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第1438話 怒られた
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本当に何があったんだろうか?
迎えに来た職員に聞いても、詳しい話をきいていないらしく、至急との事で慌てて馬車をはしらせてきたのだとか。本当にお疲れ様。
本当に急いでいるようで、馬車のスピードがいつもより早い。普段は事故が怖いので、速度制限をしているのだが、今回はそれすらも無視して馬車を走らせている。しっかりと先導する人間がいて、道路に飛び出さないように注意している。サイレン鳴らした緊急車両みたいだな。
そして庁舎に到着する。まぁ冒険者ギルドと学校のエリアを抜けて更に登らないといけないんだけどね。
「シュウ様、お待ちしておりました」
俺の執務室には、3人がすでに待機していた。
「急な用事ってことで、何も知らされずに来たんだけど、どういうこと?」
「それはですね、帰ってくることは聞いていましたが、まさかあんな方法で帰ってくるとは思いもしませんでしたよ! それに対する弁解を聞きたくて呼び出させてもらいました」
「弁解? 俺が? なんで?」
「ディストピアですから、シュウ様の奇想天外っぷりは理解していますが、それでも船が空を飛んでいたという報告があり、シュウ様の家の方へ向かったからまた何かしたのか? みたいな問い合わせが殺到したんです。どうして事前に帰ってくる方法を教えて下さらなかったんですか?」
「え? だって、そっちの方が驚くだろ?」
「え~本当に驚きましたとも、本当にね。驚き過ぎて新しい魔物かと思い、レイリーに緊急出動がかかったくらいです。レイリーが詳しい話を知らなかったら、確実に攻撃されてましたよ。それくらい、大事だったんです!」
グリエルは、笑顔を張り付けてこめかみ付近に血管を浮かび上がらせている。
「え、えっと……もしもの時のための訓練になったと思えば、悪くない結果だったんじゃないかな?」
「そうかもしれませんが、それをシュウ様が言うのはおかしいですよね? 私たちが言うのであれば分かるのですが、シュウ様が言うのはどうなんですかね?」
グリエルに並んでガリアもゼニスも同じ状態だ。
本当に怒っているようだ。どうするべきか……ここは!
「本当にごめんなさい!」
土下座をした。
さすがに、ここまで大事になるとは思っていなかったんだよ! でもさ、話を聞けば普通なら分かるよな。日本でだって許可のない飛行物は問題になるもんな。しかも見た事の無いモノであれば尚更である。
何とか許してもらえた俺は、ご機嫌取りとは言わないが、以前庁舎に休憩スペースが欲しいと言っていたことについて聞いてみた。
一応、休めるスペースや調理スペースも準備しているが、疲れているからそこで休むのに、調理には手が向かず疲れ果てて食事をしないで寝てしまうという、不健康な報告があった。
なので、福利厚生! という名の下で、大改造を行う事にした。
いつでも入れるお風呂にサウナ(無駄に力を入れた)に、新しく食堂も開設した。ブラウニーたちが常駐するようになり、食事は無料! にしたかったのだが、さすがにそれはやりすぎということで、どうしても仕事が終わらずに残業をした人に関しては、後日払い戻しという形になった。
今のところ、わざと仕事を遅くして残業代をもらっているような職員はいないが、全て無料とかにしてしまうと、堕落をしてしまう人がいるかもしれないということで、このような形になった。
それとは別に、食堂は遅くまで開いているため、結婚していない人たちが仕事終わりに食べていく、という習慣がうまれてしまった。ディストピアの基準で考えると、安くはないけど高くもない、庁舎で働いている人間は高給取りなので、気にせずに食べれる値段だとか。
それに、栄養も偏らないようにブラウニーたちが、日替わり定食を作ってくれるため、飽きが来ないのだと誰かが言っていた。しかも仕事が終わっていれば、お酒も提供されるので職員同士が集まって、飲んで帰るということもあるのだとか。
とはいえ、庁舎の人間だけしか使えないのはズルい、という話がでて、学校の先生やギルドの職員も利用可能となった。ギルドには元々泊まり込む部屋があるので、お風呂やサウナを使いに来るらしい。学校の先生は、庁舎の職員と同じような食堂の使い方をしているとか。
ふっふっふ、もちろん俺もサウナを使えるので、仕事終わりにサウナ! も可能である。
これでご機嫌を取ったとは思わないが、何とか許してもらえたので、今度から何かする時は報告すると言って今回の話は終了した。
さてさて、ダマは呆れた顔で俺の方を見ていたが、その顔がちょっとむかついたので、全身ワシャワシャの刑に処した。
止めてくれと何度も念話があったのだが、それを無視して全身をワシャワシャしてやったわ!
息も絶え絶えになっているダマは、グレンにつかまれて運ばれている。帰りは馬車ではなく、歩いて帰る事にしたので、ダマの様子を見た子どもたちが心配していた。子どもたちには悪いことをしたが、ダマの顔がムカついたのが悪いんだ!
さて、帰ったら娘たちにも謝らないとな。
後は、海賊船をどうやって改造するかな? 娘たち専用のエリアを作らないといけないしな。どうするべきかな?
ありゃ?
海賊船のダンジョンをいじろうとして、不思議な項目を発見した。
扉……なんだこれ? 建物とかの材料で表記されているなら、まだわかるのだがダンジョンをいじるのに、初めの項目に出てくるのはおかしくないか?
それに、マイワールド1ってなんだ? でも、マイワールドっていっても2とか3もできるのか?
よく分からんな……色々実験するしかないか。
まずは、ある程度広い場所を確保するために、あの白い部屋だった場所を俺の世界に作り変えてやろう!
って言っても、イメージしたの日本の田舎の農村部のような感じだ。しかも、盆地にあるような農村である。
何でかって? 久しぶりに祖母ちゃんの住んでた場所に行ってみたくなったから、思い出せる範囲で建物や道路以外を作ってみたのだ。
その中心地にウルたちが自由にいじれる場所を準備しようかな。
っと、今日こんな事してたら絶対に妻たちに怒られるから、明日は休んで、明後日から始めるかな!
迎えに来た職員に聞いても、詳しい話をきいていないらしく、至急との事で慌てて馬車をはしらせてきたのだとか。本当にお疲れ様。
本当に急いでいるようで、馬車のスピードがいつもより早い。普段は事故が怖いので、速度制限をしているのだが、今回はそれすらも無視して馬車を走らせている。しっかりと先導する人間がいて、道路に飛び出さないように注意している。サイレン鳴らした緊急車両みたいだな。
そして庁舎に到着する。まぁ冒険者ギルドと学校のエリアを抜けて更に登らないといけないんだけどね。
「シュウ様、お待ちしておりました」
俺の執務室には、3人がすでに待機していた。
「急な用事ってことで、何も知らされずに来たんだけど、どういうこと?」
「それはですね、帰ってくることは聞いていましたが、まさかあんな方法で帰ってくるとは思いもしませんでしたよ! それに対する弁解を聞きたくて呼び出させてもらいました」
「弁解? 俺が? なんで?」
「ディストピアですから、シュウ様の奇想天外っぷりは理解していますが、それでも船が空を飛んでいたという報告があり、シュウ様の家の方へ向かったからまた何かしたのか? みたいな問い合わせが殺到したんです。どうして事前に帰ってくる方法を教えて下さらなかったんですか?」
「え? だって、そっちの方が驚くだろ?」
「え~本当に驚きましたとも、本当にね。驚き過ぎて新しい魔物かと思い、レイリーに緊急出動がかかったくらいです。レイリーが詳しい話を知らなかったら、確実に攻撃されてましたよ。それくらい、大事だったんです!」
グリエルは、笑顔を張り付けてこめかみ付近に血管を浮かび上がらせている。
「え、えっと……もしもの時のための訓練になったと思えば、悪くない結果だったんじゃないかな?」
「そうかもしれませんが、それをシュウ様が言うのはおかしいですよね? 私たちが言うのであれば分かるのですが、シュウ様が言うのはどうなんですかね?」
グリエルに並んでガリアもゼニスも同じ状態だ。
本当に怒っているようだ。どうするべきか……ここは!
「本当にごめんなさい!」
土下座をした。
さすがに、ここまで大事になるとは思っていなかったんだよ! でもさ、話を聞けば普通なら分かるよな。日本でだって許可のない飛行物は問題になるもんな。しかも見た事の無いモノであれば尚更である。
何とか許してもらえた俺は、ご機嫌取りとは言わないが、以前庁舎に休憩スペースが欲しいと言っていたことについて聞いてみた。
一応、休めるスペースや調理スペースも準備しているが、疲れているからそこで休むのに、調理には手が向かず疲れ果てて食事をしないで寝てしまうという、不健康な報告があった。
なので、福利厚生! という名の下で、大改造を行う事にした。
いつでも入れるお風呂にサウナ(無駄に力を入れた)に、新しく食堂も開設した。ブラウニーたちが常駐するようになり、食事は無料! にしたかったのだが、さすがにそれはやりすぎということで、どうしても仕事が終わらずに残業をした人に関しては、後日払い戻しという形になった。
今のところ、わざと仕事を遅くして残業代をもらっているような職員はいないが、全て無料とかにしてしまうと、堕落をしてしまう人がいるかもしれないということで、このような形になった。
それとは別に、食堂は遅くまで開いているため、結婚していない人たちが仕事終わりに食べていく、という習慣がうまれてしまった。ディストピアの基準で考えると、安くはないけど高くもない、庁舎で働いている人間は高給取りなので、気にせずに食べれる値段だとか。
それに、栄養も偏らないようにブラウニーたちが、日替わり定食を作ってくれるため、飽きが来ないのだと誰かが言っていた。しかも仕事が終わっていれば、お酒も提供されるので職員同士が集まって、飲んで帰るということもあるのだとか。
とはいえ、庁舎の人間だけしか使えないのはズルい、という話がでて、学校の先生やギルドの職員も利用可能となった。ギルドには元々泊まり込む部屋があるので、お風呂やサウナを使いに来るらしい。学校の先生は、庁舎の職員と同じような食堂の使い方をしているとか。
ふっふっふ、もちろん俺もサウナを使えるので、仕事終わりにサウナ! も可能である。
これでご機嫌を取ったとは思わないが、何とか許してもらえたので、今度から何かする時は報告すると言って今回の話は終了した。
さてさて、ダマは呆れた顔で俺の方を見ていたが、その顔がちょっとむかついたので、全身ワシャワシャの刑に処した。
止めてくれと何度も念話があったのだが、それを無視して全身をワシャワシャしてやったわ!
息も絶え絶えになっているダマは、グレンにつかまれて運ばれている。帰りは馬車ではなく、歩いて帰る事にしたので、ダマの様子を見た子どもたちが心配していた。子どもたちには悪いことをしたが、ダマの顔がムカついたのが悪いんだ!
さて、帰ったら娘たちにも謝らないとな。
後は、海賊船をどうやって改造するかな? 娘たち専用のエリアを作らないといけないしな。どうするべきかな?
ありゃ?
海賊船のダンジョンをいじろうとして、不思議な項目を発見した。
扉……なんだこれ? 建物とかの材料で表記されているなら、まだわかるのだがダンジョンをいじるのに、初めの項目に出てくるのはおかしくないか?
それに、マイワールド1ってなんだ? でも、マイワールドっていっても2とか3もできるのか?
よく分からんな……色々実験するしかないか。
まずは、ある程度広い場所を確保するために、あの白い部屋だった場所を俺の世界に作り変えてやろう!
って言っても、イメージしたの日本の田舎の農村部のような感じだ。しかも、盆地にあるような農村である。
何でかって? 久しぶりに祖母ちゃんの住んでた場所に行ってみたくなったから、思い出せる範囲で建物や道路以外を作ってみたのだ。
その中心地にウルたちが自由にいじれる場所を準備しようかな。
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