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第1541話 模擬戦1
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再度相対して思った、やはりでかいな。たった10センチメートルのはずなのだが、それに合わせて体格もよくなっているので、それ以上に大きくなっているように感じる。
「シュウ、いいかしら? 一応、戦闘モードは頭部への打撃は無し、それ以外は無制限で本当にいいのね?」
「それで問題ないぞ。即死じゃなければ、準備したエリクサーで治るはずだしな。久しぶりに生身での戦闘訓練の許可が妻たちから出たからな。それに、念のためツィード君とシルクちゃんにも来てもらってるから、回復については問題ないだろうさ」
「わかったわ。でも、回避によって顔面に攻撃が行くことはあるから、それだけはどうにもならないわよ」
「そこらへんも理解してる。正直、体を作り変えてから、打撃で死ぬ気はしてないから問題ないはずだよ。頭でも潰れないと即死はないだろうね」
変な顔している綾乃が目に入るが、俺よりバザールを見ろ。あいつの場合、頭つぶされても死なねえからな。そもそも、頭が急所じゃなくて単なる飾り。人型なのにそれはねえだろ! って思うけど、人型でもアンデッドだから、俺らの常識にあてはめたらいかんな。
「オーケーだぜ。開始の掛け声頼むわ」
俺と人造ゴーレムの距離が一定以上離れたところで、綾乃から開始の掛け声がかかる。
油断なく構えていたつもりだったが、どこかにまだ油断があったのだろう。今までの人造ゴーレムよりは遅いとは言っていたが、どこまで遅いかの明言はなかった。それが、今までの人造ゴーレムよりは確かに遅いが、誤差の範囲と思えるくらいのスピードで突っ込んできたのだ。
首を刈るような鋭いフック! 頭を狙わないんじゃなかったのかよ!
慌てて腹筋に力を入れ頭を下げた。ダッキングが間一髪で間に合ったとも言えるな。
ダッキングで前にかがみこんだ体を無理やり起こし、その反動でバク転と同時に人造ゴーレムを蹴り飛ばして距離をとる。
距離をとる一瞬で綾乃の言葉が頭の中を駆け巡った。頭部の打撃は無し、それ以外は無制限。今の攻撃は、頭部への打撃ではなかった。狙われたのは首、折れれば即死は無くても死に至る可能性は高いが、エリクサーがあるここでは死ぬことはない怪我だ。
クソが!
俺は自分自身に腹を立てていた。綾乃は言葉通り、頭部への打撃以外は解禁したのだ。それに、多少速度は落ちると言っても、誤差の範囲だったのは俺の思い違いだ。誤差の範囲でも、実際に少しは遅いのだ。
人間なら、質量が重くなればなるほどパンチの速度が下がるかもしれないが、人造ゴーレムの速度の決め手はマッスルメタルと、魔核から供給される魔力の量だ。それが頭からすっぽ抜けていたのだ。自分に腹が立たずにはいられない。
油断していたことは認めよう。ぬるい考えはよくない。
「綾乃、こいつを壊すつもりで俺はやるぞ!」
「やっとその気になったのね。ミリーさんたちが心配するわけだ」
ミリーに何か聞いていたのだろうか? いや、そんなことを考えるのは後でいい。今は目の前の人造ゴーレムに集中しよう。
こいつらの特徴として、視線や筋肉の動きで攻撃の予測は不可能だ。どういう原理かわからないが、目とは違う感覚で外をとらえているからな。それに筋肉の動きはあっても、外からは見えないんだよね。
となれば、反射神経の問題になってくる。
集中しろ! 人造ゴーレムは、一見人のように思考して攻撃してきているように見えるが、1ミリ秒単位で最善行動を繰り返し計算しているだけだ。人間より早い速度で思考して行動している……だから、1度でも経験したことであれば、知っている最善の手を取ってくることは間違いない。
それを上回る速度で攻撃するか、相手が理解できない攻撃を繰り出し上回るかが肝となる。昔は普通に戦闘していても勝てたのだが、今は普通に戦闘していても決定打にかけて時間で毛が過ぎていく。それに、向こうは無尽蔵の体力だから、いずれ負けるのはこちらということだ。
人造ゴーレムとガチで殴り合って勝てるのは、シュリくらいだろうな。俺も改造されてからかなり力は強くなったけど、今回のように生身で本気で戦うのは、久しぶりだからな。
ならば、どうする?
スピードで上回るか、防御を上回る攻撃で圧倒して有利をとるか、裏をかいて削っていくといった感じでしか倒せないだろう。
いっぱいあるじゃん! とか思うかもしれないけど、どれを選択しても結局のところあいつを上回らないといけないのだ。それがどれだけ大変か。
「シュウ、集中しているところ悪いけど、攻撃スキルは無しだからね。さすがにあれを使ったら、人造ゴーレムたちの体が歪むわよ」
っと、いけない。あまりに集中しすぎて、スキルを使うところだったようだ。スキルを使っても、歪むだけで済むんだけどな。それも、魔核によって1~2分もあれば治ってしまう。
いけないな。
こんなことを考えている間も、ヒット&ウェイで手を出しているが、決定打になるはずもない。余計なことを考えている余裕はないはずだ。集中しろ!
戦闘開始から約3分くらいだろうか。やっと、俺のエンジンが温まってきたのかもしれない。戦闘に集中できる感覚になってきた。
自分の体の動きを確かめるように、全身に自分の意識を張り巡らし、動かし攻撃していく。
「思っている以上に、体の動きは良いな」
思わず口に出してしまうくらいには、調子が戻ってきているようだ。
無防備に人造ゴーレムに近付いていく。
この際のこいつの攻撃の最適解は、最速最短距離で拳による攻撃!
動き始めを目で捉え、自然に攻撃を回避する。
次は、裏拳か空いている右手による攻撃……いや、無防備になっている足を狙う可能性も。だけど、遅い!
最短最速の攻撃を予知していた俺は、すでに次の行動に移っている。伸びきった肘への打撃だ。
骨格や皮膚、筋肉に至るまで硬くしなやかな金属でできていたとしても、人間の体を模している以上、関節はウィークポイントとなりえるのだ。
そしてただ殴りつけるだけでは、効果が薄いのはこれまでの経験で分かっている。
ならば、左手手首をつかみその状態で肘を殴りつける!
これまでにも何度か試したことのある攻撃だ。そして、毎回防ぐことができていなかった攻撃でもある。
今回も大丈夫って思うのは、油断が過ぎる。
そう思った瞬間に肘を殴りつけていた。
いつもなら壊した感触があるのだが、今回に限っては関節が外れたような感触しか返ってこなかった。
「マジかよ! 油断してたつもりはなかったのに!」
今回のことに関しては、人造ゴーレムの学習というよりは、綾乃の改造の結果というべきだろう。
思わぬ反撃をくらうが、肘を殴りつける瞬間に油断しないと意識した結果、なんとか人造ゴーレムの攻撃から逃げ出すことができた。
「シュウ、いいかしら? 一応、戦闘モードは頭部への打撃は無し、それ以外は無制限で本当にいいのね?」
「それで問題ないぞ。即死じゃなければ、準備したエリクサーで治るはずだしな。久しぶりに生身での戦闘訓練の許可が妻たちから出たからな。それに、念のためツィード君とシルクちゃんにも来てもらってるから、回復については問題ないだろうさ」
「わかったわ。でも、回避によって顔面に攻撃が行くことはあるから、それだけはどうにもならないわよ」
「そこらへんも理解してる。正直、体を作り変えてから、打撃で死ぬ気はしてないから問題ないはずだよ。頭でも潰れないと即死はないだろうね」
変な顔している綾乃が目に入るが、俺よりバザールを見ろ。あいつの場合、頭つぶされても死なねえからな。そもそも、頭が急所じゃなくて単なる飾り。人型なのにそれはねえだろ! って思うけど、人型でもアンデッドだから、俺らの常識にあてはめたらいかんな。
「オーケーだぜ。開始の掛け声頼むわ」
俺と人造ゴーレムの距離が一定以上離れたところで、綾乃から開始の掛け声がかかる。
油断なく構えていたつもりだったが、どこかにまだ油断があったのだろう。今までの人造ゴーレムよりは遅いとは言っていたが、どこまで遅いかの明言はなかった。それが、今までの人造ゴーレムよりは確かに遅いが、誤差の範囲と思えるくらいのスピードで突っ込んできたのだ。
首を刈るような鋭いフック! 頭を狙わないんじゃなかったのかよ!
慌てて腹筋に力を入れ頭を下げた。ダッキングが間一髪で間に合ったとも言えるな。
ダッキングで前にかがみこんだ体を無理やり起こし、その反動でバク転と同時に人造ゴーレムを蹴り飛ばして距離をとる。
距離をとる一瞬で綾乃の言葉が頭の中を駆け巡った。頭部の打撃は無し、それ以外は無制限。今の攻撃は、頭部への打撃ではなかった。狙われたのは首、折れれば即死は無くても死に至る可能性は高いが、エリクサーがあるここでは死ぬことはない怪我だ。
クソが!
俺は自分自身に腹を立てていた。綾乃は言葉通り、頭部への打撃以外は解禁したのだ。それに、多少速度は落ちると言っても、誤差の範囲だったのは俺の思い違いだ。誤差の範囲でも、実際に少しは遅いのだ。
人間なら、質量が重くなればなるほどパンチの速度が下がるかもしれないが、人造ゴーレムの速度の決め手はマッスルメタルと、魔核から供給される魔力の量だ。それが頭からすっぽ抜けていたのだ。自分に腹が立たずにはいられない。
油断していたことは認めよう。ぬるい考えはよくない。
「綾乃、こいつを壊すつもりで俺はやるぞ!」
「やっとその気になったのね。ミリーさんたちが心配するわけだ」
ミリーに何か聞いていたのだろうか? いや、そんなことを考えるのは後でいい。今は目の前の人造ゴーレムに集中しよう。
こいつらの特徴として、視線や筋肉の動きで攻撃の予測は不可能だ。どういう原理かわからないが、目とは違う感覚で外をとらえているからな。それに筋肉の動きはあっても、外からは見えないんだよね。
となれば、反射神経の問題になってくる。
集中しろ! 人造ゴーレムは、一見人のように思考して攻撃してきているように見えるが、1ミリ秒単位で最善行動を繰り返し計算しているだけだ。人間より早い速度で思考して行動している……だから、1度でも経験したことであれば、知っている最善の手を取ってくることは間違いない。
それを上回る速度で攻撃するか、相手が理解できない攻撃を繰り出し上回るかが肝となる。昔は普通に戦闘していても勝てたのだが、今は普通に戦闘していても決定打にかけて時間で毛が過ぎていく。それに、向こうは無尽蔵の体力だから、いずれ負けるのはこちらということだ。
人造ゴーレムとガチで殴り合って勝てるのは、シュリくらいだろうな。俺も改造されてからかなり力は強くなったけど、今回のように生身で本気で戦うのは、久しぶりだからな。
ならば、どうする?
スピードで上回るか、防御を上回る攻撃で圧倒して有利をとるか、裏をかいて削っていくといった感じでしか倒せないだろう。
いっぱいあるじゃん! とか思うかもしれないけど、どれを選択しても結局のところあいつを上回らないといけないのだ。それがどれだけ大変か。
「シュウ、集中しているところ悪いけど、攻撃スキルは無しだからね。さすがにあれを使ったら、人造ゴーレムたちの体が歪むわよ」
っと、いけない。あまりに集中しすぎて、スキルを使うところだったようだ。スキルを使っても、歪むだけで済むんだけどな。それも、魔核によって1~2分もあれば治ってしまう。
いけないな。
こんなことを考えている間も、ヒット&ウェイで手を出しているが、決定打になるはずもない。余計なことを考えている余裕はないはずだ。集中しろ!
戦闘開始から約3分くらいだろうか。やっと、俺のエンジンが温まってきたのかもしれない。戦闘に集中できる感覚になってきた。
自分の体の動きを確かめるように、全身に自分の意識を張り巡らし、動かし攻撃していく。
「思っている以上に、体の動きは良いな」
思わず口に出してしまうくらいには、調子が戻ってきているようだ。
無防備に人造ゴーレムに近付いていく。
この際のこいつの攻撃の最適解は、最速最短距離で拳による攻撃!
動き始めを目で捉え、自然に攻撃を回避する。
次は、裏拳か空いている右手による攻撃……いや、無防備になっている足を狙う可能性も。だけど、遅い!
最短最速の攻撃を予知していた俺は、すでに次の行動に移っている。伸びきった肘への打撃だ。
骨格や皮膚、筋肉に至るまで硬くしなやかな金属でできていたとしても、人間の体を模している以上、関節はウィークポイントとなりえるのだ。
そしてただ殴りつけるだけでは、効果が薄いのはこれまでの経験で分かっている。
ならば、左手手首をつかみその状態で肘を殴りつける!
これまでにも何度か試したことのある攻撃だ。そして、毎回防ぐことができていなかった攻撃でもある。
今回も大丈夫って思うのは、油断が過ぎる。
そう思った瞬間に肘を殴りつけていた。
いつもなら壊した感触があるのだが、今回に限っては関節が外れたような感触しか返ってこなかった。
「マジかよ! 油断してたつもりはなかったのに!」
今回のことに関しては、人造ゴーレムの学習というよりは、綾乃の改造の結果というべきだろう。
思わぬ反撃をくらうが、肘を殴りつける瞬間に油断しないと意識した結果、なんとか人造ゴーレムの攻撃から逃げ出すことができた。
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