1,381 / 2,518
第1381話 とーたんも楽じゃない
しおりを挟む
ピーチの元にたどり着くと、平気な様子を見せてくれる。
でも、これが嘘だということを俺は理解している。ピーチは俺に心配させまいと何ともない様子を装って入るが、その実かなりの痛みを伴っているはずだ。おそらく破水が先で陣痛が始まっていてもおかしくない。実際に笑顔ではあるが、目元が若干歪んでいるのが分かる。
「あっ! もう破水しているんだよね? 感染症の対策は大丈夫?」
「そこら辺は問題ありません。キリエ様にお願いして、ピーチ様の体調管理をしています。ライム様にも手伝っていただき、ピーチ様の周囲は可能な限り無菌に近い状態です。出産に入るまではこの状態を維持して、お子様が出てくる前に解除する予定です」
もともとこの分娩室は衛生的である。無菌室にしてしまうと悪影響の方が強いとシルキーが言っていた。理由は分からんが、多少の菌は抗体や耐性をつけるために必要なのだろう。
ミリーたちの時に勉強していたのだが、陣痛の前に破水すると赤ちゃんが細菌感染する可能性が高くなるそうで、適切な対応が求められるそうだ。破水したからと言って羊水がすぐに空っぽになるわけではないので、慌てる必要は無いが迅速に対応する必要はある……何か矛盾してね?
一緒にいた娘たちも驚いただろうな。ウルは本当に頑張ってくれたよ。
近くでピーチに声を掛けたいけど、あまり対応している人以外が近付くのは良くないので、遠くからピーチに声をかけて部屋の準備をする事にした。
部屋の準備というのは、分娩室の近くに休憩できるスペースを作っていないことを思いだしたのだ。娘たちを連れて移動しようと考えたのだが、移動する為の部屋がなかったのだ。
作業している人たちに声をかけて、分娩室の近くに休憩室をいくつか作っていく。寝る場所と集まる場所、食事できる場所などを別けて準備した。もちろん分娩室の近くの廊下には長椅子も置いてある。様式美みたいなものだろう。
すべての準備を終えて、屋敷の食堂で働いているブラウニーたちに今日は、分娩室の近くに用意したキッチンで作ってほしいとお願いし移動してもらう。
娘たちを移動させるために様子を窺うと、先に寝ていたミーシャ・スミレ・ブルムが目を覚ましていた。ミリーに話を聞いているが、目が腫れている。また泣いたのかな?
カエデとリンドは、アリスとライラの近くにいる。妊娠中の2人もピーチの破水に驚いて、かなり精神状態が良くないので、経験者の2人が付き添っている形だ。年長組の他のメンバーも近くにいるようだ。
年中組は仕事に出ており、ちらほらと帰宅してきている。本来、妻たちがいなくても現場は回るのだが、妻たちが現場に行きたがっているので自由にさせている形だ。
年少組は家のことを色々してくれている。従魔たちの世話や各所への連絡、その他諸々を行ってくれているのだ。普通年長組の仕事かと思うが、今回の騒動で一番冷静に動けたのが年少組だったということだろう。
グリエルの連絡を受け取ったのも年少組のメンバーだった。年長組に連絡したのも年少組だ。多分、ウルみたいにお姉さんとかそういった感じの使命感で、下の子たちを守りたいといった気持ちで行動しているような気がするな。
特に娘たちが生まれてから、子供っぽかった性格が一気に大人びた気がするからな。
破水したことが周りの家の人に伝わり、伝染するように一気に話が広まってしまった。それの対応をしているのも年少組だった。年中組が帰ってきてからは代わる代わる対応していたけどね。
全部が落ち着いたのは、既に15時を過ぎていた。娘たちと妊娠組の2人は食事をしているが、俺や他の妻さんたちはそれどころではなかった。食事を食べる暇は一応あったのだが、口に入れることをためらってしまったのだ。
ブラウニーたちの食事は美味しいので、食べてしまうとそこで止まってしまいそうだということで、ある程度対応が終わるまでは水分だけで乗り切っていた。
そして子供たちのおやつと一緒に今食事をとり始めた。
しっかりと娘たちにも説明して、俺たちは準備された食事を食べている。でも全員一緒に……というわけにはいかなかった。対応する人と食事をする人で分けているからだ。
食事の後は、俺は邪魔だということでピーチの近くには行けず、休憩場所で娘たちと一緒にいる。娘たちは周りがいつも通りになったので、かなり落ち着いてきている。普段と同じ様子って、結構安心する要素なのだろうな。
ケットシーやスライムたちと一緒に遊び始めているので、しばらくは大丈夫かな? でも、自分の弟か妹が生まれるところを見たいとと言われてしまった。さすがにこれは無理なので、2時間程費やして娘たちを説得した。生まれたらすぐに会えるようにするから、と言って。
ミリーたちは比較的早く生まれたみたいだけど、本来初産の場合は大体14時間程かかると言われている。チビ神からもらった加護があるとはいえ、今回も早く生まれるとは限らない。
それに出産予定日より1週間早く、陣痛より先に破水してしまっている。ミリーたちとは状況が違うので14時間はかかると仮定しておくべきだろう。そうなった場合、24時頃の出産になる。娘たちが起きている時間ではないのだ。
無理に起きていて体調を崩しでもしたら意味がない。俺も一緒に寝ることを約束して、ベッドに入る予定だ。
ピーチの近くにいても役に立たないと言われている俺は、娘たちが俺に懐いているのでそっちの面倒を見てもらっていた方が何十倍も助かるってさ。
ピーチも心配だけど娘たちも放置できないもんな。ピーチのことは他の妻たちに任せよう。俺は子どもを産んだ後にピーチにお礼を言おうと思っている。俺が近くにいない理由をピーチは分かっているからな。
娘たちと一緒に夕食は食べたのだが、15時過ぎに食事をとっているのであまり量を食べれていない。だけど、娘たちに心配されてしまった。おやつの時に食事したからお腹があまり空いていないんだよ、と伝えて何となく理解してもらっている。
うっぷ、ちょっと苦しい。理解はしてもらったが、心配させないように無理して食べたのでお腹が苦しい。
娘たちに感づかれないようにするのに苦労した。お腹が落ち着いてきた所でお風呂に入り、帰り道に5人でピーチの様子をうかがって、娘たちは生まれたら絶対に呼んでね! と、くぎを刺してからベッドに潜り込んだ。
今日も俺は娘たちに囲まれて眠りにつく……わけねえーだろ! 俺は寝れる訳もなく、寝た娘たちの頭を撫でながら連絡が来るのを待っていた。
でも、これが嘘だということを俺は理解している。ピーチは俺に心配させまいと何ともない様子を装って入るが、その実かなりの痛みを伴っているはずだ。おそらく破水が先で陣痛が始まっていてもおかしくない。実際に笑顔ではあるが、目元が若干歪んでいるのが分かる。
「あっ! もう破水しているんだよね? 感染症の対策は大丈夫?」
「そこら辺は問題ありません。キリエ様にお願いして、ピーチ様の体調管理をしています。ライム様にも手伝っていただき、ピーチ様の周囲は可能な限り無菌に近い状態です。出産に入るまではこの状態を維持して、お子様が出てくる前に解除する予定です」
もともとこの分娩室は衛生的である。無菌室にしてしまうと悪影響の方が強いとシルキーが言っていた。理由は分からんが、多少の菌は抗体や耐性をつけるために必要なのだろう。
ミリーたちの時に勉強していたのだが、陣痛の前に破水すると赤ちゃんが細菌感染する可能性が高くなるそうで、適切な対応が求められるそうだ。破水したからと言って羊水がすぐに空っぽになるわけではないので、慌てる必要は無いが迅速に対応する必要はある……何か矛盾してね?
一緒にいた娘たちも驚いただろうな。ウルは本当に頑張ってくれたよ。
近くでピーチに声を掛けたいけど、あまり対応している人以外が近付くのは良くないので、遠くからピーチに声をかけて部屋の準備をする事にした。
部屋の準備というのは、分娩室の近くに休憩できるスペースを作っていないことを思いだしたのだ。娘たちを連れて移動しようと考えたのだが、移動する為の部屋がなかったのだ。
作業している人たちに声をかけて、分娩室の近くに休憩室をいくつか作っていく。寝る場所と集まる場所、食事できる場所などを別けて準備した。もちろん分娩室の近くの廊下には長椅子も置いてある。様式美みたいなものだろう。
すべての準備を終えて、屋敷の食堂で働いているブラウニーたちに今日は、分娩室の近くに用意したキッチンで作ってほしいとお願いし移動してもらう。
娘たちを移動させるために様子を窺うと、先に寝ていたミーシャ・スミレ・ブルムが目を覚ましていた。ミリーに話を聞いているが、目が腫れている。また泣いたのかな?
カエデとリンドは、アリスとライラの近くにいる。妊娠中の2人もピーチの破水に驚いて、かなり精神状態が良くないので、経験者の2人が付き添っている形だ。年長組の他のメンバーも近くにいるようだ。
年中組は仕事に出ており、ちらほらと帰宅してきている。本来、妻たちがいなくても現場は回るのだが、妻たちが現場に行きたがっているので自由にさせている形だ。
年少組は家のことを色々してくれている。従魔たちの世話や各所への連絡、その他諸々を行ってくれているのだ。普通年長組の仕事かと思うが、今回の騒動で一番冷静に動けたのが年少組だったということだろう。
グリエルの連絡を受け取ったのも年少組のメンバーだった。年長組に連絡したのも年少組だ。多分、ウルみたいにお姉さんとかそういった感じの使命感で、下の子たちを守りたいといった気持ちで行動しているような気がするな。
特に娘たちが生まれてから、子供っぽかった性格が一気に大人びた気がするからな。
破水したことが周りの家の人に伝わり、伝染するように一気に話が広まってしまった。それの対応をしているのも年少組だった。年中組が帰ってきてからは代わる代わる対応していたけどね。
全部が落ち着いたのは、既に15時を過ぎていた。娘たちと妊娠組の2人は食事をしているが、俺や他の妻さんたちはそれどころではなかった。食事を食べる暇は一応あったのだが、口に入れることをためらってしまったのだ。
ブラウニーたちの食事は美味しいので、食べてしまうとそこで止まってしまいそうだということで、ある程度対応が終わるまでは水分だけで乗り切っていた。
そして子供たちのおやつと一緒に今食事をとり始めた。
しっかりと娘たちにも説明して、俺たちは準備された食事を食べている。でも全員一緒に……というわけにはいかなかった。対応する人と食事をする人で分けているからだ。
食事の後は、俺は邪魔だということでピーチの近くには行けず、休憩場所で娘たちと一緒にいる。娘たちは周りがいつも通りになったので、かなり落ち着いてきている。普段と同じ様子って、結構安心する要素なのだろうな。
ケットシーやスライムたちと一緒に遊び始めているので、しばらくは大丈夫かな? でも、自分の弟か妹が生まれるところを見たいとと言われてしまった。さすがにこれは無理なので、2時間程費やして娘たちを説得した。生まれたらすぐに会えるようにするから、と言って。
ミリーたちは比較的早く生まれたみたいだけど、本来初産の場合は大体14時間程かかると言われている。チビ神からもらった加護があるとはいえ、今回も早く生まれるとは限らない。
それに出産予定日より1週間早く、陣痛より先に破水してしまっている。ミリーたちとは状況が違うので14時間はかかると仮定しておくべきだろう。そうなった場合、24時頃の出産になる。娘たちが起きている時間ではないのだ。
無理に起きていて体調を崩しでもしたら意味がない。俺も一緒に寝ることを約束して、ベッドに入る予定だ。
ピーチの近くにいても役に立たないと言われている俺は、娘たちが俺に懐いているのでそっちの面倒を見てもらっていた方が何十倍も助かるってさ。
ピーチも心配だけど娘たちも放置できないもんな。ピーチのことは他の妻たちに任せよう。俺は子どもを産んだ後にピーチにお礼を言おうと思っている。俺が近くにいない理由をピーチは分かっているからな。
娘たちと一緒に夕食は食べたのだが、15時過ぎに食事をとっているのであまり量を食べれていない。だけど、娘たちに心配されてしまった。おやつの時に食事したからお腹があまり空いていないんだよ、と伝えて何となく理解してもらっている。
うっぷ、ちょっと苦しい。理解はしてもらったが、心配させないように無理して食べたのでお腹が苦しい。
娘たちに感づかれないようにするのに苦労した。お腹が落ち着いてきた所でお風呂に入り、帰り道に5人でピーチの様子をうかがって、娘たちは生まれたら絶対に呼んでね! と、くぎを刺してからベッドに潜り込んだ。
今日も俺は娘たちに囲まれて眠りにつく……わけねえーだろ! 俺は寝れる訳もなく、寝た娘たちの頭を撫でながら連絡が来るのを待っていた。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
転生幼女はお詫びチートで異世界ごーいんぐまいうぇい
高木コン
ファンタジー
第一巻が発売されました!
レンタル実装されました。
初めて読もうとしてくれている方、読み返そうとしてくれている方、大変お待たせ致しました。
書籍化にあたり、内容に一部齟齬が生じておりますことをご了承ください。
改題で〝で〟が取れたとお知らせしましたが、さらに改題となりました。
〝で〟は抜かれたまま、〝お詫びチートで〟と〝転生幼女は〟が入れ替わっております。
初期:【お詫びチートで転生幼女は異世界でごーいんぐまいうぇい】
↓
旧:【お詫びチートで転生幼女は異世界ごーいんぐまいうぇい】
↓
最新:【転生幼女はお詫びチートで異世界ごーいんぐまいうぇい】
読者の皆様、混乱させてしまい大変申し訳ありません。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
――神様達の見栄の張り合いに巻き込まれて異世界へ
どっちが仕事出来るとかどうでもいい!
お詫びにいっぱいチートを貰ってオタクの夢溢れる異世界で楽しむことに。
グータラ三十路干物女から幼女へ転生。
だが目覚めた時状況がおかしい!。
神に会ったなんて記憶はないし、場所は……「森!?」
記憶を取り戻しチート使いつつ権力は拒否!(希望)
過保護な周りに見守られ、お世話されたりしてあげたり……
自ら面倒事に突っ込んでいったり、巻き込まれたり、流されたりといろいろやらかしつつも我が道をひた走る!
異世界で好きに生きていいと神様達から言質ももらい、冒険者を楽しみながらごーいんぐまいうぇい!
____________________
1/6 hotに取り上げて頂きました!
ありがとうございます!
*お知らせは近況ボードにて。
*第一部完結済み。
異世界あるあるのよく有るチート物です。
携帯で書いていて、作者も携帯でヨコ読みで見ているため、改行など読みやすくするために頻繁に使っています。
逆に読みにくかったらごめんなさい。
ストーリーはゆっくりめです。
温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
あなたたちのことなんて知らない
gacchi
恋愛
母親と旅をしていたニナは精霊の愛し子だということが知られ、精霊教会に捕まってしまった。母親を人質にされ、この国にとどまることを国王に強要される。仕方なく侯爵家の養女ニネットとなったが、精霊の愛し子だとは知らない義母と義妹、そして婚約者の第三王子カミーユには愛人の子だと思われて嫌われていた。だが、ニネットに虐げられたと嘘をついた義妹のおかげで婚約は解消される。それでも精霊の愛し子を利用したい国王はニネットに新しい婚約者候補を用意した。そこで出会ったのは、ニネットの本当の姿が見える公爵令息ルシアンだった。
あなたの思い違いではありませんの?
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
複数の物語の登場人物が、一つの世界に混在しているなんて?!
「カレンデュラ・デルフィニューム! 貴様との婚約を破棄する」
お決まりの婚約破棄を叫ぶ王太子ローランドは、その晩、ただの王子に降格された。聖女ビオラの腰を抱き寄せるが、彼女は隙を見て逃げ出す。
婚約者ではないカレンデュラに一刀両断され、ローランド王子はうろたえた。近くにいたご令嬢に「お前か」と叫ぶも人違い、目立つ赤いドレスのご令嬢に絡むも、またもや否定される。呆れ返る周囲の貴族の冷たい視線の中で、当事者四人はお互いを認識した。
転生組と転移組、四人はそれぞれに前世の知識を持っている。全員が違う物語の世界だと思い込んだリクニス国の命運はいかに?!
ハッピーエンド確定、すれ違いと勘違い、複数の物語が交錯する。
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/08/13……エブリスタ ファンタジー 1位
2024/08/13……アルファポリス 女性向けHOT 36位
2024/08/12……連載開始
能力1のテイマー、加護を三つも授かっていました。
暇野無学
ファンタジー
馬鹿の巻き添えで異世界へ、召喚した神様は予定外だと魔法も授けずにテイマー神に丸投げ。テイマー神もやる気無しで、最低限のことを伝えて地上に降ろされた。
テイマーとしての能力は最低の1だが、頼りは二柱の神の加護だけと思ったら、テイマーの能力にも加護が付いていた。
無責任に放り出された俺は、何時か帰れることを願って生き延びることに専念することに。
天才と呼ばれた彼女は無理矢理入れられた後宮で、怠惰な生活を極めようとする
カエデネコ
恋愛
※カクヨムの方にも載せてあります。サブストーリーなども書いていますので、よかったら、お越しくださいm(_ _)m
リアンは有名私塾に通い、天才と名高い少女であった。しかしある日突然、陛下の花嫁探しに白羽の矢が立ち、有無を言わさず後宮へ入れられてしまう。
王妃候補なんてなりたくない。やる気ゼロの彼女は後宮の部屋へ引きこもり、怠惰に暮らすためにその能力を使うことにした。
寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。
にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。
父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。
恋に浮かれて、剣を捨た。
コールと結婚をして初夜を迎えた。
リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。
ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。
結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。
混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。
もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと……
お読みいただき、ありがとうございます。
エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。
それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。
異世界で等価交換~文明の力で冒険者として生き抜く
りおまる
ファンタジー
交通事故で命を落とし、愛犬ルナと共に異世界に転生したタケル。神から授かった『等価交換』スキルで、現代のアイテムを異世界で取引し、商売人として成功を目指す。商業ギルドとの取引や店舗経営、そして冒険者としての活動を通じて仲間を増やしながら、タケルは異世界での新たな人生を切り開いていく。商売と冒険、二つの顔を持つ異世界ライフを描く、笑いあり、感動ありの成長ファンタジー!
マッチョな料理人が送る、異世界のんびり生活。 〜強面、筋骨隆々、とても強い。 でもとっても優しい男が異世界でのんびり暮らすお話〜
かむら
ファンタジー
【ファンタジー小説大賞にて、ジョブ・スキル賞受賞しました!】
身長190センチ、筋骨隆々、彫りの深い強面という見た目をした男、舘野秀治(たてのしゅうじ)は、ある日、目を覚ますと、見知らぬ土地に降り立っていた。
そこは魔物や魔法が存在している異世界で、元の世界に帰る方法も分からず、行く当ても無い秀治は、偶然出会った者達に勧められ、ある冒険者ギルドで働くことになった。
これはそんな秀治と仲間達による、のんびりほのぼのとした異世界生活のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる