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第798話 ここに来てテンプレに遭遇
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チームに分かれて俺達は行動を開始する。俺のチームのメンバーは、マリー・ジュリエット・サーシャ、俺の4人チームだ。まぁ、魔導無線でみんなとつながっているので、便宜上チームに分かれているだけなのだ。
「じゃぁみんな、手筈通りにまずは宿に入ろうか。さっき別けた宿に入るようにね。宿が取れたら、冒険者ギルドに行って、何かクエストを探そうか」
魔導無線からみんなの返事が聞こえる。俺たちは目標の宿屋に向かい、受付に話を通して例の部屋に向かう。
『これって、何か冒険者っぽいね! 冒険者みたいに宿に泊まるのって、珍しいから楽しいね!』
『でも、見た目は宿に泊まるけど、実際は地下に作った部屋でみんなで合流するんだよね。もともと、冒険者っぽい事をあまりしていないから、ワクワクするのは何となくわかるけどね』
エレノアの言った事にライムが答える。そういわれると、俺って本当に冒険者っぽい事してたのって、この世界に来てすぐの短い期間しか、本当に冒険者っぽい事をやってない気がするんだよな。
『私たちは一般的な冒険者とは、全く違いますからね。冒険者ギルドの受付をしていなかったら、私もシュウ君と一緒にいる事はなかったんだよね。結構強引に押しかけたから、今となって考えるとちょっと恥ずかしいですね。でも今幸せですからいいですよね。シュウ君も優しいですし』
「いつも思うけど、俺みたいな奴でよかったのか?」
『『『『『ご主人様(シュウ君)(シュウ)じゃなきゃ嫌です!』』』』』
「お、おぅ、そうか……そう言ってもらえると嬉しいけど、こんないっぱい奥さんがいてもいいのか?」
『ご主人様! それは日本の考え方です! ネルは、お母さんに全員を養える甲斐性があれば、何人でも問題ないって聞いたよ? だから、私たち全員を養えるご主人様は、良い旦那様なのです!』
と、ネルが力説すると、うんうんと魔導無線から聞こえてくる。そんなもんなのだろうか?
『みなさん、そろそろ準備してください。一応情報担当のスプリガンの方もいるので、すぐにターゲットの情報が手に入りますので、連絡が来たら気を引き締めてくださいね。1~2日で終わるような仕事ではなく、長期間かかるものだと思いますので、疲れない程度に気を張ってください』
ピーチからの注意が飛んできて、みんなの気がひきしまった。
ミューズは樹海に面しているため、採取クエストが多い。樹海でとれる薬草類は、なぜか他の地域の魔物の領域の薬草より効果が高かったりするので、需要が高いそうだ。これはミューズだけではなく、ジャルジャンでもグレッグでも状況は同じで、同じようなクエストが多く出ている。薬草は乾燥させてから薬に使用するため、軽く大量に運べるため常にクエストが出ているのが状況だ。
そして、冒険者ギルドはそう言った物を乾燥室に入れて、加工してから売るため、初期設備に少しお金がかかるがかなり儲かっているようだ。
そういえばジャルジャンの冒険者ギルドマスターが、結構でかい顔していたのはそのせいか? っても、王都の冒険者ギルドに栄転したみたいな感じで追放されてたけど、実入りは樹海に近い方がいいだろ? とか思ってしまう。
「冒険者ギルドに行ってクエストを見ようか」
3人を連れて俺は冒険者ギルドへ向かう。一応登録上はAランクになっている。Aランクになっているのは大人の事情なので触らない方がいい。
それに冒険者ギルドの受付の人間は、その冒険者がどのランクにあるのかをばらす事はないので、ダブルでもトリプルであっても問題ないのだが、中には変な対応をする受付がいるのでAランク扱いとなっている。
それでも他の冒険者にバレると絡まれて面倒なので、そうならない事を祈るだけだ。
「へ~ミューズでは、こんな風にクエストが出てるんですね」
俺たちはフレデリクでもあまりクエストを受けることなく、常設されている討伐系や素材買取りしかしてもらっていないから、記憶があまりないんだよね。それにディストピアでは、討伐クエストはなく基本は買取りだけしか行っていないので、クエスト依頼を見る事が無いのだ。
「嬢ちゃんたち、そんな事も知らないでミューズの冒険者ギルドに来ているのか? そんな危機感の無いこと言ってると危険だぜ。俺が手取り足取り教えてやるぜ!」
「あ、そういうのは結構です! 私たちには旦那様がいるので間に合ってます」
ご主人様と言うと問題がありそうだったので、俺たちは結婚しているのでそう呼ぶことにしている。
「ん? 旦那だと? 結婚してるのか嬢ちゃんたち……ってこの頼りない男の事か? やめとけやめとけ、こんな男じゃ嬢ちゃんたちがかわいそうだ! 俺様のような逞しい男の方が頼りがいがあるぞ! 金も甲斐性もな! ギャハハ! だからこっち来いよ!」
と絡んできた冒険者がマリーの腕をつかんで連れていこうとするが、それをインターセプトするように俺が冒険者の腕をつかんだ。
「汚い手で俺の嫁に触るな」
そんな事を言うと、魔導無線から「おぉ~かっこいい!」と声が聞こえてきた。茶化すな! 茶化すな!
「おい、その手を放せよ!」
脅すような感じで俺にドスのきいた声で言ってきたが、今の俺にはそんなのは通じないんだよね。この世界に来た頃ならともかくな。それにしてもこんなテンプレに引っかかるなんてな……
「じゃぁ、俺の嫁に触るなよ」
「ミューズでこの俺様、ゲイド様に向かってそんな事を言ってもいいのか? この街にいられなくなるぞ? それが嫌なら嫁を渡しな! 1週間もすれば返してやるからよ!」
「お前にそんな権限ないだろ、それに中立都市でそういう脅しは犯罪になるぞ、気をつけたらどうだ?」
「何言ってんだお前? 中立都市では力がすべてなんだよ! それに俺には犯罪の称号はついてないぜ!」
そうなんだよね。最近犯罪の称号がついてない、犯罪を犯している人間が増えているんだよな。何が原因なんだろうな? とはいえ、力がすべてなのか……俺は暴力も権力も財力も負けてないからな。それにこれは現行犯だから、多少のお仕置きは問題ないだろう。
「そうか、力がすべてなのか……自分で手を離させたらどうだ?」
そう言って腕を握る力をじわじわと強くしていく。一生懸命に手を振り払おうとしているが成功する事はなく、痛みに顔が歪み始めている。冒険者は手を振り払えないと思い、直接俺を殴ろうとしてきたが俺にあたる前に、俺が空いている手で受け止め拳を軽く握りつぶすように力を入れる。
「さすがに今のは暴力未遂だな。受付の人ギルドで暴力沙汰をする冒険者の処罰って、どうなってるんですか?」
「えっと、衛兵に突き出して罰金ですね。度合いによっては街から強制退去で入れなくなります」
「そっか、じゃぁ衛兵さんよろしく」
俺が対応している間に、妻たちが魔導無線を使って連絡をとりあい、グリエルに衛兵を呼ばせていたのでこういった茶番をする事にしたのだ。知らないとはいえ、領主に手を出したんだ、こいつとパーティーの人間は、中立都市にもう入れないな。ドンマイ!
衛兵は事情を知っているので、ギャーギャー騒いでいる冒険者とパーティーの人間を連れて行った。そして冒険者ギルドに平和が戻る。ギルド内では、ヒソヒソ話が始まっていた。
「じゃぁみんな、手筈通りにまずは宿に入ろうか。さっき別けた宿に入るようにね。宿が取れたら、冒険者ギルドに行って、何かクエストを探そうか」
魔導無線からみんなの返事が聞こえる。俺たちは目標の宿屋に向かい、受付に話を通して例の部屋に向かう。
『これって、何か冒険者っぽいね! 冒険者みたいに宿に泊まるのって、珍しいから楽しいね!』
『でも、見た目は宿に泊まるけど、実際は地下に作った部屋でみんなで合流するんだよね。もともと、冒険者っぽい事をあまりしていないから、ワクワクするのは何となくわかるけどね』
エレノアの言った事にライムが答える。そういわれると、俺って本当に冒険者っぽい事してたのって、この世界に来てすぐの短い期間しか、本当に冒険者っぽい事をやってない気がするんだよな。
『私たちは一般的な冒険者とは、全く違いますからね。冒険者ギルドの受付をしていなかったら、私もシュウ君と一緒にいる事はなかったんだよね。結構強引に押しかけたから、今となって考えるとちょっと恥ずかしいですね。でも今幸せですからいいですよね。シュウ君も優しいですし』
「いつも思うけど、俺みたいな奴でよかったのか?」
『『『『『ご主人様(シュウ君)(シュウ)じゃなきゃ嫌です!』』』』』
「お、おぅ、そうか……そう言ってもらえると嬉しいけど、こんないっぱい奥さんがいてもいいのか?」
『ご主人様! それは日本の考え方です! ネルは、お母さんに全員を養える甲斐性があれば、何人でも問題ないって聞いたよ? だから、私たち全員を養えるご主人様は、良い旦那様なのです!』
と、ネルが力説すると、うんうんと魔導無線から聞こえてくる。そんなもんなのだろうか?
『みなさん、そろそろ準備してください。一応情報担当のスプリガンの方もいるので、すぐにターゲットの情報が手に入りますので、連絡が来たら気を引き締めてくださいね。1~2日で終わるような仕事ではなく、長期間かかるものだと思いますので、疲れない程度に気を張ってください』
ピーチからの注意が飛んできて、みんなの気がひきしまった。
ミューズは樹海に面しているため、採取クエストが多い。樹海でとれる薬草類は、なぜか他の地域の魔物の領域の薬草より効果が高かったりするので、需要が高いそうだ。これはミューズだけではなく、ジャルジャンでもグレッグでも状況は同じで、同じようなクエストが多く出ている。薬草は乾燥させてから薬に使用するため、軽く大量に運べるため常にクエストが出ているのが状況だ。
そして、冒険者ギルドはそう言った物を乾燥室に入れて、加工してから売るため、初期設備に少しお金がかかるがかなり儲かっているようだ。
そういえばジャルジャンの冒険者ギルドマスターが、結構でかい顔していたのはそのせいか? っても、王都の冒険者ギルドに栄転したみたいな感じで追放されてたけど、実入りは樹海に近い方がいいだろ? とか思ってしまう。
「冒険者ギルドに行ってクエストを見ようか」
3人を連れて俺は冒険者ギルドへ向かう。一応登録上はAランクになっている。Aランクになっているのは大人の事情なので触らない方がいい。
それに冒険者ギルドの受付の人間は、その冒険者がどのランクにあるのかをばらす事はないので、ダブルでもトリプルであっても問題ないのだが、中には変な対応をする受付がいるのでAランク扱いとなっている。
それでも他の冒険者にバレると絡まれて面倒なので、そうならない事を祈るだけだ。
「へ~ミューズでは、こんな風にクエストが出てるんですね」
俺たちはフレデリクでもあまりクエストを受けることなく、常設されている討伐系や素材買取りしかしてもらっていないから、記憶があまりないんだよね。それにディストピアでは、討伐クエストはなく基本は買取りだけしか行っていないので、クエスト依頼を見る事が無いのだ。
「嬢ちゃんたち、そんな事も知らないでミューズの冒険者ギルドに来ているのか? そんな危機感の無いこと言ってると危険だぜ。俺が手取り足取り教えてやるぜ!」
「あ、そういうのは結構です! 私たちには旦那様がいるので間に合ってます」
ご主人様と言うと問題がありそうだったので、俺たちは結婚しているのでそう呼ぶことにしている。
「ん? 旦那だと? 結婚してるのか嬢ちゃんたち……ってこの頼りない男の事か? やめとけやめとけ、こんな男じゃ嬢ちゃんたちがかわいそうだ! 俺様のような逞しい男の方が頼りがいがあるぞ! 金も甲斐性もな! ギャハハ! だからこっち来いよ!」
と絡んできた冒険者がマリーの腕をつかんで連れていこうとするが、それをインターセプトするように俺が冒険者の腕をつかんだ。
「汚い手で俺の嫁に触るな」
そんな事を言うと、魔導無線から「おぉ~かっこいい!」と声が聞こえてきた。茶化すな! 茶化すな!
「おい、その手を放せよ!」
脅すような感じで俺にドスのきいた声で言ってきたが、今の俺にはそんなのは通じないんだよね。この世界に来た頃ならともかくな。それにしてもこんなテンプレに引っかかるなんてな……
「じゃぁ、俺の嫁に触るなよ」
「ミューズでこの俺様、ゲイド様に向かってそんな事を言ってもいいのか? この街にいられなくなるぞ? それが嫌なら嫁を渡しな! 1週間もすれば返してやるからよ!」
「お前にそんな権限ないだろ、それに中立都市でそういう脅しは犯罪になるぞ、気をつけたらどうだ?」
「何言ってんだお前? 中立都市では力がすべてなんだよ! それに俺には犯罪の称号はついてないぜ!」
そうなんだよね。最近犯罪の称号がついてない、犯罪を犯している人間が増えているんだよな。何が原因なんだろうな? とはいえ、力がすべてなのか……俺は暴力も権力も財力も負けてないからな。それにこれは現行犯だから、多少のお仕置きは問題ないだろう。
「そうか、力がすべてなのか……自分で手を離させたらどうだ?」
そう言って腕を握る力をじわじわと強くしていく。一生懸命に手を振り払おうとしているが成功する事はなく、痛みに顔が歪み始めている。冒険者は手を振り払えないと思い、直接俺を殴ろうとしてきたが俺にあたる前に、俺が空いている手で受け止め拳を軽く握りつぶすように力を入れる。
「さすがに今のは暴力未遂だな。受付の人ギルドで暴力沙汰をする冒険者の処罰って、どうなってるんですか?」
「えっと、衛兵に突き出して罰金ですね。度合いによっては街から強制退去で入れなくなります」
「そっか、じゃぁ衛兵さんよろしく」
俺が対応している間に、妻たちが魔導無線を使って連絡をとりあい、グリエルに衛兵を呼ばせていたのでこういった茶番をする事にしたのだ。知らないとはいえ、領主に手を出したんだ、こいつとパーティーの人間は、中立都市にもう入れないな。ドンマイ!
衛兵は事情を知っているので、ギャーギャー騒いでいる冒険者とパーティーの人間を連れて行った。そして冒険者ギルドに平和が戻る。ギルド内では、ヒソヒソ話が始まっていた。
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