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第872話 準決勝
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「皆様! お待たせしました! ゴーストタウンコロシアム完成イベント最終日午後の部、武闘大会の準決勝を開始したいと思います!」
コロシアムに集まった観客が、7日間で一番大きな歓声をあげた。
今日は食堂での観戦ではなく、コロシアムに準備されたVIP席での観戦だ。VIP席というのは名前だけでここを利用できるのは、ディストピアやゴーストタウン上層部の人間だけだ。所謂、俺の身内だけという事だ。
「では、準決勝第一試合の選手の入場だぁ~~!!」
司会のコールと共にリングに上がってきたのは、メルフィを打ち倒した真紅の騎士団の1人だ。名前は、キルギスという名前らしい。今まで真紅の騎士団のメンバーとかしか呼んでいなかったからしらなかったわ。
リングの反対側からは、気合たっぷりのサーシャがリングに上がってきた。相性から言って悪くないと思うが、技量は圧倒的にキルギスの方が上なんだよな。スピードで技量を上回る事が出来るか、といった所が勝負の決め手になるかな?
「両者が揃いました! では審判! 合図をお願いします!」
司会に言われ、審判が開始の合図を出す。
サーシャのスピードが今までの試合の比では無かった。10メートルは離れていた距離を一瞬で詰めた。相手は驚いてはいたが、危なげなく剣と盾を交えた。会場には轟音が轟く。
すぐに距離をとったサーシャは、すぐに攻撃を仕掛ける。今度は剣による攻撃では無かった。盾による近接攻撃スキルのシールドバッシュだ。このスキルは普通、盾の面で相手にダメージを与えて押し飛ばすものなのだが、サーシャはカイトシールドの尖っている部分で殴りつけていた。
それを受けたキルギスは、苦い顔をしていたが防ぐ事には成功している。苦い顔をした理由は、サーシャのカイトシールドが盾に食い込むほどの威力だったのだ。
サーシャは全体重を乗せての攻撃だったため、まだ地面に足がついていない。その隙を逃すほどキルギスは甘くなかった。攻撃を受けた後で体勢が悪かったとしても、スキルを使ってダメージを跳ね上げて攻撃してきたのだ。
近接剣攻撃スキル【シャイニングスラスト】を使い、盾を持っている左腕の肩に高速の突きを放ったのだ。
受ける事も攻撃を逸らす事もできない状態のサーシャがとった行動は、相手に食い込んでいるカイトシールドを内側にひねってキルギスの体勢を更に崩したのだ。意識してやった事ではないと思うが、あの状態でとれる最善と言える行動を無意識化で行ったことになる。
ダメージを完全に抑える事は出来なかったが、ダイレクトに攻撃をくらうよりは、遥かに少ないダメージで済んだだろう。だけど左手の動きには影響が出るくらいは、ダメージが入っているのは確かだ。
メルフィの敵討ちというと変だが、メルフィのために勝ちたいと思った気持ちが、空回りしたといってもいい状況だ。
サーシャの動きは遅くなっていないが、カイトシールドによる攻撃ができなくなっており剣による攻撃を仕掛けるも、盾で防がれたり回避され反撃をくらってしまう。その度に左腕にダメージが溜まっていき、戦闘を続けるのが難しい状況になってきている。
「これ以上は無理をさせるべきじゃないな。ミリー止めて来てくれ」
俺が指示を出した直後に、サーシャが負けを認めた。自分で判断できるくらいは冷静だったか。余計な心配だったな。でもあの様子だと、3位決定戦は無理だと思うが、ゴーストタウンで準備した回復魔法使いじゃなければ、ルールに抵触しないし戦うのかな?
「キルギス選手の勝利です! 続いての勝負の選手入場だぁ~~! シュリ選手もレイリー選手もディストピアからの出場選手です。どちらかが勝ち上がり、キルギス選手と戦う事になります! では審判の方、試合開始の合図をお願いします!」
シュリとレイリーがリングに上がった。両者はともに同じ装備をしている。レイリーもシュリを相手に防御力の劣る装備では不利と考えたのだろう。今までの試合と違いかなり真剣な顔つきになっている。
「では、試合開始!」
審判の合図で両者がゆっくりと近付いていく。250試合以上あった試合の中でも珍しい部類に含まれる、ゆっくりとした始まりだ。
お互いが攻撃できる距離まで近付くと……轟音が続けて轟く。
言葉にすれば、シュリとレイリーが交互に攻撃しているだけなのだが、その速度と威力が桁違いなのだ。1分間に60回以上の攻防があったのだ。1秒間にシュリとレイリーが1回ずつ攻撃しているという事だ。
だが、1分を過ぎたらその轟音が止まったのだ。試合が終わったわけでは無い、両者の武器が攻撃の威力に耐えられず壊れてしまったのだ。
審判が試合を止め、新しい武器を持ってくるように指示を出している。
新しい武器が届き試合が開始される。
また先ほどと同じで、2人が近付き全力で攻防、殴り合いを繰り広げる。先ほどよりも攻撃のスピードが上がっている。そして武器は45秒ほどしか持たなかった。
これに対して審判が悩みだした。生半可な武器では、2人の攻撃に耐えられないと考えたのだが、それを解決する方法がないと。
そこで俺は、アダマンタイトを召喚して2人が使っている剣にサイズを調整する。重さも中抜きにして同じくらいにしているが、やはり重心がズレてしまうのは仕方がないよな。それをカエデに届けてもらう。
2人とも武器の状態を確認して、カエデが持ってきた事を考えて、俺が急遽作ったものだと理解してくれたようだ。そして、試合が再開される。
三度同じ殴り合いが繰り広げられる。違うのは、殴り合い始めてからの時間だけだろう。すでに5分が経過している。それだけの動きを続けていれば、人間の体は限界を迎える。
どんなに強くても、人間の体である以上、呼吸をしなければ死んでしまう。2人が無呼吸運動で5分間全力で殴り合っていること自体、本来ならありえないのだが、現実に無呼吸で5分も動き続けたのだ。
2人は、距離をとり息を整えている。
俺達もこの光景に驚いてはいるが、一番驚いているのは選手の控室にいたキルギスだろう。確かにサーシャも早かったが、動きが見えるという意味ではどうとでもなる相手だった。
それに対してシュリとレイリーは、質こそ違えど動きが見えないのだ。シュリは純粋に力とスピードで、レイリーは技術でその速度を生み出している。キルギスの反応できる限界を超えていたのだ。
シュリとレイリーは、単なる殴り合いをやめた。ここからが本当の全力のようだ。
先手はシュリの回し蹴りだった。スピードと力に任せた突進と見せかけ、蹴りつけたのだ。
レイリーは、今までにないパターンで少しびっくりして吹っ飛ばされたが、何とかリングの上で体勢を整える事が出来た。
「なるほど! この大会では、相手を倒すこと以外にもリングアウトで負けなんだから、押し出せばいいのか!」
シュリの作戦に関心をした。このルールでは2人に差はほとんどないが、シュリは負けていると考えたのだろう。正攻法で勝てないのなら、からめ手で勝てばいいという判断だろう。その証拠に、体勢を立て直したレイリーに向かって更なる攻撃を仕掛けている。
いくら技術があっても、シュリの力とスピードで押し切られれば、リングの外に押し出されてしまうだろう。
レイリーもそれが分かっているのか、何とかしていい位置に陣取ろうとするが、シュリの方が優位であるため、立ち回りがうまくいかず隅に追い詰められている。
レイリーは、腰を落としてシュリを迎え撃つ事にしたようだ。
そうするとシュリは攻撃をやめ、レイリーの様子を見ていた。短いにらみ合いの後、先に動いたのはシュリだった。
レイリーに近付いて、攻撃距離に入る少し前に、強烈にリングを踏み込んだ。そうするとレイリーの立っているリングの隅が崩れる。
慌てて飛んでシュリの上を越えようとしたが、それを読んでいたシュリがすでに空中で待っており、蹴飛ばされて場外に押し出された。
「これは、シュリの作戦勝ちだな。いつもやってる模擬戦なら、こういった勝敗はないからレイリー油断したな」
こうして準決勝が終わった。
コロシアムに集まった観客が、7日間で一番大きな歓声をあげた。
今日は食堂での観戦ではなく、コロシアムに準備されたVIP席での観戦だ。VIP席というのは名前だけでここを利用できるのは、ディストピアやゴーストタウン上層部の人間だけだ。所謂、俺の身内だけという事だ。
「では、準決勝第一試合の選手の入場だぁ~~!!」
司会のコールと共にリングに上がってきたのは、メルフィを打ち倒した真紅の騎士団の1人だ。名前は、キルギスという名前らしい。今まで真紅の騎士団のメンバーとかしか呼んでいなかったからしらなかったわ。
リングの反対側からは、気合たっぷりのサーシャがリングに上がってきた。相性から言って悪くないと思うが、技量は圧倒的にキルギスの方が上なんだよな。スピードで技量を上回る事が出来るか、といった所が勝負の決め手になるかな?
「両者が揃いました! では審判! 合図をお願いします!」
司会に言われ、審判が開始の合図を出す。
サーシャのスピードが今までの試合の比では無かった。10メートルは離れていた距離を一瞬で詰めた。相手は驚いてはいたが、危なげなく剣と盾を交えた。会場には轟音が轟く。
すぐに距離をとったサーシャは、すぐに攻撃を仕掛ける。今度は剣による攻撃では無かった。盾による近接攻撃スキルのシールドバッシュだ。このスキルは普通、盾の面で相手にダメージを与えて押し飛ばすものなのだが、サーシャはカイトシールドの尖っている部分で殴りつけていた。
それを受けたキルギスは、苦い顔をしていたが防ぐ事には成功している。苦い顔をした理由は、サーシャのカイトシールドが盾に食い込むほどの威力だったのだ。
サーシャは全体重を乗せての攻撃だったため、まだ地面に足がついていない。その隙を逃すほどキルギスは甘くなかった。攻撃を受けた後で体勢が悪かったとしても、スキルを使ってダメージを跳ね上げて攻撃してきたのだ。
近接剣攻撃スキル【シャイニングスラスト】を使い、盾を持っている左腕の肩に高速の突きを放ったのだ。
受ける事も攻撃を逸らす事もできない状態のサーシャがとった行動は、相手に食い込んでいるカイトシールドを内側にひねってキルギスの体勢を更に崩したのだ。意識してやった事ではないと思うが、あの状態でとれる最善と言える行動を無意識化で行ったことになる。
ダメージを完全に抑える事は出来なかったが、ダイレクトに攻撃をくらうよりは、遥かに少ないダメージで済んだだろう。だけど左手の動きには影響が出るくらいは、ダメージが入っているのは確かだ。
メルフィの敵討ちというと変だが、メルフィのために勝ちたいと思った気持ちが、空回りしたといってもいい状況だ。
サーシャの動きは遅くなっていないが、カイトシールドによる攻撃ができなくなっており剣による攻撃を仕掛けるも、盾で防がれたり回避され反撃をくらってしまう。その度に左腕にダメージが溜まっていき、戦闘を続けるのが難しい状況になってきている。
「これ以上は無理をさせるべきじゃないな。ミリー止めて来てくれ」
俺が指示を出した直後に、サーシャが負けを認めた。自分で判断できるくらいは冷静だったか。余計な心配だったな。でもあの様子だと、3位決定戦は無理だと思うが、ゴーストタウンで準備した回復魔法使いじゃなければ、ルールに抵触しないし戦うのかな?
「キルギス選手の勝利です! 続いての勝負の選手入場だぁ~~! シュリ選手もレイリー選手もディストピアからの出場選手です。どちらかが勝ち上がり、キルギス選手と戦う事になります! では審判の方、試合開始の合図をお願いします!」
シュリとレイリーがリングに上がった。両者はともに同じ装備をしている。レイリーもシュリを相手に防御力の劣る装備では不利と考えたのだろう。今までの試合と違いかなり真剣な顔つきになっている。
「では、試合開始!」
審判の合図で両者がゆっくりと近付いていく。250試合以上あった試合の中でも珍しい部類に含まれる、ゆっくりとした始まりだ。
お互いが攻撃できる距離まで近付くと……轟音が続けて轟く。
言葉にすれば、シュリとレイリーが交互に攻撃しているだけなのだが、その速度と威力が桁違いなのだ。1分間に60回以上の攻防があったのだ。1秒間にシュリとレイリーが1回ずつ攻撃しているという事だ。
だが、1分を過ぎたらその轟音が止まったのだ。試合が終わったわけでは無い、両者の武器が攻撃の威力に耐えられず壊れてしまったのだ。
審判が試合を止め、新しい武器を持ってくるように指示を出している。
新しい武器が届き試合が開始される。
また先ほどと同じで、2人が近付き全力で攻防、殴り合いを繰り広げる。先ほどよりも攻撃のスピードが上がっている。そして武器は45秒ほどしか持たなかった。
これに対して審判が悩みだした。生半可な武器では、2人の攻撃に耐えられないと考えたのだが、それを解決する方法がないと。
そこで俺は、アダマンタイトを召喚して2人が使っている剣にサイズを調整する。重さも中抜きにして同じくらいにしているが、やはり重心がズレてしまうのは仕方がないよな。それをカエデに届けてもらう。
2人とも武器の状態を確認して、カエデが持ってきた事を考えて、俺が急遽作ったものだと理解してくれたようだ。そして、試合が再開される。
三度同じ殴り合いが繰り広げられる。違うのは、殴り合い始めてからの時間だけだろう。すでに5分が経過している。それだけの動きを続けていれば、人間の体は限界を迎える。
どんなに強くても、人間の体である以上、呼吸をしなければ死んでしまう。2人が無呼吸運動で5分間全力で殴り合っていること自体、本来ならありえないのだが、現実に無呼吸で5分も動き続けたのだ。
2人は、距離をとり息を整えている。
俺達もこの光景に驚いてはいるが、一番驚いているのは選手の控室にいたキルギスだろう。確かにサーシャも早かったが、動きが見えるという意味ではどうとでもなる相手だった。
それに対してシュリとレイリーは、質こそ違えど動きが見えないのだ。シュリは純粋に力とスピードで、レイリーは技術でその速度を生み出している。キルギスの反応できる限界を超えていたのだ。
シュリとレイリーは、単なる殴り合いをやめた。ここからが本当の全力のようだ。
先手はシュリの回し蹴りだった。スピードと力に任せた突進と見せかけ、蹴りつけたのだ。
レイリーは、今までにないパターンで少しびっくりして吹っ飛ばされたが、何とかリングの上で体勢を整える事が出来た。
「なるほど! この大会では、相手を倒すこと以外にもリングアウトで負けなんだから、押し出せばいいのか!」
シュリの作戦に関心をした。このルールでは2人に差はほとんどないが、シュリは負けていると考えたのだろう。正攻法で勝てないのなら、からめ手で勝てばいいという判断だろう。その証拠に、体勢を立て直したレイリーに向かって更なる攻撃を仕掛けている。
いくら技術があっても、シュリの力とスピードで押し切られれば、リングの外に押し出されてしまうだろう。
レイリーもそれが分かっているのか、何とかしていい位置に陣取ろうとするが、シュリの方が優位であるため、立ち回りがうまくいかず隅に追い詰められている。
レイリーは、腰を落としてシュリを迎え撃つ事にしたようだ。
そうするとシュリは攻撃をやめ、レイリーの様子を見ていた。短いにらみ合いの後、先に動いたのはシュリだった。
レイリーに近付いて、攻撃距離に入る少し前に、強烈にリングを踏み込んだ。そうするとレイリーの立っているリングの隅が崩れる。
慌てて飛んでシュリの上を越えようとしたが、それを読んでいたシュリがすでに空中で待っており、蹴飛ばされて場外に押し出された。
「これは、シュリの作戦勝ちだな。いつもやってる模擬戦なら、こういった勝敗はないからレイリー油断したな」
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