1,586 / 2,518
第1586話 迷走が止まらない
しおりを挟む
俺たちは早速工房へ移動して、工房の壁に巨大テレビを張り付けて、いたるところでダンジョンバトルの様子を見れるようにしておいた。
「健司も参加していいけど、しっかりとバトルの方もみててくれよな」
「よっしゃー! 始めるぞ! まずさ、胴体部分はどうする? ゲームと同じように出力や防御力、重さに注意するべきか?」
「バザールとも話してたんだけど、脚部以外は見た目だけが違う感じかな? 腕部も武器を持ったり内蔵型があるけど、バランスを取るうえで一番重要なのが脚部でしょ? 脚部を基準に他のパーツを作るべきかな? って話してたのよね」
「そうでござる。見た目だけと言ってござるが、重装甲の場合は装甲の厚みの分頑丈になるでござる。その分動きにくくなることが想定されているでござるよ」
「個人的には、二足歩行より多脚型の方が好きだから、私はそっちを開発する予定ね。アラクネタイプで十分にデータはとってあるしね」
なるほど。ゲームと同じようにやるわけにはいかないよな。いや、遊びで使う分にはいいだろうけど、突き詰めるところ兵器であるわけで、相手を倒す能力が求められるわけだ。
「某はやっぱり、武器アームでござるな。あれにはロマンが詰まっているでござる。ブレードアームとかどうでござるか? 肘から先がブレードになっているようなタイプでござるよ」
綾乃は、蜘蛛みたいなチャカチャカ動く物が好きなのだろか? でも、虫は嫌いだったはずなのだが、蜘蛛は虫じゃないか? それに対してバザールは、ロマンというか武器アームが好きみたいだな。
「ん~俺はパイルバンカーを作りたいから、アームを担当か? 内蔵した武器アームでもいいのか? っとその前に、どのくらいの大きさにするんだ? さすがにゲームと同じサイズっていうわけにはいかないぞ。使うとしてもダンジョンバトルなんだから、サイズが決まってないと作れんぞ」
俺がそういうと、綾乃もバザールも魂が抜けたような表情をしてこっちを見て来た。
こいつらは、実物大に近いサイズで作るつもりだったようだ。そんな大きかったら、ダンジョンでもフィールド系か大部屋くらいじゃないと使えないぞ!
「くぅ、ダンジョンを基準に考えると、乗り込むタイプの4式なんて作れないじゃない! シュウの言ってたパイルバンカーも、現実味が無くなるわよ」
そう言われて俺は、はっとする。俺たちが使えるくらいの大きさで、パイルバンカーなんて使えないから、諦めていたことを忘れていた。俺の身体能力があれば使えないことは無いのだが、破壊力を生み出すだけなら、アダマンタイトで作ったつるはしを振り回した方がはるかに強い。
俺はそんな大切なことを忘れていた。
「あれっす。ダンジョンで使うかはともかく、作ってみるんじゃなかったっすか?」
健司の冷静なツッコミで、俺たち3人は我に返る。
「そう言えばそうだった!」
「でござるが、やはり実物大のサイズはどうなのかと思うでござる。乗り込んで動かしたい気持ちも分かるでござるが、操作系に関しては魔核を使うのでござろう? それでござるなら、コックピットには魔獣を入れておくのはどうでござるか? 憑依すれば、操っているような感じになるでござるよ」
迷走を始めた俺たちを、なんとも言えない表情で見ていた健司に気付いたのは、護衛としていつも近くにいるダマ・シエル・グレンの3匹だった。ダマに肉球を押し付けられて、慰められているようだ。
3時間ほど集中して作業を進めていたら、
「そう言えばっすけど」
健司が何やら聞きたそうにしていた。
「チビ神って人に、今回のダンジョンバトルはすぐに終わるとか言ってませんでしたっけ? 自分は出された問題を考えていて、記憶が怪しいんすが」
「そういえば、そんなこと言ってたな。まぁ、すぐに終わらないけどつまらない試合なのは決まり切っていることだし、様子を見てみるか?」
すでに2人がダンジョンバトルを棄権していた。準備していた手札の中で、海水を攻略できる魔物をすべて失ったのではないかと予想。
