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第1974話 状況確認
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シンラの顔面抱擁とプラムとシオンの顔蹴りからは解放されたが、ミーシャたちのくっ付き虫は母親たちにも止めることが出来ずに、体に娘たちを装備した状態で過ごすことになった。両腕はガッチリとホールドされており、首にも腕が回っているので離すことができないのだ。
その状態でリビングスペースに向かい、お気に入りのソファーに座ろうとすると、背中側から首に手を回していたスミレが頭の上によじ登り、俺の前側に移動した。それでも首に手が回っていることを考えると、意地でも離れないつもりなのだろう。
移動前にバザールが姿を現し、簡単に隷属させた神たちの話をして、暗部の下に連れて行ってもらった。一応、情報を引き出しておいてもらう。こんなことをした理由もそうだが、他に関与していたり、力を貸していた神がいないかのあぶりだしだ。
ここで得た情報と、チビ神の陣営が得た情報を照らし合わせて、反撃を考えるためだ。
移動を終え、左右にミーシャとブルム、首にスミレを身に着けたまま、話を聞くことにした。
こういう時に話してくれるのは、ミリーなのだが今日はギルドの方に行っており、先ほど連絡をしたばかりなので、戻ってくるにはもう少し時間がかかる。代わりに話してくれたのは、カエデでもリンドでもなく、ピーチだった。
一応年長者の2人は、話すのが苦手! と堂々と言い切り、他の妻たちに呆れられている。カエデはともかく、技能集団の統領をしていたリンドが話すの苦手ってどうなのさ?
「シュウ、トップをやっていても、話さなくたって何とかなるんだよ。頭の固い偏屈爺が多かった鍛冶場だから、拳が物を言うのよ」
うん、初めてであった日の事を思い出す。最終的には戦闘になって、俺に負けて色々経て結婚するとか言い出したんだったっけな。
副統領や補佐官みたいな人たちが、優秀だったってことかね。
そこで話はいったん終わり、俺がいなくなった時のことを話してくれた。
初めに教えてくれたのは、俺がいなくなってから4日しか経っていなことだ。時間の流れが違うとは思っていたが、向こう側は4倍近く早く時間が過ぎていたみたいだな。ウルが帰ってきてからは1日らしい、大体計算は間違っていないかな?
俺がいなくなったと同時にウルがいなくなった朝、ミリーが特に取り乱してしまったようだ。ミーシャと同じくらい愛情を込めていたので、お腹を痛めて産んだ子ではないが取り乱してしまい、それを見た他の妻たちは少し冷静になれたのだとか。
自分以上に冷静さを欠いている人間がいると、反対に落ち着き始めるって言うんだから、人間って不思議だよな。一緒に暴れ出しそうだけどな。唯一の例外は、突然の災害時とかかね? ああいった時は、集団でパニックを起こすからな。
ミリーを落ち着かせるのは、カエデとリンドに任せて、子どもたちに負担をかけないように、手分けして対応することになったようだ。
いったん状況の落ち着いた俺がいなくなった日の午後に、綾乃とバザール、ライガも姿を消したことが判明したようだ。
神に関係している人間が5人中3人、何かしらあるのではないかと考え、シルキーたちにお願いして高級スイーツをたくさん作ってもらったようだ。初めはチビ神に連絡を取ろうとしたのだが、まったく連絡がつかず違う神に連絡を取ったらしい。
チビ神は妨害されていたから、妻たちからの連絡を受け取れなかったのだろう。それよりさ、違う神と連絡を取ったってどういうことだ?
俺の知らない所で妻たちはチビ神に紹介されて、美を追求する女神と交流を持っていたらしい。いつの時代も、美の神は女性の信仰を受けているので、消滅することの無く女性の味方なので、妻たちと意気投合したのだとか。
妻たちが使っている、ブラウニーたちと共同で俺や綾乃が研究して作った美容液に興味を示して、美の女神がチビ神を介してコンタクトをとってきたようだ。そう言えば、昔、妻たち以外にも使うからって、少し特殊な配合をした美容液をお願いされたっけ? それがその女神に渡ったのかね?
その女神とコンタクトを取ると、チビ神が軟禁のような状態にあったことが分かり、すぐに救出隊が組まれチビ神が戻ってこれたんだとさ。じゃぁ、バザールやライガが一緒に送り込まれたのは……あ~、関係は深くないけど、お菓子などの恩を感じていた女神たちが、協力して送り出してくれたのね。
チビ神……自分の功績みたいに言ってたけど、お前全く関係してないじゃんか!
まぁ、チビ神だしそう言うこともあるか。
状況を把握した妻たちは、四大精霊を呼び出して、女神たちの協力を得てDPをフルに使い、俺たちのいる世界の状況が見れるテレビを設置して、持ち回りで俺たちの様子をモニターしてくれていたそうだ。
子どもたちには、急な出張で出かけた俺と、それについていったウルという風に話が進んでいたのだが、次の日にテレビを発見されてしまい、俺たちが映っていたので色々と聞かれ、話したい、会いたい、向こうに行きたい、といったお願いに難しいと言っていたら、ギャン泣きされてしまったそうだ。
なので、包み隠さずにすべてを話したが、理解しきれずにぐずってしまったのだとか。
俺は、家にいなくても毎日娘たちと連絡するように心がけていたのに、今回はテレビで見れているのに連絡が無いと、かなり拗ねた様子で妻たちに八つ当たりしていたのだとか。
丸2日くらいは、娘たちの不機嫌な様子は解消されなかったが、ウルが帰ってきたことで状況が変わった。
ウル自身もかなり疲弊していたが、戻ってきてすぐにミーシャたちの様子を見て、俺たちのいた世界の事を話してくれたんだとさ。子どもが子どもに説明すると、分かりやすいのかミーシャたちは、色々と受け入れてくれたらしい。
そう言えば、ウルは記憶操作をしたのだろうか? 疑問に思ったので、話の途中だったが綾乃の話題を振って、間接的にどういう対応をしたのか聞いてみた。
どうやら疲弊はしていたが、ミーシャたちの事もあり、落ち着いたと判断した妻たちが、経過観察中だということだ。少しでも異変があったら、ツィード君とシルクちゃんに相談する予定だったとか。
話していると、ウルも寂しくなったのか、俺の首に腕を回しているスミレの後ろから、抱き着くような形で俺の膝の上に乗ってきた。
やっぱり、大変だったのだろう。でも、妹たちを心配させないように、御姉ちゃんは一生懸命頑張っていたんだろうな。俺は手が届かないので、近くにいたシュリやライムが、ウルの頭を撫でている。
綾乃に色々と教えてもらい、情報をすり合わせして、もうすぐ戻ってこれると判断したようで、妻たちは落ち着いていられたようだ。
早い段階でチビ神と連絡が取れたのが、妻たちにとっては良かったのかもな。
その状態でリビングスペースに向かい、お気に入りのソファーに座ろうとすると、背中側から首に手を回していたスミレが頭の上によじ登り、俺の前側に移動した。それでも首に手が回っていることを考えると、意地でも離れないつもりなのだろう。
移動前にバザールが姿を現し、簡単に隷属させた神たちの話をして、暗部の下に連れて行ってもらった。一応、情報を引き出しておいてもらう。こんなことをした理由もそうだが、他に関与していたり、力を貸していた神がいないかのあぶりだしだ。
ここで得た情報と、チビ神の陣営が得た情報を照らし合わせて、反撃を考えるためだ。
移動を終え、左右にミーシャとブルム、首にスミレを身に着けたまま、話を聞くことにした。
こういう時に話してくれるのは、ミリーなのだが今日はギルドの方に行っており、先ほど連絡をしたばかりなので、戻ってくるにはもう少し時間がかかる。代わりに話してくれたのは、カエデでもリンドでもなく、ピーチだった。
一応年長者の2人は、話すのが苦手! と堂々と言い切り、他の妻たちに呆れられている。カエデはともかく、技能集団の統領をしていたリンドが話すの苦手ってどうなのさ?
「シュウ、トップをやっていても、話さなくたって何とかなるんだよ。頭の固い偏屈爺が多かった鍛冶場だから、拳が物を言うのよ」
うん、初めてであった日の事を思い出す。最終的には戦闘になって、俺に負けて色々経て結婚するとか言い出したんだったっけな。
副統領や補佐官みたいな人たちが、優秀だったってことかね。
そこで話はいったん終わり、俺がいなくなった時のことを話してくれた。
初めに教えてくれたのは、俺がいなくなってから4日しか経っていなことだ。時間の流れが違うとは思っていたが、向こう側は4倍近く早く時間が過ぎていたみたいだな。ウルが帰ってきてからは1日らしい、大体計算は間違っていないかな?
俺がいなくなったと同時にウルがいなくなった朝、ミリーが特に取り乱してしまったようだ。ミーシャと同じくらい愛情を込めていたので、お腹を痛めて産んだ子ではないが取り乱してしまい、それを見た他の妻たちは少し冷静になれたのだとか。
自分以上に冷静さを欠いている人間がいると、反対に落ち着き始めるって言うんだから、人間って不思議だよな。一緒に暴れ出しそうだけどな。唯一の例外は、突然の災害時とかかね? ああいった時は、集団でパニックを起こすからな。
ミリーを落ち着かせるのは、カエデとリンドに任せて、子どもたちに負担をかけないように、手分けして対応することになったようだ。
いったん状況の落ち着いた俺がいなくなった日の午後に、綾乃とバザール、ライガも姿を消したことが判明したようだ。
神に関係している人間が5人中3人、何かしらあるのではないかと考え、シルキーたちにお願いして高級スイーツをたくさん作ってもらったようだ。初めはチビ神に連絡を取ろうとしたのだが、まったく連絡がつかず違う神に連絡を取ったらしい。
チビ神は妨害されていたから、妻たちからの連絡を受け取れなかったのだろう。それよりさ、違う神と連絡を取ったってどういうことだ?
俺の知らない所で妻たちはチビ神に紹介されて、美を追求する女神と交流を持っていたらしい。いつの時代も、美の神は女性の信仰を受けているので、消滅することの無く女性の味方なので、妻たちと意気投合したのだとか。
妻たちが使っている、ブラウニーたちと共同で俺や綾乃が研究して作った美容液に興味を示して、美の女神がチビ神を介してコンタクトをとってきたようだ。そう言えば、昔、妻たち以外にも使うからって、少し特殊な配合をした美容液をお願いされたっけ? それがその女神に渡ったのかね?
その女神とコンタクトを取ると、チビ神が軟禁のような状態にあったことが分かり、すぐに救出隊が組まれチビ神が戻ってこれたんだとさ。じゃぁ、バザールやライガが一緒に送り込まれたのは……あ~、関係は深くないけど、お菓子などの恩を感じていた女神たちが、協力して送り出してくれたのね。
チビ神……自分の功績みたいに言ってたけど、お前全く関係してないじゃんか!
まぁ、チビ神だしそう言うこともあるか。
状況を把握した妻たちは、四大精霊を呼び出して、女神たちの協力を得てDPをフルに使い、俺たちのいる世界の状況が見れるテレビを設置して、持ち回りで俺たちの様子をモニターしてくれていたそうだ。
子どもたちには、急な出張で出かけた俺と、それについていったウルという風に話が進んでいたのだが、次の日にテレビを発見されてしまい、俺たちが映っていたので色々と聞かれ、話したい、会いたい、向こうに行きたい、といったお願いに難しいと言っていたら、ギャン泣きされてしまったそうだ。
なので、包み隠さずにすべてを話したが、理解しきれずにぐずってしまったのだとか。
俺は、家にいなくても毎日娘たちと連絡するように心がけていたのに、今回はテレビで見れているのに連絡が無いと、かなり拗ねた様子で妻たちに八つ当たりしていたのだとか。
丸2日くらいは、娘たちの不機嫌な様子は解消されなかったが、ウルが帰ってきたことで状況が変わった。
ウル自身もかなり疲弊していたが、戻ってきてすぐにミーシャたちの様子を見て、俺たちのいた世界の事を話してくれたんだとさ。子どもが子どもに説明すると、分かりやすいのかミーシャたちは、色々と受け入れてくれたらしい。
そう言えば、ウルは記憶操作をしたのだろうか? 疑問に思ったので、話の途中だったが綾乃の話題を振って、間接的にどういう対応をしたのか聞いてみた。
どうやら疲弊はしていたが、ミーシャたちの事もあり、落ち着いたと判断した妻たちが、経過観察中だということだ。少しでも異変があったら、ツィード君とシルクちゃんに相談する予定だったとか。
話していると、ウルも寂しくなったのか、俺の首に腕を回しているスミレの後ろから、抱き着くような形で俺の膝の上に乗ってきた。
やっぱり、大変だったのだろう。でも、妹たちを心配させないように、御姉ちゃんは一生懸命頑張っていたんだろうな。俺は手が届かないので、近くにいたシュリやライムが、ウルの頭を撫でている。
綾乃に色々と教えてもらい、情報をすり合わせして、もうすぐ戻ってこれると判断したようで、妻たちは落ち着いていられたようだ。
早い段階でチビ神と連絡が取れたのが、妻たちにとっては良かったのかもな。
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