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第1391話 お酢の授業
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体験学習、たまり醤油の醸造体験をしてから、ウルたちが変わったように思える。
弟妹たちが産まれた、というだけではなく、今までと違うということは分かるのだが、何が変わったかと言われるとよく分からない。
でも、概ね良い方向へ向かっていると思うので問題ないかな?
娘たちが興味を持っていたのが食べる物……お肉や野菜だったのが、調味料にまで足をのばした感じかな? 今までは食べ物のことばっかり訊いてきたのだが、味付けについて訊いてくるようになっていた。
でも、何が変わったのかはこれ以上分からない。娘たちの中で何かが変わっているのは間違いないと思うんだけどね。
最近は、弟妹たちの様子を見る傍らで、調味料の製造過程を見に行く娘たちに付き合うことが増えた。
俺の影響で日本の調味料、特に醤油・味噌・米酢に興味を持っている。その他にも出汁にも興味を持っていた。昆布に煮干し、かつお節等々。
料理でも始めるのかと思ったのだが、特にそういった様子は見られない。ブラウニーたちが料理を作るのが当たり前だと思っているのだろうか? 子どもたち全員に専属ブラウニーをつけるべきか? いや、そもそもこの家から出て行くのだろうか?
出て行かないならいかないで俺は嬉しいけど、それだと絶対に妻たちに怒られるからな……もうちょっと成長したら料理の勉強もするかな? 料理はできないよりできた方がいいぞ。
そしてミーシャよ、出汁の味を研究しているような表情で、ふんふん言っているのは何なのだろうか?
「とーたん! 今日はお酢作りを見に行きたい!」
そう言ってミーシャが飛び付いてきた。その後に行きたい! とスミレとブルムも飛びついてきた。
「分かったよ。お酢は俺も興味があったんだよな。作り方はある程度知っているけど、作ってる過程を見たことないんだよな。午後から一緒に行こうか」
わ~い、と喜んでいる3人とあたたかく見守っているウル。2歳ほどしか違わないのに何だろな、遠慮してたりしないよな?
午前中にさくっと俺の仕事を終わらせてから、いそいそと家へ戻り昼食を食べて、シンラたちを眺めてからお酢を作っている醸造所へ向かう。
そこを担当しているブラウニーが出迎えてくれた。
「さて、皆さんに質問です。お酢の元になっている物は何か知っていますか?」
それは知っている。お酒から作るので酢なのだ。原料はアルコールということだろ。
だけど娘たちはそんなことを知らないので、首を傾げてウンウン悩んでいる。そんな様子も可愛いな。何て微笑んでいたら、ミーシャたちに自分が知ってるからって、私たちを見て笑わないの! って怒られてしまった。可愛い君たちを見てニマニマしてたなんて言えないので、甘んじてお叱りを受けた。
「分からないようですね。ではヒントです!」
そう言ってブラウニーが取り出したのは、お米とお水を取り出した。
「お米とお水? 美味しくご飯が炊けるよ?」
スミレは首をコテンと傾けて、更に悩み始めた。
普通は分からない。悩む事も楽しんでいる印象の娘たちは、色々答えてはいるが的外れ。ブルム、さすがにチャーハンはないと思うわ。自分が食べたいだけじゃないのか?
「さすがに分からないですよね。答えはアルコール、お酒からお酢は出来ているんですよ。漢字は分かりますよね? お酒から作ると書いて、この部分とこの部分を合わせて酢になるんですよ」
漢字は日本語を宝珠で覚えさせたときに付随して覚えているので、この程度の漢字であれば問題なく理解できる。
「美味しいお酢を作るためには、美味しいお酒が必要なんです。美味しいお酒を作るためには、美味しいお米が必要なんですよ。だから、ここではお米から作っています。ドリアードに手伝ってもらって、一番お酒にあう美味しいお米を作るところから始めています」
おぉ~そんなところから始めているのか。
「お米の作り方は……今度、畑エリアの方で聞いてください。ここでは、お米からお酒、お酒からお酢になる過程のお話をさせていただきます」
まず始めに連れて行かれた場所は、大きな釜のような物があるところに連れて行かれた。凄い熱気を感じるけど、この室内寒くね? ウルたちも若干震えているので、羽織る物を出して着させていく。
どうやら釜みたいなものは、大型の蒸し器のようだ。初めにお米を蒸して硬めに仕上げるのだとか。
蒸したお米を台の上に取り出してほぐし始めた。ブラウニーに言われて俺たちも参加する。素手だと熱いので専用の手袋を使ってほぐし始めた。
そこに何やら緑色の物を振りかけ始めた……なんだこれ?
どうやら麹菌らしい。醤油でも味噌でも使っていた麹菌だが、白っぽいものじゃなかったっけ? そんなことを考えていたら、俺たちが見ていたのは麹菌を繁殖させた後の物だったようだ。
米麹は温度管理をしっかりとして、温度30度、湿度70パーセントを維持して3日程繁殖させると、真っ白な米麹ができる。
次に水の中に米麹を入れ、その中に蒸したお米を入れていくのだが、DPで取り寄せた資料で使う蒸したお米の10倍ほどの量を投入して作っているのだとか。
そうすることによって、うま味や甘味のような複雑な味が出るのだと。実際に作ってみて飲み比べをしたので間違いないとのことだ。特に香りが良いんだと。
そして、アルコール発酵、酵母菌を加えてお米の糖分をお酒に変える。
酵母菌を加えてから1ヶ月ほど熟成させると日本酒が完成する。
日本酒と種酢の入ったタンクに酢酸菌入れて、酢酸発酵を行うそうだ。
「この酢酸菌ですが、とても呑兵衛なのです。空気がないと活動できないのでお酒の表面でしか活動できませんが、この中のお酒を全部飲み干して、アルコールをお酢に変えてくれるんですよ」
呑兵衛という部分にスミレとブルムが反応した。かーたんみたい! だってさ。確かにあいつらはドワーフだから酒が好きだよな。
「これが完成したお酢になります。少し飲んでみてはいかがですか?」
俺はそれを聞いてウッとした顔をしてしまう。お酢なんてそのまま飲めるわけないだろ!
だけどそれを知らないウルたちはブラウニーにだまされて、お酢の入ったおちょこのような物で飲み始めた……あれ? 飲み切ったぞ!?
「「「「美味しい!」」」」
マジか! お酢なんてそんなに飲めるものじゃないぞ。俺もだまされたと思って飲んでみると、だしの入ったお酢を飲んでいるような感じだった。お米をたくさん使ったことによって、お酢の酸っぱさが前に出るのではなく、うま味が前面に出てきている感じだな。
こんなに苦労して色々作ってくれているんだな。
弟妹たちが産まれた、というだけではなく、今までと違うということは分かるのだが、何が変わったかと言われるとよく分からない。
でも、概ね良い方向へ向かっていると思うので問題ないかな?
娘たちが興味を持っていたのが食べる物……お肉や野菜だったのが、調味料にまで足をのばした感じかな? 今までは食べ物のことばっかり訊いてきたのだが、味付けについて訊いてくるようになっていた。
でも、何が変わったのかはこれ以上分からない。娘たちの中で何かが変わっているのは間違いないと思うんだけどね。
最近は、弟妹たちの様子を見る傍らで、調味料の製造過程を見に行く娘たちに付き合うことが増えた。
俺の影響で日本の調味料、特に醤油・味噌・米酢に興味を持っている。その他にも出汁にも興味を持っていた。昆布に煮干し、かつお節等々。
料理でも始めるのかと思ったのだが、特にそういった様子は見られない。ブラウニーたちが料理を作るのが当たり前だと思っているのだろうか? 子どもたち全員に専属ブラウニーをつけるべきか? いや、そもそもこの家から出て行くのだろうか?
出て行かないならいかないで俺は嬉しいけど、それだと絶対に妻たちに怒られるからな……もうちょっと成長したら料理の勉強もするかな? 料理はできないよりできた方がいいぞ。
そしてミーシャよ、出汁の味を研究しているような表情で、ふんふん言っているのは何なのだろうか?
「とーたん! 今日はお酢作りを見に行きたい!」
そう言ってミーシャが飛び付いてきた。その後に行きたい! とスミレとブルムも飛びついてきた。
「分かったよ。お酢は俺も興味があったんだよな。作り方はある程度知っているけど、作ってる過程を見たことないんだよな。午後から一緒に行こうか」
わ~い、と喜んでいる3人とあたたかく見守っているウル。2歳ほどしか違わないのに何だろな、遠慮してたりしないよな?
午前中にさくっと俺の仕事を終わらせてから、いそいそと家へ戻り昼食を食べて、シンラたちを眺めてからお酢を作っている醸造所へ向かう。
そこを担当しているブラウニーが出迎えてくれた。
「さて、皆さんに質問です。お酢の元になっている物は何か知っていますか?」
それは知っている。お酒から作るので酢なのだ。原料はアルコールということだろ。
だけど娘たちはそんなことを知らないので、首を傾げてウンウン悩んでいる。そんな様子も可愛いな。何て微笑んでいたら、ミーシャたちに自分が知ってるからって、私たちを見て笑わないの! って怒られてしまった。可愛い君たちを見てニマニマしてたなんて言えないので、甘んじてお叱りを受けた。
「分からないようですね。ではヒントです!」
そう言ってブラウニーが取り出したのは、お米とお水を取り出した。
「お米とお水? 美味しくご飯が炊けるよ?」
スミレは首をコテンと傾けて、更に悩み始めた。
普通は分からない。悩む事も楽しんでいる印象の娘たちは、色々答えてはいるが的外れ。ブルム、さすがにチャーハンはないと思うわ。自分が食べたいだけじゃないのか?
「さすがに分からないですよね。答えはアルコール、お酒からお酢は出来ているんですよ。漢字は分かりますよね? お酒から作ると書いて、この部分とこの部分を合わせて酢になるんですよ」
漢字は日本語を宝珠で覚えさせたときに付随して覚えているので、この程度の漢字であれば問題なく理解できる。
「美味しいお酢を作るためには、美味しいお酒が必要なんです。美味しいお酒を作るためには、美味しいお米が必要なんですよ。だから、ここではお米から作っています。ドリアードに手伝ってもらって、一番お酒にあう美味しいお米を作るところから始めています」
おぉ~そんなところから始めているのか。
「お米の作り方は……今度、畑エリアの方で聞いてください。ここでは、お米からお酒、お酒からお酢になる過程のお話をさせていただきます」
まず始めに連れて行かれた場所は、大きな釜のような物があるところに連れて行かれた。凄い熱気を感じるけど、この室内寒くね? ウルたちも若干震えているので、羽織る物を出して着させていく。
どうやら釜みたいなものは、大型の蒸し器のようだ。初めにお米を蒸して硬めに仕上げるのだとか。
蒸したお米を台の上に取り出してほぐし始めた。ブラウニーに言われて俺たちも参加する。素手だと熱いので専用の手袋を使ってほぐし始めた。
そこに何やら緑色の物を振りかけ始めた……なんだこれ?
どうやら麹菌らしい。醤油でも味噌でも使っていた麹菌だが、白っぽいものじゃなかったっけ? そんなことを考えていたら、俺たちが見ていたのは麹菌を繁殖させた後の物だったようだ。
米麹は温度管理をしっかりとして、温度30度、湿度70パーセントを維持して3日程繁殖させると、真っ白な米麹ができる。
次に水の中に米麹を入れ、その中に蒸したお米を入れていくのだが、DPで取り寄せた資料で使う蒸したお米の10倍ほどの量を投入して作っているのだとか。
そうすることによって、うま味や甘味のような複雑な味が出るのだと。実際に作ってみて飲み比べをしたので間違いないとのことだ。特に香りが良いんだと。
そして、アルコール発酵、酵母菌を加えてお米の糖分をお酒に変える。
酵母菌を加えてから1ヶ月ほど熟成させると日本酒が完成する。
日本酒と種酢の入ったタンクに酢酸菌入れて、酢酸発酵を行うそうだ。
「この酢酸菌ですが、とても呑兵衛なのです。空気がないと活動できないのでお酒の表面でしか活動できませんが、この中のお酒を全部飲み干して、アルコールをお酢に変えてくれるんですよ」
呑兵衛という部分にスミレとブルムが反応した。かーたんみたい! だってさ。確かにあいつらはドワーフだから酒が好きだよな。
「これが完成したお酢になります。少し飲んでみてはいかがですか?」
俺はそれを聞いてウッとした顔をしてしまう。お酢なんてそのまま飲めるわけないだろ!
だけどそれを知らないウルたちはブラウニーにだまされて、お酢の入ったおちょこのような物で飲み始めた……あれ? 飲み切ったぞ!?
「「「「美味しい!」」」」
マジか! お酢なんてそんなに飲めるものじゃないぞ。俺もだまされたと思って飲んでみると、だしの入ったお酢を飲んでいるような感じだった。お米をたくさん使ったことによって、お酢の酸っぱさが前に出るのではなく、うま味が前面に出てきている感じだな。
こんなに苦労して色々作ってくれているんだな。
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