1,236 / 2,518
第1236話 最後の最後に大問題
しおりを挟む
「で、その助命というか、俺たちに存在を伝えておきたい人物っていうのはどういう奴なんだ?」
助命を主目的として、教皇が今の話をしているわけでは無いと理解したので、教皇の胃に穴が開く前に話を聞いておこう。アンデッドだから、穴が開いても問題ないか? それにヴァンパイアだからすぐに直るか?
『それはだな……』
ちょっと長い語りになったので、教皇が俺に伝えたかった事を勝手に自分の中で並べてみた。
1、人食い胞子の製造法を知っている……と言うより、作らされていた。
2、ほぼ奴隷みたいな形で働かされ、その人物には自分で何かを選ぶ権利が無かった。
3、作らせていたお偉いさんが存在を秘匿していて、今の今まで存在すら知られていなかった。
4、その人物とは、獣人の特徴的外見をほとんど持っていない、ハーフの獣人だった。
3番までなら、情状酌量の余地があるから、そっちで監視なりなんなり勝手にしてくれと思ったが、4番目の情報を聞いて俺の表情は険しくなった。
この世界の人間は、人間と他の種族とのハーフを忌避する傾向が強い。自分たちが上位種族であるかのように振る舞う奴が多いのだ。その半分程が、この聖国の広めた宗教のせいなんだがな。そう言うのに抵抗が少ないのは、帝国だろう。あそこは実力主義だからな。
一般市民にはほとんどいないが、あの国の領主になるような有能な人間には、獣人のくせに! みたいな事を言う奴が多いらしい。正確には、それ以外で獣人領主を責める理由が無いのだとか。獣人だって責める要素にはならないが、人の国だから人がみたいな感じだとか。
それに対して獣人は、人間を忌避する傾向は強いが、ハーフである事を理由に子どもを蔑んだり物のように扱う事は無い。子は子、ハーフだからと言って忌避する理由にはならないという考えらしい。
そもそも、自由恋愛で生まれるハーフより、人間が自分の欲望を満たすためだけに、獣人の女性を犯してできた子どもの方が圧倒的に多い。
それなのにハーフだからと言って人間じゃないとか、どれだけ屑が揃ってんだよ。
まぁ、4番目の事があるから俺に連絡してきたのだろう。
「要するに、そのお偉いさんが秘匿していたから、把握していなかった獣人のハーフの子が奴隷に近い扱いを受けていたって事が今になって分かったってことか?」
『そう言う事になります。その領主によれば、あなたが提示したのは、獣人の奴隷を解放しミューズへと言うあれですが、その子は獣人ではなくハーフだという事で条件に当てはまらないと言っています』
「屁理屈だという事は分かるけど……あ~ちなみにそのハーフの子の出自ってわかっているのか?」
『もちろんです。その領主が犯した獣人の女性の子供だとの事です』
俺も怒っていたのだが、教皇の話の途中で合流したミリーが怒髪天を衝く勢いで怒っていた。それを見たせいか、俺の怒りは収まってはいないが冷静にはなれた。ミリーは急な仕事でギルドに来ていたらしい。
怒ってても、自分より更に怒っている人がいると冷静になるこれって不思議だよな。
「じゃぁ、こっちの要望を伝えてもいいか? そのハーフの子はこっちで保護する。とはいえ、知ってはいけない物を知っているから何かしらの対策は考えておかないとな……で、もう1つ。その領主とその件で関わった全員をこちらに寄越せ」
怒髪天を衝いているミリーが、聖国に処分を任せたとしたら、1人で殴り込みに行きそうだったのでこちらに寄越すように言った。お願いではなく、命令と言う形だ。お互いの立場で考えれば、あり得ない話の流れだが、力関係を見れば不思議な事では無いだろう。
と言うか、ミリーの怒りに呼応して、他の妻たちまで行動を開始したら絶対に止められないからな。特に、シェリル・イリア・ネルの3人が参加してしまうと、俺の従魔の大半が俺の静止を聞かなくなるのが怖い。
移動の観点でバハムートとワイバーン親子、火力の面で更にリバイアサンが加わる。特に、リバイアサンが本気になれば、街の1つや2つは簡単に地上から跡形もなく消える。何の誇張も無く、文字通りに消えてなくなるのだ。
街ぐるみ、国ぐるみで今回の事をしでかしていたのであれば、街や国が消えてしまっても気にはしないのだが、さすがに今回の件だと巻き込まれる人が不憫なので、処刑をこちらでする事によりミリーの怒りを鎮めようと考えたのだ。
一瞬でこの思考に至った俺、よく頑張った!
『了解した。その可能性も考え、関した者を全員捕えている……が、ちょっと数が多い。それでも大丈夫か?』
「多いって言っても、たかが知れてるだろ?」
『その……例の物の作成方法を知っているのはその子だけなのだが……調べてみたら、この領主みたいに、獣人の女性に産ませたハーフを奴隷のように扱っていた奴が多くてな。まだ全員を捕らえられていないが、全部で3000人を超えるのだよ』
なっ! さすがにその数には俺も驚いた。そして、怒髪天を衝いたミリーの怒りが限界を突破したのか、すとんと表情が無くなった。限界を越してしまって、感情をどう処理していいか分からなくなり、結果として無になった。
何だろな、ミリーの背中と言うか後ろと言うか、内側? どう表現したらいいか分からない場所に、ブラックホールのようなすべてを飲み込む闇が存在しているかのようだった。
ってか、俺もマップ先生で調べたけど、獣人として調べたから、ハーフの子供や奴隷には反応しなかったのか……くそ! もっと細かく設定して調べておくべきだった!
「わ、分かった。考えていた以上に多くてびっくりしたが、ハーフの子も全員引き取る。そして、クズ共も全員こちらに……移動させる費用に関しては全額こちらで払う。下手な護衛は困るから、お前の命令を忠実に実行する奴らに任せろ。全員確実にこちらへ送り届けろ」
『費用に関しては、本当に助かる。今回捕らえた領主や金持ちから得た金品を使えば賄えるが、さすがに戦争で被害にあった人への補償を考えると、頭が痛かったのだ。確実に送り届けるから安心してほしい』
住人には、被害を出さないように戦利品をいただいている事を伝えてはいるが、領主がいなくなり暫定的に役人を送り込んでいるが、治安の悪化はあるようだ。そこへ神殿騎士も派遣しており、何とか治まっている。
だが、補償すべき領主もそのお金も、俺たちが持って行ってしまっているので、その金品をどこから捻出するか考えた時に、今回のハーフ事件が判明して臨時に資金を調達できたが、引き渡しを要求された場合の移動費を考えると頭が痛かったのだろう。
そこに俺の提案だから、乗っかる形にしたようだ。
いくつか話を詰め、一ヶ月を目安にミューズに届けると約束してくれた。普通に考えて、一番離れている街からここまで一ヶ月は無理じゃないか? と思っていたが、そういう場所からは、既に運び出しており、運搬に使っている馬車も馬も一番いい物なのだとか。
天候にもよるが、遅れても半月は遅くならないとみている。全員がこちらに届くなら、どうだっていいや。それよりもミリーの怒りを鎮める事が先決だ。未だに表情を無くして、ブラックホールがすべてを飲み込みそうな気配を醸し出している。
そんな状態のミリーを正面から優しく抱き寄せる。効果があるか分からないが、自分の胸元に優しく抱き寄せ、背中をさするように、落ち着かせるように時間をかけた。
助命を主目的として、教皇が今の話をしているわけでは無いと理解したので、教皇の胃に穴が開く前に話を聞いておこう。アンデッドだから、穴が開いても問題ないか? それにヴァンパイアだからすぐに直るか?
『それはだな……』
ちょっと長い語りになったので、教皇が俺に伝えたかった事を勝手に自分の中で並べてみた。
1、人食い胞子の製造法を知っている……と言うより、作らされていた。
2、ほぼ奴隷みたいな形で働かされ、その人物には自分で何かを選ぶ権利が無かった。
3、作らせていたお偉いさんが存在を秘匿していて、今の今まで存在すら知られていなかった。
4、その人物とは、獣人の特徴的外見をほとんど持っていない、ハーフの獣人だった。
3番までなら、情状酌量の余地があるから、そっちで監視なりなんなり勝手にしてくれと思ったが、4番目の情報を聞いて俺の表情は険しくなった。
この世界の人間は、人間と他の種族とのハーフを忌避する傾向が強い。自分たちが上位種族であるかのように振る舞う奴が多いのだ。その半分程が、この聖国の広めた宗教のせいなんだがな。そう言うのに抵抗が少ないのは、帝国だろう。あそこは実力主義だからな。
一般市民にはほとんどいないが、あの国の領主になるような有能な人間には、獣人のくせに! みたいな事を言う奴が多いらしい。正確には、それ以外で獣人領主を責める理由が無いのだとか。獣人だって責める要素にはならないが、人の国だから人がみたいな感じだとか。
それに対して獣人は、人間を忌避する傾向は強いが、ハーフである事を理由に子どもを蔑んだり物のように扱う事は無い。子は子、ハーフだからと言って忌避する理由にはならないという考えらしい。
そもそも、自由恋愛で生まれるハーフより、人間が自分の欲望を満たすためだけに、獣人の女性を犯してできた子どもの方が圧倒的に多い。
それなのにハーフだからと言って人間じゃないとか、どれだけ屑が揃ってんだよ。
まぁ、4番目の事があるから俺に連絡してきたのだろう。
「要するに、そのお偉いさんが秘匿していたから、把握していなかった獣人のハーフの子が奴隷に近い扱いを受けていたって事が今になって分かったってことか?」
『そう言う事になります。その領主によれば、あなたが提示したのは、獣人の奴隷を解放しミューズへと言うあれですが、その子は獣人ではなくハーフだという事で条件に当てはまらないと言っています』
「屁理屈だという事は分かるけど……あ~ちなみにそのハーフの子の出自ってわかっているのか?」
『もちろんです。その領主が犯した獣人の女性の子供だとの事です』
俺も怒っていたのだが、教皇の話の途中で合流したミリーが怒髪天を衝く勢いで怒っていた。それを見たせいか、俺の怒りは収まってはいないが冷静にはなれた。ミリーは急な仕事でギルドに来ていたらしい。
怒ってても、自分より更に怒っている人がいると冷静になるこれって不思議だよな。
「じゃぁ、こっちの要望を伝えてもいいか? そのハーフの子はこっちで保護する。とはいえ、知ってはいけない物を知っているから何かしらの対策は考えておかないとな……で、もう1つ。その領主とその件で関わった全員をこちらに寄越せ」
怒髪天を衝いているミリーが、聖国に処分を任せたとしたら、1人で殴り込みに行きそうだったのでこちらに寄越すように言った。お願いではなく、命令と言う形だ。お互いの立場で考えれば、あり得ない話の流れだが、力関係を見れば不思議な事では無いだろう。
と言うか、ミリーの怒りに呼応して、他の妻たちまで行動を開始したら絶対に止められないからな。特に、シェリル・イリア・ネルの3人が参加してしまうと、俺の従魔の大半が俺の静止を聞かなくなるのが怖い。
移動の観点でバハムートとワイバーン親子、火力の面で更にリバイアサンが加わる。特に、リバイアサンが本気になれば、街の1つや2つは簡単に地上から跡形もなく消える。何の誇張も無く、文字通りに消えてなくなるのだ。
街ぐるみ、国ぐるみで今回の事をしでかしていたのであれば、街や国が消えてしまっても気にはしないのだが、さすがに今回の件だと巻き込まれる人が不憫なので、処刑をこちらでする事によりミリーの怒りを鎮めようと考えたのだ。
一瞬でこの思考に至った俺、よく頑張った!
『了解した。その可能性も考え、関した者を全員捕えている……が、ちょっと数が多い。それでも大丈夫か?』
「多いって言っても、たかが知れてるだろ?」
『その……例の物の作成方法を知っているのはその子だけなのだが……調べてみたら、この領主みたいに、獣人の女性に産ませたハーフを奴隷のように扱っていた奴が多くてな。まだ全員を捕らえられていないが、全部で3000人を超えるのだよ』
なっ! さすがにその数には俺も驚いた。そして、怒髪天を衝いたミリーの怒りが限界を突破したのか、すとんと表情が無くなった。限界を越してしまって、感情をどう処理していいか分からなくなり、結果として無になった。
何だろな、ミリーの背中と言うか後ろと言うか、内側? どう表現したらいいか分からない場所に、ブラックホールのようなすべてを飲み込む闇が存在しているかのようだった。
ってか、俺もマップ先生で調べたけど、獣人として調べたから、ハーフの子供や奴隷には反応しなかったのか……くそ! もっと細かく設定して調べておくべきだった!
「わ、分かった。考えていた以上に多くてびっくりしたが、ハーフの子も全員引き取る。そして、クズ共も全員こちらに……移動させる費用に関しては全額こちらで払う。下手な護衛は困るから、お前の命令を忠実に実行する奴らに任せろ。全員確実にこちらへ送り届けろ」
『費用に関しては、本当に助かる。今回捕らえた領主や金持ちから得た金品を使えば賄えるが、さすがに戦争で被害にあった人への補償を考えると、頭が痛かったのだ。確実に送り届けるから安心してほしい』
住人には、被害を出さないように戦利品をいただいている事を伝えてはいるが、領主がいなくなり暫定的に役人を送り込んでいるが、治安の悪化はあるようだ。そこへ神殿騎士も派遣しており、何とか治まっている。
だが、補償すべき領主もそのお金も、俺たちが持って行ってしまっているので、その金品をどこから捻出するか考えた時に、今回のハーフ事件が判明して臨時に資金を調達できたが、引き渡しを要求された場合の移動費を考えると頭が痛かったのだろう。
そこに俺の提案だから、乗っかる形にしたようだ。
いくつか話を詰め、一ヶ月を目安にミューズに届けると約束してくれた。普通に考えて、一番離れている街からここまで一ヶ月は無理じゃないか? と思っていたが、そういう場所からは、既に運び出しており、運搬に使っている馬車も馬も一番いい物なのだとか。
天候にもよるが、遅れても半月は遅くならないとみている。全員がこちらに届くなら、どうだっていいや。それよりもミリーの怒りを鎮める事が先決だ。未だに表情を無くして、ブラックホールがすべてを飲み込みそうな気配を醸し出している。
そんな状態のミリーを正面から優しく抱き寄せる。効果があるか分からないが、自分の胸元に優しく抱き寄せ、背中をさするように、落ち着かせるように時間をかけた。
0
お気に入りに追加
459
あなたにおすすめの小説
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる