767 / 2,518
第767話 交流会終了!
しおりを挟む
第4週、1日目は、鉱業をやっている人たちとの交流になった。鉱業に関しては、冒険者の戦闘鉱員も含まれるので、それなりの数がいた。鉱業関係に関しては、1つだけ大きな問題があった。採掘やドロップ品の鉱石や金属を地上まで運ぶのが大変だ! という訴えだ。
確かに、あのクッソ重い鉱石や金属を運ぶのに収納系の装備がなければ、運び出すのに苦労するだろう。と言っても収納の腕輪を売り出すのはさすがにな……指定のダンジョン限定で使える、収納アイテムがあればな・・・
『なんじゃ? そんなものがほしいのか? 限定的にしか使えないなんて、不便じゃないのか?』
爺神様、チビ神と一緒で、普通に覗いて、ナチュラルに思考の会話に入ってくるんだな。プライバシーの侵害だ!
『何を言っておる。それは人間が勝手に決めたルールじゃろうが。神であるワシが従う理由は無いのじゃよ』
まぁいいわ。限定的に使える収納アイテムの話だっけ? 収納の腕輪は価値が高すぎるからな。俺は際限なく使ってるけど、それを守る仕掛けも色々準備してる。使用者限定もしてるしな。
誰にも渡さない自信があるけど、ディストピアの冒険者はそうもいかない。ゴーストタウンにだって行くから、その時に盗まれたら困るし、それを理由にディストピアの冒険者が、ゴーストタウンで襲われるもの回避したい。
そう考えた時に、そのダンジョンから持ち出せないとか、ディストピアから持ち出すと効果がなくなるとか、そういった限定される機能があると便利って事だ。
『そんなもんなのかのう? じゃぁ、これをこうして、いや、こんな感じか? うむ、これでいいじゃろう。お前さんや、ダンジョンの階層に付与する能力に、お前さんの言ったような、そのダンジョンでのみ使用する事の出来る収納袋と言うのを、魔物からドロップさせられるようにできるのを準備しておいたぞい。
使用者固定も付くから、盗んで使う事もできない。神のダンジョンのお礼の一部だと思って受け取れ』
楽しんでない時の爺さんは本当に便利だな、とりあえず感謝するわ。
とはいっても、どうやって周知させようか? ドロップ率をかなり低くして、ドロップするようにすればいいかな? 冒険者ギルドに鑑定のできる人材がいるから、そこに持ち込んでくれれば正体が分かるって流れでいいか。
鉱業の人の問題とついでに、ディストピアの他のダンジョンにも設置する予定なので、冒険者の問題も解決だろう。一応、鉱員たちには階段の所にトロッコみたいなのを、設置出来ないか検討してみると話している。時間稼ぎしている間に、収納袋をドロップしてくれればと考えている。
採掘に関しては今すぐに変化させるのはどうかと思い、今の所いじる予定はない。それに勝手に成長する事もあるらしいので、その時に採掘できる鉱石に変化があればいいな、位の感じで放置になった。
第4週、2日目・3日目は、建築関係の人との交流や見学となった。建築関係の人は、思ったより簡単に見つける事が出来たんだよね。理由は、何処の街でも建物を建てる土地がなくなって、仕事がなくなり困っている人材の中で、まともな職人とその家族を丸ごと引き抜いてきたからな。
家族がいるって事は、まじめに働いてくれる人が多いからな。子供には勉強を教えてくれる学校に通わせてあげられるし、奥様たちにも自分のできる範囲で仕事をしてもらえるので、喜んでディストピアに来てくれる人たちばかりだった。
今はディストピアでも、ゴーストタウンでも需要がたくさんあるからな。いずれ需要に陰りが出てくるのは必然なので、そこらへんはグリエルと検討中である。
あまり人数を増やしすぎると、建て替えのペースを越してしまうので、バランスを考えて移住してもらってはいるが技術が向上しているので、建てるペースもクオリティーも上がっているのだ。
もっと大工を増やしてほしいという要望はあるが、現状はこれ以上増やせない。専業じゃなくてもいいのであればいくらでもいいのだが、そういうわけにもいかないからな。
建築関係の人間から聞かれたのは、ダンマスのスキルで建てた家についてが多かった。そこはごまかすために、俺が魔法で作ったと言い切った。なので、あれに関する建築技術は魔法が使えないと、教えられないと説明している。
何も教えないわけにはいかなかったので、暇している老ドワーフを美味い酒を餌に拉致してきて、技術指導をしてもらっている。ついでに、カエデが暇つぶしで覚えた日本の建築技術も伝授してもらうようにお願いした。
日本の建築技術のすごい所としてあげられる、釘を一切使わない木造建築の方法だ。
普通に考えて、DPで出した本を読んで、理解できるとは思わなかったが、資料として動画なんかもあり拙いながらも覚えて、それを自分で昇華してしまい、スキルに【建築技術(日本】とかいう意味の分からないスキルを、憶えてしまったくらいだ。
これに関しては、宝珠でも出せないスキルだったため俺は習得できていない。
テレビでよくそう言った特集を見ていたけど、そんな難しいのか? とか馬鹿にしていた時期もありました。長年培ってきた技術は、時に理解を超えてしまうと実感した。
角度や長さを計算して木組みをしてみたのだが、綺麗に隙間が埋まったと思っても少し緩みがあったり、大きすぎて入らなかったり、そもそも形が間違ってたり意味不明な現象が何度も起きたので、俺にはできないと諦めた。
専業にする人なら、釘を使わない技術は覚えて損はないと、必死になって覚えるだろうし、何よりスキルの後押しがあれば、覚えられる可能性があると考えている。諦めずに頑張ってほしい。
第4週、4日目は、インフラ関係なのだが、これに関しては土木組以外に携わっている人間がいないので、交流や見学と言うよりは、単に最近の様子を聞いて終わってしまった。
この子たちだけに任せておくわけにもいかないので、魔法を使わない技術も育てて、最低でもメンテナンス位は出来るような人材を手に入れないとな。
小規模でもいいから魔法が使えれば、この世界では不遇の土魔法使いを引き抜いてきてもいいか? インフラに関しては、ディストピアで雇う事になるから公務員と言っていいのか分からんが、お金の面に関しては何の問題も無いからな。
グリエルに伝言しておこう。ついでに、鍛冶の人のために、ダンジョンから採れる鉱石を増やした事と、各ダンジョン限定で使える収納袋が、ドロップするようになったことも伝えておいた。
収納袋に関しては、どの位入るのか聞かれて確認をしたところ、一番大きいので、大体1000キログラム程入るという事が分かった。それ以上入れると、許容量を超えた分だけ重くなるらしい。なので、厳密に言えば無限に入ると言っても、過言ではないようだ。運べるかは別としてな。
収納の腕輪とは、仕様が違うんだな。って思ったけど、ダンジョン限定と考えれば何でもありかな? 入れられる容量に関しては、ドロップした際に決まる仕様なので、最低が100キログラムという事らしい。
容量が決まっているとはいえ、冒険者のステータスならかさばらなければ、200キログラムとか平気で運ぶことができるのだから、容量が100キログラムでも何の問題も無いだろう。
5日目はもちろん宴会だ! 今日は疲れる事もなくみんなで騒いだだけの楽しい宴会だった。
来週からは、お祭りか……何をするのか知らないけど、準備は大丈夫なのだろうか?
確かに、あのクッソ重い鉱石や金属を運ぶのに収納系の装備がなければ、運び出すのに苦労するだろう。と言っても収納の腕輪を売り出すのはさすがにな……指定のダンジョン限定で使える、収納アイテムがあればな・・・
『なんじゃ? そんなものがほしいのか? 限定的にしか使えないなんて、不便じゃないのか?』
爺神様、チビ神と一緒で、普通に覗いて、ナチュラルに思考の会話に入ってくるんだな。プライバシーの侵害だ!
『何を言っておる。それは人間が勝手に決めたルールじゃろうが。神であるワシが従う理由は無いのじゃよ』
まぁいいわ。限定的に使える収納アイテムの話だっけ? 収納の腕輪は価値が高すぎるからな。俺は際限なく使ってるけど、それを守る仕掛けも色々準備してる。使用者限定もしてるしな。
誰にも渡さない自信があるけど、ディストピアの冒険者はそうもいかない。ゴーストタウンにだって行くから、その時に盗まれたら困るし、それを理由にディストピアの冒険者が、ゴーストタウンで襲われるもの回避したい。
そう考えた時に、そのダンジョンから持ち出せないとか、ディストピアから持ち出すと効果がなくなるとか、そういった限定される機能があると便利って事だ。
『そんなもんなのかのう? じゃぁ、これをこうして、いや、こんな感じか? うむ、これでいいじゃろう。お前さんや、ダンジョンの階層に付与する能力に、お前さんの言ったような、そのダンジョンでのみ使用する事の出来る収納袋と言うのを、魔物からドロップさせられるようにできるのを準備しておいたぞい。
使用者固定も付くから、盗んで使う事もできない。神のダンジョンのお礼の一部だと思って受け取れ』
楽しんでない時の爺さんは本当に便利だな、とりあえず感謝するわ。
とはいっても、どうやって周知させようか? ドロップ率をかなり低くして、ドロップするようにすればいいかな? 冒険者ギルドに鑑定のできる人材がいるから、そこに持ち込んでくれれば正体が分かるって流れでいいか。
鉱業の人の問題とついでに、ディストピアの他のダンジョンにも設置する予定なので、冒険者の問題も解決だろう。一応、鉱員たちには階段の所にトロッコみたいなのを、設置出来ないか検討してみると話している。時間稼ぎしている間に、収納袋をドロップしてくれればと考えている。
採掘に関しては今すぐに変化させるのはどうかと思い、今の所いじる予定はない。それに勝手に成長する事もあるらしいので、その時に採掘できる鉱石に変化があればいいな、位の感じで放置になった。
第4週、2日目・3日目は、建築関係の人との交流や見学となった。建築関係の人は、思ったより簡単に見つける事が出来たんだよね。理由は、何処の街でも建物を建てる土地がなくなって、仕事がなくなり困っている人材の中で、まともな職人とその家族を丸ごと引き抜いてきたからな。
家族がいるって事は、まじめに働いてくれる人が多いからな。子供には勉強を教えてくれる学校に通わせてあげられるし、奥様たちにも自分のできる範囲で仕事をしてもらえるので、喜んでディストピアに来てくれる人たちばかりだった。
今はディストピアでも、ゴーストタウンでも需要がたくさんあるからな。いずれ需要に陰りが出てくるのは必然なので、そこらへんはグリエルと検討中である。
あまり人数を増やしすぎると、建て替えのペースを越してしまうので、バランスを考えて移住してもらってはいるが技術が向上しているので、建てるペースもクオリティーも上がっているのだ。
もっと大工を増やしてほしいという要望はあるが、現状はこれ以上増やせない。専業じゃなくてもいいのであればいくらでもいいのだが、そういうわけにもいかないからな。
建築関係の人間から聞かれたのは、ダンマスのスキルで建てた家についてが多かった。そこはごまかすために、俺が魔法で作ったと言い切った。なので、あれに関する建築技術は魔法が使えないと、教えられないと説明している。
何も教えないわけにはいかなかったので、暇している老ドワーフを美味い酒を餌に拉致してきて、技術指導をしてもらっている。ついでに、カエデが暇つぶしで覚えた日本の建築技術も伝授してもらうようにお願いした。
日本の建築技術のすごい所としてあげられる、釘を一切使わない木造建築の方法だ。
普通に考えて、DPで出した本を読んで、理解できるとは思わなかったが、資料として動画なんかもあり拙いながらも覚えて、それを自分で昇華してしまい、スキルに【建築技術(日本】とかいう意味の分からないスキルを、憶えてしまったくらいだ。
これに関しては、宝珠でも出せないスキルだったため俺は習得できていない。
テレビでよくそう言った特集を見ていたけど、そんな難しいのか? とか馬鹿にしていた時期もありました。長年培ってきた技術は、時に理解を超えてしまうと実感した。
角度や長さを計算して木組みをしてみたのだが、綺麗に隙間が埋まったと思っても少し緩みがあったり、大きすぎて入らなかったり、そもそも形が間違ってたり意味不明な現象が何度も起きたので、俺にはできないと諦めた。
専業にする人なら、釘を使わない技術は覚えて損はないと、必死になって覚えるだろうし、何よりスキルの後押しがあれば、覚えられる可能性があると考えている。諦めずに頑張ってほしい。
第4週、4日目は、インフラ関係なのだが、これに関しては土木組以外に携わっている人間がいないので、交流や見学と言うよりは、単に最近の様子を聞いて終わってしまった。
この子たちだけに任せておくわけにもいかないので、魔法を使わない技術も育てて、最低でもメンテナンス位は出来るような人材を手に入れないとな。
小規模でもいいから魔法が使えれば、この世界では不遇の土魔法使いを引き抜いてきてもいいか? インフラに関しては、ディストピアで雇う事になるから公務員と言っていいのか分からんが、お金の面に関しては何の問題も無いからな。
グリエルに伝言しておこう。ついでに、鍛冶の人のために、ダンジョンから採れる鉱石を増やした事と、各ダンジョン限定で使える収納袋が、ドロップするようになったことも伝えておいた。
収納袋に関しては、どの位入るのか聞かれて確認をしたところ、一番大きいので、大体1000キログラム程入るという事が分かった。それ以上入れると、許容量を超えた分だけ重くなるらしい。なので、厳密に言えば無限に入ると言っても、過言ではないようだ。運べるかは別としてな。
収納の腕輪とは、仕様が違うんだな。って思ったけど、ダンジョン限定と考えれば何でもありかな? 入れられる容量に関しては、ドロップした際に決まる仕様なので、最低が100キログラムという事らしい。
容量が決まっているとはいえ、冒険者のステータスならかさばらなければ、200キログラムとか平気で運ぶことができるのだから、容量が100キログラムでも何の問題も無いだろう。
5日目はもちろん宴会だ! 今日は疲れる事もなくみんなで騒いだだけの楽しい宴会だった。
来週からは、お祭りか……何をするのか知らないけど、準備は大丈夫なのだろうか?
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
転生したら倉庫キャラ♀でした。
ともQ
ファンタジー
最高に楽しいオフ会をしよう。
ゲーム内いつものギルドメンバーとの会話中、そんな僕の一言からオフ会の開催が決定された。
どうしても気になってしまうのは中の人、出会う相手は男性?女性? ドキドキしながら迎えたオフ会の当日、そのささやかな夢は未曾有の大天災、隕石の落下により地球が消滅したため無念にも中止となる。
死んで目を覚ますと、僕はMMORPG "オンリー・テイル" の世界に転生していた。
「なんでメインキャラじゃなくて倉庫キャラなの?!」
鍛え上げたキャラクターとは《性別すらも正反対》完全な初期状態からのスタート。
加えて、オンリー・テイルでは不人気と名高い《ユニーク職》、パーティーには完全不向き最凶最悪ジョブ《触術師》であった。
ギルドメンバーも転生していることを祈り、倉庫に貯めまくったレアアイテムとお金、最強ゲーム知識をフルバーストしこの世界を旅することを決意する。
道中、同じプレイヤーの猫耳魔法少女を仲間に入れて冒険ライフ、その旅路はのちに《英雄の軌跡》と称される。
今、オフ会のリベンジを果たすため "オンリー・テイル" の攻略が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる