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第1637話 選定開始
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さて、どうしたものか?
通達では、2週間後に魔物による競技が行われることになっている。追加ルールとして、飛行する魔物はNGとなっている。そりゃそうだ、飛行系だったら速度もそうだけど、高跳びと幅跳びって意味が無くなるわな。
とりあえず、魔物の選定から始めますか。
まずは、走る魔物かな。候補に挙げられるのは、ウルフ系・馬系・猫系・犬系あたりかな? 猫なら大型のにしないと相手にならんかな? というか、大きければかなり有利なんじゃないか? レーンの広さはどんなもんなんだろうか?
動物基準で考えてみるか。俺の知識では、チーターが速いことは知ってるけど、全速力で走れる時間は長くないんだったよな。
本を購入してみたが、やはり一番早かったのはチーターと書かれていた。だけど、全力で走れる距離は長くなく、400メートルくらいだと言われているとか。
長く走れない理由としての仮説があり、オーバーヒート説やストレス反応説などいろいろな説があるらしい。研究結果の1つとして、狩りの最中は体温は安定しているのだとか。狩りの成功の有無にかかわらず、失敗時は15分後がピークで成功時は40分後がピークなんだとか。
素人がそれを説明されたところで意味が分からんわ!
分かっていることは、全速力で走れる時間はやはり長くないが、反対に考えれば限界の距離までであれば、最高のタイムを出せる動物ではあるのか。
とりあえず召喚してみようと、チーター系の魔物を探してみるが……いねえし! ネコ科動物は、他にも速い奴はいるのかな?
次に早いのは、本によって違いはあるが、スプリングボック・クォーターホース・プロングホーン……名前を聞いても分からんがな!
クォーターホースは、馬の種類だろう。どうやら、長距離はあまり得意ではないが、短距離に特化した馬っぽいな。
スプリングボック・プロングホーンは、俺から見れば角の形が違うくらいで、よくわからん。短距離ならスプリングボックのようだが、長い距離になるとプロングホーンの方が速そうだ。
当然ながら、そんなピンポイントの魔物などは存在していない。
次に来たのは、ヌー、ウシ科の動物らしい。ウシ科と言えば、スプリングボックもウシ科らしいのだが、どこに牛の要素があるのだろうか? 俺には分からん。分類別けは、研究者みたいな人たちが似通った分類で分けてるんだろう。
ってか、ウシ科の動物も早いんだな。知らなかったわ。
今思った。動物で早いのを探しても、魔物でいなければ意味がない。ということで、早そうな魔物を端から召喚してみることにした。もし、使えそうになかったら、ブラウニーたちに意見を聞いて、必要なかったらそのままダンジョンに放り込むか。
同じ系統でも召喚してから考えることに。とりあえず、初めに言ったウルフ系・馬系・猫系・犬系を召喚して、画像を見ながらウシ系も召喚してみた。
そして気付いてしまった。猫系の魔物で、ブリザードキャットという奴がいたので、興味本位で召喚してみたのだ。
もうね、最強のモフモフだった。魚介類の名前の家族が中心に繰り広げられる長寿アニメにでてくる、白猫のように顔が大きめだ。デフォルメされた猫で長毛種のようでもありそうでもない、絶妙なフワフワモフモフ感なのだ。抱き着いてみると、体の半分が毛に埋まるほどのモッフモフ度だった。
体が半分も埋まる。ということは、かなり大型の猫だったのだ。頭からお尻までは大体3メートル程あり、尻尾は2メートルくらいないだろうか? とにかく、最強のモッフモフだった。
鑑定で詳しい情報を調べてみたら、どうやら寒い地域に住んでいるネコ科の魔物なのだ。寒い地域の魔物のためか、毛の密度が高かったのでフワフワモフモフがね。とにかくすげえ。
魔物なので、毛の密度を上げる必要はないはずなのだが、進化の過程でそうなったらしく寒い地域じゃなくてもたまに見かけるので、行動範囲が広いようだ。白い毛なので、寒い地域……雪に紛れて生活するのが一般的ではあるが。
それにしても、新しいモフモフを手に入れてしまったな。召喚したこいつは、お持ち帰り決定だ。でもさ、こいつが俺の家で生活するのは難しくないか?
と思ったが、全然問題なかった。通路の半分程を埋めるが、ネコと同じで顔が入ればどこにでも入れるようだ。毛量がすごいだけで、濡れるとかなりスレンダーであるのが分かる。
そして、俺の血を濃く継いだのかミーシャたちが、最強のモフモフを気に入ってしまい、他の従魔たちと同じで取られてしまったような感じだ。魔獣のいいところで、毛が抜けることはほとんどないので、安心して子供たちの部屋に入れられるんだけどね。
ウルも含め4人の娘たちが、こいつのお腹の上で寝ていたときは、羨ましかったな。
っと、結局のところ、短距離が速かったのは猫系の魔物だった。だけど、持久力がなく1000メートル以上だと急激にスピードが落ちた。
なので、400メートルと800メートルの短距離は、猫系の魔物から選ぶことを決めた。
1600メートル・3200メートルが中距離と言ってもいいのか分からないが、ここにはウシ科の魔物が入ってきた。見た目は、ガゼルのようなってか、これってスプリングボックもガゼルも俺から見たら、同じ系統の動物に見えるわ。
そんなことを考えて召喚した本を見ていたら、ガゼルもウシ科だったんだな。
それ以上の長距離となると、馬系の魔物が圧倒的だった。持久力があるのだろう。
そうなると、ウルフ系は? と思ったが、こいつらはどの距離でも2位を取っていたのだ。最高速度に到達するのは時間は早く長い時間維持できるのだが、どの距離においてもそれ以上に優秀な魔物がいたということだ。
なので、最高速度という点で見ると、猫系>ウシ系>馬系>ウルフ系といった感じだ。馬とウルフは、結構僅差なのだが長距離で見てしまうと、ウルフは勝てないようだ。
とはいえ、ウルフたちの本領は、統率された集団による戦闘だからな。単体でも強いのだが、連携も上手いので同数で戦わせたらウルフ系が一番だろう。
さて、競走の出場魔物は決まった。
次は、幅跳びと高跳びか、何がいいんだろうな?
通達では、2週間後に魔物による競技が行われることになっている。追加ルールとして、飛行する魔物はNGとなっている。そりゃそうだ、飛行系だったら速度もそうだけど、高跳びと幅跳びって意味が無くなるわな。
とりあえず、魔物の選定から始めますか。
まずは、走る魔物かな。候補に挙げられるのは、ウルフ系・馬系・猫系・犬系あたりかな? 猫なら大型のにしないと相手にならんかな? というか、大きければかなり有利なんじゃないか? レーンの広さはどんなもんなんだろうか?
動物基準で考えてみるか。俺の知識では、チーターが速いことは知ってるけど、全速力で走れる時間は長くないんだったよな。
本を購入してみたが、やはり一番早かったのはチーターと書かれていた。だけど、全力で走れる距離は長くなく、400メートルくらいだと言われているとか。
長く走れない理由としての仮説があり、オーバーヒート説やストレス反応説などいろいろな説があるらしい。研究結果の1つとして、狩りの最中は体温は安定しているのだとか。狩りの成功の有無にかかわらず、失敗時は15分後がピークで成功時は40分後がピークなんだとか。
素人がそれを説明されたところで意味が分からんわ!
分かっていることは、全速力で走れる時間はやはり長くないが、反対に考えれば限界の距離までであれば、最高のタイムを出せる動物ではあるのか。
とりあえず召喚してみようと、チーター系の魔物を探してみるが……いねえし! ネコ科動物は、他にも速い奴はいるのかな?
次に早いのは、本によって違いはあるが、スプリングボック・クォーターホース・プロングホーン……名前を聞いても分からんがな!
