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第1639話 フブキが気になる
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「昆虫が大型が少ないとは言ったものの、1メートル弱もあったりするんだよな。バッタもいたけど、あいつは期待外れだったしな」
一応召喚欄にいた中で一番跳びそうなバッタを召喚してみたのだが、体長は80センチメートルほどあり多少期待はあった。だけど広い場所で跳ばしてみたのだが、飛んだのだ。跳ねるのではなく、飛んでしまったのだ。
跳ばないように命令してみたのだが、そうすると1メートルも跳べなかったのだ。バッタよ、お前たちのアイデンティティが揺らいでいるぞ。
召喚した昆虫の中で一番跳んだのは、昆虫じゃないけど、蜘蛛だった。よくわからないけど、跳ねたのだった。体の大きなジャイアントセンチピートを使って、どれだけ高い位置のバーを乗り越えられるか試したところ、10メートル近くまでなら乗り越えられることが分かった。
こいつでいいんじゃね? とか思ったが、俺が研究している間にチビ神から、
『高跳びや幅跳びは、ある程度地面から離れる必要があるから、長い系の魔物は参加禁止が決定したよ!』
こいつら、ピンポイントで俺を狙ってきやがったな。俺の行動は監視されている気がするな。じゃぁ、ビックゴーレムの体を改造した奴を召喚して跨がせてみたら、
『ある程度離れないとダメだって言ったでしょ!』
完璧に見られてる。いわゆるはさみ跳びみたいな感じでやらせてみていたのだが、体が重すぎて足の長さの分だけしか跨ぐことができなかったのだ。
足以外の部分が50センチメートルくらいしかないのだが、魔改造のおかげで足の長さが7メートル近くある、漫画の足長キャラみたいなのが出来たのに。
幅跳びの代表はウルフ系の魔物に決めた。なんというか、高く跳ぶことはできなかったが、早く走れる魔物の中で一番遠くまで飛べたのがウルフ系だったのだ。
だけど、高跳びに出す魔物だけが決まらなかった。
結局のところ、魔物の中で高く跳べる奴があまりいなかったのだ。いろんな種類を出してみたのだが、一番高く跳べたのがなんとゴブリンだったときは笑ったな。
ゴブリンって、元々Lvが低く弱い魔物なのだが、Lvをあげると体に似合わず力をつけるのだ。その軽い体をに合わない脚力で浮かせるため、飛び方を知らなくても3メートル程は軽く跳んだのだ。
ってか、もっと高く跳べる魔物がいると思っていたのだが、そういう魔物は跳ぶではなく飛んでしまう魔物しかいなかったのだ。
高跳びと幅跳びは、バザールと綾乃に任せよう。
俺にはこれ以上意見を出せないから、他力本願になっていた。
今日はまだ、娘たちにフブキを取られていないので、俺の側にはフブキが寝そべっている。それが気になってしまい、他の作業が手につかなかったのだ。
しっかりと毛の手入れをしていたので、お腹がフワフワなのだ。娘たちがやっていたのを見て俺もあそこに、顔をうずめて見たかったんだよな。お願いしたら、仰向けになってくれたので顔をうずめてみた。
確かに気持ちよかったのだが、香箱座りの下で寝ていた時ほどではなかった。
もしかして、フブキのモフモフを堪能するのは、香箱座りの下が一番いいのだろうか?
そんなことを考えていると、フブキにジト目で見られていた。いや、これもこれで気持ちいんだけど、さっき寝起きで感じたあの感じを超えないんだよ! わかってくれよ!
と言ってみたが、猫に分かってもらえるわけもなく、尻尾で顔を撫でられて終わった。
そういえば! 香箱座りで思い出したが、フブキの下から這い出る際に見た肉球、柔らかかったな。
「フブキ、肉球見せて」
仰向けから横になったような感じでだらんとしていたので、ちょうどいい感じに肉球を見せてくれたのだ。
きれいなピンクで、触り心地が小さな猫。フブキから見たらだが、普通の猫の肉球のようにもちもちで程よい弾力だった。両手を使って揉んでみたのだが、気持ちよさそうな声をフブキがあげていた。
お前、可愛いな。
肉球を押していて発見したのが、普段はしまわれている爪だよな。見た目こそ猫の爪をそのまま大きくした感じだったのだが、魔物のためか爪の内側が刃物みたいになっていたのだ。Lvが50なので、俺たちから見れば大したことのない鋭さなんだけどな。
この爪で作ったナイフだったら、同レベルくらいまでの魔物は倒せんのかな? いや、ステータスも影響してくるから、さすがに自分より格上の相手には通じないよな。
娘たちと触れ合うとなると、この爪はさすがに危ないよな。この爪を整えないと娘たちに会えなくなると言うと、フブキが絶望的な顔をして、口がポカーンと開けてこっちを見て来た。
整えれば会えると言ってやると、早く整えろ! と言わんばかりに両手両足を俺の方に突き出してきた。今、俺にやれって言ってるのな。苦笑しながら、鉄を加工するときに使うやすりを取り出し、刃物みたいになっている部分を削る。
次に、刺さらないように爪の先も丸く整える。だけど、粗いやすりで削っていたので、表面がざらざらになってしまった。これはこれで怪我をしそうな感じだったので、目の細かいやすりを使って研いでいき、最後は紙やすりでツルツルに仕上げてみた。
鋭さはなくなったが、見た目がキレイになった爪にフブキも満足しているようだ。
そんなことをしていたら、ミリーから連絡が入ってミーシャたちがフブキに会いたがっているから、俺のところに来てもいいか聞かれた。
ここに来ても面白味がないから、昨日俺を呼びに来てくれた場所で待ち合わせることにした。
家にいたミーシャたちの方が先に着いており、フブキを見ると一斉にこちらに走ってきた。俺じゃなくて、フブキにな。お父さん、ちょっと寂しいよ。
ミリーと一緒にゆっくり向かってきたウルが、フブキは可愛いけど安全面の事を気にしていた。特に爪だ。魔物の爪と言えば、鋭い物であれば鉄製の剣より切れ味がいい物もあるのだ。気になってもおかしくないだろう。
俺もそれが気になって、フブキに説明したら手足を突き出してきたことを話すと、笑っていた。
後心配なのが、猫の舌だよな。あのザラザラで舐められたら、肌が荒れそうだからな。そこは、言いきかせて娘たちは舐めないように教えるしかないよな。
キャッキャとミーシャたちが騒いでいるので、何事かと思ったら、3人がきれいに手入れされた爪を見た後に、肉球に鼻を当てて嗅ぎ始めたらしい。
猫好きの中で、肉球のニオイを嗅ぐのが好きだっていう人がいるけど、あの3人もそうなのだろうか? どうでもいいことを考えながら、ミーシャたちにどんなニオイがしたか聞いてみたら、ほとんどニオイがしなかったらしい。
生まれて2日目のフブキには、まだ匂いがしないのかもな。
みんなで遊んだ後に、体が汚れてしまったのでお風呂に入ることになった。俺とミリーで4人の娘たちを見る形だな。
ってか、昨日もミリーがこの子たちに付き添ってたけど、冒険者ギルドはいいのだろうか? と思って聞いてみた。どうやら引継ぎを終えたらしく、表面上のトップは街の人間に変わっていたらしい。時間に余裕のできたミリーが、娘たちに付き合っていることが多いのだとか。
普通にお風呂に向かったのだが、フブキもついてきたのにはびっくりした。うちの猫たちは比較的風呂好きが多いが、お前もなんだな。
熱めのお湯はダメなようで、35度くらいのぬるま湯が好きなようだ。洗っていて思ったのだが、これってウルフたちより乾かすの面倒じゃないか? と思うほどのモフモフ感だった。
上がる際にどうやって乾かそうか考えていたら、俺たちから距離を取って全身を振るってまず余分な水分を飛ばした。その後に白い靄がフブキを包み込んだと思ったら、魔法を使って水分を凍らせたみたいだったのだ。
その凍らせた水分を再度体をブルブルして、凍った水分を毛から剥がしていった。どういう原理でそうなっているのか分からないが、俺たちのもとに戻ってきたフブキの体はキレイに乾いていた。
一応召喚欄にいた中で一番跳びそうなバッタを召喚してみたのだが、体長は80センチメートルほどあり多少期待はあった。だけど広い場所で跳ばしてみたのだが、飛んだのだ。跳ねるのではなく、飛んでしまったのだ。
跳ばないように命令してみたのだが、そうすると1メートルも跳べなかったのだ。バッタよ、お前たちのアイデンティティが揺らいでいるぞ。
召喚した昆虫の中で一番跳んだのは、昆虫じゃないけど、蜘蛛だった。よくわからないけど、跳ねたのだった。体の大きなジャイアントセンチピートを使って、どれだけ高い位置のバーを乗り越えられるか試したところ、10メートル近くまでなら乗り越えられることが分かった。
こいつでいいんじゃね? とか思ったが、俺が研究している間にチビ神から、
『高跳びや幅跳びは、ある程度地面から離れる必要があるから、長い系の魔物は参加禁止が決定したよ!』
こいつら、ピンポイントで俺を狙ってきやがったな。俺の行動は監視されている気がするな。じゃぁ、ビックゴーレムの体を改造した奴を召喚して跨がせてみたら、
『ある程度離れないとダメだって言ったでしょ!』
完璧に見られてる。いわゆるはさみ跳びみたいな感じでやらせてみていたのだが、体が重すぎて足の長さの分だけしか跨ぐことができなかったのだ。
足以外の部分が50センチメートルくらいしかないのだが、魔改造のおかげで足の長さが7メートル近くある、漫画の足長キャラみたいなのが出来たのに。
幅跳びの代表はウルフ系の魔物に決めた。なんというか、高く跳ぶことはできなかったが、早く走れる魔物の中で一番遠くまで飛べたのがウルフ系だったのだ。
だけど、高跳びに出す魔物だけが決まらなかった。
結局のところ、魔物の中で高く跳べる奴があまりいなかったのだ。いろんな種類を出してみたのだが、一番高く跳べたのがなんとゴブリンだったときは笑ったな。
ゴブリンって、元々Lvが低く弱い魔物なのだが、Lvをあげると体に似合わず力をつけるのだ。その軽い体をに合わない脚力で浮かせるため、飛び方を知らなくても3メートル程は軽く跳んだのだ。
ってか、もっと高く跳べる魔物がいると思っていたのだが、そういう魔物は跳ぶではなく飛んでしまう魔物しかいなかったのだ。
高跳びと幅跳びは、バザールと綾乃に任せよう。
俺にはこれ以上意見を出せないから、他力本願になっていた。
今日はまだ、娘たちにフブキを取られていないので、俺の側にはフブキが寝そべっている。それが気になってしまい、他の作業が手につかなかったのだ。
しっかりと毛の手入れをしていたので、お腹がフワフワなのだ。娘たちがやっていたのを見て俺もあそこに、顔をうずめて見たかったんだよな。お願いしたら、仰向けになってくれたので顔をうずめてみた。
確かに気持ちよかったのだが、香箱座りの下で寝ていた時ほどではなかった。
もしかして、フブキのモフモフを堪能するのは、香箱座りの下が一番いいのだろうか?
そんなことを考えていると、フブキにジト目で見られていた。いや、これもこれで気持ちいんだけど、さっき寝起きで感じたあの感じを超えないんだよ! わかってくれよ!
と言ってみたが、猫に分かってもらえるわけもなく、尻尾で顔を撫でられて終わった。
そういえば! 香箱座りで思い出したが、フブキの下から這い出る際に見た肉球、柔らかかったな。
「フブキ、肉球見せて」
仰向けから横になったような感じでだらんとしていたので、ちょうどいい感じに肉球を見せてくれたのだ。
きれいなピンクで、触り心地が小さな猫。フブキから見たらだが、普通の猫の肉球のようにもちもちで程よい弾力だった。両手を使って揉んでみたのだが、気持ちよさそうな声をフブキがあげていた。
お前、可愛いな。
肉球を押していて発見したのが、普段はしまわれている爪だよな。見た目こそ猫の爪をそのまま大きくした感じだったのだが、魔物のためか爪の内側が刃物みたいになっていたのだ。Lvが50なので、俺たちから見れば大したことのない鋭さなんだけどな。
この爪で作ったナイフだったら、同レベルくらいまでの魔物は倒せんのかな? いや、ステータスも影響してくるから、さすがに自分より格上の相手には通じないよな。
娘たちと触れ合うとなると、この爪はさすがに危ないよな。この爪を整えないと娘たちに会えなくなると言うと、フブキが絶望的な顔をして、口がポカーンと開けてこっちを見て来た。
整えれば会えると言ってやると、早く整えろ! と言わんばかりに両手両足を俺の方に突き出してきた。今、俺にやれって言ってるのな。苦笑しながら、鉄を加工するときに使うやすりを取り出し、刃物みたいになっている部分を削る。
次に、刺さらないように爪の先も丸く整える。だけど、粗いやすりで削っていたので、表面がざらざらになってしまった。これはこれで怪我をしそうな感じだったので、目の細かいやすりを使って研いでいき、最後は紙やすりでツルツルに仕上げてみた。
鋭さはなくなったが、見た目がキレイになった爪にフブキも満足しているようだ。
そんなことをしていたら、ミリーから連絡が入ってミーシャたちがフブキに会いたがっているから、俺のところに来てもいいか聞かれた。
ここに来ても面白味がないから、昨日俺を呼びに来てくれた場所で待ち合わせることにした。
家にいたミーシャたちの方が先に着いており、フブキを見ると一斉にこちらに走ってきた。俺じゃなくて、フブキにな。お父さん、ちょっと寂しいよ。
ミリーと一緒にゆっくり向かってきたウルが、フブキは可愛いけど安全面の事を気にしていた。特に爪だ。魔物の爪と言えば、鋭い物であれば鉄製の剣より切れ味がいい物もあるのだ。気になってもおかしくないだろう。
俺もそれが気になって、フブキに説明したら手足を突き出してきたことを話すと、笑っていた。
後心配なのが、猫の舌だよな。あのザラザラで舐められたら、肌が荒れそうだからな。そこは、言いきかせて娘たちは舐めないように教えるしかないよな。
キャッキャとミーシャたちが騒いでいるので、何事かと思ったら、3人がきれいに手入れされた爪を見た後に、肉球に鼻を当てて嗅ぎ始めたらしい。
猫好きの中で、肉球のニオイを嗅ぐのが好きだっていう人がいるけど、あの3人もそうなのだろうか? どうでもいいことを考えながら、ミーシャたちにどんなニオイがしたか聞いてみたら、ほとんどニオイがしなかったらしい。
生まれて2日目のフブキには、まだ匂いがしないのかもな。
みんなで遊んだ後に、体が汚れてしまったのでお風呂に入ることになった。俺とミリーで4人の娘たちを見る形だな。
ってか、昨日もミリーがこの子たちに付き添ってたけど、冒険者ギルドはいいのだろうか? と思って聞いてみた。どうやら引継ぎを終えたらしく、表面上のトップは街の人間に変わっていたらしい。時間に余裕のできたミリーが、娘たちに付き合っていることが多いのだとか。
普通にお風呂に向かったのだが、フブキもついてきたのにはびっくりした。うちの猫たちは比較的風呂好きが多いが、お前もなんだな。
熱めのお湯はダメなようで、35度くらいのぬるま湯が好きなようだ。洗っていて思ったのだが、これってウルフたちより乾かすの面倒じゃないか? と思うほどのモフモフ感だった。
上がる際にどうやって乾かそうか考えていたら、俺たちから距離を取って全身を振るってまず余分な水分を飛ばした。その後に白い靄がフブキを包み込んだと思ったら、魔法を使って水分を凍らせたみたいだったのだ。
その凍らせた水分を再度体をブルブルして、凍った水分を毛から剥がしていった。どういう原理でそうなっているのか分からないが、俺たちのもとに戻ってきたフブキの体はキレイに乾いていた。
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