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第1767話 他人から見ると、どうでもいいどうしようもないこと
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お腹いっぱいに昼食を食べた俺たち(俺と子ども)は、スライムベッドに寝転がり食休みをしている。
シンラは何時ものように、オッサン座りをしているが俺をお腹を背もたれに使っている。その両サイドにプラムとシオンが陣取っており、腕に抱きついている。俺の腹でいちゃつくな。
ミーシャたちは、シンラとは逆のサイドで俺の腕を3人で枕にしている。腕を首にいれているだけで、頭を支えている本当の枕はスライムたちなんだけどな。
妻たちは、巨大ニコ人形に体をあずけながら、いくつかのグループを作り思い思いに話している。
俺は、眠気に抗えず寝てしまう。
30分ほどで目が覚めた俺は、子どもたちが寝ているため動けなかった。さて、どうするか?
「シュウ君、この状況でもミーシャたちに嫌いって言われると思う? よく嫌われないか心配しているけど、私には心配している理由が分からないわ」
「そうだな、ミーシャたちには嫌われる心配は無いと思うけど、プラムとシオンはな……きちんと理解して話せるようになったら、キライとかキモいとか邪魔って言われそうで怖いな」
「ふふふ、プラムちゃんたちは、シンちゃんのことが好きだからね、シンちゃんが頼りにしているシュウ君のことが羨ましいのかもね。だけど、プラムちゃんたちがシュウ君のことをキライとか言うことはないわ。そんなこと言えば、お姉ちゃんのミーシャたちに怒られるからね。シュウ君が大好きなミーシャたちが許さないわよ」
ふむ、ミーシャたちが俺のことを好きだから、下の子たちにキライとかキモいとか臭いって言われることは無いのか……
「臭いは、ミーシャたちにも言われる可能性はあるわよ。体臭には気を遣わないとね」
なんと! キライとかキモいは感情的な面だけど、臭いっていうのは、純然たる事実だから臭ければ臭いって言われるようだ。こればっかりは、好きというフィルターは関係無いんだとさ。
そう言われたので、慌てて動かせる左手を口に当ててはーと息を吐き、クンクンと嗅いでいた。
その様子を見た妻たちは、笑っている。待て待て、死活問題なんだから笑うなよ! 匂いがもとで、ミーシャたちに嫌われたら、本当に立ち直れなくなるんだからな!
「シュウ君、私たちがわらっているのは、臭くないのに確認しているシュウ君の必死さに笑ってるのよ。シュウ君は知らないと思うけど、ポーションを使っている冒険者たちは、口臭はあまりしないのよ。体臭は臭い人多いけどね」
そうなのか? どうやら、ポーションには口臭に対する何らかの効果があるらしい。それと同じで、回復魔法使いも回復魔法の余波と思われる現象で、口臭はあまり無いそうだ。
体臭は汗をかいた服を着続けたり、その状態が長く続くと毛穴や皮膚に多少なりとも臭いの原因がこびりつくため、臭くなるようだ。だから、ポーションの効果は無いのだとか。
歯磨きの後にポーションでうがいするのもありかな? 本気で見当してみよう。体臭に関しては……お風呂に入って気を付けている。なら、俺が気を付けるべきは、通称オヤジ臭と呼ばれる、加齢臭だろう。
そんなことを考えて、改めて自分の臭いを嗅いでいたようで、また妻たちに笑われてしまった。
もしシュウが臭ければ、子どもたちがくっついて寝ることなんて無いでしょ? と、呆れた様子で言われてしまったよ。
そう言われればそうか、臭かったら近寄ってこないよな。気付くのが遅かった。
抱き付いてくれる状況なら、まだ大丈夫と言うことだな! とか慢心していると、致命的なことが起こるかもしれないので注意が必要だろう。
ん~、妻たちと話していたせいか、完全に目が覚めてしまった。困ったな……左手一本でブッ君を読むには、無茶な姿勢になるから子どもたちを起こしかねないな。
「なぁ、このままだと、子どもたちに光がかかるから、太陽の方に暗幕張ってくれないか? ついでにテレビもおねがいしていいかな、この状態じゃ動けないからテレビでも見させてもらうよ」
妻たちは、簡単に子どもたちに太陽がかからないように、暗幕を張り俺の希望通りにテレビを置いてくれた。俺はその体勢のままアニメを見ることにした。
特に考えずに、ギャラリーサーバーに保存されているアニメの1話の中から、ランダムで呼び出してみた。
山梨県周辺を舞台に、キャンプ場でのリクリエーションや野外料理などの、アウトドア趣味の魅力と、それを身の丈に合った範囲で満喫する、女子高生たちのゆるやかな日常を描いた、漫画がアニメ化されたものが流れ始めた。
上の子たちが好きなアニメの一つだな。
のんびり見るのにはちょうどいいかもな。途中で眠くなりそうだけどな。
一話を見終わる頃に、ブルムがムクリと起きた。目の前の大きなテレビで、好きなアニメが流れているのを見て、すぐに釘付けになる。ブルムが起きたことでミーシャとスミレも目を覚まし、アニメを見始めた。
声を出さずに、起きてからすぐアニメを見始める。どれだけ好きなんだかな。
二話目が終わるころになると、一緒に連れてきていたケットシーがベッドにやってきた。お前たちは自由に船の中でも探検してたのかな? このベッドは寝心地がいいから、疲れたから寝に来たのだろう。
違った。下の子たちがそろそろ排泄しそうだから、妻たちを呼んできたらしい。抱っこされ、姿勢が変わったことを嫌がって三人とも泣いてしまったが、すぐにケットシーの額肉球タッチで状況を把握したようだ。
この子たち、もしかしてめっちゃ賢いのでは? とか、思ってたけど、条件反射みたいなものだろう。
自分たちでトイレを言えないが、ケットシーの力で手助けをして、トイレの訓練をしている最中らしい。子どもたちのトイレにある、おまる型水洗トイレに連れていかれる。
戻ってくる頃には完全に目が覚めており、元気いっぱいになったプラムとシオンにまた叩かれた。シンラは我関せずを貫き、姉たちとアニメを見ている。意味は分かってないけど、絵が可愛いから見てるのだろう。
シンラは何時ものように、オッサン座りをしているが俺をお腹を背もたれに使っている。その両サイドにプラムとシオンが陣取っており、腕に抱きついている。俺の腹でいちゃつくな。
ミーシャたちは、シンラとは逆のサイドで俺の腕を3人で枕にしている。腕を首にいれているだけで、頭を支えている本当の枕はスライムたちなんだけどな。
妻たちは、巨大ニコ人形に体をあずけながら、いくつかのグループを作り思い思いに話している。
俺は、眠気に抗えず寝てしまう。
30分ほどで目が覚めた俺は、子どもたちが寝ているため動けなかった。さて、どうするか?
「シュウ君、この状況でもミーシャたちに嫌いって言われると思う? よく嫌われないか心配しているけど、私には心配している理由が分からないわ」
「そうだな、ミーシャたちには嫌われる心配は無いと思うけど、プラムとシオンはな……きちんと理解して話せるようになったら、キライとかキモいとか邪魔って言われそうで怖いな」
「ふふふ、プラムちゃんたちは、シンちゃんのことが好きだからね、シンちゃんが頼りにしているシュウ君のことが羨ましいのかもね。だけど、プラムちゃんたちがシュウ君のことをキライとか言うことはないわ。そんなこと言えば、お姉ちゃんのミーシャたちに怒られるからね。シュウ君が大好きなミーシャたちが許さないわよ」
ふむ、ミーシャたちが俺のことを好きだから、下の子たちにキライとかキモいとか臭いって言われることは無いのか……
「臭いは、ミーシャたちにも言われる可能性はあるわよ。体臭には気を遣わないとね」
なんと! キライとかキモいは感情的な面だけど、臭いっていうのは、純然たる事実だから臭ければ臭いって言われるようだ。こればっかりは、好きというフィルターは関係無いんだとさ。
そう言われたので、慌てて動かせる左手を口に当ててはーと息を吐き、クンクンと嗅いでいた。
その様子を見た妻たちは、笑っている。待て待て、死活問題なんだから笑うなよ! 匂いがもとで、ミーシャたちに嫌われたら、本当に立ち直れなくなるんだからな!
「シュウ君、私たちがわらっているのは、臭くないのに確認しているシュウ君の必死さに笑ってるのよ。シュウ君は知らないと思うけど、ポーションを使っている冒険者たちは、口臭はあまりしないのよ。体臭は臭い人多いけどね」
そうなのか? どうやら、ポーションには口臭に対する何らかの効果があるらしい。それと同じで、回復魔法使いも回復魔法の余波と思われる現象で、口臭はあまり無いそうだ。
体臭は汗をかいた服を着続けたり、その状態が長く続くと毛穴や皮膚に多少なりとも臭いの原因がこびりつくため、臭くなるようだ。だから、ポーションの効果は無いのだとか。
歯磨きの後にポーションでうがいするのもありかな? 本気で見当してみよう。体臭に関しては……お風呂に入って気を付けている。なら、俺が気を付けるべきは、通称オヤジ臭と呼ばれる、加齢臭だろう。
そんなことを考えて、改めて自分の臭いを嗅いでいたようで、また妻たちに笑われてしまった。
もしシュウが臭ければ、子どもたちがくっついて寝ることなんて無いでしょ? と、呆れた様子で言われてしまったよ。
そう言われればそうか、臭かったら近寄ってこないよな。気付くのが遅かった。
抱き付いてくれる状況なら、まだ大丈夫と言うことだな! とか慢心していると、致命的なことが起こるかもしれないので注意が必要だろう。
ん~、妻たちと話していたせいか、完全に目が覚めてしまった。困ったな……左手一本でブッ君を読むには、無茶な姿勢になるから子どもたちを起こしかねないな。
「なぁ、このままだと、子どもたちに光がかかるから、太陽の方に暗幕張ってくれないか? ついでにテレビもおねがいしていいかな、この状態じゃ動けないからテレビでも見させてもらうよ」
妻たちは、簡単に子どもたちに太陽がかからないように、暗幕を張り俺の希望通りにテレビを置いてくれた。俺はその体勢のままアニメを見ることにした。
特に考えずに、ギャラリーサーバーに保存されているアニメの1話の中から、ランダムで呼び出してみた。
山梨県周辺を舞台に、キャンプ場でのリクリエーションや野外料理などの、アウトドア趣味の魅力と、それを身の丈に合った範囲で満喫する、女子高生たちのゆるやかな日常を描いた、漫画がアニメ化されたものが流れ始めた。
上の子たちが好きなアニメの一つだな。
のんびり見るのにはちょうどいいかもな。途中で眠くなりそうだけどな。
一話を見終わる頃に、ブルムがムクリと起きた。目の前の大きなテレビで、好きなアニメが流れているのを見て、すぐに釘付けになる。ブルムが起きたことでミーシャとスミレも目を覚まし、アニメを見始めた。
声を出さずに、起きてからすぐアニメを見始める。どれだけ好きなんだかな。
二話目が終わるころになると、一緒に連れてきていたケットシーがベッドにやってきた。お前たちは自由に船の中でも探検してたのかな? このベッドは寝心地がいいから、疲れたから寝に来たのだろう。
違った。下の子たちがそろそろ排泄しそうだから、妻たちを呼んできたらしい。抱っこされ、姿勢が変わったことを嫌がって三人とも泣いてしまったが、すぐにケットシーの額肉球タッチで状況を把握したようだ。
この子たち、もしかしてめっちゃ賢いのでは? とか、思ってたけど、条件反射みたいなものだろう。
自分たちでトイレを言えないが、ケットシーの力で手助けをして、トイレの訓練をしている最中らしい。子どもたちのトイレにある、おまる型水洗トイレに連れていかれる。
戻ってくる頃には完全に目が覚めており、元気いっぱいになったプラムとシオンにまた叩かれた。シンラは我関せずを貫き、姉たちとアニメを見ている。意味は分かってないけど、絵が可愛いから見てるのだろう。
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