1,727 / 2,518
第1727話 とにかく試す
しおりを挟む
1つずつ案を実行していくのは、時間の無駄だろう。部屋も広いのだから場所を決めてやろう、ということになった。
問題は、綾乃の人造ゴーレムの輸送だ。
俺の支配地域ならゲートでどうにでもなるのだが、そんな事を考えていたら、バザールが「生き物でなければ、ダンジョンマスターの能力で向こう側に召喚できる」と言われた。
そんな機能を知らないのだがと思ったら、こちらでダンジョンマスターの能力で、人造ゴーレムをDP変えて、向こうのダンジョンでDPを使って呼び出すというものだ。
DPが大分かかるが、余っている俺なら何の問題も無いだろう。
人造ゴーレムを1体DPに変えると、召喚する時の半分くらいのDPしかもらえない。そして、召喚するのに必要なのが、Sランクの魔物より高い……かなりの大損なのだが、DPがあり余ってる俺には問題ない!
俺たちは次の日、良く分からない部屋に作った拠点で待機していたドッペルたちに憑依する。
「さて、2日目の始まりだな。俺は魔核を作ってそこらへんにばら撒くから、みんなは穴を掘ってさっき召喚した魔石爆弾を埋めて、発破してみてくれ。1ヵ所はどれだけ深く穴が開くか実験もしてみてくれ」
キリエが指示を出すかと思ったら、今日は俺の指示から始まった。
魔石爆弾は、召喚することが可能だったので、Aランク相当の魔石で作られた物を召喚している。Sランクの魔石でもできたのだが、Aランクでも過剰ではないか? という話になり、Bランクの物にしようかと思ったが、いつの間にかAランクで落ち着いていた。
俺も話し合いに参加していたんだけど、本当に気付いたらそうなっていたのだ。寝てたわけでもないのに、本当に意味が分からなかった。
あ、今日は珍しく護衛が誰も付いてないよ。ドッペルということもあるし、魔物が確認できなかったというのもある。そしてなにより、人造ゴーレムも召喚しているのでこいつらが守ってくれるのだ。あれ? これだと護衛はいるな。
そういえば、普段は護衛って呼んでるけど、実際は監視役だったはず・・・俺はいつから護衛だと錯覚していたんだ!?
妻たちは準備をして出て行ったが、俺はまだしなければならない事がある。人造ゴーレムは召喚したので、指定範囲内を強制的に熱する魔核を作らなければいけないのだ。
特に何個作るとは決めていないが、範囲を狭めて高温にするプログラムにするので、たくさんばら撒かなければならないと考えている。
結構な間隔をあけてばら撒く方がいいのか、範囲が重なるくらいギュウギュウに詰めて設置する方がいいのか分からないので、一応両方をも仕掛ける予定だ。
鼻歌混じりに召喚したAランクの魔石に、クリエイトゴーレムを使い目的の魔核を作成する。
クリエイトゴーレムを使い続けて30分ほど、大体4秒で1個のペースで作っていたので、約450個程魔核を準備できた。結構ハイペースで作っていたつもりだけど、思ったより作れなかったな。
実験の意味もあるから、さっさとばら撒きに行こう。
初めは適当にばら撒き起動していく。半分ほどばら撒き終わり、残りは密集させて設置していく。
このときに役に立ったのが、人造ゴーレムだった。
人造ゴーレムは、高性能AIを搭載した機械のような物で、俺の指示に従って色々動いてくれるのでかなりの活躍だった。
効果範囲を半径1メートルにしているので、大体190センチメートル離れた位置に、魔核を置いていってほしいと指示すると、正確に測ってどんどん設置してくれたのだ。人がやろうとしたら、ここまで正確に素早くできなかっただろうな。
よし、これでばら撒き終わったな。
後は、拠点に戻って人造ゴーレムたちに床を壊し続けてもらえばいいかな?
拠点に近付くにつれて、妻たちが発破している場所にも近付くので、発破している音が響いてくる。先ほどまでは、吹雪の所為で全く聞こえていなかったけど、発破の音が聞こえるってことは結構近くに来たのかな?
そういえば雪って、音を吸収するって話だよな。雪が降っている日は、いつもより静かに感じるみたいだしな。実際に振動を吸収するため、条件次第ではかなり静かになるのだとか。
吸音室に似た原理とか?
部屋の壁や天井に凹凸をつけて音を吸収するあれだ。雪と凹凸が同じような役割をして、音を吸収するみたいだな。まぁ、吸音室の場合は凹凸の素材によっても、かなり左右されるらしいけどね。
今思い返すと、吸音室って圧迫感があって嫌いだったんだよな。雪の日も、風が無いと圧迫感があった気がする。度合いは違うけど、同じものを感じていたのかもな。
音を吸収する雪に、吹雪いて音が拡散というか遠方に届きにくくなっているはずなのに、聞こえるってことは結構近くにいるのかな?
吹雪に目を細めながら、発破の音が聞こえてくる方へ向かって歩いていく。
考えている倍の距離を歩いたが、妻たちの姿は見えてこなかった。
音は近くなっているのに、おかしいな。
首をかしげて歩いていると、頬に鋭い痛みが走った。
触ってみても、ステータスの高いドッペルの体は傷一つないが、頬に痛みが走ったのは事実だ。何かが高速で当たったのだろう。ステータスが高くても、不意打ちの時は痛みを感じるんだから不思議だよな。だけど、地球基準で考えれば死にそうなことでも、無傷で痛みだけ感じることもあるのだ。
なんでそんな事が分かるかといえば、ユグドラシルから重さ5キログラムを超えるような実が、頭の上に落ちてきたことがある。少なくとも数百メートル上から落ちてきた、重さ5キログラムの実が頭に当たれば、頭が潰れるんじゃないか?
そんな事があっても、痛っ! で済んじまったからな。その時は、いつもみたいにスライムがふってきたかと思ったけど、確認して戦慄したもんだ。
いくら構えていても、あの実だったら死にかねないと思うんだけど、この世界の良く分からないルールが適応されて、無傷だったんだと思う。
完全防寒で身を固めているが、さっきからレッドドラゴンの鎧に何かが当たっている音がするんだよな。硬質な音でパチッパチッ……みたいな?
それと、発破の少し後にこの音が多く聞こえる。って、まさか! 発破した破片が飛んできてるのか!? 発破の勢いと風の勢いをプラスされて、頬に痛みを感じたのか? んなバカな。いくら吹雪でも、発破の勢いより速度は速くないだろ、減速しにくくなっているかもしれないけど。
ようやく、たどり着いた。そこには、めっちゃ深い穴がたくさん開いていた。
どうやら、Aランクの魔石爆弾は予想以上の威力だったらしい。ドワーフたちの話では、ここまでの威力はなかったはずなのだが。
同じランクでも品質が最低と最高では、天と地ほどの差が出るのだが、ここにいる誰一人としてその事を知らないのだ。
その威力を存分に使って、色々と穴を掘っているようだ。
深く穴を掘ってもらっている場所だが、10メートル程掘り進めたら硬くて掘れなくなったそうだ。ここまでが魔物の体だったりするのかね?
問題は、綾乃の人造ゴーレムの輸送だ。
俺の支配地域ならゲートでどうにでもなるのだが、そんな事を考えていたら、バザールが「生き物でなければ、ダンジョンマスターの能力で向こう側に召喚できる」と言われた。
そんな機能を知らないのだがと思ったら、こちらでダンジョンマスターの能力で、人造ゴーレムをDP変えて、向こうのダンジョンでDPを使って呼び出すというものだ。
DPが大分かかるが、余っている俺なら何の問題も無いだろう。
人造ゴーレムを1体DPに変えると、召喚する時の半分くらいのDPしかもらえない。そして、召喚するのに必要なのが、Sランクの魔物より高い……かなりの大損なのだが、DPがあり余ってる俺には問題ない!
俺たちは次の日、良く分からない部屋に作った拠点で待機していたドッペルたちに憑依する。
「さて、2日目の始まりだな。俺は魔核を作ってそこらへんにばら撒くから、みんなは穴を掘ってさっき召喚した魔石爆弾を埋めて、発破してみてくれ。1ヵ所はどれだけ深く穴が開くか実験もしてみてくれ」
キリエが指示を出すかと思ったら、今日は俺の指示から始まった。
魔石爆弾は、召喚することが可能だったので、Aランク相当の魔石で作られた物を召喚している。Sランクの魔石でもできたのだが、Aランクでも過剰ではないか? という話になり、Bランクの物にしようかと思ったが、いつの間にかAランクで落ち着いていた。
俺も話し合いに参加していたんだけど、本当に気付いたらそうなっていたのだ。寝てたわけでもないのに、本当に意味が分からなかった。
あ、今日は珍しく護衛が誰も付いてないよ。ドッペルということもあるし、魔物が確認できなかったというのもある。そしてなにより、人造ゴーレムも召喚しているのでこいつらが守ってくれるのだ。あれ? これだと護衛はいるな。
そういえば、普段は護衛って呼んでるけど、実際は監視役だったはず・・・俺はいつから護衛だと錯覚していたんだ!?
妻たちは準備をして出て行ったが、俺はまだしなければならない事がある。人造ゴーレムは召喚したので、指定範囲内を強制的に熱する魔核を作らなければいけないのだ。
特に何個作るとは決めていないが、範囲を狭めて高温にするプログラムにするので、たくさんばら撒かなければならないと考えている。
結構な間隔をあけてばら撒く方がいいのか、範囲が重なるくらいギュウギュウに詰めて設置する方がいいのか分からないので、一応両方をも仕掛ける予定だ。
鼻歌混じりに召喚したAランクの魔石に、クリエイトゴーレムを使い目的の魔核を作成する。
クリエイトゴーレムを使い続けて30分ほど、大体4秒で1個のペースで作っていたので、約450個程魔核を準備できた。結構ハイペースで作っていたつもりだけど、思ったより作れなかったな。
実験の意味もあるから、さっさとばら撒きに行こう。
初めは適当にばら撒き起動していく。半分ほどばら撒き終わり、残りは密集させて設置していく。
このときに役に立ったのが、人造ゴーレムだった。
人造ゴーレムは、高性能AIを搭載した機械のような物で、俺の指示に従って色々動いてくれるのでかなりの活躍だった。
効果範囲を半径1メートルにしているので、大体190センチメートル離れた位置に、魔核を置いていってほしいと指示すると、正確に測ってどんどん設置してくれたのだ。人がやろうとしたら、ここまで正確に素早くできなかっただろうな。
よし、これでばら撒き終わったな。
後は、拠点に戻って人造ゴーレムたちに床を壊し続けてもらえばいいかな?
拠点に近付くにつれて、妻たちが発破している場所にも近付くので、発破している音が響いてくる。先ほどまでは、吹雪の所為で全く聞こえていなかったけど、発破の音が聞こえるってことは結構近くに来たのかな?
そういえば雪って、音を吸収するって話だよな。雪が降っている日は、いつもより静かに感じるみたいだしな。実際に振動を吸収するため、条件次第ではかなり静かになるのだとか。
吸音室に似た原理とか?
部屋の壁や天井に凹凸をつけて音を吸収するあれだ。雪と凹凸が同じような役割をして、音を吸収するみたいだな。まぁ、吸音室の場合は凹凸の素材によっても、かなり左右されるらしいけどね。
今思い返すと、吸音室って圧迫感があって嫌いだったんだよな。雪の日も、風が無いと圧迫感があった気がする。度合いは違うけど、同じものを感じていたのかもな。
音を吸収する雪に、吹雪いて音が拡散というか遠方に届きにくくなっているはずなのに、聞こえるってことは結構近くにいるのかな?
吹雪に目を細めながら、発破の音が聞こえてくる方へ向かって歩いていく。
考えている倍の距離を歩いたが、妻たちの姿は見えてこなかった。
音は近くなっているのに、おかしいな。
首をかしげて歩いていると、頬に鋭い痛みが走った。
触ってみても、ステータスの高いドッペルの体は傷一つないが、頬に痛みが走ったのは事実だ。何かが高速で当たったのだろう。ステータスが高くても、不意打ちの時は痛みを感じるんだから不思議だよな。だけど、地球基準で考えれば死にそうなことでも、無傷で痛みだけ感じることもあるのだ。
なんでそんな事が分かるかといえば、ユグドラシルから重さ5キログラムを超えるような実が、頭の上に落ちてきたことがある。少なくとも数百メートル上から落ちてきた、重さ5キログラムの実が頭に当たれば、頭が潰れるんじゃないか?
そんな事があっても、痛っ! で済んじまったからな。その時は、いつもみたいにスライムがふってきたかと思ったけど、確認して戦慄したもんだ。
いくら構えていても、あの実だったら死にかねないと思うんだけど、この世界の良く分からないルールが適応されて、無傷だったんだと思う。
完全防寒で身を固めているが、さっきからレッドドラゴンの鎧に何かが当たっている音がするんだよな。硬質な音でパチッパチッ……みたいな?
それと、発破の少し後にこの音が多く聞こえる。って、まさか! 発破した破片が飛んできてるのか!? 発破の勢いと風の勢いをプラスされて、頬に痛みを感じたのか? んなバカな。いくら吹雪でも、発破の勢いより速度は速くないだろ、減速しにくくなっているかもしれないけど。
ようやく、たどり着いた。そこには、めっちゃ深い穴がたくさん開いていた。
どうやら、Aランクの魔石爆弾は予想以上の威力だったらしい。ドワーフたちの話では、ここまでの威力はなかったはずなのだが。
同じランクでも品質が最低と最高では、天と地ほどの差が出るのだが、ここにいる誰一人としてその事を知らないのだ。
その威力を存分に使って、色々と穴を掘っているようだ。
深く穴を掘ってもらっている場所だが、10メートル程掘り進めたら硬くて掘れなくなったそうだ。ここまでが魔物の体だったりするのかね?
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる