864 / 2,518
第864話 魔法演武
しおりを挟む
ゴーストタウンコロシアム完成イベント4日目、魔法のデモンストレーションという話だったが、言い回しが変わっていた。
「本日は、イベント4日目! 行われるのは、魔法演武! 魔法使いの皆様! 自分の魔法技術を見せる時が来ました! お昼までは、事前に希望された方の魔法演武があります。昼食後は、飛び入り参加の時間になります。すでに昨日から問い合わせがあり、参加者が増えています。
そして本日の締めには、ディストピアの誇る大魔法使い達の魔法演武がありますので、お楽しみにしていてください!あ、コロシアムの正面入り口西側で、ブラウニーの屋台があります。美味しいですよ! 是非、食べてみてください。では、魔法演武開催だ~~~!!」
おっと、露骨にブラウニーの露店の広告を入れてきたな。ブラウニーの作る飯は美味しいからな。今回はガッツリ食べれる丼系と、お酒に合うおつまみ系も多い、個人的には焼き鳥や串カツは最高だと思う! ブラウニーの店の近くは、ビアガーデンみたいになってるし、かなり繁盛しているな。
魔法演武の1人目は、聖国から来た冒険者パーティーの魔法使いのようだ。ランクはB。自己紹介をしているが、ゴーストタウンに来た人に顔を売っておきたいのだろうか?
得意魔法などを話してはいるが、全部を正直に話しているわけではなさそうだ。冒険者である以上、自分の手の内が全部知られるリスクは避けるだろう。手の内が知られても問題ないレベルで、熟達しているのであれば別だろうけど。
観客に見せるのは、視覚でわかりやすい火の魔法のようだ。小さい炎からどんどん大きくしていき、ターゲットになるカカシにあてていく。
最後は、最大まで大きくしたと思ったら、圧縮して炎を飛ばしカカシを焼き尽くした。
思ったより反応が良くないが、魔法の事を知っている人間からしたら、かなりの技術を持っていると分かる演武だった。
続けて3人程は、同じようなスタイルだったが、1人目の魔法の使い方には勝てていない印象だ。
5人目は、この世界では珍しい土魔法使いだ。ここはダンジョンの中なので、地面を利用したりできない分魔力を多く使わなければならないのだが、アースランスを10個以上生み出してカカシを串刺しにしたのは、視覚的にも印象がよく歓声が上がった。
使い手が多くない分、印象深い演武だっただろう。土魔法使いの本領は、ダンジョンの中ではなく土や石がある場所での戦いだからな。
穴を掘ったり壁を作ったりというのもあるが、近くにある土や石を利用して攻撃する事が出来るので、広域殲滅でなければ燃費のいい魔法なのだ。俺たちのように収納系のアイテムがあれば、ダンジョンでも問題ないが、その中に土等をいれるなら余分に食料をもっていったりするのが、普通のパーティーだろう。
何人かの演武が終わって出てきたのは、雷魔法の魔法使いだった。
魔法スキルがあれば難易度は下がるが、雷魔法は制御が難しいので使い手は多くない。特に生物に対して強力な魔法ではあるが、相手に誘導するのも魔法に組み込まれているため、同じ規模の他の魔法と比べると消費が大きいのが難点だ。
しっかりと魔法を制御しており、的確に的であるカカシを撃ち抜いている。そして目を見張ったのは、1つの魔法で5つのカカシを撃ち抜いた制御技術だろう。1つずつ撃ち抜く事を考えれば、魔法力は断然少なくて済むが、制御が格段と難しくなるのによくコントロールできたな。
午前中はそれ以上特に目についた魔法使いはいなかった。
昼食をはさみ、午後の部へ突入する。
飛び入り参加の魔法使いもあまりぱっとしなかったが、1人だけ気になる演武を行っていた。
魔法使いでは、土魔法使いより珍しい、水魔法を攻撃に転用して使う魔法使いがいたのだ。魔術師に限らず、魔力がある人間は飲み水のために水魔法を覚えるが、それを攻撃魔法に転用する人はほとんどいない。
そんな水魔法を使って魔法演武を行っていた魔法使いの技量は高かった。
少量の水を圧縮して、ウォーターカッターの要領でカカシを切り裂いていたのだ。地味ではあるが、分かる人には分かる高等テクニックを披露していた。
そんな人達の演武が終わり、俺たちの演武の出番になった。まずは、イリアの魔法演武だ。
所定の位置につくと、エルフが得意とする精霊魔法を使って、樹魔法を使ったのだ。普通ならダンジョン内で花を咲かせる事は難しいのだが、魔力によって強引にダンジョンの地面に咲かせたのだ。ダンジョンの特性を知っている魔法使いは、青い顔をしていたのが印象的だった。
やり切ったイリアは、両腕に力こぶを作るような格好で満足げに頷いていた。
次に、ライムが所定の位置に向かい、魔法演武を始める。
ライムが初めに行ったのは、水で作った竜を魔法で作り出して自由自在に操って見せたのだ。そしてその後に、炎で作った竜を作り出し水と同じように自由に操って見せたのだ。
その後は、見難かったが風で竜を作り、土で竜を作り、雷で竜を作り、氷でも竜を作って見せた。
そして最後に6属性全てで竜を作り自在に操って見せたのだ。魔法力だけでなく、人間離れした制御も見せた。その光景にコロシアムの外からも、すごい歓声が聞こえてきた。後で知ったが、魔法使いが2~3人気絶していたらしい。
見た目が派手な竜を作ったライムの後に俺か、ライムとは違う方向だし大丈夫だよな!
俺は、ダマ、リバイアサン、アリス、ピーチ、ライラ、ジュリエットを連れてコロシアムの中心に立つ。ダマやリバイアサンは小さい状態で移動していたため、可愛いといった歓声が聞こえてきた。
よし、みんなに指示を出して、俺を中心に正六角形の位置についてもらう。
魔法をイメージして、軽く足をあげ踏み下ろす。足が地面につくと同時に、4人と2匹の足元から石柱が伸びて、みんなを10メートル程上まで押し上げる。
少し歓声が聞こえたが、それ以上にこれから何をするんだ? みたいな事が聞こえてきた。
俺は右手を上げ、俺の体を包むように10m程の水柱を作り、手を回す仕草と同時にウォーターカッターを1m間隔で周囲には放ち、みんなの足元の石柱を輪切りにする。
その後はダルマ落としの感覚で、6本の石柱に向かって空気の塊を同時に発射して、1段ずつ抜いていく。その様子が面白かったのか、子供にはウケていたように見えた。
とはいえ、最後がこれじゃあ面白くないよな! 次に行ったのが見た目でも分かりやすい、水球を作った。その数は50個。その水球を半球状に配置する。
その水球を、
【マルチプルフレア】
炎の魔法で同時に撃ち抜き蒸発させる。同時に100個の魔法を制御して見せたのだ。魔法の事が分からない人達にも、なんとなく凄さは理解してもらえただろう。
そして、水蒸気で目隠しをしている間に最後の魔法の準備に入る。1つ1つは規模の小さい火魔法だが、それを同時に1000個以上制御して放つ魔法だ。意識を魔法に集中する。
水蒸気が晴れて俺が右手を突き出すと同時に、光の球が空へ上がっていく。
ある程度高くまで上がった所で、爆発をして小さな炎が周囲に飛び散った。
魔法で再現した、花火を打ち上げたのだ。イメージだけでなく、制御が必要な魔法の個数が多く少し眩暈がしたが、何とか成功した。
魔法演武にふさわしい最後の魔法だと俺は思っている。まわりにいたメンバーも驚いており、サプライズが成功した。
こうして、イベント4日目も問題なく終了した。
「本日は、イベント4日目! 行われるのは、魔法演武! 魔法使いの皆様! 自分の魔法技術を見せる時が来ました! お昼までは、事前に希望された方の魔法演武があります。昼食後は、飛び入り参加の時間になります。すでに昨日から問い合わせがあり、参加者が増えています。
そして本日の締めには、ディストピアの誇る大魔法使い達の魔法演武がありますので、お楽しみにしていてください!あ、コロシアムの正面入り口西側で、ブラウニーの屋台があります。美味しいですよ! 是非、食べてみてください。では、魔法演武開催だ~~~!!」
おっと、露骨にブラウニーの露店の広告を入れてきたな。ブラウニーの作る飯は美味しいからな。今回はガッツリ食べれる丼系と、お酒に合うおつまみ系も多い、個人的には焼き鳥や串カツは最高だと思う! ブラウニーの店の近くは、ビアガーデンみたいになってるし、かなり繁盛しているな。
魔法演武の1人目は、聖国から来た冒険者パーティーの魔法使いのようだ。ランクはB。自己紹介をしているが、ゴーストタウンに来た人に顔を売っておきたいのだろうか?
得意魔法などを話してはいるが、全部を正直に話しているわけではなさそうだ。冒険者である以上、自分の手の内が全部知られるリスクは避けるだろう。手の内が知られても問題ないレベルで、熟達しているのであれば別だろうけど。
観客に見せるのは、視覚でわかりやすい火の魔法のようだ。小さい炎からどんどん大きくしていき、ターゲットになるカカシにあてていく。
最後は、最大まで大きくしたと思ったら、圧縮して炎を飛ばしカカシを焼き尽くした。
思ったより反応が良くないが、魔法の事を知っている人間からしたら、かなりの技術を持っていると分かる演武だった。
続けて3人程は、同じようなスタイルだったが、1人目の魔法の使い方には勝てていない印象だ。
5人目は、この世界では珍しい土魔法使いだ。ここはダンジョンの中なので、地面を利用したりできない分魔力を多く使わなければならないのだが、アースランスを10個以上生み出してカカシを串刺しにしたのは、視覚的にも印象がよく歓声が上がった。
使い手が多くない分、印象深い演武だっただろう。土魔法使いの本領は、ダンジョンの中ではなく土や石がある場所での戦いだからな。
穴を掘ったり壁を作ったりというのもあるが、近くにある土や石を利用して攻撃する事が出来るので、広域殲滅でなければ燃費のいい魔法なのだ。俺たちのように収納系のアイテムがあれば、ダンジョンでも問題ないが、その中に土等をいれるなら余分に食料をもっていったりするのが、普通のパーティーだろう。
何人かの演武が終わって出てきたのは、雷魔法の魔法使いだった。
魔法スキルがあれば難易度は下がるが、雷魔法は制御が難しいので使い手は多くない。特に生物に対して強力な魔法ではあるが、相手に誘導するのも魔法に組み込まれているため、同じ規模の他の魔法と比べると消費が大きいのが難点だ。
しっかりと魔法を制御しており、的確に的であるカカシを撃ち抜いている。そして目を見張ったのは、1つの魔法で5つのカカシを撃ち抜いた制御技術だろう。1つずつ撃ち抜く事を考えれば、魔法力は断然少なくて済むが、制御が格段と難しくなるのによくコントロールできたな。
午前中はそれ以上特に目についた魔法使いはいなかった。
昼食をはさみ、午後の部へ突入する。
飛び入り参加の魔法使いもあまりぱっとしなかったが、1人だけ気になる演武を行っていた。
魔法使いでは、土魔法使いより珍しい、水魔法を攻撃に転用して使う魔法使いがいたのだ。魔術師に限らず、魔力がある人間は飲み水のために水魔法を覚えるが、それを攻撃魔法に転用する人はほとんどいない。
そんな水魔法を使って魔法演武を行っていた魔法使いの技量は高かった。
少量の水を圧縮して、ウォーターカッターの要領でカカシを切り裂いていたのだ。地味ではあるが、分かる人には分かる高等テクニックを披露していた。
そんな人達の演武が終わり、俺たちの演武の出番になった。まずは、イリアの魔法演武だ。
所定の位置につくと、エルフが得意とする精霊魔法を使って、樹魔法を使ったのだ。普通ならダンジョン内で花を咲かせる事は難しいのだが、魔力によって強引にダンジョンの地面に咲かせたのだ。ダンジョンの特性を知っている魔法使いは、青い顔をしていたのが印象的だった。
やり切ったイリアは、両腕に力こぶを作るような格好で満足げに頷いていた。
次に、ライムが所定の位置に向かい、魔法演武を始める。
ライムが初めに行ったのは、水で作った竜を魔法で作り出して自由自在に操って見せたのだ。そしてその後に、炎で作った竜を作り出し水と同じように自由に操って見せたのだ。
その後は、見難かったが風で竜を作り、土で竜を作り、雷で竜を作り、氷でも竜を作って見せた。
そして最後に6属性全てで竜を作り自在に操って見せたのだ。魔法力だけでなく、人間離れした制御も見せた。その光景にコロシアムの外からも、すごい歓声が聞こえてきた。後で知ったが、魔法使いが2~3人気絶していたらしい。
見た目が派手な竜を作ったライムの後に俺か、ライムとは違う方向だし大丈夫だよな!
俺は、ダマ、リバイアサン、アリス、ピーチ、ライラ、ジュリエットを連れてコロシアムの中心に立つ。ダマやリバイアサンは小さい状態で移動していたため、可愛いといった歓声が聞こえてきた。
よし、みんなに指示を出して、俺を中心に正六角形の位置についてもらう。
魔法をイメージして、軽く足をあげ踏み下ろす。足が地面につくと同時に、4人と2匹の足元から石柱が伸びて、みんなを10メートル程上まで押し上げる。
少し歓声が聞こえたが、それ以上にこれから何をするんだ? みたいな事が聞こえてきた。
俺は右手を上げ、俺の体を包むように10m程の水柱を作り、手を回す仕草と同時にウォーターカッターを1m間隔で周囲には放ち、みんなの足元の石柱を輪切りにする。
その後はダルマ落としの感覚で、6本の石柱に向かって空気の塊を同時に発射して、1段ずつ抜いていく。その様子が面白かったのか、子供にはウケていたように見えた。
とはいえ、最後がこれじゃあ面白くないよな! 次に行ったのが見た目でも分かりやすい、水球を作った。その数は50個。その水球を半球状に配置する。
その水球を、
【マルチプルフレア】
炎の魔法で同時に撃ち抜き蒸発させる。同時に100個の魔法を制御して見せたのだ。魔法の事が分からない人達にも、なんとなく凄さは理解してもらえただろう。
そして、水蒸気で目隠しをしている間に最後の魔法の準備に入る。1つ1つは規模の小さい火魔法だが、それを同時に1000個以上制御して放つ魔法だ。意識を魔法に集中する。
水蒸気が晴れて俺が右手を突き出すと同時に、光の球が空へ上がっていく。
ある程度高くまで上がった所で、爆発をして小さな炎が周囲に飛び散った。
魔法で再現した、花火を打ち上げたのだ。イメージだけでなく、制御が必要な魔法の個数が多く少し眩暈がしたが、何とか成功した。
魔法演武にふさわしい最後の魔法だと俺は思っている。まわりにいたメンバーも驚いており、サプライズが成功した。
こうして、イベント4日目も問題なく終了した。
0
お気に入りに追加
459
あなたにおすすめの小説
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる