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第1366話 食事会
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あ~あ、バカな奴だな。妻たちや護衛の従魔の前なら笑いごとで済ませてもらえるけど、シルキーやブラウニーたちの前で俺をバカにするようなセリフはアウトだぞ。冗談だって分かっててもタダじゃ済まさないからな。
「さて、色々仕入れてきたから下ろすの手伝ってくれ。と言っても、魚介系しか仕入れてないけど他の食材は大丈夫なのか?」
「もちろんですとも! 我々がシュウ様とその奥方様、娘様たちに偏った栄養を取らせるわけがありません! 好きなものを食べていただけますが、最終的な栄養バランスは必要分とっていただきます! ミーシャ様たちもそれでいいですね?」
胸を張ってそう言い放ったのは、ここを取り仕切っていたブラウニーだ。
「「「は~~い!とーたんと一緒に食事ができるなら、好き嫌いしないよ!」」」
何かズレている娘たちの返事だが、美味しいものをいつも作ってくれるシルキーとブラウニーたちには、絶対の信頼を置いているので、何も疑うことなく食べる宣言をしている。
ウルに関しては、元々食事に好き嫌いは無かった。俺たちが考えている以上に過酷な生活環境だったらしい。不味くても食事が食べられるだけでも嬉しいと言っていた。お腹が空き過ぎて、キューっと痛くなることがよくあって水で誤魔化していたとか。
ウルをそんな目に合わせた国はすでに崩壊しているので、聞いた時にはどこにこの怒りをぶつけようかと思って、対象を探そうとしたくらいだ。
っと、せっかく楽しい食事会を娘たちが企画してくれたみたいだから、楽しまないといけないよな!
「お父さんの席はどこなのかな?」
ミーシャたちに俺の席を確認してみた。そうすると、右手をスミレ、左手をブルム、お尻をミーシャ、誘導をウルがしてくれた。
何やら特等席のような、誕生日席のような場所にある、小さめの丸い机に座るように促された。案内してくれた娘たちは、その小さな丸い机を占拠した。
俺と食事をするってそういうことか。結構な頻度で俺の隣で食べていると思うけど、こうやって独占するような形の席は初めてだな。
この机の中心には少し大きめの七輪が置いてある。近くにバーベキューコンロがあるのだが、この真ん中でも焼けるようにしてくれたようだ。だけどその認識では甘かった。
座った娘たちが立ち上がって、朝礼台のような物に上がってお辞儀をした。
「みなさま、お集まりいただきありがとうございます! 今日は、私たちの我が侭に付き合ってくださりとても感謝しています。つまらないものですが準備させていただいたので、みなさん楽しんでいってください」
なんか、代表してウルが喋っているが、読まされている感がヒシヒシするセリフだ。集まってくれた人たちが喜んでいるみたいなのでどうでもいいか。
娘たちが我が侭を言って開催された食事会だったんだな。ブラウニーたちに協力をお願いして準備してもらったんだろうけど、お世話になっているみんなに何かしたかったんだろうか?
今も机に戻らずにウルを先頭に4人で各テーブルを回って、あいさつして回っている。
各テーブルであいさつするとみんなに頭を撫でられている。撫でられるのは好きみたいで、ニヘラと笑顔を浮かべている姿を見て、ちょっとほっこりしてしまう。
来ている人数が多いので挨拶に時間がかかり、俺が食事にありつけたのは娘たちの挨拶が終わってから30分を過ぎていた。
一緒に食べたいって言っていた娘たちを置いて食事を食べるわけにはいかないので、待っていたかたちである。
「お父さん、お待たせ!」
「「「とーたん、おまたせ!」」」
ウルの後にミーシャたちが声を揃て元気よく声をかけてきた。
「お腹空いたから早く食べたいよ。自分でとっていいのかな? それともみんなが準備してくれるのかな?」
「そこは考えてあるの! まずは準備しないとね。スーちゃん、ムーちゃん、例の物受け取って来て!」
ミーシャがスミレとブルムに何かをとってくるようにお願いした。1品目を持ってきてくれるのかな?
ブラウニーから何やら受け取って来た。2人でお皿を1枚ずつ。スミレが持っているのは刺身の盛り合わせ、ブルムの皿には魚のカマかな?
「まず、とーたんにはお刺身の盛り合わせ!」
スミレが差し出してくれた皿には、各種類1つずつという贅沢な盛り合わせだ。10種類くらい盛られている。小さめだからお腹にもたまらないかな?
「こっちはブルムがひちりんで焼くの!」
うん、七輪がきちんと言えなくて、ひちりんだって……可愛いぞ!
「ウー姉、お野菜持ってきてない!」
野菜を持ってくるのを忘れたらしく、ウルにどうしようか相談していた。そんなことを予測していたブラウニーは「お待たせしました」と、野菜の盛り合わせを持ってきてくれた。
焼肉やバーベキューで出てくるような盛り合わせを持ってきてくれた。
「お刺身とか美味しいけど、みんなは食べないのか?」
「私たちは、今準備してもらってます! もう少ししたら持ってきてもらえるよ」
「ん? この七輪で一緒に焼くんだろ? 小さすぎないか?」
「ここでは焼かないよ! ここで焼くのはとーたんのだけ!」
おろろ? どうやら、おもてなしをされる側だったようだ。一緒に焼くのではなく、焼いてもらうということだったらしい。
ブルムは焼き具合をしっかり確認しているようだが、大丈夫なのだろうか? 少し心配になってしまった。
ブラウニーたちの美味しい料理を食べれないのは残念だけど、娘たちが俺のためにって考えてくれる食事も悪くないかな?
ブルムはマグロのカマにかかりっきりだったので、野菜や他の物は他の3人が焼いて俺のお皿に乗せてくれた。
娘たちは合間にちょこちょこと食事をしていたようで、俺の食事が終わる前に満腹になっていた。
ブルムの焼いてくれたマグロのカマだが、予想以上に美味しかった。味付けというか、捌いたり塩加減はブラウニーたちがやってくれているから当たり前か。
それより、マグロって寒い場所のイメージがあるけど、冬でもないのに脂がのっていて美味かったな。
食事が終わった後は、娘たちに連れられて大きなハンモックが準備されている場所に到着した。どうやら食休みをここで一緒にするようだ。
娘たちに比べれば、はるかに大きい俺がハンモックに乗ればググっと沈む。そうすると自然に娘たちも俺の近くに転がってくる。そんな事しなくてもくっ付いてくれるんだけどね。
団子状になってから絵本を読んで欲しいとせがまれたので、スキルを駆使して声を変えてまで絵本を読んであげた。途中で寝てしまったので、俺も一緒に寝る事にした。
遠くではドワーフの爺さんたちが、酒を飲んで騒いでいるのが聞こえてくるな……
「さて、色々仕入れてきたから下ろすの手伝ってくれ。と言っても、魚介系しか仕入れてないけど他の食材は大丈夫なのか?」
「もちろんですとも! 我々がシュウ様とその奥方様、娘様たちに偏った栄養を取らせるわけがありません! 好きなものを食べていただけますが、最終的な栄養バランスは必要分とっていただきます! ミーシャ様たちもそれでいいですね?」
胸を張ってそう言い放ったのは、ここを取り仕切っていたブラウニーだ。
「「「は~~い!とーたんと一緒に食事ができるなら、好き嫌いしないよ!」」」
何かズレている娘たちの返事だが、美味しいものをいつも作ってくれるシルキーとブラウニーたちには、絶対の信頼を置いているので、何も疑うことなく食べる宣言をしている。
ウルに関しては、元々食事に好き嫌いは無かった。俺たちが考えている以上に過酷な生活環境だったらしい。不味くても食事が食べられるだけでも嬉しいと言っていた。お腹が空き過ぎて、キューっと痛くなることがよくあって水で誤魔化していたとか。
ウルをそんな目に合わせた国はすでに崩壊しているので、聞いた時にはどこにこの怒りをぶつけようかと思って、対象を探そうとしたくらいだ。
っと、せっかく楽しい食事会を娘たちが企画してくれたみたいだから、楽しまないといけないよな!
「お父さんの席はどこなのかな?」
ミーシャたちに俺の席を確認してみた。そうすると、右手をスミレ、左手をブルム、お尻をミーシャ、誘導をウルがしてくれた。
何やら特等席のような、誕生日席のような場所にある、小さめの丸い机に座るように促された。案内してくれた娘たちは、その小さな丸い机を占拠した。
俺と食事をするってそういうことか。結構な頻度で俺の隣で食べていると思うけど、こうやって独占するような形の席は初めてだな。
この机の中心には少し大きめの七輪が置いてある。近くにバーベキューコンロがあるのだが、この真ん中でも焼けるようにしてくれたようだ。だけどその認識では甘かった。
座った娘たちが立ち上がって、朝礼台のような物に上がってお辞儀をした。
「みなさま、お集まりいただきありがとうございます! 今日は、私たちの我が侭に付き合ってくださりとても感謝しています。つまらないものですが準備させていただいたので、みなさん楽しんでいってください」
なんか、代表してウルが喋っているが、読まされている感がヒシヒシするセリフだ。集まってくれた人たちが喜んでいるみたいなのでどうでもいいか。
娘たちが我が侭を言って開催された食事会だったんだな。ブラウニーたちに協力をお願いして準備してもらったんだろうけど、お世話になっているみんなに何かしたかったんだろうか?
今も机に戻らずにウルを先頭に4人で各テーブルを回って、あいさつして回っている。
各テーブルであいさつするとみんなに頭を撫でられている。撫でられるのは好きみたいで、ニヘラと笑顔を浮かべている姿を見て、ちょっとほっこりしてしまう。
来ている人数が多いので挨拶に時間がかかり、俺が食事にありつけたのは娘たちの挨拶が終わってから30分を過ぎていた。
一緒に食べたいって言っていた娘たちを置いて食事を食べるわけにはいかないので、待っていたかたちである。
「お父さん、お待たせ!」
「「「とーたん、おまたせ!」」」
ウルの後にミーシャたちが声を揃て元気よく声をかけてきた。
「お腹空いたから早く食べたいよ。自分でとっていいのかな? それともみんなが準備してくれるのかな?」
「そこは考えてあるの! まずは準備しないとね。スーちゃん、ムーちゃん、例の物受け取って来て!」
ミーシャがスミレとブルムに何かをとってくるようにお願いした。1品目を持ってきてくれるのかな?
ブラウニーから何やら受け取って来た。2人でお皿を1枚ずつ。スミレが持っているのは刺身の盛り合わせ、ブルムの皿には魚のカマかな?
「まず、とーたんにはお刺身の盛り合わせ!」
スミレが差し出してくれた皿には、各種類1つずつという贅沢な盛り合わせだ。10種類くらい盛られている。小さめだからお腹にもたまらないかな?
「こっちはブルムがひちりんで焼くの!」
うん、七輪がきちんと言えなくて、ひちりんだって……可愛いぞ!
「ウー姉、お野菜持ってきてない!」
野菜を持ってくるのを忘れたらしく、ウルにどうしようか相談していた。そんなことを予測していたブラウニーは「お待たせしました」と、野菜の盛り合わせを持ってきてくれた。
焼肉やバーベキューで出てくるような盛り合わせを持ってきてくれた。
「お刺身とか美味しいけど、みんなは食べないのか?」
「私たちは、今準備してもらってます! もう少ししたら持ってきてもらえるよ」
「ん? この七輪で一緒に焼くんだろ? 小さすぎないか?」
「ここでは焼かないよ! ここで焼くのはとーたんのだけ!」
おろろ? どうやら、おもてなしをされる側だったようだ。一緒に焼くのではなく、焼いてもらうということだったらしい。
ブルムは焼き具合をしっかり確認しているようだが、大丈夫なのだろうか? 少し心配になってしまった。
ブラウニーたちの美味しい料理を食べれないのは残念だけど、娘たちが俺のためにって考えてくれる食事も悪くないかな?
ブルムはマグロのカマにかかりっきりだったので、野菜や他の物は他の3人が焼いて俺のお皿に乗せてくれた。
娘たちは合間にちょこちょこと食事をしていたようで、俺の食事が終わる前に満腹になっていた。
ブルムの焼いてくれたマグロのカマだが、予想以上に美味しかった。味付けというか、捌いたり塩加減はブラウニーたちがやってくれているから当たり前か。
それより、マグロって寒い場所のイメージがあるけど、冬でもないのに脂がのっていて美味かったな。
食事が終わった後は、娘たちに連れられて大きなハンモックが準備されている場所に到着した。どうやら食休みをここで一緒にするようだ。
娘たちに比べれば、はるかに大きい俺がハンモックに乗ればググっと沈む。そうすると自然に娘たちも俺の近くに転がってくる。そんな事しなくてもくっ付いてくれるんだけどね。
団子状になってから絵本を読んで欲しいとせがまれたので、スキルを駆使して声を変えてまで絵本を読んであげた。途中で寝てしまったので、俺も一緒に寝る事にした。
遠くではドワーフの爺さんたちが、酒を飲んで騒いでいるのが聞こえてくるな……
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