1,841 / 2,518
第1841話 バカが多すぎる!
しおりを挟む
「亡くなった人は丁寧に運べ。運ぶ先は……領主館でいい。領主代行に、例の部屋を解放するように、と伝言をして馬車を使ってもいいから運べ! 汚れる? はぁ、手前俺の指示が聞けねえのか? アリス! こいつら役に立たん、お前が指揮しろ! 絶対に上に何も乗せるなよ!」
亡くなった人を一人ひとり運び出すのに、人の手では足りないから、馬車も使い運ぶように命令するも、馬車を持っている商人たちは難色を示した。そんな奴らは使えないので、アリスに指示を出して死体を運び出すように命令する。
こんな緊急時に馬車が汚れるとか、ふざけたことぬかしやがって……緊急マニュアルに書いてあんだろうが! 現場近くにいる場合は、指示に従うようにってな! それに、後々補填もするって言ってるのに、汚れるとか……
「ライム、暗部に話をして、今回非協力的だった商人を調べさせろ。全員取引停止だ。冒険者たちは指示に従い動いてくれているのに……後、護衛を手伝いに出さなかったアホ共もイラン。調べさせて追放しろ」
俺の言いたいことを理解したライムは、近くにある魔導無線を備えている公共施設へ走っていく。
くそう、何人が死んだんだ? 見た感じ、50人近くは死者がいたように見えるが……建物の中にいても、あの魔力爆発では被害が出ているようで、怪我した人たちが運び出されていた。
どうするべきか考えていると、ガリアが戻ってきた。グリエルは、そのまま残って情報収集を行うようだ。
「ガリア、ゼニスの所に行って、すぐに動かしても問題ないお金を引き出してきてくれ。一次補填として、しばらく休業しても問題ない金額を渡しておけ。渡した金額は、正確に記録するように。相手にも控えを渡せよ」
戻ってきたばかりで悪いが、ガリアは野戦病院では役に立たないので、補填に回ってもらうことにした。
こういう時にレイリーがいると助かるんだが……まだ来ないのか?
ケガ人が運び込まれた方の広場へ向かう。
「ネル! 治療状況は?」
「ただいま、トリアージをもとに、すぐに死の危険のある人たちの応急処置は終わりました。錯乱している人もいましたので、そういう人は薬で眠ってもらっています。今すぐには命に別状はありませんが、時間が経つと危ない人の応急処置を、治療師たちと一緒に処置を行っています」
「了解、引き続き、マニュアル通り対応するように。簡易病院の方を見てくる、余裕があれば、運び出していい人たちにマークをしておいてくれ」
ネルに現場の様子を聞き、簡易病院の方へ移動を開始しようとすると、
ダマとレオンが冒険者風の人間の首に噛み付いていた。
「ダマ、何があった!」
冒険者風の人間2人は、こいつらがいきなり噛み付いてきた! と苦しそうに叫んでいるが、武器を持っている状況はおかしい。
『主殿、治療師たちの近くに寄らないように命令が出ていたのに、武器を抜いて近くへ寄ってきたので、捕らえました』
「よくやった。ニコ、スライムを指揮して、治療師やディストピアの関係者を守れ。総動員しても構わん、捕らえるのが難しかったら殺せ。いいな? 手加減の必要はない。緊急時にふざけたことをしでかした奴らに、生きている価値など無い!」
ダマとレオンが噛みついている2人は、兵士たちに引き渡して、領主館に連れて行かせる。あそこはこの街で一番セキュリティーがしっかりしてるからな。
簡易病院の作られている広場へ行く間に、
「スプリガンのみんな、聞こえているか? 現時点をもって、一時ダンジョン監視業務を中断。全員でゴーストタウン内で、怪しい動きをしている人間をマークしてくれ。捕らえた2人が接触していたであろう人物も、過去の映像から割り出しておいてくれ! ブラウニー、王蜜を解禁、全力でスプリガンの希望に答えろ」
スプリガンからは、なかなか食べれない王蜜のお菓子を食べれると奇声が……ブラウニーからは、際限無しでお菓子を作っていいと言う命令で奇声が上がった。
クインハニービーに謝っておかないとな……多分、俺が味見をしていない王蜜も、多少は使われるだろうしな……今度、花畑を広げてやるか。
広場には、ドワーフが集まっていた。他にも建物に携わっているであろう人材も、集まっているようだ。
「この中で、全体の指揮をとれると思う人物はいるか? 他薦で頼む」
ある1人のドワーフに指が集まる。
「老ドワーフのじっちゃんがいるじゃん。なら問題ないな。1部屋4人が入れる病室を、ひとまず50部屋分頼む。多少造りは粗くてもいいから、速度を優先してくれ。あんたなら問題ないと思うが、2階建ては無しでよろしく。資材は……すぐに運ばれてくるから、班分けを行ってくれ」
顔見知りの老ドワーフが、たまたまディストピアからこちらに遊びに来ていたようだ。そのじっちゃんが陣頭指揮をとって、簡易病院の作成に入る。
資材は、ディストピアからレイリーが到着して、引き連れてきた兵士たちが、収納のカバンに入れて来たものを、広場の隅に置いている。
「レイリー助かった。こちらの守りは、任せても平気か?」
「遅くなってすいません。資材を召喚してもらうのに、時間がかかりました……それより守りですか?」
「裏があるのか分からんが、治療に当たっている人間が狙われた。何が目的か分からないが、一応領主館に運ばせている。少し落ち着いたら、関係者を全員捕まえて尋問する予定だ。可能な限り生かしておいてほしいが、無理に生かす必要はない。危険を感じたら殺してしまって構わん」
「爆破テロに便乗したのか、そもそも一連の流れが計画だったのか……まだ分からないということですね。必要ないと思って、一緒に行動している暗部を置いてきてしまいました。今から呼び出しておきます。到着し次第、シュウ様の元へ向かわせます」
「人出が増えるのは助かるな。レイリーと一緒に行動しているってことは、尋問や拷問を担当している部隊だっけ? それなら、一部を捕らえた奴らから情報を引き出させて、残りで関係者の襲撃をさせるか……到着したら俺の所じゃなくて、領主館で手段は選ばず情報を引き出すように言ってくれ」
「了解しました。まずは、この広場の安全を確保します」
レイリーは、部隊長たちに指示を出していく。関係者以外は、即拘束対象になることを周知徹底させるようだ。師匠クラスのドワーフであれば、Aランク冒険者が複数で不意打ちでもしない限り、怪我もしないだろうが、見習いやドワーフじゃない人たちは、戦闘力低いからな。安全の確保は重要だ。
こっちはレイリーがいるから、問題ない。老ドワーフのじっちゃんもいるしな。
ケガ人のいる広場へ戻って、俺も治療に当たるか。
生きているけど、手足が千切れている人が多いな……それだけ、魔力爆発の威力が強かったのだろう。死んでないけど、絶望している人が多いな。
でも、部位欠損があっても、直せる事を知らない人たちだからな……とりあえず、簡易病院が出来たら、欠損部位の少ない人から治療だな。
大きくなると、どうしても栄養が大量に必要になってくるから、しっかりと説明して栄養を口腔摂取してもらったうえで、栄養剤も使わないと死のリスクがあるからな。
「キリエ、部位欠損して治療されて絶望している人がいたら、自殺されないように眠らせてくれ。部位欠損が治るのは、簡易病院に連れて行ってからだ」
スライムたちが、混乱に乗じて近寄ってきた人間を10人ほど拘束していた。全員領主館へ運び、情報を聞き出すことにする。
亡くなった人を一人ひとり運び出すのに、人の手では足りないから、馬車も使い運ぶように命令するも、馬車を持っている商人たちは難色を示した。そんな奴らは使えないので、アリスに指示を出して死体を運び出すように命令する。
こんな緊急時に馬車が汚れるとか、ふざけたことぬかしやがって……緊急マニュアルに書いてあんだろうが! 現場近くにいる場合は、指示に従うようにってな! それに、後々補填もするって言ってるのに、汚れるとか……
「ライム、暗部に話をして、今回非協力的だった商人を調べさせろ。全員取引停止だ。冒険者たちは指示に従い動いてくれているのに……後、護衛を手伝いに出さなかったアホ共もイラン。調べさせて追放しろ」
俺の言いたいことを理解したライムは、近くにある魔導無線を備えている公共施設へ走っていく。
くそう、何人が死んだんだ? 見た感じ、50人近くは死者がいたように見えるが……建物の中にいても、あの魔力爆発では被害が出ているようで、怪我した人たちが運び出されていた。
どうするべきか考えていると、ガリアが戻ってきた。グリエルは、そのまま残って情報収集を行うようだ。
「ガリア、ゼニスの所に行って、すぐに動かしても問題ないお金を引き出してきてくれ。一次補填として、しばらく休業しても問題ない金額を渡しておけ。渡した金額は、正確に記録するように。相手にも控えを渡せよ」
戻ってきたばかりで悪いが、ガリアは野戦病院では役に立たないので、補填に回ってもらうことにした。
こういう時にレイリーがいると助かるんだが……まだ来ないのか?
ケガ人が運び込まれた方の広場へ向かう。
「ネル! 治療状況は?」
「ただいま、トリアージをもとに、すぐに死の危険のある人たちの応急処置は終わりました。錯乱している人もいましたので、そういう人は薬で眠ってもらっています。今すぐには命に別状はありませんが、時間が経つと危ない人の応急処置を、治療師たちと一緒に処置を行っています」
「了解、引き続き、マニュアル通り対応するように。簡易病院の方を見てくる、余裕があれば、運び出していい人たちにマークをしておいてくれ」
ネルに現場の様子を聞き、簡易病院の方へ移動を開始しようとすると、
ダマとレオンが冒険者風の人間の首に噛み付いていた。
「ダマ、何があった!」
冒険者風の人間2人は、こいつらがいきなり噛み付いてきた! と苦しそうに叫んでいるが、武器を持っている状況はおかしい。
『主殿、治療師たちの近くに寄らないように命令が出ていたのに、武器を抜いて近くへ寄ってきたので、捕らえました』
「よくやった。ニコ、スライムを指揮して、治療師やディストピアの関係者を守れ。総動員しても構わん、捕らえるのが難しかったら殺せ。いいな? 手加減の必要はない。緊急時にふざけたことをしでかした奴らに、生きている価値など無い!」
ダマとレオンが噛みついている2人は、兵士たちに引き渡して、領主館に連れて行かせる。あそこはこの街で一番セキュリティーがしっかりしてるからな。
簡易病院の作られている広場へ行く間に、
「スプリガンのみんな、聞こえているか? 現時点をもって、一時ダンジョン監視業務を中断。全員でゴーストタウン内で、怪しい動きをしている人間をマークしてくれ。捕らえた2人が接触していたであろう人物も、過去の映像から割り出しておいてくれ! ブラウニー、王蜜を解禁、全力でスプリガンの希望に答えろ」
スプリガンからは、なかなか食べれない王蜜のお菓子を食べれると奇声が……ブラウニーからは、際限無しでお菓子を作っていいと言う命令で奇声が上がった。
クインハニービーに謝っておかないとな……多分、俺が味見をしていない王蜜も、多少は使われるだろうしな……今度、花畑を広げてやるか。
広場には、ドワーフが集まっていた。他にも建物に携わっているであろう人材も、集まっているようだ。
「この中で、全体の指揮をとれると思う人物はいるか? 他薦で頼む」
ある1人のドワーフに指が集まる。
「老ドワーフのじっちゃんがいるじゃん。なら問題ないな。1部屋4人が入れる病室を、ひとまず50部屋分頼む。多少造りは粗くてもいいから、速度を優先してくれ。あんたなら問題ないと思うが、2階建ては無しでよろしく。資材は……すぐに運ばれてくるから、班分けを行ってくれ」
顔見知りの老ドワーフが、たまたまディストピアからこちらに遊びに来ていたようだ。そのじっちゃんが陣頭指揮をとって、簡易病院の作成に入る。
資材は、ディストピアからレイリーが到着して、引き連れてきた兵士たちが、収納のカバンに入れて来たものを、広場の隅に置いている。
「レイリー助かった。こちらの守りは、任せても平気か?」
「遅くなってすいません。資材を召喚してもらうのに、時間がかかりました……それより守りですか?」
「裏があるのか分からんが、治療に当たっている人間が狙われた。何が目的か分からないが、一応領主館に運ばせている。少し落ち着いたら、関係者を全員捕まえて尋問する予定だ。可能な限り生かしておいてほしいが、無理に生かす必要はない。危険を感じたら殺してしまって構わん」
「爆破テロに便乗したのか、そもそも一連の流れが計画だったのか……まだ分からないということですね。必要ないと思って、一緒に行動している暗部を置いてきてしまいました。今から呼び出しておきます。到着し次第、シュウ様の元へ向かわせます」
「人出が増えるのは助かるな。レイリーと一緒に行動しているってことは、尋問や拷問を担当している部隊だっけ? それなら、一部を捕らえた奴らから情報を引き出させて、残りで関係者の襲撃をさせるか……到着したら俺の所じゃなくて、領主館で手段は選ばず情報を引き出すように言ってくれ」
「了解しました。まずは、この広場の安全を確保します」
レイリーは、部隊長たちに指示を出していく。関係者以外は、即拘束対象になることを周知徹底させるようだ。師匠クラスのドワーフであれば、Aランク冒険者が複数で不意打ちでもしない限り、怪我もしないだろうが、見習いやドワーフじゃない人たちは、戦闘力低いからな。安全の確保は重要だ。
こっちはレイリーがいるから、問題ない。老ドワーフのじっちゃんもいるしな。
ケガ人のいる広場へ戻って、俺も治療に当たるか。
生きているけど、手足が千切れている人が多いな……それだけ、魔力爆発の威力が強かったのだろう。死んでないけど、絶望している人が多いな。
でも、部位欠損があっても、直せる事を知らない人たちだからな……とりあえず、簡易病院が出来たら、欠損部位の少ない人から治療だな。
大きくなると、どうしても栄養が大量に必要になってくるから、しっかりと説明して栄養を口腔摂取してもらったうえで、栄養剤も使わないと死のリスクがあるからな。
「キリエ、部位欠損して治療されて絶望している人がいたら、自殺されないように眠らせてくれ。部位欠損が治るのは、簡易病院に連れて行ってからだ」
スライムたちが、混乱に乗じて近寄ってきた人間を10人ほど拘束していた。全員領主館へ運び、情報を聞き出すことにする。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる