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第1424話 キリエの苦戦
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レイスvs人造ゴーレム+キリエ
人造ゴーレムはキリエの指示に従って、ブラッドリーレイスやデッドリーレイスたちのターゲットをしっかりと維持したまま、キングレイスを攻撃している。
この光景をもし他の人が見たら、目を疑うだろう。
後ろからレイスたちに攻撃されているのに、ナニカされたのか? といわんばかりで、キングレイスへの攻撃が全く止むことがない。
もし、あれがシュウであっても、同じような攻撃をするのは躊躇するだろう。
普通の冒険者たちから見れば、あり得ない量の生命力と魔力量を持っていたとしても、あれだけレイスから攻撃を受ければ、さすがに危険である。
通常攻撃がドレインに属する攻撃なので、回避以外の選択肢が本来準備されていない。攻撃を受ければレイスが回復してしまい、こちらの動きがドンドン遅くなってしまうのだ。
Sランクの魔石で動いている人造ゴーレムは、無限に魔力を生み出す。人間や魔物であれば生命力が無くなれば死に、魔力が無くなれば気絶してしまうが、人造ゴーレムに生命力は存在せず金属の耐久力をもっており、もし魔力切れを起こしても魔力が魔核から生み出されればまた動き始める。
本当にレイスにとっては、天敵のような存在だろう。
キリエとアラクネタイプの人造ゴーレムは、キングレイスたちに群がっているブラッドリーレイスやデッドリーレイスたちを上手く避けているが、仲間である人造ゴーレムたちに被弾するのも気にすることなく、光属性や聖属性の魔法で攻撃をしている。
キリエは回復魔法中心で人造ゴーレムたちに効果のない魔法得意なのだが、聖属性のホーリーレイを使って、キングレイスに落とすように光の弾が無数に落ちてくる攻撃も得意なのだ。
妻たちにも得意不得意というのが存在しており、ライムたち魔法組は攻撃魔法が得意で回復や支援系はあまり得意ではない。それに対して、キリエたち回復組は支援や回復は得意だが、攻撃魔法は苦手である。
得意不得意というよりは慣れのような気もするが、攻撃魔法の効果が、魔法組>>>>それ以外>>>回復組といった感じで、明らかに威力が違ってくる。回復魔法となれば、この並びが逆さまになる。
魔力などが関わってきているのかとも思っていたが、ほぼ同じに調節しても効果が変わってくるので、かなりみんなで頭を悩ませている問題だ。
人造ゴーレムたちがキングレイスの体を穿つたびに、キングレイスが悲鳴を上げている。逃げようとして他のレイスたちを囮にしようとするが、アラクネタイプから飛んでくる魔法や無重力殺法とでもいうような、ハーピータイプの連続攻撃がキングレイスの動きを止めて、他の人造ゴーレムたちも追撃を仕掛けている。
レイスって体が欠けても動きが変わらないのね、とあまり関係ない感想を懐きながらキリエは戦っていた。
それにしてもタフだ。人造ゴーレムに攻撃され続けているのに……あれ? よく見てみると、キングレイスと他のレイスたちが薄い光で繋がっている。
キリエが慌てて鑑定を始めた。戦闘の様子を観察していると、あることに気付いた。
「人造ゴーレムの人型タイプは、ブラッドリーレイスやデッドリーレイスに攻撃を! 最低でも1体以上で戦いキングレイスから距離を離してください」
観察した結果分かったのは、キングレイスにブラッドリーレイスやデッドリーレイスの吸収して余った分の、生命力や魔力がその線を通じて送られていることが分かったのだ。
さすがに30分攻撃を続けているのに、あまりダメージを負った様子がなかった。それも気付く切っ掛けになった。
まさか、キングレイスにそんなに能力があるとは思っていなかったので、気付けなければレイスを倒すことは出来なかったかもしれない。
「キング系を優先的に倒す方法がとれない……本当にまさか過ぎる事実でしたね。キングレイスは、ハーピータイプが足止め、他の異形型は1匹ずつ撃破していくよ! まずは、そいつね」
狙うブラッドリーレイスに指を向け攻撃するように指示をする。
キングレイスからは吸収した余剰分が届くことなく、ブラッドリーレイスが1匹消滅した。
「次は……えっ!?」
キリエは自分の目を疑っていた。次のターゲットに狙いを定めようとしたところ、キングレイスの側にブラッドリーレイスが召喚されたのだ。しかもこの召喚、キングレイスの召喚ではない。シュウが行う召喚と同じような現れ方をしたのだ。
キリエは必死に頭を回転させる。おそらく、何かしらのギミックが存在しているだろう。
シュウや綾乃、バザールたちであれば、すぐに色々思いついたのであろうが、キリエではすぐに思いつくことができない。正確には、思いつくことができてもそれを精査するだけの経験がない為、どうしても時間がかかってしまう。
キリエからの指示が途切れたとしても、人造ゴーレムは最後の命令を自分たちで解釈して、ブラッドリーレイスに攻撃を集中させている。
倒される度に現れるブラッドリーレイス……もしダンジョンが生み出しているのであれば、無限に湧き続けるのではないか? キリエは、そう考えている。シュウであれば違う考え、例えばDPは無限にあるわけではないので、俺たちから吸収していたとしても限界は存在すると言っただろう。
それが分かったとしても、そのDPの限界が何処にあるか分からないので、キリエとシュウの考えには現状では差がないのだが、キリエは悪い方向に考えてしまう傾向があるので、無限に湧き続けるという状態がキリエを焦らせている。
そんな中でも攻撃の手を緩めないのは、妻たち……キリエは、戦闘をしっかり理解していると思う。
「ターゲットをデッドリーレイスに変更してください!」
ブラッドリーレイスを5匹倒してみたが、倒される度に召喚されるため変わらず5匹のままなので、キリエはデッドリーレイスを倒すように指示を出す。
どっちを倒しても、同じようにキングレイスを召喚されてしまうため、取り巻きのレイスを倒したとしても、どうにもならない可能性が高い。
「キリエ! 落ち着け! 慌ててもいいことはないぞ! 流れは良くなくても、状況はこちらが有利だ! ゆっくりと試せることを試せ!」
シュウの声がバトルエリアに響く。
人造ゴーレムはキリエの指示に従って、ブラッドリーレイスやデッドリーレイスたちのターゲットをしっかりと維持したまま、キングレイスを攻撃している。
この光景をもし他の人が見たら、目を疑うだろう。
後ろからレイスたちに攻撃されているのに、ナニカされたのか? といわんばかりで、キングレイスへの攻撃が全く止むことがない。
もし、あれがシュウであっても、同じような攻撃をするのは躊躇するだろう。
普通の冒険者たちから見れば、あり得ない量の生命力と魔力量を持っていたとしても、あれだけレイスから攻撃を受ければ、さすがに危険である。
通常攻撃がドレインに属する攻撃なので、回避以外の選択肢が本来準備されていない。攻撃を受ければレイスが回復してしまい、こちらの動きがドンドン遅くなってしまうのだ。
Sランクの魔石で動いている人造ゴーレムは、無限に魔力を生み出す。人間や魔物であれば生命力が無くなれば死に、魔力が無くなれば気絶してしまうが、人造ゴーレムに生命力は存在せず金属の耐久力をもっており、もし魔力切れを起こしても魔力が魔核から生み出されればまた動き始める。
本当にレイスにとっては、天敵のような存在だろう。
キリエとアラクネタイプの人造ゴーレムは、キングレイスたちに群がっているブラッドリーレイスやデッドリーレイスたちを上手く避けているが、仲間である人造ゴーレムたちに被弾するのも気にすることなく、光属性や聖属性の魔法で攻撃をしている。
キリエは回復魔法中心で人造ゴーレムたちに効果のない魔法得意なのだが、聖属性のホーリーレイを使って、キングレイスに落とすように光の弾が無数に落ちてくる攻撃も得意なのだ。
妻たちにも得意不得意というのが存在しており、ライムたち魔法組は攻撃魔法が得意で回復や支援系はあまり得意ではない。それに対して、キリエたち回復組は支援や回復は得意だが、攻撃魔法は苦手である。
得意不得意というよりは慣れのような気もするが、攻撃魔法の効果が、魔法組>>>>それ以外>>>回復組といった感じで、明らかに威力が違ってくる。回復魔法となれば、この並びが逆さまになる。
魔力などが関わってきているのかとも思っていたが、ほぼ同じに調節しても効果が変わってくるので、かなりみんなで頭を悩ませている問題だ。
人造ゴーレムたちがキングレイスの体を穿つたびに、キングレイスが悲鳴を上げている。逃げようとして他のレイスたちを囮にしようとするが、アラクネタイプから飛んでくる魔法や無重力殺法とでもいうような、ハーピータイプの連続攻撃がキングレイスの動きを止めて、他の人造ゴーレムたちも追撃を仕掛けている。
レイスって体が欠けても動きが変わらないのね、とあまり関係ない感想を懐きながらキリエは戦っていた。
それにしてもタフだ。人造ゴーレムに攻撃され続けているのに……あれ? よく見てみると、キングレイスと他のレイスたちが薄い光で繋がっている。
キリエが慌てて鑑定を始めた。戦闘の様子を観察していると、あることに気付いた。
「人造ゴーレムの人型タイプは、ブラッドリーレイスやデッドリーレイスに攻撃を! 最低でも1体以上で戦いキングレイスから距離を離してください」
観察した結果分かったのは、キングレイスにブラッドリーレイスやデッドリーレイスの吸収して余った分の、生命力や魔力がその線を通じて送られていることが分かったのだ。
さすがに30分攻撃を続けているのに、あまりダメージを負った様子がなかった。それも気付く切っ掛けになった。
まさか、キングレイスにそんなに能力があるとは思っていなかったので、気付けなければレイスを倒すことは出来なかったかもしれない。
「キング系を優先的に倒す方法がとれない……本当にまさか過ぎる事実でしたね。キングレイスは、ハーピータイプが足止め、他の異形型は1匹ずつ撃破していくよ! まずは、そいつね」
狙うブラッドリーレイスに指を向け攻撃するように指示をする。
キングレイスからは吸収した余剰分が届くことなく、ブラッドリーレイスが1匹消滅した。
「次は……えっ!?」
キリエは自分の目を疑っていた。次のターゲットに狙いを定めようとしたところ、キングレイスの側にブラッドリーレイスが召喚されたのだ。しかもこの召喚、キングレイスの召喚ではない。シュウが行う召喚と同じような現れ方をしたのだ。
キリエは必死に頭を回転させる。おそらく、何かしらのギミックが存在しているだろう。
シュウや綾乃、バザールたちであれば、すぐに色々思いついたのであろうが、キリエではすぐに思いつくことができない。正確には、思いつくことができてもそれを精査するだけの経験がない為、どうしても時間がかかってしまう。
キリエからの指示が途切れたとしても、人造ゴーレムは最後の命令を自分たちで解釈して、ブラッドリーレイスに攻撃を集中させている。
倒される度に現れるブラッドリーレイス……もしダンジョンが生み出しているのであれば、無限に湧き続けるのではないか? キリエは、そう考えている。シュウであれば違う考え、例えばDPは無限にあるわけではないので、俺たちから吸収していたとしても限界は存在すると言っただろう。
それが分かったとしても、そのDPの限界が何処にあるか分からないので、キリエとシュウの考えには現状では差がないのだが、キリエは悪い方向に考えてしまう傾向があるので、無限に湧き続けるという状態がキリエを焦らせている。
そんな中でも攻撃の手を緩めないのは、妻たち……キリエは、戦闘をしっかり理解していると思う。
「ターゲットをデッドリーレイスに変更してください!」
ブラッドリーレイスを5匹倒してみたが、倒される度に召喚されるため変わらず5匹のままなので、キリエはデッドリーレイスを倒すように指示を出す。
どっちを倒しても、同じようにキングレイスを召喚されてしまうため、取り巻きのレイスを倒したとしても、どうにもならない可能性が高い。
「キリエ! 落ち着け! 慌ててもいいことはないぞ! 流れは良くなくても、状況はこちらが有利だ! ゆっくりと試せることを試せ!」
シュウの声がバトルエリアに響く。
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