残り5人は、待ちの構えで膠着状態になっているみたいだな。
「どうして攻めてこないんだと思う?」
「どうしてかしら?」
「どうしてでござろうな?」
「どうしてっすかね?」
「協力者がいると思われるダンジョンマスターは、後出しでも強い魔物を召喚できるから適した奴を探してるのかもな。あっ、もしかして、余っていたDPを使って、新しく召喚した魔物を育てているとか?」
俺が思い付いたのは、この膠着状態がどれだけ続くか分からないが、このままなら時間だけが過ぎていくだけなのだ。その時間を使って育成してもおかしくはないか?と思い付いたのだ。
「完全な水棲魔物で、魚タイプならワンチャン、S級スケルトンに勝てると思うか?」
「どうでござろうな、例えば噛み付くタイプの魔物で、S級スケルトンの骨をかみ砕ける魔物がいれば倒せるかもな」
「私が思い付ける中で、S級スケルトンの骨をかみ砕ける海の生物って、リバイアサンくらいしか思いつかないんですけど」
「でもっすよ。Lvをカンストした噛む力の強い魚がいれば、かみ砕けないっすか?」
「ん~、どうなんだろう? よくよく考えると、水棲の魔物ってあんまり召喚してないんだよな。リバイアサンがいけるなら、Lvカンストしたアクアドレイクでもいけないかね?」
「いけるかもしれないでござるが、実験のためだけにS級スケルトンの骨を、かみ砕かせるのもどうかと思うでござる」
「そういわれると、確かにな。とりあえず、S級スケルトンを生贄にするのはともかくとして、今回は3式を全身装備させてるから、3式の耐久テストをしてみよう」
「そうね。今までまともに耐久テストしてこなかったもんね。でも、中に何か入れないと空洞になっちゃうわよ」
「それなら、クリエイトゴーレムで石でも土でも入れておけばいいでござる」
「それもそうね、じゃぁ3式の初期の奴が倉庫に入れてあるはずだから、取ってくるわ」
残ったバザールと俺は、召喚リストを見て魚介系の魔物を召喚していく。
「健司も参加していいけど、しっかりとバトルの方もみててくれよな」
「よっしゃー! 始めるぞ! まずさ、胴体部分はどうする? ゲームと同じように出力や防御力、重さに注意するべきか?」
「バザールとも話してたんだけど、脚部以外は見た目だけが違う感じかな? 腕部も武器を持ったり内蔵型があるけど、バランスを取るうえで一番重要なのが脚部でしょ? 脚部を基準に他のパーツを作るべきかな? って話してたのよね」
「そうでござる。見た目だけと言ってござるが、重装甲の場合は装甲の厚みの分頑丈になるでござる。その分動きにくくなることが想定されているでござるよ」
「個人的には、二足歩行より多脚型の方が好きだから、私はそっちを開発する予定ね。アラクネタイプで十分にデータはとってあるしね」
なるほど。ゲームと同じようにやるわけにはいかないよな。いや、遊びで使う分にはいいだろうけど、突き詰めるところ兵器であるわけで、相手を倒す能力が求められるわけだ。
「某はやっぱり、武器アームでござるな。あれにはロマンが詰まっているでござる。ブレードアームとかどうでござるか? 肘から先がブレードになっているようなタイプでござるよ」
綾乃は、蜘蛛みたいなチャカチャカ動く物が好きなのだろか? でも、虫は嫌いだったはずなのだが、蜘蛛は虫じゃないか? それに対してバザールは、ロマンというか武器アームが好きみたいだな。
「ん~俺はパイルバンカーを作りたいから、アームを担当か? 内蔵した武器アームでもいいのか? っとその前に、どのくらいの大きさにするんだ? さすがにゲームと同じサイズっていうわけにはいかないぞ。使うとしてもダンジョンバトルなんだから、サイズが決まってないと作れんぞ」
俺がそういうと、綾乃もバザールも魂が抜けたような表情をしてこっちを見て来た。
こいつらは、実物大に近いサイズで作るつもりだったようだ。そんな大きかったら、ダンジョンでもフィールド系か大部屋くらいじゃないと使えないぞ!
「くぅ、ダンジョンを基準に考えると、乗り込むタイプの4式なんて作れないじゃない! シュウの言ってたパイルバンカーも、現実味が無くなるわよ」
そう言われて俺は、はっとする。俺たちが使えるくらいの大きさで、パイルバンカーなんて使えないから、諦めていたことを忘れていた。俺の身体能力があれば使えないことは無いのだが、破壊力を生み出すだけなら、アダマンタイトで作ったつるはしを振り回した方がはるかに強い。
俺はそんな大切なことを忘れていた。
「あれっす。ダンジョンで使うかはともかく、作ってみるんじゃなかったっすか?」
健司の冷静なツッコミで、俺たち3人は我に返る。
「そう言えばそうだった!」
「でござるが、やはり実物大のサイズはどうなのかと思うでござる。乗り込んで動かしたい気持ちも分かるでござるが、操作系に関しては魔核を使うのでござろう? それでござるなら、コックピットには魔獣を入れておくのはどうでござるか? 憑依すれば、操っているような感じになるでござるよ」
迷走を始めた俺たちを、なんとも言えない表情で見ていた健司に気付いたのは、護衛としていつも近くにいるダマ・シエル・グレンの3匹だった。ダマに肉球を押し付けられて、慰められているようだ。
3時間ほど集中して作業を進めていたら、
「そう言えばっすけど」
健司が何やら聞きたそうにしていた。
「チビ神って人に、今回のダンジョンバトルはすぐに終わるとか言ってませんでしたっけ? 自分は出された問題を考えていて、記憶が怪しいんすが」
「そういえば、そんなこと言ってたな。まぁ、すぐに終わらないけどつまらない試合なのは決まり切っていることだし、様子を見てみるか?」
すでに2人がダンジョンバトルを棄権していた。準備していた手札の中で、海水を攻略できる魔物をすべて失ったのではないかと予想。
残り5人は、待ちの構えで膠着状態になっているみたいだな。
「どうして攻めてこないんだと思う?」
「どうしてかしら?」
「どうしてでござろうな?」
「どうしてっすかね?」
「協力者がいると思われるダンジョンマスターは、後出しでも強い魔物を召喚できるから適した奴を探してるのかもな。あっ、もしかして、余っていたDPを使って、新しく召喚した魔物を育てているとか?」
俺が思い付いたのは、この膠着状態がどれだけ続くか分からないが、このままなら時間だけが過ぎていくだけなのだ。その時間を使って育成してもおかしくはないか?と思い付いたのだ。
「完全な水棲魔物で、魚タイプならワンチャン、S級スケルトンに勝てると思うか?」
「どうでござろうな、例えば噛み付くタイプの魔物で、S級スケルトンの骨をかみ砕ける魔物がいれば倒せるかもな」
「私が思い付ける中で、S級スケルトンの骨をかみ砕ける海の生物って、リバイアサンくらいしか思いつかないんですけど」
「でもっすよ。Lvをカンストした噛む力の強い魚がいれば、かみ砕けないっすか?」
「ん~、どうなんだろう? よくよく考えると、水棲の魔物ってあんまり召喚してないんだよな。リバイアサンがいけるなら、Lvカンストしたアクアドレイクでもいけないかね?」
「いけるかもしれないでござるが、実験のためだけにS級スケルトンの骨を、かみ砕かせるのもどうかと思うでござる」
「そういわれると、確かにな。とりあえず、S級スケルトンを生贄にするのはともかくとして、今回は3式を全身装備させてるから、3式の耐久テストをしてみよう」
「そうね。今までまともに耐久テストしてこなかったもんね。でも、中に何か入れないと空洞になっちゃうわよ」
「それなら、クリエイトゴーレムで石でも土でも入れておけばいいでござる」
「それもそうね、じゃぁ3式の初期の奴が倉庫に入れてあるはずだから、取ってくるわ」
残ったバザールと俺は、召喚リストを見て魚介系の魔物を召喚していく。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる