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第1460話 子守りその1
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何かのんびりすることが増えた気がするな。
学校見学が終わって、ゆっくりと歩いて帰る際中にそんなことを考えながら歩いていた。でも今日は、帰ったら下の子たちの面倒をみてほしいとお願いされているので、ちょっと楽しみにしている。
一緒に遊ぶことは出来ないが、最近は俺の顔を認識してくれているのか、抱き上げて顔を見ると笑顔で俺の顔をペチペチと叩いてくる。これも、子どもたちの成長なんだろうな。
ハイハイをし始めた頃から、ミーシャたちは俺に駆け寄るようになってきたけど、下の子たちもそうなるのだろうか? とはいえ、まだまだ首がすわったばかりなので、ハイハイはまだまだ先なんだけどね。
いろんなことを考えながら歩いていると、家に到着していた。下の子たちのところに行く前に、シャワーを浴びて体を清潔にしてから行かないとな。
あまり清潔にし過ぎると、子どもたちに抗体ができなくて体に悪いのだが、だからといって無駄な病原菌を持ち込むのも良くない。家の中の環境は、普通に掃除してキレイにしているだけだが、外に出た時はしっかりと体を洗うようにしている。
まぁ、普通に窓を開けて換気をしているので、俺が体を洗う必要はそこまでないとは思われるが、俺が行くところってこの街以外の物があったりするので、念のためという部分もある。
そういえば、ミーシャたちは学校どうするんだろうな。あの学校に通うのかな?
「あ、やっと戻ってきてくれたね。今日は急なお願いでごめんね。ブラウニーたちに任せても良かったんだけど、それするとシュウ君が拗ねそうだったからね」
俺を出迎えてくれたのは、ミリーだ。
「シュウ様、今日はありがとうございます。私たちの我が侭を聞いてくださって、ありがとうございます」
ピーチ、ライラ、マリーの3人が頭を下げてくる。
「気にしないでいいよ。いつもはみんなに任せっきりなんだからさ。こうやって何も言われることなく、面倒をみることができるっていうのは、俺としてはすごく嬉しいからね。みんながなかなか関わらせてくれないから、寂しいくらいだよ」
「たまにだったらいいけど、赤ちゃんや子どもの面倒は女性がみるものだからね。シュウは、そこら辺は任せていいのよ」
カエデがからかうように言ってくる。
「そうなかもしれないけど、俺も子どもたちと触れ合いたいんだよ! だって、みんな可愛いじゃないか!」
「分かったから落ち着いて。ブルムたちもあなたのことが好きだから、子どもたちの面倒をみてもらっているけど、赤ちゃんはさすがにね。知られると面倒なのよ」
俺みたいに社会的地位が高い人間が赤ちゃんの面倒をみると、侮られるらしい。
だからどうしたと思うのだが、俺が平気でも家族……妻たちが困ってしまうということで、外では言わないようにしている。あまり自然に世話をしていると、ポロっと出てしまうことがあるので、ミーシャたちのときに比べて、頻度が落ちている。
だからといって、俺の愛情が減っているわけではないので、あしからず。
だけど今日は、何も気にする必要もなく子どもたちの面倒をみてあげられる! うをおおおお!
いてぇ。
百面相みたいになっていたようで、頭を叩かれてしまった。
「シュウ君が多少ケガするのは良いけど、この子たちに怪我させるのだけはやめてよね」
ミリー! 俺がケガをしてもいいのか?
「シュウがケガしてもっていうか、家で体をケガすることなんてないでしょ?」
言われてみれば、普通にタンスの角に足をぶつけても、地球基準の材質だとタンスが壊れるからな。違う意味で気をつけないと、大変な事になる。
心配だなとか言われたけど、最悪の場合でもブラウニーたちが近くにいるし、あやす神様のケットシーたちもいるので大丈夫だ!
妻たちがまとまってどこかに行くらしく、出て行ってしまった。
さて、俺は赤ちゃんたちの面倒をみないといけないな。並んで寝ている3人をみて、今する事がないことを悟った。ここで、起こしたらさすがにブラウニーに怒られてしまうな。
ケットシーたちが顔の横で寝てて、少しぐずりそうになる顔をすると、何かを察知して尻尾をフリフリして顔を撫でている。そうすると何故か笑顔になって、スヤスヤとまた眠ってしまう。
ケットシーって、マジですげえな。そのケットシーたちと一緒に、体の周りで寝ている猫たちもすげえな。あれ? でも、ネコの抜け毛って体に悪いんじゃなかったっけ? 静かにブラウニーに聞いてみたら、万能薬を薄めた物を少量飲ませると問題ないそうで、品質が高く高ランクの物を使っているとの事だった。
なるほど。魔法薬を使っていいのかよく分からなかったが、ある程度お金持ちの家には必ず万能薬があるらしい。子どもに何かあった時のために備えているのだとか。
3人の様子を見ながら、近くで小説を読んでいたら、足を引っ張られる感覚が……見てみると、ケットシーが俺のズボンの裾を引っ張っていた。おや? 確かこれは?
3人の様子を見ると、プラムが少し険しい顔をしていた。今にも泣きだしそうだ。ケットシーが、お尻のところに鼻を近づける仕草で分かった。
なるほど、プラムが排泄をしたんだな。それで感じる違和感で険しい顔になっているのだと判断した。臭いを嗅いでみると、どうやら便をしたようだったので、1人だけ静かに抱きかかえて専用の部屋に向かう。
確認してみると、それなりの量を出しており少し広めに汚れていた。俺は子どもたちのだから、素手でやっても気にならないのだが、洗う方の手には手袋をつけるように言われている。手袋をつける前に、手洗いをしてむずがっているプラムのオムツ交換の準備をする。
少し前の方まで汚れてしまっているので、軽くシャワーで流す事にした。汚れた時用のベビーバスがあるので、体にシャワーがかからないようにお腹と背中をタオルで包んでから寝かせる。
お尻に弱くシャワーをあてて、前からもシャワーをあて手で優しくキレイにする。女の子の場合は、ひだの部分に汚れが残っていると炎症を起こす原因になるので、拭くときは前からお尻に向かって拭く必要があるらしい。
今回は、前からやると包んでいるタオルに便がついてしまうかもしれないので、お尻の方を綺麗にしてから前にいって、さらに全体を綺麗にする順番でやっている。
嫌な感じがしなくなったのか、プラムはご機嫌である。
学校見学が終わって、ゆっくりと歩いて帰る際中にそんなことを考えながら歩いていた。でも今日は、帰ったら下の子たちの面倒をみてほしいとお願いされているので、ちょっと楽しみにしている。
一緒に遊ぶことは出来ないが、最近は俺の顔を認識してくれているのか、抱き上げて顔を見ると笑顔で俺の顔をペチペチと叩いてくる。これも、子どもたちの成長なんだろうな。
ハイハイをし始めた頃から、ミーシャたちは俺に駆け寄るようになってきたけど、下の子たちもそうなるのだろうか? とはいえ、まだまだ首がすわったばかりなので、ハイハイはまだまだ先なんだけどね。
いろんなことを考えながら歩いていると、家に到着していた。下の子たちのところに行く前に、シャワーを浴びて体を清潔にしてから行かないとな。
あまり清潔にし過ぎると、子どもたちに抗体ができなくて体に悪いのだが、だからといって無駄な病原菌を持ち込むのも良くない。家の中の環境は、普通に掃除してキレイにしているだけだが、外に出た時はしっかりと体を洗うようにしている。
まぁ、普通に窓を開けて換気をしているので、俺が体を洗う必要はそこまでないとは思われるが、俺が行くところってこの街以外の物があったりするので、念のためという部分もある。
そういえば、ミーシャたちは学校どうするんだろうな。あの学校に通うのかな?
「あ、やっと戻ってきてくれたね。今日は急なお願いでごめんね。ブラウニーたちに任せても良かったんだけど、それするとシュウ君が拗ねそうだったからね」
俺を出迎えてくれたのは、ミリーだ。
「シュウ様、今日はありがとうございます。私たちの我が侭を聞いてくださって、ありがとうございます」
ピーチ、ライラ、マリーの3人が頭を下げてくる。
「気にしないでいいよ。いつもはみんなに任せっきりなんだからさ。こうやって何も言われることなく、面倒をみることができるっていうのは、俺としてはすごく嬉しいからね。みんながなかなか関わらせてくれないから、寂しいくらいだよ」
「たまにだったらいいけど、赤ちゃんや子どもの面倒は女性がみるものだからね。シュウは、そこら辺は任せていいのよ」
カエデがからかうように言ってくる。
「そうなかもしれないけど、俺も子どもたちと触れ合いたいんだよ! だって、みんな可愛いじゃないか!」
「分かったから落ち着いて。ブルムたちもあなたのことが好きだから、子どもたちの面倒をみてもらっているけど、赤ちゃんはさすがにね。知られると面倒なのよ」
俺みたいに社会的地位が高い人間が赤ちゃんの面倒をみると、侮られるらしい。
だからどうしたと思うのだが、俺が平気でも家族……妻たちが困ってしまうということで、外では言わないようにしている。あまり自然に世話をしていると、ポロっと出てしまうことがあるので、ミーシャたちのときに比べて、頻度が落ちている。
だからといって、俺の愛情が減っているわけではないので、あしからず。
だけど今日は、何も気にする必要もなく子どもたちの面倒をみてあげられる! うをおおおお!
いてぇ。
百面相みたいになっていたようで、頭を叩かれてしまった。
「シュウ君が多少ケガするのは良いけど、この子たちに怪我させるのだけはやめてよね」
ミリー! 俺がケガをしてもいいのか?
「シュウがケガしてもっていうか、家で体をケガすることなんてないでしょ?」
言われてみれば、普通にタンスの角に足をぶつけても、地球基準の材質だとタンスが壊れるからな。違う意味で気をつけないと、大変な事になる。
心配だなとか言われたけど、最悪の場合でもブラウニーたちが近くにいるし、あやす神様のケットシーたちもいるので大丈夫だ!
妻たちがまとまってどこかに行くらしく、出て行ってしまった。
さて、俺は赤ちゃんたちの面倒をみないといけないな。並んで寝ている3人をみて、今する事がないことを悟った。ここで、起こしたらさすがにブラウニーに怒られてしまうな。
ケットシーたちが顔の横で寝てて、少しぐずりそうになる顔をすると、何かを察知して尻尾をフリフリして顔を撫でている。そうすると何故か笑顔になって、スヤスヤとまた眠ってしまう。
ケットシーって、マジですげえな。そのケットシーたちと一緒に、体の周りで寝ている猫たちもすげえな。あれ? でも、ネコの抜け毛って体に悪いんじゃなかったっけ? 静かにブラウニーに聞いてみたら、万能薬を薄めた物を少量飲ませると問題ないそうで、品質が高く高ランクの物を使っているとの事だった。
なるほど。魔法薬を使っていいのかよく分からなかったが、ある程度お金持ちの家には必ず万能薬があるらしい。子どもに何かあった時のために備えているのだとか。
3人の様子を見ながら、近くで小説を読んでいたら、足を引っ張られる感覚が……見てみると、ケットシーが俺のズボンの裾を引っ張っていた。おや? 確かこれは?
3人の様子を見ると、プラムが少し険しい顔をしていた。今にも泣きだしそうだ。ケットシーが、お尻のところに鼻を近づける仕草で分かった。
なるほど、プラムが排泄をしたんだな。それで感じる違和感で険しい顔になっているのだと判断した。臭いを嗅いでみると、どうやら便をしたようだったので、1人だけ静かに抱きかかえて専用の部屋に向かう。
確認してみると、それなりの量を出しており少し広めに汚れていた。俺は子どもたちのだから、素手でやっても気にならないのだが、洗う方の手には手袋をつけるように言われている。手袋をつける前に、手洗いをしてむずがっているプラムのオムツ交換の準備をする。
少し前の方まで汚れてしまっているので、軽くシャワーで流す事にした。汚れた時用のベビーバスがあるので、体にシャワーがかからないようにお腹と背中をタオルで包んでから寝かせる。
お尻に弱くシャワーをあてて、前からもシャワーをあて手で優しくキレイにする。女の子の場合は、ひだの部分に汚れが残っていると炎症を起こす原因になるので、拭くときは前からお尻に向かって拭く必要があるらしい。
今回は、前からやると包んでいるタオルに便がついてしまうかもしれないので、お尻の方を綺麗にしてから前にいって、さらに全体を綺麗にする順番でやっている。
嫌な感じがしなくなったのか、プラムはご機嫌である。
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