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第1498話 夕食
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嫁たちも全員が一緒に夕食を食べたがっていたが、今回は母親であるミリー・カエデ・リンドの3人だけが俺たちの食事に参加する事になった。
ダッチオーブンで作ったローストチキンとパンがサイドテーブルの上に置かれ、他にもサラダ3種と鶏からも置かれている。バーベキューグリルの隅にビーフシチューがあった。
グリルの上には、自由に野菜やお肉が乗せられている。変わり種というか、美味しい羊肉が手に入ったので、ジンギスカン鍋も別枠で用意された。
どう考えても食いきれるわけが無い!
まぁ、残り物は夕食後にフィルムフェスがあるから、そのときのお供で食べるので大丈夫だろう。火を長持ちさせるために、バーベキューグリルの炭は備長炭を使っている。炭の量で温度を調節するので、入れすぎると外に出す必要があるので注意が必要だ。
食事の挨拶も終わり、食べ始める。
食事を食べ始める初めのメニューに、親子の特徴が表れた。
ミリーとミーシャは、ミーシャが熱望したシーチキンサラダを取り分けて一緒にだべている。どんなことをしたのかミーシャの話を聞いて、頭を撫でて褒めていた。
カエデとスミレは、ビーフシチューと取り分けてパンをつけて食べている。こちらは、スミレが一方的にあれこれ作ったとカエデに話していた。
リンドとブルムは、鶏からをパクついている。そしてブルムよ、私が作ったサラダって言ってるけど、鶏からタマネギの甘酢和えはサラダじぇねーから!
サラダチキンをほぐして、野菜と和えるのはサラダとして認めるけど、それはサラダとして認めないぞ! いくらタマネギがいっぱい入っているからといって、サラダではない! それがサラダなら、タマネギのスライスの上にカツオのたたきを乗せて万能ねぎをかけ、ポン酢で食べるあれもサラダになるだろうが!
ミリーとミーシャは、好き嫌いは無い。お肉も好きなのだが、魚も同じくらいに好きである。なので、娘の作ったシーチキンサラダにいち早く食べたのだろう。
カエデは、スミレに合わせて食事をしている感じだ。スミレは自分で作った料理だから、お母さんに食べてもらいたかったのかもしれないな。
リンドとブルムは、好物が目の前にあるんだから、食べるに決まっているよな。
俺は、手を出されなかったローストチキンピラフ詰めを切り分けてあげよう。そんな俺も、お米ものが食べたかったからこれに来たんだけどね。
包丁で切り分けようとしたのだが、いつの間にか隣に来たブラウニーにハサミを渡された。キッチンバサミを大きくした感じだ。それで、バツバツと骨を断ち切りながら真っ二つに切り裂いた。
お腹の中からはパンパンに詰めたピラフが出てくる。ピラフ自体も上手いのだが、鶏のうまみが染み込んだこのピラフもうめえ!
ローストチキンもハーブソルトが聞いていて、皮がパリパリで中がジューシー、うめえな。
ちなみにウルは、俺と一緒にローストチキンピラフ詰めを一緒に食べてくれている。ウルは優しい子で嬉しいよ。
ローストチキンも5つ作っているが、さすがに8人で食べきれる量ではないので、1つだけしか鍋はでていない。ビーフシチューもパンも一緒だ。無くなったら取り出す方針だ。腕輪の中なら、劣化もしないし温かいままだからな。
ウルと食事を楽しんでいると、母親たちとの話が終わったミーシャたちが、自分のおすすめを持って突撃してきた。隣はウルが座っていたので、諦めて対面や机の横に座る。
俺の机が一気に料理でいっぱいになった。
みんなが持ってきたのは、母親と食べていた料理だ。なので、俺はお返しにスモークチキンを取り分けてあげる。
そんなことをしていると、バーベキューのお肉が焼きはじめ……っておい! ミリーたち母親3人が、酒を机に置いて酒盛りを始めた。
まだ酔っていないけど、娘たちにお肉を持ってきてほしいとお願いしている。命令していないだけましかもしれないが、それでも娘たちが楽しむためにやっているキャンプで、当人たちを顎で使うな。
ミリーたちのところには、ジンギスカンを持って行ってやろう。どうせ酒の肴だろ? ジンギスカンは味を濃い目にしているから、お酒にも合うと思うぞ。ミリーたちのところに持って行く前に、取り分けておいた。
パンにビーフシチューって意外に美味いんだな。基本的に米を食べているせいか、ビーフシチューのときも、米とおかずとビーフシチューという組み合わせが多かった気がする。
邪道だと言われるが、シチューをカレーみたいに食べることが好きだったりするので、ビーフシチューもそうやって食べることがあるしな。
バーベキューもいいけど、今度は串揚げもいいかな? こっちに来て食べた覚えがないんだよな。それっぽいものはあったけど、ちょっと違った気がする。
俺は網の上にあるタマネギを見てそんなことを思った。
タマネギの輪切りを串揚げにして、あのシャバシャバなソースにつけて食べると美味いんだよな。
食事を食べているのに、違う料理のことを考えていると……
「とーたん、料理おいしくないの?」
と、聞かれてしまった。
「そんなことないよ。みんなが作ってくれた料理はおいしいぞ! タマネギを見て串揚げを今度やりたいな、って思っただけだよ。キャンプでやるには温度調整が面倒だから難しいけどね」
串揚げ? 焼き鳥とかを揚げるの? と興味を示して、目をキラキラして聞いてきた。簡単に説明して、今度シルキーたちにでも、ライブクッキングをしてもらおうと話しておいた。
庭で食べる食事とは違って、外という同じ条件なのに美味しく感じるな。これがキャンプ飯の効果か!(本人の気分次第)
食事も終わって、自分たちの椅子にまったりと座っている娘たち。膝の上にはスライムがいて、その上にだらけるようにケットシーが寝ている。俺の膝の上はニコがいて、その上にハクがいる。
ハク、久しぶりな気がするな。よく近くにいるけど、こうやって膝の上に乗ってくるのって久々だな。ブラシを取り出し、ブラッシングをしてやる。
他の妻たちも食事が終わって、くつろいでいたところに集まって来た。
キャンプとは思えない家具が並べられ、自由に過ごしている。
「さて、フィルムフェスを始めようか!」
みんなが持ち寄った映画からランダムに設定して、流していく。朝まで流したとして、8時間くらい流せるなら、3~5本くらいが限界だろうか? 指輪物語なんかは3部作だけど、全部見ると9時間を超すボリュームがあるからな。
みんなはどんな映画を選んだのだろうか?
ダッチオーブンで作ったローストチキンとパンがサイドテーブルの上に置かれ、他にもサラダ3種と鶏からも置かれている。バーベキューグリルの隅にビーフシチューがあった。
グリルの上には、自由に野菜やお肉が乗せられている。変わり種というか、美味しい羊肉が手に入ったので、ジンギスカン鍋も別枠で用意された。
どう考えても食いきれるわけが無い!
まぁ、残り物は夕食後にフィルムフェスがあるから、そのときのお供で食べるので大丈夫だろう。火を長持ちさせるために、バーベキューグリルの炭は備長炭を使っている。炭の量で温度を調節するので、入れすぎると外に出す必要があるので注意が必要だ。
食事の挨拶も終わり、食べ始める。
食事を食べ始める初めのメニューに、親子の特徴が表れた。
ミリーとミーシャは、ミーシャが熱望したシーチキンサラダを取り分けて一緒にだべている。どんなことをしたのかミーシャの話を聞いて、頭を撫でて褒めていた。
カエデとスミレは、ビーフシチューと取り分けてパンをつけて食べている。こちらは、スミレが一方的にあれこれ作ったとカエデに話していた。
リンドとブルムは、鶏からをパクついている。そしてブルムよ、私が作ったサラダって言ってるけど、鶏からタマネギの甘酢和えはサラダじぇねーから!
サラダチキンをほぐして、野菜と和えるのはサラダとして認めるけど、それはサラダとして認めないぞ! いくらタマネギがいっぱい入っているからといって、サラダではない! それがサラダなら、タマネギのスライスの上にカツオのたたきを乗せて万能ねぎをかけ、ポン酢で食べるあれもサラダになるだろうが!
ミリーとミーシャは、好き嫌いは無い。お肉も好きなのだが、魚も同じくらいに好きである。なので、娘の作ったシーチキンサラダにいち早く食べたのだろう。
カエデは、スミレに合わせて食事をしている感じだ。スミレは自分で作った料理だから、お母さんに食べてもらいたかったのかもしれないな。
リンドとブルムは、好物が目の前にあるんだから、食べるに決まっているよな。
俺は、手を出されなかったローストチキンピラフ詰めを切り分けてあげよう。そんな俺も、お米ものが食べたかったからこれに来たんだけどね。
包丁で切り分けようとしたのだが、いつの間にか隣に来たブラウニーにハサミを渡された。キッチンバサミを大きくした感じだ。それで、バツバツと骨を断ち切りながら真っ二つに切り裂いた。
お腹の中からはパンパンに詰めたピラフが出てくる。ピラフ自体も上手いのだが、鶏のうまみが染み込んだこのピラフもうめえ!
ローストチキンもハーブソルトが聞いていて、皮がパリパリで中がジューシー、うめえな。
ちなみにウルは、俺と一緒にローストチキンピラフ詰めを一緒に食べてくれている。ウルは優しい子で嬉しいよ。
ローストチキンも5つ作っているが、さすがに8人で食べきれる量ではないので、1つだけしか鍋はでていない。ビーフシチューもパンも一緒だ。無くなったら取り出す方針だ。腕輪の中なら、劣化もしないし温かいままだからな。
ウルと食事を楽しんでいると、母親たちとの話が終わったミーシャたちが、自分のおすすめを持って突撃してきた。隣はウルが座っていたので、諦めて対面や机の横に座る。
俺の机が一気に料理でいっぱいになった。
みんなが持ってきたのは、母親と食べていた料理だ。なので、俺はお返しにスモークチキンを取り分けてあげる。
そんなことをしていると、バーベキューのお肉が焼きはじめ……っておい! ミリーたち母親3人が、酒を机に置いて酒盛りを始めた。
まだ酔っていないけど、娘たちにお肉を持ってきてほしいとお願いしている。命令していないだけましかもしれないが、それでも娘たちが楽しむためにやっているキャンプで、当人たちを顎で使うな。
ミリーたちのところには、ジンギスカンを持って行ってやろう。どうせ酒の肴だろ? ジンギスカンは味を濃い目にしているから、お酒にも合うと思うぞ。ミリーたちのところに持って行く前に、取り分けておいた。
パンにビーフシチューって意外に美味いんだな。基本的に米を食べているせいか、ビーフシチューのときも、米とおかずとビーフシチューという組み合わせが多かった気がする。
邪道だと言われるが、シチューをカレーみたいに食べることが好きだったりするので、ビーフシチューもそうやって食べることがあるしな。
バーベキューもいいけど、今度は串揚げもいいかな? こっちに来て食べた覚えがないんだよな。それっぽいものはあったけど、ちょっと違った気がする。
俺は網の上にあるタマネギを見てそんなことを思った。
タマネギの輪切りを串揚げにして、あのシャバシャバなソースにつけて食べると美味いんだよな。
食事を食べているのに、違う料理のことを考えていると……
「とーたん、料理おいしくないの?」
と、聞かれてしまった。
「そんなことないよ。みんなが作ってくれた料理はおいしいぞ! タマネギを見て串揚げを今度やりたいな、って思っただけだよ。キャンプでやるには温度調整が面倒だから難しいけどね」
串揚げ? 焼き鳥とかを揚げるの? と興味を示して、目をキラキラして聞いてきた。簡単に説明して、今度シルキーたちにでも、ライブクッキングをしてもらおうと話しておいた。
庭で食べる食事とは違って、外という同じ条件なのに美味しく感じるな。これがキャンプ飯の効果か!(本人の気分次第)
食事も終わって、自分たちの椅子にまったりと座っている娘たち。膝の上にはスライムがいて、その上にだらけるようにケットシーが寝ている。俺の膝の上はニコがいて、その上にハクがいる。
ハク、久しぶりな気がするな。よく近くにいるけど、こうやって膝の上に乗ってくるのって久々だな。ブラシを取り出し、ブラッシングをしてやる。
他の妻たちも食事が終わって、くつろいでいたところに集まって来た。
キャンプとは思えない家具が並べられ、自由に過ごしている。
「さて、フィルムフェスを始めようか!」
みんなが持ち寄った映画からランダムに設定して、流していく。朝まで流したとして、8時間くらい流せるなら、3~5本くらいが限界だろうか? 指輪物語なんかは3部作だけど、全部見ると9時間を超すボリュームがあるからな。
みんなはどんな映画を選んだのだろうか?
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