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第1248話 いらない子?
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見学ツアーが終わった次の日。
する事は何もなかった。なので、庭でボーっとしていた。本当は娘たちの所にいたかったのだが、追い出されたので中庭で時間を過ごしていた。
そうすると、娘ができてからはかまってくれと、俺の近くに来なくなっていた猫たちが襲撃を仕掛けてきたのだ。
木陰にいたため、初撃が枝の上から3匹が降って来たのだ。1匹が俺の読んでいたブッ君に着地してそのままブッ君が顔に直撃した。2匹目と3匹目は、鼻をぶつけてもがいている時に腹に着地してきたためかなりの衝撃だった。
腹に衝撃を受けさらにもがいている時に、椅子のサイドまで近寄っていた猫たちに乗っかかれて体中が猫まみれになった。
しばらく猫に文句を言いながら、まとわりついてきた猫たちをかまっていた。
1時間程かまってやるとやっと満足したのか、俺を攻撃するのを止め寝心地のいい所を探して椅子の上や俺の体の上を占拠して寝始めた。
しょうがないと思いつつ、猫たちを動かす事はしない。少し体勢が窮屈になり本を読み辛くなったが、新作の小説の続きをのんびりと読み始める。
「んぁ?」
どうやら寝ていたようだ。猫たちも同じように寝ており、どうしようか悩んだ。
「ご主人様~昼食のお時間です」
ブラウニーの1人が俺の事を呼びに来た。
そうすると、今まで俺が動かそうとしても起きなかった猫が、昼食の言葉に反応して跳び起きた。お前たち、本当にそういう所だけはちゃっかりしているな。
基本的に猫は1日1食しっかりと食べていれば問題ないのだが、家の猫は1日2~3食、俺たちと同じ時間に食べる。なので1回の食事量は少なめだ。
ベッドにしていた俺を気に掛ける事も無く、食堂へ走っていった。はぁ、なんだろな。このやるせない気持ちは。
気を取り直して昼食を食べに行こうか。
到着した時には、猫たちは食事を食べ始めていた。
そんないつもと変わらない食事風景がそこにはあった。娘たちも食堂に来て食べている。専用の椅子を準備しているので、母親の隣でフォークなどを使いアムアム言いながら食べている。こぼしそうになるとさりげなく近くにいる母親か、ブラウニーがアシストしてくれている。
さて、午後は何をしようかな?
昼食後にお茶を飲みながら、娘たちが猫たちと遊んでいる姿に癒されながら午後の予定を考えていた。
と言っても、やはりする事が思いつかない。仕事をしに行くにしても、ゴーストタウンの工房では、まだ新作を作るのは止められているので行く気は起きないし。庁舎の方に仕事へ行けば、確実に邪魔だと言って追い返される。
今の俺は何処に行っても役立たずなのだ。これは大人しくして置けという事だろうか?
「よし! サウナに入ろう! 木陰で小説を読んでいてもいいけど、風呂とかには入っているけど、風呂やサウナを純粋に楽しむために入ったのは大分前の事の様な気がするし、ゆっくり楽しむべ!」
サウナには新しくテレビも設置されており、適当にアニメを流しておく。
夕食まで入浴・サウナ・水風呂・休憩と思う存分楽しんだ。
夕食の席でその事を話したら、妻たちにはまたか、みたいな感じで飽きられたが、娘たちがズルい! と騒ぎ出してしまったため、夕食後にもう1度娘たちとお風呂に入る事になった。
さすがにサウナに入れるわけにはいかないので、専用の湯船の温度を少しずつ変えながら、娘たちにも楽しめるようにした。といっても、温度変化を楽しむような感性はまだ無いので、一番気持ちいと思うお風呂につかってたけどな。
ただ面白い事が判明した。娘たち3人の好きな温度が違うという事だ。正確には、ミーシャとブルム・スミレの2つに分かれたという感じだ。
ミーシャは熱いお風呂より、少しぬるめのお風呂の方が好みのようだ。それに対してブルムとスミレは、熱めのお風呂が好みのようだ。これは母親である3人と同じような分かれ方だった。
獣人とドワーフで何か違うのかな?
他の妻ともそんな話をしながら、本日2度目、時間にして、休憩時間込みで5時間程お風呂に入った。
それにしても、男女比が酷いな。妻がいっぱいいる時点で、女性の比率が高いのはしょうがないけど、今の所3人の子供は娘ばかりだからな。ミリー・カエデ・リンドは、2人目は男の子がいいな、なんて言ってる位だ。俺も男の子が欲しい。娘とは違う可愛さがあるんだろうな。
さて、お風呂上がりのコーヒー牛乳も飲んだし、自分の部屋に戻ってゲームでもするかな?
そうすると珍しく妻たち全員に娘たちも集まっていた。
何をするのかと思ったが、ホラー系の映画を見たい! という事になり、何処で見るか? という話になった時に、一番テレビも音響設備もいい俺の部屋はどうかという事になったらしい。
許可が出たらみんなで見ようという話になっていたようだ。俺の部屋は妻たちなら普通に入れるのでいてもおかしくないけど、全員そろってたから何事かと思ったわ。しかも隣接されているキッチンには、シルキーたちにブラウニーたちもおり、全員参加する様だ。
でも、娘たちに見せるのは良くないので、母親の近くに囲いを作って、その中で娘たちの興味を持っているアニメを流す事にした。座ったまま寝れるようにDP魔改造の椅子も準備している。映画の音は結界魔法で遮断!
ご飯食べてお風呂にも入ったので、娘たちはすぐに寝てしまったけど、嫁たちは2作品もホラー映画を楽しんでいた。
妻たちは、ホラー映画でも洋風のホラーよりは、和風のホラーの方が怖いらしい。
洋風で多いゾンビ系や殺人鬼系、ソリッドシチュエーション系は、この世界の人から見ると大した事は無いと感じるそうだ。実際にゾンビや殺人鬼がいるし、それを普通に退治したり捕えたりしてるから、恐怖を感じないらしい。
エイリアン系は……実際にいるような奴らもいるし、俺は思い出したくも無いが、映画に出てくる未知の生命体より、巨大な黒い悪魔の方が数百倍怖い。見た目がとかではなく、拒絶反応に近い怖さなのでいくら強くなっても防げないタイプの怖さだ。
それに対して和風ホラーは、心理的に訴えかけるような驚かせる物は妻たちも普通に怖がる。初めて見せた時は、年少組の妻たちがあまりにも怖がってしまい、数日一緒に寝たのを覚えている。
今日は、娘たちも含めみんなで寝る事になった。何気に娘たち込みでみんなで寝るのは初めてだったな。
する事は何もなかった。なので、庭でボーっとしていた。本当は娘たちの所にいたかったのだが、追い出されたので中庭で時間を過ごしていた。
そうすると、娘ができてからはかまってくれと、俺の近くに来なくなっていた猫たちが襲撃を仕掛けてきたのだ。
木陰にいたため、初撃が枝の上から3匹が降って来たのだ。1匹が俺の読んでいたブッ君に着地してそのままブッ君が顔に直撃した。2匹目と3匹目は、鼻をぶつけてもがいている時に腹に着地してきたためかなりの衝撃だった。
腹に衝撃を受けさらにもがいている時に、椅子のサイドまで近寄っていた猫たちに乗っかかれて体中が猫まみれになった。
しばらく猫に文句を言いながら、まとわりついてきた猫たちをかまっていた。
1時間程かまってやるとやっと満足したのか、俺を攻撃するのを止め寝心地のいい所を探して椅子の上や俺の体の上を占拠して寝始めた。
しょうがないと思いつつ、猫たちを動かす事はしない。少し体勢が窮屈になり本を読み辛くなったが、新作の小説の続きをのんびりと読み始める。
「んぁ?」
どうやら寝ていたようだ。猫たちも同じように寝ており、どうしようか悩んだ。
「ご主人様~昼食のお時間です」
ブラウニーの1人が俺の事を呼びに来た。
そうすると、今まで俺が動かそうとしても起きなかった猫が、昼食の言葉に反応して跳び起きた。お前たち、本当にそういう所だけはちゃっかりしているな。
基本的に猫は1日1食しっかりと食べていれば問題ないのだが、家の猫は1日2~3食、俺たちと同じ時間に食べる。なので1回の食事量は少なめだ。
ベッドにしていた俺を気に掛ける事も無く、食堂へ走っていった。はぁ、なんだろな。このやるせない気持ちは。
気を取り直して昼食を食べに行こうか。
到着した時には、猫たちは食事を食べ始めていた。
そんないつもと変わらない食事風景がそこにはあった。娘たちも食堂に来て食べている。専用の椅子を準備しているので、母親の隣でフォークなどを使いアムアム言いながら食べている。こぼしそうになるとさりげなく近くにいる母親か、ブラウニーがアシストしてくれている。
さて、午後は何をしようかな?
昼食後にお茶を飲みながら、娘たちが猫たちと遊んでいる姿に癒されながら午後の予定を考えていた。
と言っても、やはりする事が思いつかない。仕事をしに行くにしても、ゴーストタウンの工房では、まだ新作を作るのは止められているので行く気は起きないし。庁舎の方に仕事へ行けば、確実に邪魔だと言って追い返される。
今の俺は何処に行っても役立たずなのだ。これは大人しくして置けという事だろうか?
「よし! サウナに入ろう! 木陰で小説を読んでいてもいいけど、風呂とかには入っているけど、風呂やサウナを純粋に楽しむために入ったのは大分前の事の様な気がするし、ゆっくり楽しむべ!」
サウナには新しくテレビも設置されており、適当にアニメを流しておく。
夕食まで入浴・サウナ・水風呂・休憩と思う存分楽しんだ。
夕食の席でその事を話したら、妻たちにはまたか、みたいな感じで飽きられたが、娘たちがズルい! と騒ぎ出してしまったため、夕食後にもう1度娘たちとお風呂に入る事になった。
さすがにサウナに入れるわけにはいかないので、専用の湯船の温度を少しずつ変えながら、娘たちにも楽しめるようにした。といっても、温度変化を楽しむような感性はまだ無いので、一番気持ちいと思うお風呂につかってたけどな。
ただ面白い事が判明した。娘たち3人の好きな温度が違うという事だ。正確には、ミーシャとブルム・スミレの2つに分かれたという感じだ。
ミーシャは熱いお風呂より、少しぬるめのお風呂の方が好みのようだ。それに対してブルムとスミレは、熱めのお風呂が好みのようだ。これは母親である3人と同じような分かれ方だった。
獣人とドワーフで何か違うのかな?
他の妻ともそんな話をしながら、本日2度目、時間にして、休憩時間込みで5時間程お風呂に入った。
それにしても、男女比が酷いな。妻がいっぱいいる時点で、女性の比率が高いのはしょうがないけど、今の所3人の子供は娘ばかりだからな。ミリー・カエデ・リンドは、2人目は男の子がいいな、なんて言ってる位だ。俺も男の子が欲しい。娘とは違う可愛さがあるんだろうな。
さて、お風呂上がりのコーヒー牛乳も飲んだし、自分の部屋に戻ってゲームでもするかな?
そうすると珍しく妻たち全員に娘たちも集まっていた。
何をするのかと思ったが、ホラー系の映画を見たい! という事になり、何処で見るか? という話になった時に、一番テレビも音響設備もいい俺の部屋はどうかという事になったらしい。
許可が出たらみんなで見ようという話になっていたようだ。俺の部屋は妻たちなら普通に入れるのでいてもおかしくないけど、全員そろってたから何事かと思ったわ。しかも隣接されているキッチンには、シルキーたちにブラウニーたちもおり、全員参加する様だ。
でも、娘たちに見せるのは良くないので、母親の近くに囲いを作って、その中で娘たちの興味を持っているアニメを流す事にした。座ったまま寝れるようにDP魔改造の椅子も準備している。映画の音は結界魔法で遮断!
ご飯食べてお風呂にも入ったので、娘たちはすぐに寝てしまったけど、嫁たちは2作品もホラー映画を楽しんでいた。
妻たちは、ホラー映画でも洋風のホラーよりは、和風のホラーの方が怖いらしい。
洋風で多いゾンビ系や殺人鬼系、ソリッドシチュエーション系は、この世界の人から見ると大した事は無いと感じるそうだ。実際にゾンビや殺人鬼がいるし、それを普通に退治したり捕えたりしてるから、恐怖を感じないらしい。
エイリアン系は……実際にいるような奴らもいるし、俺は思い出したくも無いが、映画に出てくる未知の生命体より、巨大な黒い悪魔の方が数百倍怖い。見た目がとかではなく、拒絶反応に近い怖さなのでいくら強くなっても防げないタイプの怖さだ。
それに対して和風ホラーは、心理的に訴えかけるような驚かせる物は妻たちも普通に怖がる。初めて見せた時は、年少組の妻たちがあまりにも怖がってしまい、数日一緒に寝たのを覚えている。
今日は、娘たちも含めみんなで寝る事になった。何気に娘たち込みでみんなで寝るのは初めてだったな。
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