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第2053話 出発前の大仕事⑤
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土木組の子たちとは、俺たちの家と一緒に兵士たちの駐屯地になる場所も作ってもらうので、駐屯地の話もしている。
話の流れから、俺たちが住む場所はいずれ、司令部の様な場所になるのでは? という考えの元、設計が少しずつ変わっていった。元々、そのまま作るつもりは無かったのだが、作っている最中に修正をかけて整えていく形になると思っていた。
それが、司令部として使うなら、私たちが使うエリアは仮眠室や、建物の中で働く軍人でない人たち用として使いやすいように、個室を多めにするべきだと判断して、2階以上には個室を大量に用意していた。
では1階は? と思ったのだが、衛生面を管理する場所となっていた。まぁ、お風呂だ。この建物が司令部となるなら、駐屯地の中心になるわけで、その中心に風呂場を用意しようという話になっていた。
兵士たちの宿舎にも作ればいいと思っていたのだが、そこまで大きく作るつもりは無いと言われた。何で土木組の子たちがそんな風に答えたのか分からなかったが、話を聞いていくうちに理由が分かった。
土木組の子たちは、俺との話し合いの前にレイリーと話し合いをしていたらしい。どのくらいの規模で兵士たちを動かすのか、とかいろいろな話をしたのだとか。その時に、全てが終わった後、あの地にどれだけの人間を残す予定なのかも聞いていたようだ。
俺はそこまでレイリーと話していなかったが、レイリーの考えでは100人ほどだろうとのことだ。
俺たちが使うエリアは、兵士たちが生活するためのエリアになり、食堂のある中央部分は司令部としての役割を果たす場所にすると、土木組の子たちは考えたようだ。
俺が子どもたちが運動できるスペースとして考えていた部分は、兵士たちの訓練場になる予定だとさ。
俺たちが使うエリアの1階は、鍛冶場になりそうだ。装備の手入れをするエリアとして、使われることになるだろうだってさ。
その前に俺は、反乱分子になりえる大量の難民が近くに街を作るのに、100人という小規模でいいのか? と思ったのだ。そこら辺を聞いてみると、考えるより前に分かるだろうと言った感じで返事がかえってきた。
『大規模に派遣できるほど、兵士は多くないです』
そう言われて、俺はハッとした。どれだけ危険に思えたとしても、対応できる人材が足りていないのであれば、滞在できる人間は少なくなるのが必然である。
今回は難民対応でレイリーが軍と兵士を動かしているが、その全員がその場に残るわけではない。その大半は難民の対応が終われば、街に帰るのが当たり前である。
そう考えた時に、今回の俺たちが住む場所をそのまま兵士たちが利用できるようにするのは、理にかなっているということに話になった。
軍が待機する場所は、始めは門から離れた場所にする予定だったのだが、門を確実に確保することを考えると、駐屯地は門に隣接もしくは併設する形にするべきだという話の流れになった。
そこで、俺たちが滞在する予定の建物は、門の目の前に作ることになった。
じゃぁ、通行の邪魔になるのでは? と思ったのだが、門を通り過ぎるとすぐに下り坂になっており、地下へ潜る形にするとの事だ。そこからある程度離れた場所までトンネルを掘り、そこを通らせることにしたのだとか。
あれ? 俺が立ててた計画と違うんだけど、いつの間にそうなったんだ?
どうやら、土木組の子たちは、グリエルからかなりの権限を委譲されているようで、駐屯地の造りや街の設計に関しては、俺に説明すれば勝手に作ってもいいと許可しているそうだ。
うん、俺、それ聞いてない。
でも、この子たちは、街を自分で作っているので、しっかりとした知識がある。今回の問題に対しては、トンネルを掘ることで回避するのがベターと判断したそうだ。とはいえ、地下へ降りる道は開閉可能にするので、駐屯する兵士たちは門と地下への通路を管理することになるだろう。
駐屯地の周りに水堀をつくり、門から直通で地下に入れる通路を作る。この2つで、反乱があったときに対処するんだってさ。
む~、目まぐるしく予定が変わるせいで、概要が全然分からなくなってきた……
俺は、今までの話をまとめてみることにした。
・難民対策として、軍を派遣する。これは、レイリーの仕事。
・難民に街を作らせて、自分たちで生活できるようにする。これは、俺の仕事。土木組に手伝ってもらって、畑の確保もするつもりだ。
・難民が作る街を支配しようとする輩を排除するために、光魔法の【トゥルーオアフォールス】を使った選定と、暗部による不穏分子の排除。これは、俺と妻たち、暗部が中心となる。
・門を奪われないために、門に併設する形で駐屯地を作り、通行税を取らせないためにトンネルを掘る。俺と土木組の仕事だな。この駐屯地は、俺たちが活動する拠点をそのまま利用する形になるので、広めに作る予定だ。
・駐屯地の周りに水堀を作る。これは、軍が撤退するときに作るようにするそうだ。意味が分からなかったのだが、水堀になる部分に今回派遣する軍を待機させる場所を作るのだそうだ。警備の観点から、狭い水堀は作成するが、広い水堀は軍が撤退する際に一気に作るのだとか。いつ決まったし!
・難民たちが作る街には、壁は作らずに畑となる部分を大量に準備する。いつ決まったのさ!
・反乱があった際には、軍を派遣してすぐに制圧できるように準備をしておく。壁を作らないのは、籠城させないためだとか。
俺が覚えている範囲でまとめた感じだと、こんなもんだな。他にも色々あった気がするけど、思い出せん。
難民が自分たちで街を作ったからといって、独立を求めるのか本当に疑問である。いくら安全な壁の中だからといって、その土地の支配者からわざわざ独立して、困難な道を進むとは思えないんだよな。可能性の1つとして、考えておくべきだということは分かるが、いまいち納得ができていない。
扇動する人間がいたとしても、兵力に差があるのだから、攻め滅ぼされて終わりだろうに。そもそも、難民を壁の中に受け入れたからと言って、難民がその土地の人間に認められるとも限らない。不穏分子になるなら、遠慮なく排除する……って方向に話が進みそうなのに、わざわざ乗せられる人がいるのだろうか?
俺はこの時、何も理解していなかった。教育を受けていない人間は、時として理解しがたい行動を平気で取ることを。教育されている人間であっても、同調圧力の前には無意味だということを。
話の流れから、俺たちが住む場所はいずれ、司令部の様な場所になるのでは? という考えの元、設計が少しずつ変わっていった。元々、そのまま作るつもりは無かったのだが、作っている最中に修正をかけて整えていく形になると思っていた。
それが、司令部として使うなら、私たちが使うエリアは仮眠室や、建物の中で働く軍人でない人たち用として使いやすいように、個室を多めにするべきだと判断して、2階以上には個室を大量に用意していた。
では1階は? と思ったのだが、衛生面を管理する場所となっていた。まぁ、お風呂だ。この建物が司令部となるなら、駐屯地の中心になるわけで、その中心に風呂場を用意しようという話になっていた。
兵士たちの宿舎にも作ればいいと思っていたのだが、そこまで大きく作るつもりは無いと言われた。何で土木組の子たちがそんな風に答えたのか分からなかったが、話を聞いていくうちに理由が分かった。
土木組の子たちは、俺との話し合いの前にレイリーと話し合いをしていたらしい。どのくらいの規模で兵士たちを動かすのか、とかいろいろな話をしたのだとか。その時に、全てが終わった後、あの地にどれだけの人間を残す予定なのかも聞いていたようだ。
俺はそこまでレイリーと話していなかったが、レイリーの考えでは100人ほどだろうとのことだ。
俺たちが使うエリアは、兵士たちが生活するためのエリアになり、食堂のある中央部分は司令部としての役割を果たす場所にすると、土木組の子たちは考えたようだ。
俺が子どもたちが運動できるスペースとして考えていた部分は、兵士たちの訓練場になる予定だとさ。
俺たちが使うエリアの1階は、鍛冶場になりそうだ。装備の手入れをするエリアとして、使われることになるだろうだってさ。
その前に俺は、反乱分子になりえる大量の難民が近くに街を作るのに、100人という小規模でいいのか? と思ったのだ。そこら辺を聞いてみると、考えるより前に分かるだろうと言った感じで返事がかえってきた。
『大規模に派遣できるほど、兵士は多くないです』
そう言われて、俺はハッとした。どれだけ危険に思えたとしても、対応できる人材が足りていないのであれば、滞在できる人間は少なくなるのが必然である。
今回は難民対応でレイリーが軍と兵士を動かしているが、その全員がその場に残るわけではない。その大半は難民の対応が終われば、街に帰るのが当たり前である。
そう考えた時に、今回の俺たちが住む場所をそのまま兵士たちが利用できるようにするのは、理にかなっているということに話になった。
軍が待機する場所は、始めは門から離れた場所にする予定だったのだが、門を確実に確保することを考えると、駐屯地は門に隣接もしくは併設する形にするべきだという話の流れになった。
そこで、俺たちが滞在する予定の建物は、門の目の前に作ることになった。
じゃぁ、通行の邪魔になるのでは? と思ったのだが、門を通り過ぎるとすぐに下り坂になっており、地下へ潜る形にするとの事だ。そこからある程度離れた場所までトンネルを掘り、そこを通らせることにしたのだとか。
あれ? 俺が立ててた計画と違うんだけど、いつの間にそうなったんだ?
どうやら、土木組の子たちは、グリエルからかなりの権限を委譲されているようで、駐屯地の造りや街の設計に関しては、俺に説明すれば勝手に作ってもいいと許可しているそうだ。
うん、俺、それ聞いてない。
でも、この子たちは、街を自分で作っているので、しっかりとした知識がある。今回の問題に対しては、トンネルを掘ることで回避するのがベターと判断したそうだ。とはいえ、地下へ降りる道は開閉可能にするので、駐屯する兵士たちは門と地下への通路を管理することになるだろう。
駐屯地の周りに水堀をつくり、門から直通で地下に入れる通路を作る。この2つで、反乱があったときに対処するんだってさ。
む~、目まぐるしく予定が変わるせいで、概要が全然分からなくなってきた……
俺は、今までの話をまとめてみることにした。
・難民対策として、軍を派遣する。これは、レイリーの仕事。
・難民に街を作らせて、自分たちで生活できるようにする。これは、俺の仕事。土木組に手伝ってもらって、畑の確保もするつもりだ。
・難民が作る街を支配しようとする輩を排除するために、光魔法の【トゥルーオアフォールス】を使った選定と、暗部による不穏分子の排除。これは、俺と妻たち、暗部が中心となる。
・門を奪われないために、門に併設する形で駐屯地を作り、通行税を取らせないためにトンネルを掘る。俺と土木組の仕事だな。この駐屯地は、俺たちが活動する拠点をそのまま利用する形になるので、広めに作る予定だ。
・駐屯地の周りに水堀を作る。これは、軍が撤退するときに作るようにするそうだ。意味が分からなかったのだが、水堀になる部分に今回派遣する軍を待機させる場所を作るのだそうだ。警備の観点から、狭い水堀は作成するが、広い水堀は軍が撤退する際に一気に作るのだとか。いつ決まったし!
・難民たちが作る街には、壁は作らずに畑となる部分を大量に準備する。いつ決まったのさ!
・反乱があった際には、軍を派遣してすぐに制圧できるように準備をしておく。壁を作らないのは、籠城させないためだとか。
俺が覚えている範囲でまとめた感じだと、こんなもんだな。他にも色々あった気がするけど、思い出せん。
難民が自分たちで街を作ったからといって、独立を求めるのか本当に疑問である。いくら安全な壁の中だからといって、その土地の支配者からわざわざ独立して、困難な道を進むとは思えないんだよな。可能性の1つとして、考えておくべきだということは分かるが、いまいち納得ができていない。
扇動する人間がいたとしても、兵力に差があるのだから、攻め滅ぼされて終わりだろうに。そもそも、難民を壁の中に受け入れたからと言って、難民がその土地の人間に認められるとも限らない。不穏分子になるなら、遠慮なく排除する……って方向に話が進みそうなのに、わざわざ乗せられる人がいるのだろうか?
俺はこの時、何も理解していなかった。教育を受けていない人間は、時として理解しがたい行動を平気で取ることを。教育されている人間であっても、同調圧力の前には無意味だということを。
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