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第754話 いい加減にしろ!
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ベルゼブブの攻撃が変化して、俺たちの疲労度は跳ね上がっている。本当ならチームを4~5位に分けて順次休憩をしていきたいのだが、今の状態でメンバーが欠けると、どうなるか分からない。人造ゴーレムやスケルトンたちにも頑張ってもらっているが、さすがに俺たちのように高度な判断は難しい様だ。
スケルトンに関しては、本人たちの希望もあり死んでもいいから俺を、俺たちを守りたいので前に出してくれと言われたので、スケルトンにアダマンコーティングを施している。
出来れば生き残ってほしいと思うので、俺ができる最高の防御を授けている。そんなスケルトンは防御はできているが、攻める事が出来ていない。
ホーリーバックショットに関しては、隙を作るために取っておきたい切り札なので、ピースに聖属性化を使って、こっそりと攻撃をしてみようと思う。これなら聖属性化ではなく、聖銀で作られた弾丸だと誤認してくれると思う。
少なくとも武器を聖属性化させられると思うより、弾丸が……この世界なら矢の変種だと思われるのかな?それが、聖銀になったと思うかもしれない。
近接戦が苦手だと思ってもらいたいが、少し実力を見せてしまっているため、遠距離攻撃が得意だけど、近距離戦もできる立ち位置だと思われると嬉しいな。
ピースを聖属性化して銃弾を撃って、効果を確かめたいところだ。聖銀の鏃の数が減ってきたので、それを加工しないとな。実験だ! これが成功すれば、ロックオンでも使えるしな。
一番使いたいストッパーは、さすがに作り変える暇はないしな。銃って、簡単な構造をしているようにみえるが、精密機械とまではいわないが、少しでも寸法を間違えると、途端に扱いづらくなるのだ。そんな武器を間に合わせで作り変えるのは、さすがに無理だ。
ベルゼブブが俺の撃っている、聖属性化したピースの攻撃を受けて、鬱陶しい表情をしているのが分かる。どうやらきちんと聖属性化したピースの弾丸は、ベルゼブブに効果を発揮しているのが分かる。実験はこの程度でいいだろう。
俺はピースをしまい、また聖銀を大量に取り出して、鏃を作成していく。鏃を作り出し隙を見せている俺をベルゼブブが放っておくわけもなく、俺へ魔法を飛ばしてくる。
この攻撃をし始めて大分時間が経っているが、ドンドンと嫌らしい攻撃に変化している。初めは、色で魔法を見分けられていたが、魔法の効果が色で分からなくなってきている。赤色の球体の魔法は、初め火魔法の効果だったのが、今は水属性の魔法に変わっていたのだ。
まだましなのは、色で効果が今のとこ統一されているという事だろう。これが同じ色で複数の効果がもたされたら、本当に労力がやばくなってくる。その内その攻撃も来ると思うので、みんなには少し強めに結界を張ったり、フォートレスを発動して防いでもらっている。
正直、フォートレスは万能の壁だと思っていたが、実はそこまで万能な壁では無かった。ここに来て嫌な事実が判明するとはな。フォートレスは確かに、技量次第では何でもはじく万能の壁なのだが、飽和攻撃に対しては弱い面があった。
すべての攻撃の威力をかなり減少させるのだが、ベルゼブブの弾幕ゲームかと思うほどの魔法攻撃で、フォートレスを攻撃されると、1発1発は微々たるものだが発動者にダメージが蓄積されていくのだ。
これに関しては、ステータスも何も影響なくダメージが蓄積されるため、シュリですら苦い顔をしている。魔法使い組の負担が増えてきている。結界の張るペースが増えているため、攻撃に参加ができていない。
本当にジリ貧な感じだな。魔力はポーションで回復して、空腹はシルキー特製のエナジーバーでしのいでいるが、このまま続いていくとどうにもならないままやられてしまうな。
鏃を準備して俺も攻撃に参加する。とにかく1発1発の魔法の威力が半端ない。大きい堕天使の様に無限の魔力を使っていると思う。大きさを変えて色を変えて、手を変え品を変え攻撃してくる。
「だー! 鬱陶しい!」
嫁達は黙々と自分の役割をこなしているが、弓以外でダメージが与えられていない現状では、手数が圧倒的に足りていない。それに一番最初に痺れを切らせたのが俺だった。
近くにいた妻たちは俺の事を止めようとしたが、その前に俺は武器に魔力をまとわせ魔力撃を発動させる。それと同時に全身に雷付与を速度を上昇させ、さらに神歩を使ってベルゼブブの魔法をかわしながら肉薄する。
「死ねや! クソハエが!」
全力で振るった俺の大薙刀が、斜め上段から肩を切り裂くように振り下ろされる。鬼の如き反射神経でベルゼブブは、魔法を放っていた鳩尾付近の腕が、盾を作り出して攻撃を防いだが、魔力撃による爆発するような攻撃が、ベルゼブブを体勢を崩した。
その崩した体勢からでも残っていた腕を使い、魔拳を放ってきたのだ。いくらスピードがあるとはいえ、崩した体勢からの攻撃はそこまで早くなく、今の俺の速度で何とかかわせた。
俺も無理やりかわしたため体勢を崩しているが、攻撃の手を緩めるわけにはいかなかった。この状態で攻撃をやめれば、確実に魔法の餌食にされるのが分かっているからだ。全力で突きを放つ。止められるのはしょうがない。魔力撃を乗せているので、その効果で吹き飛ばす。
俺も地面に倒れるが、すぐに体を起こして神歩でベルゼブブの前から引く。鳩尾の腕をつかって、器用に跳ね上がっていたが、魔法攻撃をしてこなかった。どういうことだ? 1分位経過した所で、また弾幕ゲームが始まった。
よくわからない行動だったため、全員防御態勢に入っていた。
俺は今の状況を相談する。明らかにゲームっぽい動きだったのをみんなに聞いてみた。やはりみんな違和感を覚えているようで、自分で思考しているはずのベルゼブブが、思考せずに何かに操られている感じだった。
近接戦による攻撃がトリガーとなって、あの行動が引き出されたと考えている。もう一度実験する事になった。もし今回も魔法を止める事ができるのなら、攻略の糸口になるはずだ。
先ほどと同じように、雷付与をした神歩でベルゼブブに切りかかる。2度目の攻撃だったため、綺麗に防御されてしまった。
まさか2度目で綺麗に防がれるとは……でも魔法攻撃が止まった。今までの前衛陣の攻撃で起こっていなかったが、俺の行動で2回連続起きている。俺の近接戦がトリガーになっているのは、間違いない様だ。後は、一時的なのか、攻撃をしている限り時間が更新されるのだろうか?
スケルトンに関しては、本人たちの希望もあり死んでもいいから俺を、俺たちを守りたいので前に出してくれと言われたので、スケルトンにアダマンコーティングを施している。
出来れば生き残ってほしいと思うので、俺ができる最高の防御を授けている。そんなスケルトンは防御はできているが、攻める事が出来ていない。
ホーリーバックショットに関しては、隙を作るために取っておきたい切り札なので、ピースに聖属性化を使って、こっそりと攻撃をしてみようと思う。これなら聖属性化ではなく、聖銀で作られた弾丸だと誤認してくれると思う。
少なくとも武器を聖属性化させられると思うより、弾丸が……この世界なら矢の変種だと思われるのかな?それが、聖銀になったと思うかもしれない。
近接戦が苦手だと思ってもらいたいが、少し実力を見せてしまっているため、遠距離攻撃が得意だけど、近距離戦もできる立ち位置だと思われると嬉しいな。
ピースを聖属性化して銃弾を撃って、効果を確かめたいところだ。聖銀の鏃の数が減ってきたので、それを加工しないとな。実験だ! これが成功すれば、ロックオンでも使えるしな。
一番使いたいストッパーは、さすがに作り変える暇はないしな。銃って、簡単な構造をしているようにみえるが、精密機械とまではいわないが、少しでも寸法を間違えると、途端に扱いづらくなるのだ。そんな武器を間に合わせで作り変えるのは、さすがに無理だ。
ベルゼブブが俺の撃っている、聖属性化したピースの攻撃を受けて、鬱陶しい表情をしているのが分かる。どうやらきちんと聖属性化したピースの弾丸は、ベルゼブブに効果を発揮しているのが分かる。実験はこの程度でいいだろう。
俺はピースをしまい、また聖銀を大量に取り出して、鏃を作成していく。鏃を作り出し隙を見せている俺をベルゼブブが放っておくわけもなく、俺へ魔法を飛ばしてくる。
この攻撃をし始めて大分時間が経っているが、ドンドンと嫌らしい攻撃に変化している。初めは、色で魔法を見分けられていたが、魔法の効果が色で分からなくなってきている。赤色の球体の魔法は、初め火魔法の効果だったのが、今は水属性の魔法に変わっていたのだ。
まだましなのは、色で効果が今のとこ統一されているという事だろう。これが同じ色で複数の効果がもたされたら、本当に労力がやばくなってくる。その内その攻撃も来ると思うので、みんなには少し強めに結界を張ったり、フォートレスを発動して防いでもらっている。
正直、フォートレスは万能の壁だと思っていたが、実はそこまで万能な壁では無かった。ここに来て嫌な事実が判明するとはな。フォートレスは確かに、技量次第では何でもはじく万能の壁なのだが、飽和攻撃に対しては弱い面があった。
すべての攻撃の威力をかなり減少させるのだが、ベルゼブブの弾幕ゲームかと思うほどの魔法攻撃で、フォートレスを攻撃されると、1発1発は微々たるものだが発動者にダメージが蓄積されていくのだ。
これに関しては、ステータスも何も影響なくダメージが蓄積されるため、シュリですら苦い顔をしている。魔法使い組の負担が増えてきている。結界の張るペースが増えているため、攻撃に参加ができていない。
本当にジリ貧な感じだな。魔力はポーションで回復して、空腹はシルキー特製のエナジーバーでしのいでいるが、このまま続いていくとどうにもならないままやられてしまうな。
鏃を準備して俺も攻撃に参加する。とにかく1発1発の魔法の威力が半端ない。大きい堕天使の様に無限の魔力を使っていると思う。大きさを変えて色を変えて、手を変え品を変え攻撃してくる。
「だー! 鬱陶しい!」
嫁達は黙々と自分の役割をこなしているが、弓以外でダメージが与えられていない現状では、手数が圧倒的に足りていない。それに一番最初に痺れを切らせたのが俺だった。
近くにいた妻たちは俺の事を止めようとしたが、その前に俺は武器に魔力をまとわせ魔力撃を発動させる。それと同時に全身に雷付与を速度を上昇させ、さらに神歩を使ってベルゼブブの魔法をかわしながら肉薄する。
「死ねや! クソハエが!」
全力で振るった俺の大薙刀が、斜め上段から肩を切り裂くように振り下ろされる。鬼の如き反射神経でベルゼブブは、魔法を放っていた鳩尾付近の腕が、盾を作り出して攻撃を防いだが、魔力撃による爆発するような攻撃が、ベルゼブブを体勢を崩した。
その崩した体勢からでも残っていた腕を使い、魔拳を放ってきたのだ。いくらスピードがあるとはいえ、崩した体勢からの攻撃はそこまで早くなく、今の俺の速度で何とかかわせた。
俺も無理やりかわしたため体勢を崩しているが、攻撃の手を緩めるわけにはいかなかった。この状態で攻撃をやめれば、確実に魔法の餌食にされるのが分かっているからだ。全力で突きを放つ。止められるのはしょうがない。魔力撃を乗せているので、その効果で吹き飛ばす。
俺も地面に倒れるが、すぐに体を起こして神歩でベルゼブブの前から引く。鳩尾の腕をつかって、器用に跳ね上がっていたが、魔法攻撃をしてこなかった。どういうことだ? 1分位経過した所で、また弾幕ゲームが始まった。
よくわからない行動だったため、全員防御態勢に入っていた。
俺は今の状況を相談する。明らかにゲームっぽい動きだったのをみんなに聞いてみた。やはりみんな違和感を覚えているようで、自分で思考しているはずのベルゼブブが、思考せずに何かに操られている感じだった。
近接戦による攻撃がトリガーとなって、あの行動が引き出されたと考えている。もう一度実験する事になった。もし今回も魔法を止める事ができるのなら、攻略の糸口になるはずだ。
先ほどと同じように、雷付与をした神歩でベルゼブブに切りかかる。2度目の攻撃だったため、綺麗に防御されてしまった。
まさか2度目で綺麗に防がれるとは……でも魔法攻撃が止まった。今までの前衛陣の攻撃で起こっていなかったが、俺の行動で2回連続起きている。俺の近接戦がトリガーになっているのは、間違いない様だ。後は、一時的なのか、攻撃をしている限り時間が更新されるのだろうか?
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