クォーターホースは、馬の種類だろう。どうやら、長距離はあまり得意ではないが、短距離に特化した馬っぽいな。
スプリングボック・プロングホーンは、俺から見れば角の形が違うくらいで、よくわからん。短距離ならスプリングボックのようだが、長い距離になるとプロングホーンの方が速そうだ。
当然ながら、そんなピンポイントの魔物などは存在していない。
次に来たのは、ヌー、ウシ科の動物らしい。ウシ科と言えば、スプリングボックもウシ科らしいのだが、どこに牛の要素があるのだろうか? 俺には分からん。分類別けは、研究者みたいな人たちが似通った分類で分けてるんだろう。
ってか、ウシ科の動物も早いんだな。知らなかったわ。
今思った。動物で早いのを探しても、魔物でいなければ意味がない。ということで、早そうな魔物を端から召喚してみることにした。もし、使えそうになかったら、ブラウニーたちに意見を聞いて、必要なかったらそのままダンジョンに放り込むか。
同じ系統でも召喚してから考えることに。とりあえず、初めに言ったウルフ系・馬系・猫系・犬系を召喚して、画像を見ながらウシ系も召喚してみた。
そして気付いてしまった。猫系の魔物で、ブリザードキャットという奴がいたので、興味本位で召喚してみたのだ。
もうね、最強のモフモフだった。魚介類の名前の家族が中心に繰り広げられる長寿アニメにでてくる、白猫のように顔が大きめだ。デフォルメされた猫で長毛種のようでもありそうでもない、絶妙なフワフワモフモフ感なのだ。抱き着いてみると、体の半分が毛に埋まるほどのモッフモフ度だった。
体が半分も埋まる。ということは、かなり大型の猫だったのだ。頭からお尻までは大体3メートル程あり、尻尾は2メートルくらいないだろうか? とにかく、最強のモッフモフだった。
鑑定で詳しい情報を調べてみたら、どうやら寒い地域に住んでいるネコ科の魔物なのだ。寒い地域の魔物のためか、毛の密度が高かったのでフワフワモフモフがね。とにかくすげえ。
魔物なので、毛の密度を上げる必要はないはずなのだが、進化の過程でそうなったらしく寒い地域じゃなくてもたまに見かけるので、行動範囲が広いようだ。白い毛なので、寒い地域……雪に紛れて生活するのが一般的ではあるが。
それにしても、新しいモフモフを手に入れてしまったな。召喚したこいつは、お持ち帰り決定だ。でもさ、こいつが俺の家で生活するのは難しくないか?
と思ったが、全然問題なかった。通路の半分程を埋めるが、ネコと同じで顔が入ればどこにでも入れるようだ。毛量がすごいだけで、濡れるとかなりスレンダーであるのが分かる。
そして、俺の血を濃く継いだのかミーシャたちが、最強のモフモフを気に入ってしまい、他の従魔たちと同じで取られてしまったような感じだ。魔獣のいいところで、毛が抜けることはほとんどないので、安心して子供たちの部屋に入れられるんだけどね。
ウルも含め4人の娘たちが、こいつのお腹の上で寝ていたときは、羨ましかったな。
っと、結局のところ、短距離が速かったのは猫系の魔物だった。だけど、持久力がなく1000メートル以上だと急激にスピードが落ちた。
なので、400メートルと800メートルの短距離は、猫系の魔物から選ぶことを決めた。
1600メートル・3200メートルが中距離と言ってもいいのか分からないが、ここにはウシ科の魔物が入ってきた。見た目は、ガゼルのようなってか、これってスプリングボックもガゼルも俺から見たら、同じ系統の動物に見えるわ。
そんなことを考えて召喚した本を見ていたら、ガゼルもウシ科だったんだな。
それ以上の長距離となると、馬系の魔物が圧倒的だった。持久力があるのだろう。
そうなると、ウルフ系は? と思ったが、こいつらはどの距離でも2位を取っていたのだ。最高速度に到達するのは時間は早く長い時間維持できるのだが、どの距離においてもそれ以上に優秀な魔物がいたということだ。
なので、最高速度という点で見ると、猫系>ウシ系>馬系>ウルフ系といった感じだ。馬とウルフは、結構僅差なのだが長距離で見てしまうと、ウルフは勝てないようだ。
とはいえ、ウルフたちの本領は、統率された集団による戦闘だからな。単体でも強いのだが、連携も上手いので同数で戦わせたらウルフ系が一番だろう。
さて、競走の出場魔物は決まった。
次は、幅跳びと高跳びか、何がいいんだろうな?
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