875 / 2,518
第875話 シルキーの秘密の仕事
しおりを挟む
イベントが終わり、反省会も終わり、日常が戻ってきた。
何事もなく1日が始まると思っていたのに、朝食からいきなり躓いた。
「ご主人様! 本日は何か予定がありますか?」
朝食を食べようと席に着いた瞬間に、スカーレットから今日の予定を聞かれた。少し考えてから、
「今日は、特に何もないよ。昨日で大体終わったからね。後あると言えば、俺の気まぐれ散策位だから、予定はないと言ってもいいな」
「では! 本日の朝食は抜いていただきたいです!」
「えっ? 朝食食べちゃダメなの? お腹空いたんだけど……」
「はっ! すいません! 言葉が足りませんでした。ここで朝食を食べないで、ダンジョン農園で少し特別な食事を食べていただきたいのです。そのために朝食を食べると、あまり食べていただけないと思いまして、ここで朝食を食べないようにしていただければと思いまして」
なるほど、そっちで食事を準備するから、ここで食べると向こうで食べれないと……
「わかった。ダンジョン農園にいけば、すぐに何か食べれる?」
「もちろんです! 軽いものはすぐに準備できますので、よろしくお願いします!」
スカーレットの事を信じて、ダンジョン農園に足を向けた。足元にはダマとバッハがいた。バッハは小さくなれるようになってから、本当にこの家にいる事が増えたな。
そういえばリバイアサンがいないな。気になったので聞いてみると、ダマが「あいつは、三幼女のお願いが無ければ穴倉から出てきませんよ」と言っていた。
「ダンジョン農園に来たは良いけど、よく考えたら、スカーレットってまだ食堂にいるんじゃないか? どこで何すればいいんだ?」
途方に暮れていると、
「ご主人様! お待ちしておりました。こちらへ来てください」
アマレロが俺の事を呼びに来てくれた。そういえば、食堂にいなかったもんな。ここで準備してたって事か? 俺が来なかったら、準備していた意味なくねえか?
「あれ? ご主人様もこちらに来られたんですか?」
案内された所では、シュリがむしゃむしゃと食事を食べていた。いいにおいがし過ぎなんだよ! 腹が減るだろうが!
「って、何でシュリがここにいるんだ?」
「アマレロさんに試食をお願いされて、朝食をここでとっているだけですよ? あ、ご主人様も食べますか? 美味しいですよ!」
シュリが食べているのは、焼き鳥だった。確かに美味そうだ。肉がブリンブリンしてるんだよね。俺の知ってる焼き鳥って、もうちょっと肉が小さく見えるのが多かった気がするんだけどな。なんでだろ?
「ご主人様! とりあえずお腹が空いているという事で、準備していた物を出しますので、座ってお待ちください」
シュリが食事をしている席の隣に座る。
「ご主人様もダンジョン農園の、品種改良の家畜を食べに来たんですか?」
「あ~そういう趣旨だったのか。俺は、スカーレットに言われて、今日は暇だったからそれならって事で、こっちに来るように言われたんだよ」
そうなんですか~と言いながら、美味そうな焼き鳥をムシャムシャ食べている。俺もそれ食べたいな。
「ご主人様! お待たせしました。まずは手軽に作れる厚焼き玉子を準備しました。使った食材は、ダンジョン農園で卵をドロップする鶏の魔物と、美味しい卵を産む地球の鶏を掛け合わせた品種になります。
初めは上手くいかず、魔物の方が鶏を食べてしまっていたので困っていましたが、魔物を調教して繁殖に成功しました。魔物が雌の場合は、産まれてくる子も魔物だったのですが、雌が地球の鶏だった場合は魔物では無かったので、そこから先の繁殖は簡単でした!」
アマレロがまくしたてるように、食材の説明をしてきた。その勢いに圧倒されていたが、お腹の空き具合がピークに達していたので、食べる事にした。
「うまぁ! 普通の卵と全然違うな。鳥の魔物の卵もここまでは、美味しくなかったような気がするんだけど、何か秘密があるのか?」
アマレロが待ってました! と言わんばかりの顔で、
「それはですね、初めは親鳥の違いで卵の味が違うので、品質管理が大変だったのですが、産まれた鶏と魔物の鶏を5度程掛け合わせたら、味に差がなくなって、産まれた鶏同士を掛け合わせても美味しいままだったので、家で使う卵をこれに変えていこうと考えています」
なるほどな、ここまで美味しくなるんだな。別にいつものが不味いわけでは無いけど、これを食べちゃうと他のは物足りなく感じるかもな。
「あ、次が来ましたね。次は、先ほどシュリさんにも食してもらった焼き鳥になります!」
おぉ! 待ってました! 肉がはじけんばかりにパンパンなんだけど、果たして味はどうなんだろうな。
「これも美味いな。噛んだ時に小籠包か! って言う位に肉汁があふれてきた。適度な歯応えで、しかもそれがまた美味い! なにこれ?」
「これは、先程の鶏が寿命を迎えたモノになります」
「えっ? 普通、寿命を迎えた鶏って不味いんじゃなかったっけ?」
「普通はそうなんですが、この鳥は違うんです。普通の鶏が10年以上生きるのに対して、この掛け合わせた品種は寿命が2年と短いのです。生後2ヶ月で卵を産むようになりますが、死ぬまでが早いのです。若鳥を食べようとしたのですが、肉が臭くてとても食べられたものではありませんでした。
なので、死んだ鶏は肥料にでも加工してもらおうと置いておいたら、クロたちが食べたそうにしていたので食べさせたら、あまりにも美味しそうに食べていたので、寿命で死んだ奴を加工したら、美味しかったんです」
「魔物と掛け合わせて寿命が短くなったのかな? それにしても寿命で死んだ鶏が美味いのか……不思議な事もあるもんだな。生きながらにして熟成か? でもさ、それならなおの事肉汁が、大量に出てくるのが分からないんだけど」
「詳しい事は分かっていませんが、寿命で死んですぐに捌いて串をうって焼くと、肉が膨らむんです。多少時間が過ぎると、普通の鶏肉みたいになるのですが、それでも味が濃く美味しい肉なんですけどね」
よくわからない、何か法則でもあるのかな?
「ご主人様、これはまだ入り口ですよ。他にもたくさんいますので、是非楽しんでいってください!」
アマレロが若干マッドサイエンティストに見えてきた。本当に大丈夫なのだろうか?
何事もなく1日が始まると思っていたのに、朝食からいきなり躓いた。
「ご主人様! 本日は何か予定がありますか?」
朝食を食べようと席に着いた瞬間に、スカーレットから今日の予定を聞かれた。少し考えてから、
「今日は、特に何もないよ。昨日で大体終わったからね。後あると言えば、俺の気まぐれ散策位だから、予定はないと言ってもいいな」
「では! 本日の朝食は抜いていただきたいです!」
「えっ? 朝食食べちゃダメなの? お腹空いたんだけど……」
「はっ! すいません! 言葉が足りませんでした。ここで朝食を食べないで、ダンジョン農園で少し特別な食事を食べていただきたいのです。そのために朝食を食べると、あまり食べていただけないと思いまして、ここで朝食を食べないようにしていただければと思いまして」
なるほど、そっちで食事を準備するから、ここで食べると向こうで食べれないと……
「わかった。ダンジョン農園にいけば、すぐに何か食べれる?」
「もちろんです! 軽いものはすぐに準備できますので、よろしくお願いします!」
スカーレットの事を信じて、ダンジョン農園に足を向けた。足元にはダマとバッハがいた。バッハは小さくなれるようになってから、本当にこの家にいる事が増えたな。
そういえばリバイアサンがいないな。気になったので聞いてみると、ダマが「あいつは、三幼女のお願いが無ければ穴倉から出てきませんよ」と言っていた。
「ダンジョン農園に来たは良いけど、よく考えたら、スカーレットってまだ食堂にいるんじゃないか? どこで何すればいいんだ?」
途方に暮れていると、
「ご主人様! お待ちしておりました。こちらへ来てください」
アマレロが俺の事を呼びに来てくれた。そういえば、食堂にいなかったもんな。ここで準備してたって事か? 俺が来なかったら、準備していた意味なくねえか?
「あれ? ご主人様もこちらに来られたんですか?」
案内された所では、シュリがむしゃむしゃと食事を食べていた。いいにおいがし過ぎなんだよ! 腹が減るだろうが!
「って、何でシュリがここにいるんだ?」
「アマレロさんに試食をお願いされて、朝食をここでとっているだけですよ? あ、ご主人様も食べますか? 美味しいですよ!」
シュリが食べているのは、焼き鳥だった。確かに美味そうだ。肉がブリンブリンしてるんだよね。俺の知ってる焼き鳥って、もうちょっと肉が小さく見えるのが多かった気がするんだけどな。なんでだろ?
「ご主人様! とりあえずお腹が空いているという事で、準備していた物を出しますので、座ってお待ちください」
シュリが食事をしている席の隣に座る。
「ご主人様もダンジョン農園の、品種改良の家畜を食べに来たんですか?」
「あ~そういう趣旨だったのか。俺は、スカーレットに言われて、今日は暇だったからそれならって事で、こっちに来るように言われたんだよ」
そうなんですか~と言いながら、美味そうな焼き鳥をムシャムシャ食べている。俺もそれ食べたいな。
「ご主人様! お待たせしました。まずは手軽に作れる厚焼き玉子を準備しました。使った食材は、ダンジョン農園で卵をドロップする鶏の魔物と、美味しい卵を産む地球の鶏を掛け合わせた品種になります。
初めは上手くいかず、魔物の方が鶏を食べてしまっていたので困っていましたが、魔物を調教して繁殖に成功しました。魔物が雌の場合は、産まれてくる子も魔物だったのですが、雌が地球の鶏だった場合は魔物では無かったので、そこから先の繁殖は簡単でした!」
アマレロがまくしたてるように、食材の説明をしてきた。その勢いに圧倒されていたが、お腹の空き具合がピークに達していたので、食べる事にした。
「うまぁ! 普通の卵と全然違うな。鳥の魔物の卵もここまでは、美味しくなかったような気がするんだけど、何か秘密があるのか?」
アマレロが待ってました! と言わんばかりの顔で、
「それはですね、初めは親鳥の違いで卵の味が違うので、品質管理が大変だったのですが、産まれた鶏と魔物の鶏を5度程掛け合わせたら、味に差がなくなって、産まれた鶏同士を掛け合わせても美味しいままだったので、家で使う卵をこれに変えていこうと考えています」
なるほどな、ここまで美味しくなるんだな。別にいつものが不味いわけでは無いけど、これを食べちゃうと他のは物足りなく感じるかもな。
「あ、次が来ましたね。次は、先ほどシュリさんにも食してもらった焼き鳥になります!」
おぉ! 待ってました! 肉がはじけんばかりにパンパンなんだけど、果たして味はどうなんだろうな。
「これも美味いな。噛んだ時に小籠包か! って言う位に肉汁があふれてきた。適度な歯応えで、しかもそれがまた美味い! なにこれ?」
「これは、先程の鶏が寿命を迎えたモノになります」
「えっ? 普通、寿命を迎えた鶏って不味いんじゃなかったっけ?」
「普通はそうなんですが、この鳥は違うんです。普通の鶏が10年以上生きるのに対して、この掛け合わせた品種は寿命が2年と短いのです。生後2ヶ月で卵を産むようになりますが、死ぬまでが早いのです。若鳥を食べようとしたのですが、肉が臭くてとても食べられたものではありませんでした。
なので、死んだ鶏は肥料にでも加工してもらおうと置いておいたら、クロたちが食べたそうにしていたので食べさせたら、あまりにも美味しそうに食べていたので、寿命で死んだ奴を加工したら、美味しかったんです」
「魔物と掛け合わせて寿命が短くなったのかな? それにしても寿命で死んだ鶏が美味いのか……不思議な事もあるもんだな。生きながらにして熟成か? でもさ、それならなおの事肉汁が、大量に出てくるのが分からないんだけど」
「詳しい事は分かっていませんが、寿命で死んですぐに捌いて串をうって焼くと、肉が膨らむんです。多少時間が過ぎると、普通の鶏肉みたいになるのですが、それでも味が濃く美味しい肉なんですけどね」
よくわからない、何か法則でもあるのかな?
「ご主人様、これはまだ入り口ですよ。他にもたくさんいますので、是非楽しんでいってください!」
アマレロが若干マッドサイエンティストに見えてきた。本当に大丈夫なのだろうか?
0
お気に入りに追加
459
あなたにおすすめの小説
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる