1,690 / 2,518
第1690話 報告と事後処理が始まったころ
しおりを挟む
そういえば、冒険者ギルドから商会を通じて俺に報告があった。
俺は最終的にどうなったかは知らない。いくつかの国とは没交渉になったのは知っていたけど、細かいことまでは興味がなかったので調べることもしていなかった。
報告なのだが、国王たちが捕らわれて次代に引き継がれた国もあったのだが、最終的に冒険者を強制的に奴隷にした14ヶ国中、8ヶ国が崩壊した。14ヶ国全部が一度は次代に引き継がれたのだが、冒険者ギルドに不当だと言って来て戦争になったらしい。
戦争と言っているが、トリプルの冒険者がほぼ1人で壊滅に追いやったのだとか。確かにあのステータスならできなくはないが、体力的に難しくないだろうか? とはいえ、俺があいつのことを気にかける必要はないから、これ以上考えるのは意味が無いな。
14ヶ国の冒険者ギルドの関係者は、計10万人以上だったようで、移動にはかなりの時間を要しているみたいだ。人の運搬と食料の手配で俺の商会も手伝ったようで、ジェノサイドキャラバンが総出で対応しているようだ。
ようだ、というのは、今現在も移動中で半数程が戦場になった場所で、移動を待っているそうだ。とりあえず行く場所の無い人たちは、メギドやバレルに連れていかれている。
バレルはともかく、メギドの冒険者ギルドは金持ちだからな。単価の高いドロップアイテムが多いダンジョンなので、その販売利益でギルドが潤っているのだ。そのお金を使って一時的に保護をしているかたちだ。
メギドばかりが負担していると、不満が出るんじゃないかと思ったが、冒険者ギルドには、こういった時のマニュアルのようなものが存在し、一時的に一部の街のギルドが負担するが、後に大国にあるギルドが全部で負担するらしい。
そんな事を教えてもいいのかと思ったが、別に隠している事では無いので問題ないのだとか。
メギドやバレルで過ごした8割くらいの家族が、残るか俺の他の街に移住するかを選択しているのだとか。また人口が増えるな。街のキャパとか大丈夫なのだろうか? グリエルに確認したら、キャパが限界を超えている街もあるが、拡張や衛星都市を作って対応しているみたいだ。
メギドが一番の例で、中心に今までのメギドの街があるのだが、周囲に等間隔で5つの衛星都市があり一番街~五番街と名付けられている。中心の街はそのままメギドと呼ばれているのだとか。
衛星都市の計画については前から知っていたのだが、既にここまでの規模で衛星都市ができているとは思わなかった。
冒険者ギルドの関係者で一番多いのは、やはり冒険者なので樹海の中心にあるゴーストタウンへの移住希望者が多いようだ。この街に関しては、ダンジョンの一部なので広げるのは簡単である。
で、最終的に崩壊した国から結構な賠償金を強引に奪い、崩壊していない6ヶ国もそれなりの賠償金を払わされている。だが、禁忌と言ってもいい強制奴隷化を行った国からは、冒険者ギルドは完全撤退している。
兵士の数も減っているため治安も悪くなっているらしい。このままいけばおそらくだが、国は緩く崩壊へ向かっていくだろう。これを乗り切れるのであれば、優秀な指導者が国のトップにいるということだな。大きく強くなれる資質はあるのかもしれない。
愚物な親、国王から優秀な子供が生まれるかどうかは、神のみぞ知ると言った所だろうか?
『んぁ? 何か呼んだ?』
神は神でも、お前は呼んでねえよ!
『そうなの? 呼ばれた気がしたけど、気のせいなのね。あっ、そうだ。今度朝食べているビュッフェの料理を送ってもらうことってできない? たまに見かけるんだけど、美味しそうなのよね』
美味しいのは認めるけど、1人で食べるのか?
『まさか、友達を呼んで一緒に食べるに決まってるじゃない』
ふ~ん、1度で食べきれる量ではないだろうから、次にも食べれるようにパンにはさめるような料理を注文しておくか? その代わり、こっちの嫌がる事は、本当にやめろよ?分かってるよな?
『わ、分かってるわよ。だから、その黒い何かをこっちに送ってくるのは止めてよね。なんか存在が削られるんだから。それにしても、久しぶりにそれをやってきたわね。忘れてたわ』
じゃぁ、本当にやめろよな? それが無ければ、よほどのことや頻度じゃなければ言うこと聞いてやっからな。
『了解よ。じゃぁ、ビュッフェの件お願いね』
ブラウニーたちに連絡しておくから、そっちから送ってもらうことになると思うわ。だからそっちの監視をしておけよ。
横やりが入ったけど、冒険者ギルドのことはもうどうでもいいか。とりあえず、全部終わった事だからそれでいいよな。
時は遡って、現在進行形で事後処理を行い始めたころ。
部屋をノックする音が聞こえ、入ってきてもいいと許可を出すと中に入ってきたのは、下の子たちを抱えた母親3人だった。それだけじゃなく、クロやギンに乗った上の子たちも来たのだ。
急にどうしたのかと思えば、シンラがどうしても俺の所に行くとごねたらしく、いい機会だからみんなを連れて来たようだ。
ミーシャたちはガランとしていて、ソファーや椅子、俺の机以外ない部屋を興味深々に歩き回っている。シンラは俺の膝の上に乗せられ、ちょっと高価な偉そうな椅子に座っている俺に背中を預けて、ムフーと言いそうな表情で偉そうにしている、お前は何がしたいんだ?
「この様子を見ると、シンラは俺の後を継ぎたいのかね?」
「え? シンちゃんがとーたんの後を継ぐの?」
興味を示したのはスミレだ。
「ん? スミレは俺の後を継いで領主になりたいのか?」
「いや」
一言で切って捨てられて、俺はショックを受けた。
こっそりと中をうかがっている職員たち! コソコソ笑うな!
ミーシャたちにも聞いてみたが、ウルも含めて領主には興味がないらしい。ミーシャなんかは冒険者になる! とか言って木刀を掲げている姿をたまに見るもんな。
ワイワイと子どもたちが騒いでいる間に、仕事を済ませてしまおう。
シンラは意味が分かっていないが、何やらフンフンと頷いてそれらしく振る舞っているのが面白かった。
昨日はシンラが俺から離れたがらず、一緒に寝ることになった。そうなれば、プラムとシオンも付いて来て、それを知ったミーシャたちも一緒に寝ると言い出して、初めて7人全員と一緒に寝ることになった。
妻たちの中でも一緒に寝たいという声が聞かれたので、総勢20人で寝ることになった。思い思いにベッドの上で寝れるほど大きいので、寝るスペースには困らなかった。全員では無かったのは、1人で寝ることが好きな妻もいるからね。
俺は最終的にどうなったかは知らない。いくつかの国とは没交渉になったのは知っていたけど、細かいことまでは興味がなかったので調べることもしていなかった。
報告なのだが、国王たちが捕らわれて次代に引き継がれた国もあったのだが、最終的に冒険者を強制的に奴隷にした14ヶ国中、8ヶ国が崩壊した。14ヶ国全部が一度は次代に引き継がれたのだが、冒険者ギルドに不当だと言って来て戦争になったらしい。
戦争と言っているが、トリプルの冒険者がほぼ1人で壊滅に追いやったのだとか。確かにあのステータスならできなくはないが、体力的に難しくないだろうか? とはいえ、俺があいつのことを気にかける必要はないから、これ以上考えるのは意味が無いな。
14ヶ国の冒険者ギルドの関係者は、計10万人以上だったようで、移動にはかなりの時間を要しているみたいだ。人の運搬と食料の手配で俺の商会も手伝ったようで、ジェノサイドキャラバンが総出で対応しているようだ。
ようだ、というのは、今現在も移動中で半数程が戦場になった場所で、移動を待っているそうだ。とりあえず行く場所の無い人たちは、メギドやバレルに連れていかれている。
バレルはともかく、メギドの冒険者ギルドは金持ちだからな。単価の高いドロップアイテムが多いダンジョンなので、その販売利益でギルドが潤っているのだ。そのお金を使って一時的に保護をしているかたちだ。
メギドばかりが負担していると、不満が出るんじゃないかと思ったが、冒険者ギルドには、こういった時のマニュアルのようなものが存在し、一時的に一部の街のギルドが負担するが、後に大国にあるギルドが全部で負担するらしい。
そんな事を教えてもいいのかと思ったが、別に隠している事では無いので問題ないのだとか。
メギドやバレルで過ごした8割くらいの家族が、残るか俺の他の街に移住するかを選択しているのだとか。また人口が増えるな。街のキャパとか大丈夫なのだろうか? グリエルに確認したら、キャパが限界を超えている街もあるが、拡張や衛星都市を作って対応しているみたいだ。
メギドが一番の例で、中心に今までのメギドの街があるのだが、周囲に等間隔で5つの衛星都市があり一番街~五番街と名付けられている。中心の街はそのままメギドと呼ばれているのだとか。
衛星都市の計画については前から知っていたのだが、既にここまでの規模で衛星都市ができているとは思わなかった。
冒険者ギルドの関係者で一番多いのは、やはり冒険者なので樹海の中心にあるゴーストタウンへの移住希望者が多いようだ。この街に関しては、ダンジョンの一部なので広げるのは簡単である。
で、最終的に崩壊した国から結構な賠償金を強引に奪い、崩壊していない6ヶ国もそれなりの賠償金を払わされている。だが、禁忌と言ってもいい強制奴隷化を行った国からは、冒険者ギルドは完全撤退している。
兵士の数も減っているため治安も悪くなっているらしい。このままいけばおそらくだが、国は緩く崩壊へ向かっていくだろう。これを乗り切れるのであれば、優秀な指導者が国のトップにいるということだな。大きく強くなれる資質はあるのかもしれない。
愚物な親、国王から優秀な子供が生まれるかどうかは、神のみぞ知ると言った所だろうか?
『んぁ? 何か呼んだ?』
神は神でも、お前は呼んでねえよ!
『そうなの? 呼ばれた気がしたけど、気のせいなのね。あっ、そうだ。今度朝食べているビュッフェの料理を送ってもらうことってできない? たまに見かけるんだけど、美味しそうなのよね』
美味しいのは認めるけど、1人で食べるのか?
『まさか、友達を呼んで一緒に食べるに決まってるじゃない』
ふ~ん、1度で食べきれる量ではないだろうから、次にも食べれるようにパンにはさめるような料理を注文しておくか? その代わり、こっちの嫌がる事は、本当にやめろよ?分かってるよな?
『わ、分かってるわよ。だから、その黒い何かをこっちに送ってくるのは止めてよね。なんか存在が削られるんだから。それにしても、久しぶりにそれをやってきたわね。忘れてたわ』
じゃぁ、本当にやめろよな? それが無ければ、よほどのことや頻度じゃなければ言うこと聞いてやっからな。
『了解よ。じゃぁ、ビュッフェの件お願いね』
ブラウニーたちに連絡しておくから、そっちから送ってもらうことになると思うわ。だからそっちの監視をしておけよ。
横やりが入ったけど、冒険者ギルドのことはもうどうでもいいか。とりあえず、全部終わった事だからそれでいいよな。
時は遡って、現在進行形で事後処理を行い始めたころ。
部屋をノックする音が聞こえ、入ってきてもいいと許可を出すと中に入ってきたのは、下の子たちを抱えた母親3人だった。それだけじゃなく、クロやギンに乗った上の子たちも来たのだ。
急にどうしたのかと思えば、シンラがどうしても俺の所に行くとごねたらしく、いい機会だからみんなを連れて来たようだ。
ミーシャたちはガランとしていて、ソファーや椅子、俺の机以外ない部屋を興味深々に歩き回っている。シンラは俺の膝の上に乗せられ、ちょっと高価な偉そうな椅子に座っている俺に背中を預けて、ムフーと言いそうな表情で偉そうにしている、お前は何がしたいんだ?
「この様子を見ると、シンラは俺の後を継ぎたいのかね?」
「え? シンちゃんがとーたんの後を継ぐの?」
興味を示したのはスミレだ。
「ん? スミレは俺の後を継いで領主になりたいのか?」
「いや」
一言で切って捨てられて、俺はショックを受けた。
こっそりと中をうかがっている職員たち! コソコソ笑うな!
ミーシャたちにも聞いてみたが、ウルも含めて領主には興味がないらしい。ミーシャなんかは冒険者になる! とか言って木刀を掲げている姿をたまに見るもんな。
ワイワイと子どもたちが騒いでいる間に、仕事を済ませてしまおう。
シンラは意味が分かっていないが、何やらフンフンと頷いてそれらしく振る舞っているのが面白かった。
昨日はシンラが俺から離れたがらず、一緒に寝ることになった。そうなれば、プラムとシオンも付いて来て、それを知ったミーシャたちも一緒に寝ると言い出して、初めて7人全員と一緒に寝ることになった。
妻たちの中でも一緒に寝たいという声が聞かれたので、総勢20人で寝ることになった。思い思いにベッドの上で寝れるほど大きいので、寝るスペースには困らなかった。全員では無かったのは、1人で寝ることが好きな妻もいるからね。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
転生したら倉庫キャラ♀でした。
ともQ
ファンタジー
最高に楽しいオフ会をしよう。
ゲーム内いつものギルドメンバーとの会話中、そんな僕の一言からオフ会の開催が決定された。
どうしても気になってしまうのは中の人、出会う相手は男性?女性? ドキドキしながら迎えたオフ会の当日、そのささやかな夢は未曾有の大天災、隕石の落下により地球が消滅したため無念にも中止となる。
死んで目を覚ますと、僕はMMORPG "オンリー・テイル" の世界に転生していた。
「なんでメインキャラじゃなくて倉庫キャラなの?!」
鍛え上げたキャラクターとは《性別すらも正反対》完全な初期状態からのスタート。
加えて、オンリー・テイルでは不人気と名高い《ユニーク職》、パーティーには完全不向き最凶最悪ジョブ《触術師》であった。
ギルドメンバーも転生していることを祈り、倉庫に貯めまくったレアアイテムとお金、最強ゲーム知識をフルバーストしこの世界を旅することを決意する。
道中、同じプレイヤーの猫耳魔法少女を仲間に入れて冒険ライフ、その旅路はのちに《英雄の軌跡》と称される。
今、オフ会のリベンジを果たすため "オンリー・テイル" の攻略が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる