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第800話 謎の冒険者たち
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擬態の上手い魔物を退治してから30分ほど散策すると、また何かが争った形跡がある。
「今度は、魔物と人間が争った感じだな。相手はさっきの擬態の魔物じゃないだろうな」
「そうですね、今回は血が散らばってますが、おそらく人間側は怪我を負っている様子ですね。死んではいないですが、それなりに怪我を負った感じですかね?」
俺も、マリーの意見に同意の状況だと考えている。死体が無い事から人間側は生きている。魔物側は死んでドロップになったか、深手を負って逃げたかのどっちかだろう。魔物の領域で仲間が死んだ場合、基本的に放置していく事が多いのだ。
正確には、死体を連れて帰る余裕もなく、死体をおいて逃げる事によって、魔物がそこで食事を始める事を目的とするのだ。そして、ここには死体の千切れ部分が何もないので、生きていると判断した。
「と言っても、何もできないけどな。一直線でも無いが、ミューズ側から来たのに遭遇していない事を考えると、それなりに時間が経っているか、ミューズ側に逃げられない理由があったかのどっちかかな?」
「このまま考えていてもしょうがないので進みましょうか? みんな、まわりの気配には注意して進みましょう」
「ちょっと待って! あそこにはえてるのって目標の薬草じゃないかな?」
「ん? おぉ偉い偉い! サーシャよく見つけたね」
薬草を見つけたサーシャの頭をなでながらほめる。しゃがんで探していたこともあって、背の低い木の影にあった薬草を見つけた。サーシャにお願いして、薬草を採取してもらう。
この薬草は根から葉にかけて、茎の部分に薬効があるタイプなのだ。と言っても、根っこまで持っていくと、魔の森でも再度はえるまでに時間がかかるので、土から出ている部分を3センチメートル程残して摘む事が大切である。
「サーシャ、摘んだ薬草は麻紐で軽く縛ってから収納の腕輪の中にしまっておいてくれ」
は~い、と可愛らしく返事をしたサーシャが一生懸命摘んでいる横で、俺は周りの様子を観察する。
「特におかしなところも無いし、他の薬草を摘むために移動しようか」
その日は、これ以上気になる事もなく帰る時間になった。他のチームも問題なく1日が終わった。部屋に集まったみんなの話を聞いても、特に気になる事も無かったそうだ。まぁ1日目だし、ゲスドと司祭に関係があるかも? という事について分かっただけでも良しとしよう。
次の日から2日は、特に何もなく時間だけが過ぎていった。一応、3チーム程クエストで領主館にも行っているが、特に何もなかった。
だが4日目に入ると、動きがみられた。シュリの3人パーティーに、ミューズの冒険者パーティーが接近してきた。一見すると、パーティー構成のバランスが取れた5人組だった。前衛2中衛1後衛2だ。前衛はタンクが男女1ずつ、中衛は槍使い男1、後衛が男魔法使いに女ヒーラーと言った所だろう。
まぁ一見すると、と言っているように、マップ先生で調べた所、実際は遊撃にあたる斥候や双剣使い5と言う変なパーティーだった。3人パーティーで腕の良かったシュリたちが目をつけられた感じだろうか? シュリたちはそのままパーティーの誘いにのって行動する様だ。
俺は魔導無線で、
「みんな、今日はシュリたちのチームのサポートをするから、マップ先生を使って全力でフォローするよ」
見た目と実際の職業が違うので、何かがあるという前提で行動する事にした。そして念のため部屋で積み木になっていたスライムたちと、ダマも呼んで万全のサポート体制をとる。
シュリたちの魔導無線はずっとオープンにしてもらっている。マップ先生と無線による監視だ。シュリたちが採取クエ、向こうのパーティーが討伐クエ、と言うよりはドロップ素材を納品するクエを受けたようだ。どう考えても、見た目の職業では釣り合いのとれないクエを受けていた。
話を聞いている限り、何処で生まれたとか、何処で冒険者活動をしていたとか、これまでのクエストの内容等、他愛のない話をしているが、よくよく聞いていると、シュリたちの能力を、遠回しに聞いているようにも取れる内容だった。
それに気になるのが、進行方向に魔物の群れがいる事だ。その近くに3人組のテイマーがいるんだよね。ここ3日はいなかったはず。スプリガンのみんなからの情報でも、この3人組はいなかったと報告がある。
「なんとなく真相が分かってきたかもしれない。俺たちが初日に見つけた魔物との戦闘跡は、あいつらの仕業じゃないかな?
そしてシュリたちと一緒にいるパーティーが、その時にいてその戦闘中に怪我を負ったパーティーを街に運び、今回ターゲットになっている司祭に怪我を治させて、法外な請求をして奴隷落ち。みたいな感じじゃないか?」
『でも、ご主人様。それだと、初日に遭遇したあの冒険者との関係が説明できないと思います』
「あいつらも、シュリたちと一緒にいるパーティーと同じっていう線は?」
『ないとは言えませんが、可能性は低くないですか?』
ん~ピーチの意見にも納得できるな。ゲスドに犯罪の称号がついていないのも変だな。
怪しいパーティーの誘導でシュリたちは、3人組が待っている場所に誘導されていく。
「みんな確認だけど、シュリたちが相手になると思う? 魔獣たちと3人組たちに、シュリたちが怪我をさせる事ができると思うか?」
『『『『『無理ですね』』』』』
「みんなの意見は一致か。シュリ、自分たちが危険にならないように、戦闘を伸ばしてみてくれ。もし少しでも危険を感じたら、手加減無しで倒してしまっていいぞ」
『了解しました』
と、小さな声で返事があった。10分位進むと魔獣たちと遭遇して、戦闘が開始される。
「ん~、一応冒険者も戦ってはいるんだな。でもこれって、明らかに偏りがあるな。しかもじわじわと戦闘場所が離れてるな。いくら何でもシュリたち3人に対して7匹で、5人組に対して3匹って明らかにおかしいだろ。しかも、近付くならともかく離れるって何か企んでますって感じだな」
みんなもうんうんと頷いている。しかも、視界から見えなくなった所で、5人組が煙幕のような物を使うと、5人組を襲っていた魔物たちがシュリたちの元へ走っていくのが分かった。
こいつらが逃げるような煙幕があるなら、シュリたちの近くで使って、一気に全員で戦闘地域を離れるべきだろ。もともと囮に使う予定か、何かを企んでいると言わんばかりの行動だな。
「今度は、魔物と人間が争った感じだな。相手はさっきの擬態の魔物じゃないだろうな」
「そうですね、今回は血が散らばってますが、おそらく人間側は怪我を負っている様子ですね。死んではいないですが、それなりに怪我を負った感じですかね?」
俺も、マリーの意見に同意の状況だと考えている。死体が無い事から人間側は生きている。魔物側は死んでドロップになったか、深手を負って逃げたかのどっちかだろう。魔物の領域で仲間が死んだ場合、基本的に放置していく事が多いのだ。
正確には、死体を連れて帰る余裕もなく、死体をおいて逃げる事によって、魔物がそこで食事を始める事を目的とするのだ。そして、ここには死体の千切れ部分が何もないので、生きていると判断した。
「と言っても、何もできないけどな。一直線でも無いが、ミューズ側から来たのに遭遇していない事を考えると、それなりに時間が経っているか、ミューズ側に逃げられない理由があったかのどっちかかな?」
「このまま考えていてもしょうがないので進みましょうか? みんな、まわりの気配には注意して進みましょう」
「ちょっと待って! あそこにはえてるのって目標の薬草じゃないかな?」
「ん? おぉ偉い偉い! サーシャよく見つけたね」
薬草を見つけたサーシャの頭をなでながらほめる。しゃがんで探していたこともあって、背の低い木の影にあった薬草を見つけた。サーシャにお願いして、薬草を採取してもらう。
この薬草は根から葉にかけて、茎の部分に薬効があるタイプなのだ。と言っても、根っこまで持っていくと、魔の森でも再度はえるまでに時間がかかるので、土から出ている部分を3センチメートル程残して摘む事が大切である。
「サーシャ、摘んだ薬草は麻紐で軽く縛ってから収納の腕輪の中にしまっておいてくれ」
は~い、と可愛らしく返事をしたサーシャが一生懸命摘んでいる横で、俺は周りの様子を観察する。
「特におかしなところも無いし、他の薬草を摘むために移動しようか」
その日は、これ以上気になる事もなく帰る時間になった。他のチームも問題なく1日が終わった。部屋に集まったみんなの話を聞いても、特に気になる事も無かったそうだ。まぁ1日目だし、ゲスドと司祭に関係があるかも? という事について分かっただけでも良しとしよう。
次の日から2日は、特に何もなく時間だけが過ぎていった。一応、3チーム程クエストで領主館にも行っているが、特に何もなかった。
だが4日目に入ると、動きがみられた。シュリの3人パーティーに、ミューズの冒険者パーティーが接近してきた。一見すると、パーティー構成のバランスが取れた5人組だった。前衛2中衛1後衛2だ。前衛はタンクが男女1ずつ、中衛は槍使い男1、後衛が男魔法使いに女ヒーラーと言った所だろう。
まぁ一見すると、と言っているように、マップ先生で調べた所、実際は遊撃にあたる斥候や双剣使い5と言う変なパーティーだった。3人パーティーで腕の良かったシュリたちが目をつけられた感じだろうか? シュリたちはそのままパーティーの誘いにのって行動する様だ。
俺は魔導無線で、
「みんな、今日はシュリたちのチームのサポートをするから、マップ先生を使って全力でフォローするよ」
見た目と実際の職業が違うので、何かがあるという前提で行動する事にした。そして念のため部屋で積み木になっていたスライムたちと、ダマも呼んで万全のサポート体制をとる。
シュリたちの魔導無線はずっとオープンにしてもらっている。マップ先生と無線による監視だ。シュリたちが採取クエ、向こうのパーティーが討伐クエ、と言うよりはドロップ素材を納品するクエを受けたようだ。どう考えても、見た目の職業では釣り合いのとれないクエを受けていた。
話を聞いている限り、何処で生まれたとか、何処で冒険者活動をしていたとか、これまでのクエストの内容等、他愛のない話をしているが、よくよく聞いていると、シュリたちの能力を、遠回しに聞いているようにも取れる内容だった。
それに気になるのが、進行方向に魔物の群れがいる事だ。その近くに3人組のテイマーがいるんだよね。ここ3日はいなかったはず。スプリガンのみんなからの情報でも、この3人組はいなかったと報告がある。
「なんとなく真相が分かってきたかもしれない。俺たちが初日に見つけた魔物との戦闘跡は、あいつらの仕業じゃないかな?
そしてシュリたちと一緒にいるパーティーが、その時にいてその戦闘中に怪我を負ったパーティーを街に運び、今回ターゲットになっている司祭に怪我を治させて、法外な請求をして奴隷落ち。みたいな感じじゃないか?」
『でも、ご主人様。それだと、初日に遭遇したあの冒険者との関係が説明できないと思います』
「あいつらも、シュリたちと一緒にいるパーティーと同じっていう線は?」
『ないとは言えませんが、可能性は低くないですか?』
ん~ピーチの意見にも納得できるな。ゲスドに犯罪の称号がついていないのも変だな。
怪しいパーティーの誘導でシュリたちは、3人組が待っている場所に誘導されていく。
「みんな確認だけど、シュリたちが相手になると思う? 魔獣たちと3人組たちに、シュリたちが怪我をさせる事ができると思うか?」
『『『『『無理ですね』』』』』
「みんなの意見は一致か。シュリ、自分たちが危険にならないように、戦闘を伸ばしてみてくれ。もし少しでも危険を感じたら、手加減無しで倒してしまっていいぞ」
『了解しました』
と、小さな声で返事があった。10分位進むと魔獣たちと遭遇して、戦闘が開始される。
「ん~、一応冒険者も戦ってはいるんだな。でもこれって、明らかに偏りがあるな。しかもじわじわと戦闘場所が離れてるな。いくら何でもシュリたち3人に対して7匹で、5人組に対して3匹って明らかにおかしいだろ。しかも、近付くならともかく離れるって何か企んでますって感じだな」
みんなもうんうんと頷いている。しかも、視界から見えなくなった所で、5人組が煙幕のような物を使うと、5人組を襲っていた魔物たちがシュリたちの元へ走っていくのが分かった。
こいつらが逃げるような煙幕があるなら、シュリたちの近くで使って、一気に全員で戦闘地域を離れるべきだろ。もともと囮に使う予定か、何かを企んでいると言わんばかりの行動だな。
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