防は見慣れたものなので、特に気にする物でもなかったんだよね。それに度が過ぎれば、シルキーたちに注意されることは分かっているので、そのギリギリのラインでプラムとシオンの2人はシンラを攻略しようとしているだけなのだ。
だけ、というのもおかしいか? この攻防が始まった時は、シンラが負ける様子が度々あったが、いつの間にか身に着けた技術で捌き始めていたから、気にしなくなったんだっけ?
そんなことも思い出せない位に当たり前の光景になっているのだ。
でも未だに、プラムとシオンがシンラの食事を狙う明確な理由は分からないんだよね。2人に聞いても良く分からない答えが返ってくるし、シンラに至っては悟りを開いているような状態だしな。
普段なら、食事が終われば休憩の時間になり眠るのだが、今日は昼食前に寝ていたので、今は眠くないようだ。食事の後に暴れるとシルキーたちの小言が怖いので大人しいのだが、することが無くスライムたちに囲まれた範囲をウロウロしている。
この範囲から出れば怒られることが分かっているので、中で大人しくしているだけなのが少し頭の痛い話だ……行動の結果で怒られるという条件付けがあり、その範囲内で動くというのは教育的に良くない気はするが、今回はディストピアじゃないからな、我慢は必要だぞ!
その行動範囲も、馬車と天幕に囲まれた範囲なので、動き回るだけならシンラたちにはかなり広い空間となる。スライムに乗ることもこの時間は禁止されているので、自分たちの足でとなると……歩き回るのも大変な広さだな。
シンラは早々に疲れたのかスライムを呼びよせて、貫禄のあるスコ座り……おっさん座りの体勢になり黄昏始めた。
ん~、仕事に疲れた中年男性の様な目をしているけど……シンラって転生者じゃないよな? いくらステータスを確認しても、それらしい痕跡は無いので違うのだが、こういう表情を見るとどうしてもそう考えてしまう。
プラムとシオンも疲れたのかスライムを呼びよせて、た〇パンダの如くスライムの上でヘニョリとだらけている。
俺たちは食事休みも終わり、午後の作業へ移ることになったのだが、やはり俺の居場所はなくすることが無い状況だ……こんな様子を子どもたちにみられたら、また針の筵みたいな視線を浴びることになる……
そんな事を考えていると、救いの手が!
魔導無線でグリエルから、今日は庁舎に顔を出さないのか連絡が入った。
そう言えば、領主の仕事をするために、ゲートで毎日帰るって話だったのを忘れていた。妻たちにも声をかけて移動をしようと思ったのだが、妻たちはいつの間にか自分たちの仕事を終わらせており、俺がだけ仕事をしていないような状況だったのだ。
これはいかんと思い、ゲートを準備しておいた馬車へ乗り込み庁舎へ移動する。
執務室に入ると、先にグリエルとガリアが待機しており、計画が変わった部分の説明をする。現場の人間が使いやすくなるのであれば、特に問題はないということになった。事後報告でいいので、どのように変わったかの報告だけお願いされた。
昨日分の説明が終わったところで、ゼニスが執務室へやってきた。
物資の運搬計画について、概要だけ説明に来た形だな。さすがに細かい値段まではまだ算出されていないが、周辺地域の相場から買い集めによる値上がりを想定した金額は準備されていた。
5000人規模の兵士と、保護をする難民たちへの物資として、およそ3万人分ほどを想定して購入計画を立てているそうだ。他にも、それとは別でキャラバンが、余剰物資のある地域からの輸送も計画しているようだ。
難民の数がどのくらいになるのか想定できていないので、5万人ほどを目安に物資を集めるとグリエルたちと相談して決めたそうだ。想定より少なくなるのであれば、収納の箱に入れておけば劣化は起きないので大丈夫だろうとのことだ。
問題となるのは、想定している数より難民の数が多かった場合だろう。短期的に見れば、ディストピアから物資を運び入れればいいのだが、食材の価値で考えると割高になってしまうので、難民に提供する物としては良くないと判断しているようだ。
少し矛盾しているが、ディストピアの食材を売って、そのお金で余っている食材を買い集める形を検討しているのだとか。高級な肉とかの販売で、安価な食材を購入するというのなら分かるが、野菜を売って穀物や野菜を買うって……どうなんだ?
それだけディストピアの野菜に価値があるのは喜ばしい事なのだが、他の街でも頑張れば同じような品質で野菜は収穫できるだろうに……そんなことを考えていたのがバレたのか、ゼニスに怒られてしまった。
同じ野菜と言っても、こちらからはその地域での旬ではない野菜を中心に運び販売し、旬の過剰気味の野菜を購入しているのだとか。旬の野菜を持って行っても売れはするが、その地域の農家に恨みを買うような真似はしません! と、真顔で凄まれた。
それもそうか。ディストピアでは季節関係なく収穫が可能なので、普通ならあるはずの農閑期が存在せずに、一年中農作業をしているんだったな。
特に嗜好品の果物が人気なんだっけ? 他にも加工品も人気があるって言ってたな。
そこから今後の予定を簡単に話し合い、今日は解散となる。
俺はそのまま領主の仕事をするために、執務室に積み上げられた報告書を処理していく。紙媒体で置かれている物は、サインや判子が必要な物で、読むだけでいいタイプの物はタブレットPCにデータが送られてきている。
最近やっとデータだけでもいい書類は出力されずに済むようになって、助かっている。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
転生したら倉庫キャラ♀でした。
ともQ
ファンタジー
最高に楽しいオフ会をしよう。
ゲーム内いつものギルドメンバーとの会話中、そんな僕の一言からオフ会の開催が決定された。
どうしても気になってしまうのは中の人、出会う相手は男性?女性? ドキドキしながら迎えたオフ会の当日、そのささやかな夢は未曾有の大天災、隕石の落下により地球が消滅したため無念にも中止となる。
死んで目を覚ますと、僕はMMORPG "オンリー・テイル" の世界に転生していた。
「なんでメインキャラじゃなくて倉庫キャラなの?!」
鍛え上げたキャラクターとは《性別すらも正反対》完全な初期状態からのスタート。
加えて、オンリー・テイルでは不人気と名高い《ユニーク職》、パーティーには完全不向き最凶最悪ジョブ《触術師》であった。
ギルドメンバーも転生していることを祈り、倉庫に貯めまくったレアアイテムとお金、最強ゲーム知識をフルバーストしこの世界を旅することを決意する。
道中、同じプレイヤーの猫耳魔法少女を仲間に入れて冒険ライフ、その旅路はのちに《英雄の軌跡》と称される。
今、オフ会のリベンジを果たすため "オンリー・テイル" の攻略が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる