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第1452話 計画通り?
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有無を言わさず連れてきたグリエルとガリア、そして一仕事が終わって少し休憩をとっていた職員Dをスポーツジムへ招待する。
「まぁ、外見はどうでもいいんだけど、プリセットにあったからしょうがないんだよね。ってことで、中に入ってみよう!」
おっと、予想より大きなスポーツジムだった。プリセットだったため、どんな施設なのか全く分かっていなかったのだ。外見から、大きな建物だとは分かっていたが、どのくらいの施設なのか全く分かっていなかった。
日本にいたときに、最寄り駅の近くにしょぼいスポーツジムはあったけど、入ったことないしプールと運動できるってうたい文句だったけど、運動がランニングマシーンとバイクしかないとか言ってたような。
そんな所とは違い、1階が受付と25メートルプールが縦に2つ、その横に50メートルプールが1つあった。でも、このプールって直接いけないみたいなんだよな。2階に上がって更衣室で着替えてから、専用の階段で降りてプールに行く形のようだ。
他にも2階には、防音の部屋があり50人以上が入って、ボクササイズができるほどのサイズだった。と言っても、この世界に合わせて魔改造しているので、そのボクササイズに使うサンドバックだが、砂鉄が入っており500キログラムくらいの重さだ。
そしてそのサンドバックを包んでいる皮は、ワイバーン製なので俺たちが使っても、おそらく問題ないだろう。本気を出せば話が変わってくるけどな。
それ以外にも、4~50人ほどがはいれる部屋が、10個以上あった。ダンススタジオみたいに鏡がある部屋が半分以上、建物の端に近い部屋は4階までの3階分を吹き抜けにしてあり、ボルダリングや本物の岩肌を再現した崖なども準備されており、本格的にクライミングの練習もできるようになっていた。
崖の方は、ボルタリングを魔改造して作った物である。ここまでする必要があるのか分からないが、ダンジョンの中には崖の上に行かないととれない素材もあったりする。もちろん、俺の作ったダンジョンにもそういった場所は存在している。
なので作ってみた部屋である。ボルダリングの部屋が3つ、クライミング用が2つの合計5つだ。
2階は、少人数とは言わないが、ボクササイズのできる部屋が数部屋、ダンススタジオみたいなのが数部屋、クライミング・ボルダリング用の部屋が5部屋、更衣室や休憩室と言った、道具をあまり使わない部屋が多いようだ。
3階は、サウナやお風呂、シャワーなど動いた後に使う設備が揃っていた。
4階に行くと、大きな部屋に色々な機材が置かれており、自由に使えるようになっている。その機材の種類が多いこと多いこと……50種類以上が存在していたのだ。
何でこんな割り振りなのかは分からないが、これがプリセットで召喚した一番大きなスポーツジムだった。
グリエルたちは、機材の使い方を知らないので事細かに聞いてきたが、何となく使い方を知っていた俺は実践して使い方を見せてみた。
見た事の無い機材に目を輝かせているグリエルたちにお、1つずつ教えるのは正直面倒だった。
この世界では筋トレというのは、訓練の一部として行うことが基本である。ダンベルやバーベルで限定的な筋トレをすることはない。腕立てや腹筋などがあっても、負荷をかけてやることはない。
何か矛盾している気はするが、そもそも筋トレするだけのための道具など作っている余裕は、この世界には無いのだ。力をつけたいのなら魔物を狩ればいい、スタイルはいいにこしたことはないが、この世界では甲斐性が一番重要だと考えられている。
こんな世界だからやっぱり、お金も大切なんだろうな。
っと、話がズレたな。
グリエルもガリアも、職員Dもディストピアに染まっているな。新しいものに興味を持って体験したがる辺りがな。
冒険者は、よく動きよく食べるので比較的筋肉質が多いが、街からほとんど出ない人たちで多少裕福になるとふっくらしている人が多い。なので、多少太っているということは、お金持ちであることが多いと知っているので、甲斐性があると判断される。
で、多少太っていることを気にしている3人は、かなり興味を示していた。
やはり、運動する機会が少ないし、痩せるためのノウハウがないので、痩せようとする時は日本の女性に多かった食事量を減らすという、一番してはいけないダイエット方法をとりがちだった。
で、リバウンドをしてしまい、ぽっちゃりから抜けられないジレンマにおちいると。
初めは機材に興味を示していたが、ここの機材を上手く使い筋力をつけ、食事に気をつければ痩せられるという話を聞いて、スポーツジムの導入が前向きになった。
どういう風に利用するとか、利用料金、使い方のレクチャーなど、色々決めないといけないことが多いので、しばらくはオープンできないけど、庁舎内では早くオープンしてほしくて、仕事が終わった後に話し合いをして色々決めていた。
いやー思ったより好評で良かったな。妻たちに話したら、運動不足がちになっているから、ちょうどよかったという話を聞いた。娘たちがいない時は、よく戦闘訓練などをしていたが、最近は動く機会が減っていたとのことだ。
みんな運動不足がちっぽいね。シルキーたちに栄養管理はされているし、運動不足になってはいるが筋力が落ちているわけでもないので、妻たちのスタイルは完璧だ。
3日後には、何処から話が漏れたのかディストピアの住人で、大人の半数はスポーツジムのことを知っていた。そしてダイエット効果があることをしっており、俺が街に出ると遠巻きにまだかまだか? みたいな視線が女性から突き刺さっていた。
聞こえてくる話から、奥様方や女性たちも利用したいと思っていたみたいだが、それ以上にディストピアの食事に慣れてしまったせいか、ふっくらしてきた夫や彼氏に痩せてもらおうと画策しているようだった。
どうやら、他にも子どもが太って来たことを気にしている両親たちもいたな。
早くスポーツジムのオープンをしないと、暴動が起きるかもしれないな。
「まぁ、外見はどうでもいいんだけど、プリセットにあったからしょうがないんだよね。ってことで、中に入ってみよう!」
おっと、予想より大きなスポーツジムだった。プリセットだったため、どんな施設なのか全く分かっていなかったのだ。外見から、大きな建物だとは分かっていたが、どのくらいの施設なのか全く分かっていなかった。
日本にいたときに、最寄り駅の近くにしょぼいスポーツジムはあったけど、入ったことないしプールと運動できるってうたい文句だったけど、運動がランニングマシーンとバイクしかないとか言ってたような。
そんな所とは違い、1階が受付と25メートルプールが縦に2つ、その横に50メートルプールが1つあった。でも、このプールって直接いけないみたいなんだよな。2階に上がって更衣室で着替えてから、専用の階段で降りてプールに行く形のようだ。
他にも2階には、防音の部屋があり50人以上が入って、ボクササイズができるほどのサイズだった。と言っても、この世界に合わせて魔改造しているので、そのボクササイズに使うサンドバックだが、砂鉄が入っており500キログラムくらいの重さだ。
そしてそのサンドバックを包んでいる皮は、ワイバーン製なので俺たちが使っても、おそらく問題ないだろう。本気を出せば話が変わってくるけどな。
それ以外にも、4~50人ほどがはいれる部屋が、10個以上あった。ダンススタジオみたいに鏡がある部屋が半分以上、建物の端に近い部屋は4階までの3階分を吹き抜けにしてあり、ボルダリングや本物の岩肌を再現した崖なども準備されており、本格的にクライミングの練習もできるようになっていた。
崖の方は、ボルタリングを魔改造して作った物である。ここまでする必要があるのか分からないが、ダンジョンの中には崖の上に行かないととれない素材もあったりする。もちろん、俺の作ったダンジョンにもそういった場所は存在している。
なので作ってみた部屋である。ボルダリングの部屋が3つ、クライミング用が2つの合計5つだ。
2階は、少人数とは言わないが、ボクササイズのできる部屋が数部屋、ダンススタジオみたいなのが数部屋、クライミング・ボルダリング用の部屋が5部屋、更衣室や休憩室と言った、道具をあまり使わない部屋が多いようだ。
3階は、サウナやお風呂、シャワーなど動いた後に使う設備が揃っていた。
4階に行くと、大きな部屋に色々な機材が置かれており、自由に使えるようになっている。その機材の種類が多いこと多いこと……50種類以上が存在していたのだ。
何でこんな割り振りなのかは分からないが、これがプリセットで召喚した一番大きなスポーツジムだった。
グリエルたちは、機材の使い方を知らないので事細かに聞いてきたが、何となく使い方を知っていた俺は実践して使い方を見せてみた。
見た事の無い機材に目を輝かせているグリエルたちにお、1つずつ教えるのは正直面倒だった。
この世界では筋トレというのは、訓練の一部として行うことが基本である。ダンベルやバーベルで限定的な筋トレをすることはない。腕立てや腹筋などがあっても、負荷をかけてやることはない。
何か矛盾している気はするが、そもそも筋トレするだけのための道具など作っている余裕は、この世界には無いのだ。力をつけたいのなら魔物を狩ればいい、スタイルはいいにこしたことはないが、この世界では甲斐性が一番重要だと考えられている。
こんな世界だからやっぱり、お金も大切なんだろうな。
っと、話がズレたな。
グリエルもガリアも、職員Dもディストピアに染まっているな。新しいものに興味を持って体験したがる辺りがな。
冒険者は、よく動きよく食べるので比較的筋肉質が多いが、街からほとんど出ない人たちで多少裕福になるとふっくらしている人が多い。なので、多少太っているということは、お金持ちであることが多いと知っているので、甲斐性があると判断される。
で、多少太っていることを気にしている3人は、かなり興味を示していた。
やはり、運動する機会が少ないし、痩せるためのノウハウがないので、痩せようとする時は日本の女性に多かった食事量を減らすという、一番してはいけないダイエット方法をとりがちだった。
で、リバウンドをしてしまい、ぽっちゃりから抜けられないジレンマにおちいると。
初めは機材に興味を示していたが、ここの機材を上手く使い筋力をつけ、食事に気をつければ痩せられるという話を聞いて、スポーツジムの導入が前向きになった。
どういう風に利用するとか、利用料金、使い方のレクチャーなど、色々決めないといけないことが多いので、しばらくはオープンできないけど、庁舎内では早くオープンしてほしくて、仕事が終わった後に話し合いをして色々決めていた。
いやー思ったより好評で良かったな。妻たちに話したら、運動不足がちになっているから、ちょうどよかったという話を聞いた。娘たちがいない時は、よく戦闘訓練などをしていたが、最近は動く機会が減っていたとのことだ。
みんな運動不足がちっぽいね。シルキーたちに栄養管理はされているし、運動不足になってはいるが筋力が落ちているわけでもないので、妻たちのスタイルは完璧だ。
3日後には、何処から話が漏れたのかディストピアの住人で、大人の半数はスポーツジムのことを知っていた。そしてダイエット効果があることをしっており、俺が街に出ると遠巻きにまだかまだか? みたいな視線が女性から突き刺さっていた。
聞こえてくる話から、奥様方や女性たちも利用したいと思っていたみたいだが、それ以上にディストピアの食事に慣れてしまったせいか、ふっくらしてきた夫や彼氏に痩せてもらおうと画策しているようだった。
どうやら、他にも子どもが太って来たことを気にしている両親たちもいたな。
早くスポーツジムのオープンをしないと、暴動が起きるかもしれないな。
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