960 / 2,518
第960話 寒冷地仕様
しおりを挟む
「うぅ~……さぶっ!」
昨日ここまで到着して野営コンテナを建ててから、すぐさま室内に入って暖をとってそのまま寝てしまい、改めて外に出て言ってしまった一言。
氷山フロアとでも呼べばいいのだろうか? とにかく雪と氷の世界なのだ。それにふさわしく風も強い、なのでかなり冷えるのだ。
こんな所に長時間はいられない。すぐに野営コンテナの中に引き返す。
「ご主人様、私たちは寒冷地用の装備がありませんが、いかがいたしましょうか?」
そうなんだよね。暑い場所用の装備はあるんだけど、寒い所用の装備は無いんだよね。
「上の階で使っていた冷やす魔導具と同じような物で、今度は温める魔導具を作ろうか。構造は似ているからすぐ作れると思う。ただ調整が必要だから、今日はこのまま野営地で待機かな」
「了解しました。先程シルキーたちがちょっと趣向を凝らせた夕食にしようと、張り切っていたのでちょうどいいかもしれませんね」
ん? シルキーたちが食事に力を入れているのか? それは楽しみだ。
「了解。みんなはゆっくりしてて。俺は、朝食食べたら工房で魔道具作りに入るからさ。多分試作品は、1時間もしないうちに出来るだろうけどね。そしたらみんなにも意見聞きたいからよろしく」
ピーチは「了解しました」と言って、食堂のある野営コンテナへ移動している。俺もそれを追って移動する。
シルキーのキングダム、食堂の野営コンテナに入ると、いつもながら良いにおいを漂わせている。今日も食欲を誘う美味そうな食事が並んでいる。
毎食サラダを食べるのは簡単に出来る事だろうけど、毎回違うサラダを3~4種類作って出してくれるのは本当にありがたい。普通に考えて、1人暮らしだったら絶対に無理な食事だな。
さて、食事も終わったし魔導具の試作品を作るか。前に今使っている冷やす魔導具を解析して、コピーする事には成功しているのだ。
今度は、冷やすではなく温める効果にすればいいだけなので、問題ないだろう……と思ってた時期がありました。
簡単に言えば、冷やす効果を温める効果に書き換えて、作り直せばいいと思っていたのだが、予想以上に融通の利かない魔導具だという事に、今更ながらに気付かされたのだ。
なので、方向性を変える事にした。ここまでたどり着ける奴は当分いないと思うので、その間に魔導具を完成させればいい。今回は、魔導具でも魔核を使った、半永久的に使える俺たち専用の防寒魔導具の作成にする事にした。
こうなってしまえば、調整も簡単にできるようになるため、作成時間は大幅に短くなる。念のためAランクの魔石を使用して魔核を作成したが、容量がかなり余ってしまったので、防寒だけじゃなく耐熱効果と冷却機能も備えた魔導具を作った。
問題はこれをどうやって身に着けるか。収納の腕輪をみんな持っているため、基本的に武器防具以外を装備してないのが、俺たちのパーティーの特徴なんだよな。バックパックでも背負ってれば、備え付けれるように改造するだけだったのにな。
「さて、どうしたものか?」
「ご主人様? どうなさいましたか?」
突然、後ろから声をかけられたためビクッとして、後ろを振り返ってしまった。作成に集中していて、外敵に襲われることも無いので、油断していた所に声をかけられて……そこ、笑うな! 俺だってびっくりする事はあるんだよ!
「まぁいいや。魔導具を作ったんだけど、今まで使った奴を改造すればどうにでもなると思ってたのが、どうにもならなくてね。結局クリエイトゴーレムで作ったんだよ」
と、簡単に今までの経緯を話して、昨日まで使っていた魔導具のように腰に着けるタイプにしようか、どうしようか悩んでいたんだよ、と説明する。
「その魔導具は、どの位の大きさですか?」
アリスにそう質問されて、魔核にしたものを見せる。大体、拳ほどの大きさだ。
「結構大きいんですね。でもその位であれば、加工して何かに出来ないのですか?」
ん~正直、半分も容量を使っていないので、クリエイトゴーレムで加工すれば、ちょっと大きめのブレスレット位には出来るのだが、腕には収納の腕輪を着けているし、両手に物を着けるのってどうなんだろう?
それなら、ネックレスとかはどうなのか? と聞かれた。
ちょっと試して見る事にした。魔核に書き込んだプログラムを壊さないように、魔核を切り分ける。サイズにすると4分の1くらいの大きさになった。
それでもまだ大きいよな。さすがにチェーンを魔核で作るのは無理だったので、頑丈で軽いミスリル合金のチェーンを作り、トップの部分にはちょっと豪華な飾りみたいな物と魔核で作ってみる。
みんなには好評だったが、常に身に着けるには大きすぎるため却下となった。
「となると、装備の一部に組み込む必要があるかな? バランス的に考えると重心に近い所がいいから、鎧のどこかに……あぁ! 胸のあたりにお揃いの模様か何かつけようか? 簡単に着脱できるなら、壊れても新しくすればいいだけだしな!」
Aランクの魔石はかなり高価な物なので、本来こういった無駄使いをできる程安くない物なのだが、DPで無限に召喚できるシュウにとっては、みんなにオシャレを! みたいなノリでお揃いの飾り式魔導具を作ってしまった。
温度の調節は魔導具に触れなくても、魔力を流す事によって調整できるようにプログラムしている。まぁ魔法はイメージって事で、どうにかなってしまったのだ。今までスイッチやらなにやらで、いじれるようにしていたのが馬鹿らしくなってしまう。
このお揃いのアタッチメントは、特に年少組に喜ばれた。みんなとお揃いというのもあるだろうが、俺とお揃いという所に一番反応して、はしゃいで小躍りをするくらい喜んでもらえたので、意匠を凝った甲斐があったという物だ。
午後は使い心地を確認するため、みんなで外に出たりして問題ないことを確認した後に防具にしっかりと装着している。
次の日、
「さて、下の階に向かおうか。グレンの頭が本当の意味で鳥頭でなければ、49階まではこの氷山フィールドが続くという事らしい。だけど、魔物がいないエリアはこの階だけみたいだね。42階までは一気に進もうか」
そう言ってコンテナ野営地を片付けてから出発する。
昨日ここまで到着して野営コンテナを建ててから、すぐさま室内に入って暖をとってそのまま寝てしまい、改めて外に出て言ってしまった一言。
氷山フロアとでも呼べばいいのだろうか? とにかく雪と氷の世界なのだ。それにふさわしく風も強い、なのでかなり冷えるのだ。
こんな所に長時間はいられない。すぐに野営コンテナの中に引き返す。
「ご主人様、私たちは寒冷地用の装備がありませんが、いかがいたしましょうか?」
そうなんだよね。暑い場所用の装備はあるんだけど、寒い所用の装備は無いんだよね。
「上の階で使っていた冷やす魔導具と同じような物で、今度は温める魔導具を作ろうか。構造は似ているからすぐ作れると思う。ただ調整が必要だから、今日はこのまま野営地で待機かな」
「了解しました。先程シルキーたちがちょっと趣向を凝らせた夕食にしようと、張り切っていたのでちょうどいいかもしれませんね」
ん? シルキーたちが食事に力を入れているのか? それは楽しみだ。
「了解。みんなはゆっくりしてて。俺は、朝食食べたら工房で魔道具作りに入るからさ。多分試作品は、1時間もしないうちに出来るだろうけどね。そしたらみんなにも意見聞きたいからよろしく」
ピーチは「了解しました」と言って、食堂のある野営コンテナへ移動している。俺もそれを追って移動する。
シルキーのキングダム、食堂の野営コンテナに入ると、いつもながら良いにおいを漂わせている。今日も食欲を誘う美味そうな食事が並んでいる。
毎食サラダを食べるのは簡単に出来る事だろうけど、毎回違うサラダを3~4種類作って出してくれるのは本当にありがたい。普通に考えて、1人暮らしだったら絶対に無理な食事だな。
さて、食事も終わったし魔導具の試作品を作るか。前に今使っている冷やす魔導具を解析して、コピーする事には成功しているのだ。
今度は、冷やすではなく温める効果にすればいいだけなので、問題ないだろう……と思ってた時期がありました。
簡単に言えば、冷やす効果を温める効果に書き換えて、作り直せばいいと思っていたのだが、予想以上に融通の利かない魔導具だという事に、今更ながらに気付かされたのだ。
なので、方向性を変える事にした。ここまでたどり着ける奴は当分いないと思うので、その間に魔導具を完成させればいい。今回は、魔導具でも魔核を使った、半永久的に使える俺たち専用の防寒魔導具の作成にする事にした。
こうなってしまえば、調整も簡単にできるようになるため、作成時間は大幅に短くなる。念のためAランクの魔石を使用して魔核を作成したが、容量がかなり余ってしまったので、防寒だけじゃなく耐熱効果と冷却機能も備えた魔導具を作った。
問題はこれをどうやって身に着けるか。収納の腕輪をみんな持っているため、基本的に武器防具以外を装備してないのが、俺たちのパーティーの特徴なんだよな。バックパックでも背負ってれば、備え付けれるように改造するだけだったのにな。
「さて、どうしたものか?」
「ご主人様? どうなさいましたか?」
突然、後ろから声をかけられたためビクッとして、後ろを振り返ってしまった。作成に集中していて、外敵に襲われることも無いので、油断していた所に声をかけられて……そこ、笑うな! 俺だってびっくりする事はあるんだよ!
「まぁいいや。魔導具を作ったんだけど、今まで使った奴を改造すればどうにでもなると思ってたのが、どうにもならなくてね。結局クリエイトゴーレムで作ったんだよ」
と、簡単に今までの経緯を話して、昨日まで使っていた魔導具のように腰に着けるタイプにしようか、どうしようか悩んでいたんだよ、と説明する。
「その魔導具は、どの位の大きさですか?」
アリスにそう質問されて、魔核にしたものを見せる。大体、拳ほどの大きさだ。
「結構大きいんですね。でもその位であれば、加工して何かに出来ないのですか?」
ん~正直、半分も容量を使っていないので、クリエイトゴーレムで加工すれば、ちょっと大きめのブレスレット位には出来るのだが、腕には収納の腕輪を着けているし、両手に物を着けるのってどうなんだろう?
それなら、ネックレスとかはどうなのか? と聞かれた。
ちょっと試して見る事にした。魔核に書き込んだプログラムを壊さないように、魔核を切り分ける。サイズにすると4分の1くらいの大きさになった。
それでもまだ大きいよな。さすがにチェーンを魔核で作るのは無理だったので、頑丈で軽いミスリル合金のチェーンを作り、トップの部分にはちょっと豪華な飾りみたいな物と魔核で作ってみる。
みんなには好評だったが、常に身に着けるには大きすぎるため却下となった。
「となると、装備の一部に組み込む必要があるかな? バランス的に考えると重心に近い所がいいから、鎧のどこかに……あぁ! 胸のあたりにお揃いの模様か何かつけようか? 簡単に着脱できるなら、壊れても新しくすればいいだけだしな!」
Aランクの魔石はかなり高価な物なので、本来こういった無駄使いをできる程安くない物なのだが、DPで無限に召喚できるシュウにとっては、みんなにオシャレを! みたいなノリでお揃いの飾り式魔導具を作ってしまった。
温度の調節は魔導具に触れなくても、魔力を流す事によって調整できるようにプログラムしている。まぁ魔法はイメージって事で、どうにかなってしまったのだ。今までスイッチやらなにやらで、いじれるようにしていたのが馬鹿らしくなってしまう。
このお揃いのアタッチメントは、特に年少組に喜ばれた。みんなとお揃いというのもあるだろうが、俺とお揃いという所に一番反応して、はしゃいで小躍りをするくらい喜んでもらえたので、意匠を凝った甲斐があったという物だ。
午後は使い心地を確認するため、みんなで外に出たりして問題ないことを確認した後に防具にしっかりと装着している。
次の日、
「さて、下の階に向かおうか。グレンの頭が本当の意味で鳥頭でなければ、49階まではこの氷山フィールドが続くという事らしい。だけど、魔物がいないエリアはこの階だけみたいだね。42階までは一気に進もうか」
そう言ってコンテナ野営地を片付けてから出発する。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる