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第750話 まさかの連続!
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戻ってきたみんなに、先ほど思いついた事を説明しながら、準備を進めていく。
妻たちは、何か釈然としない顔をしているが、試すだけならDPを消費するだけなので、問題ないと判断してくれたようだ。反対されても強引に実験はしたけどね。いつまでも妻たちの尻に敷かれている、俺ではないのだ! あっ! すいません……
変な事を考えてたら、ミリーに早く準備しないのかと突っ込まれてしまった。
俺は、大量の魔物を召喚していく。条件はある程度タフである事。要は、ベルゼブブの攻撃に耐えれれば問題ないので、出し惜しみ無しの物量戦だ。ちなみに空を飛ぶ魔物たちも、多数召喚している。この魔物たちは、限定的に召喚する事によってコストを削減していた。
この機能もいつからできるようになったか分からないが、召喚する際に項目が追加されていていじってみたら、召喚して存在できるエリアを限定する事によって、DPの消費をおさえたり、強化する事ができるというものだった。
ボスってこの能力を使って、召喚されてるんじゃないか? と思ったので、途中で作戦変更をしていた。
初めは、物量でおして逃げ道を塞いでから、最強戦力である俺たちでの殲滅予定だったのだが、この階層から押し出したほうが楽かもしれないと判断して、入口のアダマンタイト製の空間の中にいた、シルキーやブラウニーたちを、新しく準備したアダマンタイト製の空間に移動してもらった。
この階層に降りてきた時には気にもしなかったが、ここの通路って上の階より広く作られてるんだよな。上は大きい堕天使が通路に入れないくらいの大きさだったのに、この階は普通に大きい堕天使が通れるくらいのサイズなのだ。
という事は、ベルゼブブも余裕で通れるという事だ。条件が整いすぎていてミスリードされている気さえするが、上の階に行っても部屋が狭くなるから、ダメージフロアということ以外は、何の問題も無い。
さて、準備も整った! さっそく追い込み漁と行きますか! 俺たちは、徐々に立ち位置を入口側から反対側に移動しながら火炎放射と矢、槍などを投げて攻撃を続けていた。
「そろそろやるよ! 手筈通り、攻撃しながら近付いて、入口へ追い込むように移動するよ!」
魔物の群れを前に押し出しながら、その合間からスケルトンたちの魔導火炎放射器の炎が噴き出している。俺たちは、ベルゼブブに逃げる道を用意しているが、それは罠なのだ。それが分かっているわけもなく、順調に入口に向かって移動をしてくれている。
時々、イレギュラーな動きをするも、しっかりと周りを囲んでいるので誘導は問題なく進んでいる。
手っ取り早く走って追い立てたい気分になるが、それはぐっと我慢してゆっくり慎重に誘導していく。入口まで100メートルを切った。確実に入口に追い込むために、ベルゼブブの周りはすでに入口以外、壁のように俺の召喚した魔物がいるため、今までの行動通りなら入口に入っていくはず。
「よっしゃ! 成功したな。スケルトンたちはしばらく、魔物たちと一緒に入口付近まで進行してくれ。俺たちは準備を始めるぞ!」
ベルゼブブを追い込んで終わりというわけにはいかないので、俺たちは戦闘準備を開始する。爺神様の言う通りなら、ベルゼブブがこの階から押し出されると、何かがあるのは確実だから、準備は怠らない。
俺のダンマスの召喚設定を見る限り、死んだり能力が激減したりする感じが見受けられるけど、俺のダンマスの能力って、はっきり言えば初心者だからな……
知らない機能とか、解放されてない機能だってまだまだあるはずだ。それに爺神様は、嘘は言っていないけど、本当の事も言っていないと思う。あのタイプの爺が、自分の楽しみを半減させるようなことをいうわけが無いから、隠された真実があるはずだ。
「よし、みんな準備は整ったね。それじゃあ行こうか!」
魔導火炎放射器で通路を焼いているスケルトンたちに指示を出して、入口から引いてもらう。今更だけど……アンデッドって炎に弱いんじゃなかったっけ? この世界は違うのかな?
「っと、さすがにこの状態じゃ、熱くて進めないな」
【コールドウィンド】
冷気の風で空間の熱を一気に消し去る。ダンジョンの壁にヒビがはいり削れ落ちたが、すぐに修復されてしまった。修復スピードぱねえ! 叩いて壊せなかった壁が壊れた事に驚きだわ。すぐに直っちまったけどな。
「熱気もおさまったし、警戒しながら進んでいくよ! スケルトンは、後ろから通路を埋められるだけの魔物を連れて追ってきてくれ。じゃぁ行くよ!」
ちょっとひんやりした、150階へ続く通路を警戒しながら進んでいく。100メートル位先にベルゼブブと小バエがいるのが分かる。少し暗がりになったやつらは、黒い悪魔並みにキモイな。俺たちが近付くと、その分だけ離れていくため、そろそろ階段の登り口到着しそうだ。
「今の所順調だな……後は階段を上った後にどうなるかだな。みんな階段を上る時は、今まで以上に警戒をして進むよ!」
そして俺たちが階段に到着した。ここからベルゼブブが見えないという事は、すでに部屋の中にいるという事だな。
慎重に階段を登っていくと、150階の部屋の中心付近にベルゼブブがいた。だけど先ほどまでウヨウヨしていた小バエが1匹も見当たらない……本当に能力が低下しているのか? でも死んでないって事は、戦闘があるってことだよな?
「みんな、ベルゼブブの能力がどうなってるか分からないけど、戦闘はあると思った方がいい。バフをかけなおしたら進むよ!」
能力強化系のバフをかけなおしていく。戦闘準備が整った所でベルゼブブのいる部屋に侵入する。
すると突然ベルゼブブの体が強い光を放出し始めた! 突然の事に訳が分からなくなっているが、全員で防御を固める。
光始めてから1分以上は経っているのに、光以外の変化が感じられない、俺たちの呼吸音や装備のこすれあう音以外、何の音もしないのだ。不気味に時間だけが過ぎていく。
そろそろ光に向かって進むか本当に検討しようとした瞬間、光がおさまった。
そこにいたのは、見た目は人間というにはかけ離れているが、分類すれば亜人という事になるのだろうか?
人間の体に鳩尾付近から左右2対の腕が生えており、おでこの上付近にはハエの目をモチーフとしたような赤い目のような物がついている。
顔には目や鼻、口が普通にあるため、一種のアクセサリーみたいに見えなくもない。耳はエルフやドワーフのように横に尖っているのではなく、上に向かって尖っている。そこには漆黒のピアスなどがついていた。
「ハエの擬人化とか誰得だ! コンチキショー!!!」
あの爺! ここに来て変な爆弾を置いていきやがったな!
妻たちは、何か釈然としない顔をしているが、試すだけならDPを消費するだけなので、問題ないと判断してくれたようだ。反対されても強引に実験はしたけどね。いつまでも妻たちの尻に敷かれている、俺ではないのだ! あっ! すいません……
変な事を考えてたら、ミリーに早く準備しないのかと突っ込まれてしまった。
俺は、大量の魔物を召喚していく。条件はある程度タフである事。要は、ベルゼブブの攻撃に耐えれれば問題ないので、出し惜しみ無しの物量戦だ。ちなみに空を飛ぶ魔物たちも、多数召喚している。この魔物たちは、限定的に召喚する事によってコストを削減していた。
この機能もいつからできるようになったか分からないが、召喚する際に項目が追加されていていじってみたら、召喚して存在できるエリアを限定する事によって、DPの消費をおさえたり、強化する事ができるというものだった。
ボスってこの能力を使って、召喚されてるんじゃないか? と思ったので、途中で作戦変更をしていた。
初めは、物量でおして逃げ道を塞いでから、最強戦力である俺たちでの殲滅予定だったのだが、この階層から押し出したほうが楽かもしれないと判断して、入口のアダマンタイト製の空間の中にいた、シルキーやブラウニーたちを、新しく準備したアダマンタイト製の空間に移動してもらった。
この階層に降りてきた時には気にもしなかったが、ここの通路って上の階より広く作られてるんだよな。上は大きい堕天使が通路に入れないくらいの大きさだったのに、この階は普通に大きい堕天使が通れるくらいのサイズなのだ。
という事は、ベルゼブブも余裕で通れるという事だ。条件が整いすぎていてミスリードされている気さえするが、上の階に行っても部屋が狭くなるから、ダメージフロアということ以外は、何の問題も無い。
さて、準備も整った! さっそく追い込み漁と行きますか! 俺たちは、徐々に立ち位置を入口側から反対側に移動しながら火炎放射と矢、槍などを投げて攻撃を続けていた。
「そろそろやるよ! 手筈通り、攻撃しながら近付いて、入口へ追い込むように移動するよ!」
魔物の群れを前に押し出しながら、その合間からスケルトンたちの魔導火炎放射器の炎が噴き出している。俺たちは、ベルゼブブに逃げる道を用意しているが、それは罠なのだ。それが分かっているわけもなく、順調に入口に向かって移動をしてくれている。
時々、イレギュラーな動きをするも、しっかりと周りを囲んでいるので誘導は問題なく進んでいる。
手っ取り早く走って追い立てたい気分になるが、それはぐっと我慢してゆっくり慎重に誘導していく。入口まで100メートルを切った。確実に入口に追い込むために、ベルゼブブの周りはすでに入口以外、壁のように俺の召喚した魔物がいるため、今までの行動通りなら入口に入っていくはず。
「よっしゃ! 成功したな。スケルトンたちはしばらく、魔物たちと一緒に入口付近まで進行してくれ。俺たちは準備を始めるぞ!」
ベルゼブブを追い込んで終わりというわけにはいかないので、俺たちは戦闘準備を開始する。爺神様の言う通りなら、ベルゼブブがこの階から押し出されると、何かがあるのは確実だから、準備は怠らない。
俺のダンマスの召喚設定を見る限り、死んだり能力が激減したりする感じが見受けられるけど、俺のダンマスの能力って、はっきり言えば初心者だからな……
知らない機能とか、解放されてない機能だってまだまだあるはずだ。それに爺神様は、嘘は言っていないけど、本当の事も言っていないと思う。あのタイプの爺が、自分の楽しみを半減させるようなことをいうわけが無いから、隠された真実があるはずだ。
「よし、みんな準備は整ったね。それじゃあ行こうか!」
魔導火炎放射器で通路を焼いているスケルトンたちに指示を出して、入口から引いてもらう。今更だけど……アンデッドって炎に弱いんじゃなかったっけ? この世界は違うのかな?
「っと、さすがにこの状態じゃ、熱くて進めないな」
【コールドウィンド】
冷気の風で空間の熱を一気に消し去る。ダンジョンの壁にヒビがはいり削れ落ちたが、すぐに修復されてしまった。修復スピードぱねえ! 叩いて壊せなかった壁が壊れた事に驚きだわ。すぐに直っちまったけどな。
「熱気もおさまったし、警戒しながら進んでいくよ! スケルトンは、後ろから通路を埋められるだけの魔物を連れて追ってきてくれ。じゃぁ行くよ!」
ちょっとひんやりした、150階へ続く通路を警戒しながら進んでいく。100メートル位先にベルゼブブと小バエがいるのが分かる。少し暗がりになったやつらは、黒い悪魔並みにキモイな。俺たちが近付くと、その分だけ離れていくため、そろそろ階段の登り口到着しそうだ。
「今の所順調だな……後は階段を上った後にどうなるかだな。みんな階段を上る時は、今まで以上に警戒をして進むよ!」
そして俺たちが階段に到着した。ここからベルゼブブが見えないという事は、すでに部屋の中にいるという事だな。
慎重に階段を登っていくと、150階の部屋の中心付近にベルゼブブがいた。だけど先ほどまでウヨウヨしていた小バエが1匹も見当たらない……本当に能力が低下しているのか? でも死んでないって事は、戦闘があるってことだよな?
「みんな、ベルゼブブの能力がどうなってるか分からないけど、戦闘はあると思った方がいい。バフをかけなおしたら進むよ!」
能力強化系のバフをかけなおしていく。戦闘準備が整った所でベルゼブブのいる部屋に侵入する。
すると突然ベルゼブブの体が強い光を放出し始めた! 突然の事に訳が分からなくなっているが、全員で防御を固める。
光始めてから1分以上は経っているのに、光以外の変化が感じられない、俺たちの呼吸音や装備のこすれあう音以外、何の音もしないのだ。不気味に時間だけが過ぎていく。
そろそろ光に向かって進むか本当に検討しようとした瞬間、光がおさまった。
そこにいたのは、見た目は人間というにはかけ離れているが、分類すれば亜人という事になるのだろうか?
人間の体に鳩尾付近から左右2対の腕が生えており、おでこの上付近にはハエの目をモチーフとしたような赤い目のような物がついている。
顔には目や鼻、口が普通にあるため、一種のアクセサリーみたいに見えなくもない。耳はエルフやドワーフのように横に尖っているのではなく、上に向かって尖っている。そこには漆黒のピアスなどがついていた。
「ハエの擬人化とか誰得だ! コンチキショー!!!」
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