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第1402話 態度に現れる
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ゴーストタウンの工房の出禁をくらって2日後。せっかく庁舎以外でまた仕事ができると思ってたのに、もう入れなくなって落ち込んでいた。俺の行動で落ち込んでいるのがバレバレだったため、妻たちに心配されてしまった。
問題は娘たちにまでバレてしまったことだ。そんなに俺の行動って分かりやすかったかな?
「とーたん、お腹痛いの?」
というスミレの言葉から始まった。
そんなことはないと伝え何もないよと伝えたが、娘たちには通じず根掘り葉掘り聞かれてしまった。
本当に5歳と2歳の姉妹なのか、と戦慄してしまった。でも途中で気付いてしまった。娘たちの問い詰め方は、母親たちのやり方にそっくりだったのだ。その時点で俺に逃れる術はなかった。
子どもって親の背中をよく見ているんだなって感じたよ。
そして娘たちは、一緒に遊んでいると俺が元気になることをわかっていたので、俺が落ち込んでいるのを肌で感じて遊びに連れ出してくれた。
といっても5歳と2歳の娘たちが連れて行ってくれた場所は、前に俺が砂の城を魔法で作った場所だった。
「あのお城、まだ壊れないで建ってるんだよ! えいってやっても壊れないの!」
ブルム、わざわざ壊そうとするのはどうなのだろうか? もっとお淑やかにしないと、お母さんみたいに婚期が遅れr……むっ!? 何やら殺気が!? 消えたな。何だったんだ?
「あれ? 知らない塔が増えてるな。しかもかなり細かく作られているみたいだな。誰が作ったんだ?」
そうするとウルたち4人が手をあげた。ん? これは君たちが作ったのか? この歳で作れるものなのだろうか?
首をかしげながら考えていると、娘たちにポコポコと叩かれてしまった。まさか4人で作ったっていうのが信じられなくて驚いたんだよ。と謝りながら伝えた。
嘘じゃないもん! と怒られてしまい、実演するから見てて! と椅子に座らされてしまった。
娘たちの身長から考えれば、5倍も10倍も高い塔を削って作る……なんてことは難しいだろう。となると、どうやって作ったんだ? 俺の魔法と同じくらいの出来だぞ。魔法? マジか!?
目の前で4人が手を繋いで魔力を練り始めた。
おぃおぃ、魔法が得意だとか言っていたシングルの冒険者より、よっぽど上手に魔力をコントロールしているぞ。これって普通じゃないよな? マジでどういう事なんだ? 魔法は使えるようになったと、妻たちから聞いていたけど、これは予想外だぞ。
コントロールされた魔力がきれいに整っていく感じがした。
「「「「クリエイトサンドアート」」」」
ん? 知らない名前の魔法だな。何でクリエイトがついているのかは知らないが、サンドアート、砂の芸術ってことかな?
実際に作られた物は、東京タワーっぽい何かだった。砂でその形は無理があるんじゃないか?
娘たちの前に現れたのは、10メートル程の高さの東京タワーの様な何かだった。しかも、鉄骨まで再現していた。おそらく本物よりは数が少ないだろうが、細かく作られている。
「4人ともすごいよ! みんなで魔法だなんて……あれ? もしかして4人でユニゾンマジックしたのか?」
そう聞くと4人ともはにかむように笑い、ピースをしてきた。
2人でユニゾンマジックはしたことあるけど、4人では流石になかったんじゃないか? それより、俺たちもできるまでにそれなりに苦労したはずなのに、この娘たちは既にできるようになっている……天才かもしれないな。
と思ったのだが、実はユニゾンマジックとは違った。一番年上のウルがみんなの魔力を形にしたらしい。それでもすごい事なんだけどな。
4人を比べると、レベルは同じなのにウルは3人に比べて、魔力量が半分くらいしかない。理由は分かっていない。年齢のせいか力は強いようだ。あくまでステータス上の話なのですべてではないのだが、シュリの様な特殊な体質でないと、差が無いんじゃないかと考えていたのにな。
仲良く生活しているおかげなのか、魔力同調が普通にできているようだ。この世界ではよく使われている技術だという話だが、結構難しい部類の技だと聞いた覚えがある。
俺たちは、魔力に困ることが無かったので、同調する必要がほとんどなかったのだ。だから使われない技術で忘れていた。
「ウルのイメージ力も、みんなの魔力同調もすごいね! でも、使った魔力に対して作れたものが小さいかな? そんなことじゃ、お父さんは越えられないぞ!」
俺は何となく娘たちの壁になってみた。
プーっと頬を膨らませている。4人のほっぺたを突っついて空気を逃がすと、怒って追いかけられてしまった。そのまま追いかけっこが始まり、敷地内を逃げ回った。
4人の体力をなめていた。おかしいな、普通に運動すれば娘たちより長く動けるのに、遊びとなると子どもたちの体力は、無尽蔵なのだろうか? 逃げ切れると思ったら結局捕まってしまった。
結構本気で逃げたので、汗をかいてしまいお風呂に入ることにした。娘たちは一緒に入れることを喜んでくれた。いつまで一緒にお風呂に入ってくれるかな? 思春期が来る頃かな?
そういえば最近、娘たちや下の子たちと一緒にお風呂に入っているため、サウナに入ってないな……でも娘たちはまだサウナは早いよな……気にしたら入りたくなってしまった。
そうなればすることはただ1つ。DPで魔改造をすることにした。
さすがにドライサウナは娘たちには厳しい。もし入れたら虐待しているようなもんだよな。だから、ミストサウナを作った。
ミストサウナもそのままだと娘たちにはつらいので、無駄に魔法技術をつぎ込んで、俺のエリアと娘たちのエリアを作った。娘たちのエリアは温度を下げて、足元に水を流している。
少し熱い湿度の高い部屋に入って娘たちは、ナニコレ! 変な感じ! と言いながら足元の水をぴちゃぴちゃしながら喜んでいた。
子ども1人分離れた位置に娘たちがおり、何でこんなところに入るのか聞いてきた。普通に気持ちいから入っているんだよ。と伝えると、よくわからない! と言われてしまった。大きくなったら分かる時が来るよ、って誤魔化しておいた。
問題は娘たちにまでバレてしまったことだ。そんなに俺の行動って分かりやすかったかな?
「とーたん、お腹痛いの?」
というスミレの言葉から始まった。
そんなことはないと伝え何もないよと伝えたが、娘たちには通じず根掘り葉掘り聞かれてしまった。
本当に5歳と2歳の姉妹なのか、と戦慄してしまった。でも途中で気付いてしまった。娘たちの問い詰め方は、母親たちのやり方にそっくりだったのだ。その時点で俺に逃れる術はなかった。
子どもって親の背中をよく見ているんだなって感じたよ。
そして娘たちは、一緒に遊んでいると俺が元気になることをわかっていたので、俺が落ち込んでいるのを肌で感じて遊びに連れ出してくれた。
といっても5歳と2歳の娘たちが連れて行ってくれた場所は、前に俺が砂の城を魔法で作った場所だった。
「あのお城、まだ壊れないで建ってるんだよ! えいってやっても壊れないの!」
ブルム、わざわざ壊そうとするのはどうなのだろうか? もっとお淑やかにしないと、お母さんみたいに婚期が遅れr……むっ!? 何やら殺気が!? 消えたな。何だったんだ?
「あれ? 知らない塔が増えてるな。しかもかなり細かく作られているみたいだな。誰が作ったんだ?」
そうするとウルたち4人が手をあげた。ん? これは君たちが作ったのか? この歳で作れるものなのだろうか?
首をかしげながら考えていると、娘たちにポコポコと叩かれてしまった。まさか4人で作ったっていうのが信じられなくて驚いたんだよ。と謝りながら伝えた。
嘘じゃないもん! と怒られてしまい、実演するから見てて! と椅子に座らされてしまった。
娘たちの身長から考えれば、5倍も10倍も高い塔を削って作る……なんてことは難しいだろう。となると、どうやって作ったんだ? 俺の魔法と同じくらいの出来だぞ。魔法? マジか!?
目の前で4人が手を繋いで魔力を練り始めた。
おぃおぃ、魔法が得意だとか言っていたシングルの冒険者より、よっぽど上手に魔力をコントロールしているぞ。これって普通じゃないよな? マジでどういう事なんだ? 魔法は使えるようになったと、妻たちから聞いていたけど、これは予想外だぞ。
コントロールされた魔力がきれいに整っていく感じがした。
「「「「クリエイトサンドアート」」」」
ん? 知らない名前の魔法だな。何でクリエイトがついているのかは知らないが、サンドアート、砂の芸術ってことかな?
実際に作られた物は、東京タワーっぽい何かだった。砂でその形は無理があるんじゃないか?
娘たちの前に現れたのは、10メートル程の高さの東京タワーの様な何かだった。しかも、鉄骨まで再現していた。おそらく本物よりは数が少ないだろうが、細かく作られている。
「4人ともすごいよ! みんなで魔法だなんて……あれ? もしかして4人でユニゾンマジックしたのか?」
そう聞くと4人ともはにかむように笑い、ピースをしてきた。
2人でユニゾンマジックはしたことあるけど、4人では流石になかったんじゃないか? それより、俺たちもできるまでにそれなりに苦労したはずなのに、この娘たちは既にできるようになっている……天才かもしれないな。
と思ったのだが、実はユニゾンマジックとは違った。一番年上のウルがみんなの魔力を形にしたらしい。それでもすごい事なんだけどな。
4人を比べると、レベルは同じなのにウルは3人に比べて、魔力量が半分くらいしかない。理由は分かっていない。年齢のせいか力は強いようだ。あくまでステータス上の話なのですべてではないのだが、シュリの様な特殊な体質でないと、差が無いんじゃないかと考えていたのにな。
仲良く生活しているおかげなのか、魔力同調が普通にできているようだ。この世界ではよく使われている技術だという話だが、結構難しい部類の技だと聞いた覚えがある。
俺たちは、魔力に困ることが無かったので、同調する必要がほとんどなかったのだ。だから使われない技術で忘れていた。
「ウルのイメージ力も、みんなの魔力同調もすごいね! でも、使った魔力に対して作れたものが小さいかな? そんなことじゃ、お父さんは越えられないぞ!」
俺は何となく娘たちの壁になってみた。
プーっと頬を膨らませている。4人のほっぺたを突っついて空気を逃がすと、怒って追いかけられてしまった。そのまま追いかけっこが始まり、敷地内を逃げ回った。
4人の体力をなめていた。おかしいな、普通に運動すれば娘たちより長く動けるのに、遊びとなると子どもたちの体力は、無尽蔵なのだろうか? 逃げ切れると思ったら結局捕まってしまった。
結構本気で逃げたので、汗をかいてしまいお風呂に入ることにした。娘たちは一緒に入れることを喜んでくれた。いつまで一緒にお風呂に入ってくれるかな? 思春期が来る頃かな?
そういえば最近、娘たちや下の子たちと一緒にお風呂に入っているため、サウナに入ってないな……でも娘たちはまだサウナは早いよな……気にしたら入りたくなってしまった。
そうなればすることはただ1つ。DPで魔改造をすることにした。
さすがにドライサウナは娘たちには厳しい。もし入れたら虐待しているようなもんだよな。だから、ミストサウナを作った。
ミストサウナもそのままだと娘たちにはつらいので、無駄に魔法技術をつぎ込んで、俺のエリアと娘たちのエリアを作った。娘たちのエリアは温度を下げて、足元に水を流している。
少し熱い湿度の高い部屋に入って娘たちは、ナニコレ! 変な感じ! と言いながら足元の水をぴちゃぴちゃしながら喜んでいた。
子ども1人分離れた位置に娘たちがおり、何でこんなところに入るのか聞いてきた。普通に気持ちいから入っているんだよ。と伝えると、よくわからない! と言われてしまった。大きくなったら分かる時が来るよ、って誤魔化しておいた。
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