814 / 2,518
第814話 予想外
しおりを挟む
工房に移動して作業を開始する。DPでアダマンタイトを召喚して、3人で武器を作成していく。
「ねえ、シュウ。アダマンタイトじゃなくて、ミスリル合金とかで付加価値を高くするように、魔核で付与とかしないの? アダマンタイトの加工って、魔力をいっぱい使うから大変なのよね……」
「一応理由があってな。あまり使いやすい武器だと、他のダンジョンマスターが手に入れた時に面倒だからな。特に亜人系の魔物でランクの高い奴らが持つと、格上にも勝てるようになるからな。ただアダマンタイトで作った武器なら物理的に強くなるだけだからな。
それはそれで脅威なんだけど、アダマンタイト製の武器を購入出来たりするダンジョンマスターなら、武器に頼る必要がない強さの魔物が多いからはずだ。ガチャでその武器を引く事ができる運の持ち主なら、しょうがないべって感じだ」
「どういうこと? 私たちが作った武器が他のダンマスに何の影響があるの?」
「あれ? 綾乃は知らなかったっけ? ダンマスの還元したアイテムって、他のダンマスが購入する事ができるんだよ。他にもガチャシステムがあって、運で武器や防具、アイテムをゲットできるんだよ。だから、あまり性能のいい武器は還元したくないんだよ」
「ふ~ん、ミスリル合金の武器は値段の割に性能がいいって事なのかな? アダマンタイトは、値段相応? って言う事なのね」
「後な、アダマンタイトは自力加工できる人が少ないせいか、単価が安いんだよ。それでポーションを使って魔力を回復しても、ミスリルやオリハルコンに比べて収入がかなり高いんだよ。それに魔力の消費と還元した際の、DPのレートが一番高いんだよね」
「そうなんだ。だからアダマンタイトなのね。でも、ポーション飲んでまで加工はしたくないから、限界が来たらやめるわよ?」
「そこまで無理は言わないよ。出来る範囲で頼むよ」
綾乃は、あまりやる気がなく了解と返事をしていた。それに対してバザールは、黙々とクリエイトゴーレムで武器を作成している。そしていつの間にか、近くに骸骨が増えていた。
「なぁ、バザール……その骸骨たちは何だ?」
「ん? あ~こいつらでござるか? こいつらはエルダーリッチでござるよ」
「それは見ればわかる……そうじゃなくて、何でここにエルダーリッチがいるんだって聞いているんだよ」
「なるほど! ノーライフキングの特性で、眷属のアンデッドから魔力を供給してもらえるでござるよ。ちょっと前に気付いて、大量に作ったでござる。頭がいいので使いやすいでござるし、同Lvの魔物に比べて魔力量もかなり多いでござるから、かなり重宝しているでござる!」
ノーライフキングって、色々便利な特性があるんだな。眷属からの魔力供給、暗視、不眠、毒無効、他にもあるみたいだけど、かなり便利だよな。でも、食事不要はかわいそうだな。俺は美味しい食事をしたいから、絶対にノーライフキングにはなりたくないな。
武器を俺と綾乃で合わせて、8本のアダマンタイト製の武器を作成した。バザールは、エルダーリッチからごりごりと魔力を供給してもらい、まだまだ作成を続けている。
「そういえば、今回の感染病の『魔熱病』って、なんで『魔熱病』っていうか知ってるか?」
「私は知らないわ。バザールは?」
「知ってるでござるよ。『魔熱病』の『魔』は、魔法薬……ポーションの事でござる。そもそも『魔熱病』は、ポーションを作る際の失敗作だったのでござる。だから自然には存在しない病原菌なのでござる。
毒薬に近いでござるな。ただ言える事は、世界最凶の毒と言われているボツリヌストキシンより、質が悪いと思うでござる。食料がなくなって街の外にも出られず、食料も枯渇して奪い合いが始まり、最後には餓死する……最悪な毒でござる」
確かに毒で苦しむのもいやだが、苦しんだ挙句、他の街に行くこともできず、奪い合いして餓死か……考えただけでも嫌になってくる。
「バザール、俺少し休憩するわ。隣の部屋にいるから、よろしく」
俺はバザールに任せていったん休憩に入る。綾乃も休憩すると言って、工房の隅に置いてあるソファーでくつろぎだした。
俺の睡眠は、グリエルが走り込んできた音で中断される。起こされて工房に移動すると、綾乃も眠そうな顔をして目をこすっていた。
「シュウ様、綾乃様、お休み中申し訳ありません。バザールさんも一緒に聞いてください。フレデリクに届けられた万能薬を使ってもらった所、効果がなかったとの事です。Sランクの万能薬を使っても治らなかったことを考えると、毒ではないと思われます」
「マジか……毒じゃないって事は、細菌やウィルスって事になるのか? って事は、ワクチンが必要なのか? 時間で解決するしかないのか……植物にも感染する微生物か。どうするべきか……
グリエル! 食事の心配がない事だけは伝えてくれ。魔導列車で食料を届けて、積み下ろしはゴーレムに任せて、フレデリクのホームにつながる階段は封鎖。荷物はエレベーターで移動させて、下がる前にエレベーター内は、火で殺菌するように徹底してくれ」
『魔熱病』が毒ではない、万能薬が効かないという事実を聞いて、俺と綾乃はどんよりとした表情になってしまった。バザールは骨なので表情は分からない。
対応策をとるしかないので、食料を運ぶように厳命する。他の街に『魔熱病』を感染を広げないように指示も出しておく。指示を出すとグリエルが工房から出ていった。
「ウィルスとかならワクチンって思うけど、ワクチンを作る技術なんてないし……半年くらい閉じ込めておくしかできないのか?」
「何に弱いか位は、実験できるんじゃない? 例えば、毒には毒みたいに、ウィルスにはウィルスとか?」
「苦手な物質や食材とかも、あるかもしれないでござるな」
「隔離できるダンジョンを作るか? 実験はドッペルを使ってやれば、俺たちが感染源になる事はないだろう。食材、薬品等考えうるいろんなものを試してみるか。後は『魔熱病』についての情報がないかも探してみるか」
何もしないわけにはいかなかったので、できうる限りの事をする事になった。嫁達には情報を探してもらう事にしよう。
「ねえ、シュウ。アダマンタイトじゃなくて、ミスリル合金とかで付加価値を高くするように、魔核で付与とかしないの? アダマンタイトの加工って、魔力をいっぱい使うから大変なのよね……」
「一応理由があってな。あまり使いやすい武器だと、他のダンジョンマスターが手に入れた時に面倒だからな。特に亜人系の魔物でランクの高い奴らが持つと、格上にも勝てるようになるからな。ただアダマンタイトで作った武器なら物理的に強くなるだけだからな。
それはそれで脅威なんだけど、アダマンタイト製の武器を購入出来たりするダンジョンマスターなら、武器に頼る必要がない強さの魔物が多いからはずだ。ガチャでその武器を引く事ができる運の持ち主なら、しょうがないべって感じだ」
「どういうこと? 私たちが作った武器が他のダンマスに何の影響があるの?」
「あれ? 綾乃は知らなかったっけ? ダンマスの還元したアイテムって、他のダンマスが購入する事ができるんだよ。他にもガチャシステムがあって、運で武器や防具、アイテムをゲットできるんだよ。だから、あまり性能のいい武器は還元したくないんだよ」
「ふ~ん、ミスリル合金の武器は値段の割に性能がいいって事なのかな? アダマンタイトは、値段相応? って言う事なのね」
「後な、アダマンタイトは自力加工できる人が少ないせいか、単価が安いんだよ。それでポーションを使って魔力を回復しても、ミスリルやオリハルコンに比べて収入がかなり高いんだよ。それに魔力の消費と還元した際の、DPのレートが一番高いんだよね」
「そうなんだ。だからアダマンタイトなのね。でも、ポーション飲んでまで加工はしたくないから、限界が来たらやめるわよ?」
「そこまで無理は言わないよ。出来る範囲で頼むよ」
綾乃は、あまりやる気がなく了解と返事をしていた。それに対してバザールは、黙々とクリエイトゴーレムで武器を作成している。そしていつの間にか、近くに骸骨が増えていた。
「なぁ、バザール……その骸骨たちは何だ?」
「ん? あ~こいつらでござるか? こいつらはエルダーリッチでござるよ」
「それは見ればわかる……そうじゃなくて、何でここにエルダーリッチがいるんだって聞いているんだよ」
「なるほど! ノーライフキングの特性で、眷属のアンデッドから魔力を供給してもらえるでござるよ。ちょっと前に気付いて、大量に作ったでござる。頭がいいので使いやすいでござるし、同Lvの魔物に比べて魔力量もかなり多いでござるから、かなり重宝しているでござる!」
ノーライフキングって、色々便利な特性があるんだな。眷属からの魔力供給、暗視、不眠、毒無効、他にもあるみたいだけど、かなり便利だよな。でも、食事不要はかわいそうだな。俺は美味しい食事をしたいから、絶対にノーライフキングにはなりたくないな。
武器を俺と綾乃で合わせて、8本のアダマンタイト製の武器を作成した。バザールは、エルダーリッチからごりごりと魔力を供給してもらい、まだまだ作成を続けている。
「そういえば、今回の感染病の『魔熱病』って、なんで『魔熱病』っていうか知ってるか?」
「私は知らないわ。バザールは?」
「知ってるでござるよ。『魔熱病』の『魔』は、魔法薬……ポーションの事でござる。そもそも『魔熱病』は、ポーションを作る際の失敗作だったのでござる。だから自然には存在しない病原菌なのでござる。
毒薬に近いでござるな。ただ言える事は、世界最凶の毒と言われているボツリヌストキシンより、質が悪いと思うでござる。食料がなくなって街の外にも出られず、食料も枯渇して奪い合いが始まり、最後には餓死する……最悪な毒でござる」
確かに毒で苦しむのもいやだが、苦しんだ挙句、他の街に行くこともできず、奪い合いして餓死か……考えただけでも嫌になってくる。
「バザール、俺少し休憩するわ。隣の部屋にいるから、よろしく」
俺はバザールに任せていったん休憩に入る。綾乃も休憩すると言って、工房の隅に置いてあるソファーでくつろぎだした。
俺の睡眠は、グリエルが走り込んできた音で中断される。起こされて工房に移動すると、綾乃も眠そうな顔をして目をこすっていた。
「シュウ様、綾乃様、お休み中申し訳ありません。バザールさんも一緒に聞いてください。フレデリクに届けられた万能薬を使ってもらった所、効果がなかったとの事です。Sランクの万能薬を使っても治らなかったことを考えると、毒ではないと思われます」
「マジか……毒じゃないって事は、細菌やウィルスって事になるのか? って事は、ワクチンが必要なのか? 時間で解決するしかないのか……植物にも感染する微生物か。どうするべきか……
グリエル! 食事の心配がない事だけは伝えてくれ。魔導列車で食料を届けて、積み下ろしはゴーレムに任せて、フレデリクのホームにつながる階段は封鎖。荷物はエレベーターで移動させて、下がる前にエレベーター内は、火で殺菌するように徹底してくれ」
『魔熱病』が毒ではない、万能薬が効かないという事実を聞いて、俺と綾乃はどんよりとした表情になってしまった。バザールは骨なので表情は分からない。
対応策をとるしかないので、食料を運ぶように厳命する。他の街に『魔熱病』を感染を広げないように指示も出しておく。指示を出すとグリエルが工房から出ていった。
「ウィルスとかならワクチンって思うけど、ワクチンを作る技術なんてないし……半年くらい閉じ込めておくしかできないのか?」
「何に弱いか位は、実験できるんじゃない? 例えば、毒には毒みたいに、ウィルスにはウィルスとか?」
「苦手な物質や食材とかも、あるかもしれないでござるな」
「隔離できるダンジョンを作るか? 実験はドッペルを使ってやれば、俺たちが感染源になる事はないだろう。食材、薬品等考えうるいろんなものを試してみるか。後は『魔熱病』についての情報がないかも探してみるか」
何もしないわけにはいかなかったので、できうる限りの事をする事になった。嫁達には情報を探してもらう事にしよう。
0
お気に入りに追加
459
あなたにおすすめの小説
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる