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第877話 オーク豚の活躍
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シルキーの実験の結果生まれた家畜の試食会が終わった。概ね美味しかったが、豚とオークの掛け合わせには、何も言えなくなったが……
そこはまぁいい、この豚の有用性を実験するために、今フェピーの所へ来ている。
「久しぶり! 元気してたみたいだな。今日は、フェピーに実験してもらいたい物があって持ってきたんだけど、お願いしていいか?」
「……さっきまでは元気だったが、急に元気が無くなったよ」
「まじか? 大丈夫か? また出直してきた方がいい?」
「いや、また来られるなら結果は変わらんよ。というか、分かってて言ってるよね?」
「もちろん! でもさ、そんなやな顔しなくてもよくね? 面倒事を持ってきてる自覚はあるけど、全部俺の所為じゃないし! これまでの面倒事は、ほとんど巻き込まれただけだし」
「確かにその通りなんだけど、それに私を巻き込まないでほしいのさ。で、どうせろくでもない事だと思うけど、何を実験してほしいって言うんだい?」
「納得いかないが、今日はその話で来たんだしな。家で品種改良して繁殖させた豚を育ててみないかという相談だ」
「豚ね。ディストピアやゴーストタウンのおかげで、この街は潤っていると言っても、家畜を育てる余裕はそこまでないんだがね」
「俺だってそんな事は分かってるわ。それなのに話を持ってきた事を考えれば、少しは興味がわかないか?」
フェピーが眉間に深いしわを作り悩む。
「一応、話だけは聞かせてもらおうか」
「初めにこっちからも聞くけど、どうしても廃棄される食材ってあるよな?」
「もちろんだが、それが何か?」
「俺が持ってきた豚は、廃棄される食材、腐った食材でも問題なく食べてくれるスーパーな豚だ。しかも、普通の家畜みたいに餌で味が変わることが、ほとんどない優れものだぞ! しかも美味い!」
俺の話を聞いて、吟味しているのか呆気にとられているのか分からないが、意味が理解できると目の色が変わった。
「その話本当か? 別に腐った食材だけでなく、草とかでも問題はないんだよな? 繁殖は難しいのか?」
「いっぺんに聞くな! こっちも混乱するだろうが! とりあえず、これを食べてみろ」
そういって、昨日食べたカツサンドをフェピーに差し出す。近くにいた騎士が毒見をしようとして、フェピーに止められた。
「お主、何をしようとしているのだ? これは私に出されたものだぞ?」
「何をおっしゃいます。フェピー様の口に入るモノですから、毒見をしないわけにはいきますまい」
何やら醜い争いが始まった。俺が持ってくる食事が美味しいのを理解している2人は、自分が食べると主張しているのだ。騎士は毒見という名で、カツサンドを狙っているという事だ。
2分程醜い争いをしていると、横でお茶を持ってきたメイド長が、しれっとカツサンドを食べた。
「まぁ、シュウ様! これは美味しいですわね。このお肉がシュウ様の言っていた豚ですか?」
「あっ! メイド長! 勝手に私のカツサンドを食べるな! それはシュウが私に持ってきてくれたものだぞ!」
「いえ、2人共食事を前に言い争いをしていたので、嫌いな食べ物だと思いまして。それにシュウ様がせっかく持ってきてくださったのに、残すのは失礼という物です! それなら私が食べるべきではないでしょうか?」
2人共、メイド長の勝手な言い訳に絶句している。
「醜く言い争ってる2人は放っておいて、その豚の感想を聞かせてくれないか?」
「そうですね。見た目は脂身がほとんどないのに、肉汁からは脂身の味が感じられます。オーク肉でもここまでの味は、出ないのではないでしょうか? 気になったのですが、この豚は脂身が少ないのでしょうか?」
「さすがメイド長! いい舌をしてるね。この豚は、普通の豚より1割程餌が少なくて済みますが、繁殖も成長も普通の豚より容易です。それなのに普通の豚の3割程大きく育ちます。ですが、可食部は普通の豚と大差がありません」
「……もしかして! 脂身が多いという事ですか?」
「その通りです」
「ということは、その脂身から油がたくさんとれるという事ですね? そうなると、食事に油を使う事ができるという事ですね! このカツやゴーストタウンで食べた、揚げ物が作りやすくなるのですね!」
「そういうこと。でフェピー、一応俺たちの方でも実験して持ち込んでるんだけど、他の街で育つと味が変わるのか分からないから、実験してもらいたいってことだ。実験してもらうんだから、多少の融通はきかせるぞ?」
「分かりました! このフェピー、シュウ様のお力になるため実験に協力いたしましょう! ですが1つ聞いておきたい事が、見返りは何をお求めで?」
「実験してくれるなら何も無いよ。しいて言うなら、生きている豚をフェピーの管理していない街に売るのだけは避けてほしいな。売るとしても、雄だけとか広まらないようにしてほしい事くらいかな」
「加工品は売ってもいいという事ですよね? 生きたまま輸送するのはリスクが高いので、あまりしないと思いますが、何故ですか?」
「俺の商会がいろんな街に出店してるのは知ってるよな? そこで孤児院を作ったりしてるのも知ってると思う。で、出店したほとんどの街では、廃棄される食材の処理が追いついてなくて、スラムの人間なんかが食べて死んでしまい、腐敗して病原菌をまき散らすケースも少なくない。
そんな食材でも育つ豚がいるのなら……後は分かるだろ?」
「なるほど、廃棄される食材を回収して、豚に食べさせる。衛生面も良くなり、廃棄される食材の処理に人手がとられなくなる。そして、そう言った食材であれば、孤児院の子どもたちでも回収は容易、自分の食い扶持を自分で稼げるようになる。よく考えられていますが、運べる量に限界があるのでは?」
「そこは、しっかりと考えてある。リアカーに蓋のできるバケツをたくさん積みこんで、運んでいる最中に臭いができるだけ外に出ないように工夫するし、そのリアカーなら子どもが3人もいれば、何十人分の重量を運べるようになるんだよ。
別に子供の仕事じゃなくて、人を雇って回収する専門の人手があってもいい。だって、餌代はほぼタダになるわけだし。ちなみに、糞はしっかりと処理すれば肥料になるぞ」
「そういう事でしたら、さすがに生きたまま出荷するのは避けてほしいと思いますね。分かりました。売り物になるかは、実験の結果次第だとは思いますが、廃棄される食材の処理が容易になるだけですからね。それはそれで便利だと思います」
それから少し雑談をしてから豚を雄雌5頭ずつ受け渡して、サービスで外壁の外に養豚ができるサイズの壁を作ってあげた。
次の日には、フレデリクとリーファスに豚を持って行った。
あの街は地下にスライムがいるので、一般家庭から出た残飯はトイレに流されるため、回収する事はないが、飲食店や宿なんかには専用のバケツを用意して、そこに入れておくと大体の重さで税金が安くなるという風にして、まとまって廃棄されるところから回収する事になった。
豚の住む場所は、実験農園の一画に豚舎をつくり、朝畑を休ませている場所に連れていき雑草などを食べてもらい、夕方に豚舎へ連れていく形になった。子どもたちの仕事として、廃棄される食材の回収は人気となり、家計の助けになると一生懸命働いてくれている。
俺が管理している街でも、子どもたちが1日中勉強しているわけじゃないからな。朝夕に回収して、その間に勉強といった感じだ。子どもたちは、自分たちも何かできると率先して働くため、下手な大人よりしっかりと仕事をしてくれるしな。
でも、清潔面に問題が出てくるから、仕事の後にはしっかりと体を洗えるように、豚舎の近くにダンマスのスキルで温泉を準備しておいた。手袋や専用の服なんかも準備してある。
後々、女の子たちが服の洗濯や豚たちの健康管理、男の子が廃棄食材の回収という役割分担になったとか。
これをモデルケースとして、近い将来俺の商会のある街では、豚肉やラードが一般家庭でも、少し高級だが食べれるようになった。
そこはまぁいい、この豚の有用性を実験するために、今フェピーの所へ来ている。
「久しぶり! 元気してたみたいだな。今日は、フェピーに実験してもらいたい物があって持ってきたんだけど、お願いしていいか?」
「……さっきまでは元気だったが、急に元気が無くなったよ」
「まじか? 大丈夫か? また出直してきた方がいい?」
「いや、また来られるなら結果は変わらんよ。というか、分かってて言ってるよね?」
「もちろん! でもさ、そんなやな顔しなくてもよくね? 面倒事を持ってきてる自覚はあるけど、全部俺の所為じゃないし! これまでの面倒事は、ほとんど巻き込まれただけだし」
「確かにその通りなんだけど、それに私を巻き込まないでほしいのさ。で、どうせろくでもない事だと思うけど、何を実験してほしいって言うんだい?」
「納得いかないが、今日はその話で来たんだしな。家で品種改良して繁殖させた豚を育ててみないかという相談だ」
「豚ね。ディストピアやゴーストタウンのおかげで、この街は潤っていると言っても、家畜を育てる余裕はそこまでないんだがね」
「俺だってそんな事は分かってるわ。それなのに話を持ってきた事を考えれば、少しは興味がわかないか?」
フェピーが眉間に深いしわを作り悩む。
「一応、話だけは聞かせてもらおうか」
「初めにこっちからも聞くけど、どうしても廃棄される食材ってあるよな?」
「もちろんだが、それが何か?」
「俺が持ってきた豚は、廃棄される食材、腐った食材でも問題なく食べてくれるスーパーな豚だ。しかも、普通の家畜みたいに餌で味が変わることが、ほとんどない優れものだぞ! しかも美味い!」
俺の話を聞いて、吟味しているのか呆気にとられているのか分からないが、意味が理解できると目の色が変わった。
「その話本当か? 別に腐った食材だけでなく、草とかでも問題はないんだよな? 繁殖は難しいのか?」
「いっぺんに聞くな! こっちも混乱するだろうが! とりあえず、これを食べてみろ」
そういって、昨日食べたカツサンドをフェピーに差し出す。近くにいた騎士が毒見をしようとして、フェピーに止められた。
「お主、何をしようとしているのだ? これは私に出されたものだぞ?」
「何をおっしゃいます。フェピー様の口に入るモノですから、毒見をしないわけにはいきますまい」
何やら醜い争いが始まった。俺が持ってくる食事が美味しいのを理解している2人は、自分が食べると主張しているのだ。騎士は毒見という名で、カツサンドを狙っているという事だ。
2分程醜い争いをしていると、横でお茶を持ってきたメイド長が、しれっとカツサンドを食べた。
「まぁ、シュウ様! これは美味しいですわね。このお肉がシュウ様の言っていた豚ですか?」
「あっ! メイド長! 勝手に私のカツサンドを食べるな! それはシュウが私に持ってきてくれたものだぞ!」
「いえ、2人共食事を前に言い争いをしていたので、嫌いな食べ物だと思いまして。それにシュウ様がせっかく持ってきてくださったのに、残すのは失礼という物です! それなら私が食べるべきではないでしょうか?」
2人共、メイド長の勝手な言い訳に絶句している。
「醜く言い争ってる2人は放っておいて、その豚の感想を聞かせてくれないか?」
「そうですね。見た目は脂身がほとんどないのに、肉汁からは脂身の味が感じられます。オーク肉でもここまでの味は、出ないのではないでしょうか? 気になったのですが、この豚は脂身が少ないのでしょうか?」
「さすがメイド長! いい舌をしてるね。この豚は、普通の豚より1割程餌が少なくて済みますが、繁殖も成長も普通の豚より容易です。それなのに普通の豚の3割程大きく育ちます。ですが、可食部は普通の豚と大差がありません」
「……もしかして! 脂身が多いという事ですか?」
「その通りです」
「ということは、その脂身から油がたくさんとれるという事ですね? そうなると、食事に油を使う事ができるという事ですね! このカツやゴーストタウンで食べた、揚げ物が作りやすくなるのですね!」
「そういうこと。でフェピー、一応俺たちの方でも実験して持ち込んでるんだけど、他の街で育つと味が変わるのか分からないから、実験してもらいたいってことだ。実験してもらうんだから、多少の融通はきかせるぞ?」
「分かりました! このフェピー、シュウ様のお力になるため実験に協力いたしましょう! ですが1つ聞いておきたい事が、見返りは何をお求めで?」
「実験してくれるなら何も無いよ。しいて言うなら、生きている豚をフェピーの管理していない街に売るのだけは避けてほしいな。売るとしても、雄だけとか広まらないようにしてほしい事くらいかな」
「加工品は売ってもいいという事ですよね? 生きたまま輸送するのはリスクが高いので、あまりしないと思いますが、何故ですか?」
「俺の商会がいろんな街に出店してるのは知ってるよな? そこで孤児院を作ったりしてるのも知ってると思う。で、出店したほとんどの街では、廃棄される食材の処理が追いついてなくて、スラムの人間なんかが食べて死んでしまい、腐敗して病原菌をまき散らすケースも少なくない。
そんな食材でも育つ豚がいるのなら……後は分かるだろ?」
「なるほど、廃棄される食材を回収して、豚に食べさせる。衛生面も良くなり、廃棄される食材の処理に人手がとられなくなる。そして、そう言った食材であれば、孤児院の子どもたちでも回収は容易、自分の食い扶持を自分で稼げるようになる。よく考えられていますが、運べる量に限界があるのでは?」
「そこは、しっかりと考えてある。リアカーに蓋のできるバケツをたくさん積みこんで、運んでいる最中に臭いができるだけ外に出ないように工夫するし、そのリアカーなら子どもが3人もいれば、何十人分の重量を運べるようになるんだよ。
別に子供の仕事じゃなくて、人を雇って回収する専門の人手があってもいい。だって、餌代はほぼタダになるわけだし。ちなみに、糞はしっかりと処理すれば肥料になるぞ」
「そういう事でしたら、さすがに生きたまま出荷するのは避けてほしいと思いますね。分かりました。売り物になるかは、実験の結果次第だとは思いますが、廃棄される食材の処理が容易になるだけですからね。それはそれで便利だと思います」
それから少し雑談をしてから豚を雄雌5頭ずつ受け渡して、サービスで外壁の外に養豚ができるサイズの壁を作ってあげた。
次の日には、フレデリクとリーファスに豚を持って行った。
あの街は地下にスライムがいるので、一般家庭から出た残飯はトイレに流されるため、回収する事はないが、飲食店や宿なんかには専用のバケツを用意して、そこに入れておくと大体の重さで税金が安くなるという風にして、まとまって廃棄されるところから回収する事になった。
豚の住む場所は、実験農園の一画に豚舎をつくり、朝畑を休ませている場所に連れていき雑草などを食べてもらい、夕方に豚舎へ連れていく形になった。子どもたちの仕事として、廃棄される食材の回収は人気となり、家計の助けになると一生懸命働いてくれている。
俺が管理している街でも、子どもたちが1日中勉強しているわけじゃないからな。朝夕に回収して、その間に勉強といった感じだ。子どもたちは、自分たちも何かできると率先して働くため、下手な大人よりしっかりと仕事をしてくれるしな。
でも、清潔面に問題が出てくるから、仕事の後にはしっかりと体を洗えるように、豚舎の近くにダンマスのスキルで温泉を準備しておいた。手袋や専用の服なんかも準備してある。
後々、女の子たちが服の洗濯や豚たちの健康管理、男の子が廃棄食材の回収という役割分担になったとか。
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