632 / 2,518
第632話 贅沢な悩み
しおりを挟む
エルフの街からの帰り道……ニ時間でヴローツマインまで到着し、そこから魔導列車でディストピアに帰る。
いつの間にか、俺が作っていた魔導列車の客室部分が改造されており、中の家具と言っていいのだろうか? それも最高級品の物が設置されている。
話を聞いた所、俺専用の魔導列車だと……いつの間に! と思わなくもなかったが、作った理由を聞くと、王族が移動する時には、普通とは違う移動手段を使うのが普通の事だ! とグリエルとガリアに胸をはって言われた。だから俺にふさわしい物を、準備したようだ。
今、その豪華な魔導列車の中で、土木組の子たちに今回の報酬の話をしている。
「シュウ様! 今回の報酬額って、あれで間違いないですか?」
土木組のリーダー格の子が、食い気味に俺に尋ねてくる。
「今回の報酬は、間違いなくあの金額であってるよ。何か問題でもあった?」
「いえ、違います! 今回の報酬で、目標金額に達したんです!」
「おぉ、何かほしい物でもあったの?」
俺がそういうと、土木組の子たちが、若干寂しそうな顔をする。
「シュウ様にお願いしていた、シュウ様と同じ杖を買うためのお金が、たまったんです! それも一人分じゃなくて、全員分の金額が!」
「え!? マジで? 確かまだ半年とか一年ほど、かかるんじゃなかったっけ?」
「シュウ様を驚かせようと思って、ああいう風に言ってたんです」
俺が本当にびっくりしていることを見て、土木組の子たちは、驚いた顔を見れてよかったみたいな顔をしていた。
「そっか、もう目標金額がたまったのか。かなり高額だったはずなのに……よく頑張ったね。ディストピアに戻ったら、渡そうか」
みんなが元気に返事をしてくれた。そして自分たちの客車に戻っていく。
「それにしても、本当にあの金額を稼いでしまうなんてな。リンドどう思う?」
「正直私なら、シュウの所に来てなかったら、まず貯められる金額ではないわね。それこそゼニスくらいしか、買えないと思うくらいに高かったしね。カエデは?」
「そうね、なりふり構わないで、成金共に刀を打てば何とかなるだろうけど、それでも結構な時間がかかるわよ」
「だよな~、俺は例外として、あの金額を貯めるならAランク冒険者でも、結構な依頼を数うけるか、レアな物を手に入れない限りはきついもんな。
それを全員分か……壁の重要性と、畑の有用性を理解している……あっ! ゼニスが依頼することが多かったから、報酬金額が良かったってことか。ゼニスのことだから、それ以上稼げると思って、工事をお願いしてるんだろうな」
土木組の子たちが稼いだお金の額に驚きながら、俺たちは顔を見合わせる。本人たちはあまり自覚していないが、孤児だった人間が数年のうちに、この世界でもトップクラスのお金を稼ぎだしている。
アホな貴族の息子共なら、喉から手が出る程ほしい人材だろうな。身分が低いから、妾だけど一番の扱いをするからとかいうんだろうな。そう考えると、あまり少人数での仕事は良くないかもな。
「で、これだけ稼げる子たちを、貴族共は放っておかないよな? どうしたらいいと思う?」
「あの子たちが自分から望んで、貴族の所に行くというなら止めないけど……下手したら、奴隷の首輪をつけられて、馬車馬の如く働かされて、貢がされる未来しか見えないわね。あの子たちも強いけど、それだけじゃどうにもならない事もあるもんね」
「やっぱり、もう少しレベルを上げるのは必須として、武器も使えるようにしておいた方が、いいんじゃないかな? 他にも、奴隷の首輪対策で、ツィード君が言ってた、解除方法を教えておくべきじゃない?」
「あの悪戯精霊が、着けられてても解除する方法がある! みたいな事言ってたよな。後で聞きだしておくか。でも、過保護になりすぎてもいけないよな……どこまでしていいのか、悩ましい所だな」
「シュウ君の庇護下にある間は、金銭面とか以外ならある程度優遇しても、問題ないと思うよ。庇護下になくても、あの子たちの今の能力を考えれば、優遇されても何の問題も無いわ」
「それもそうか。土木組の子たちを担当している奥様方に、そこらへんはしっかり教えてもらえるよう、お願いしようか。
他にもそういうのを伝えるのが、上手そうな人にもお願いして、授業として入れてもらうか。ここまでしても、貴族に嫁ぎたいというなら、こっちとしては止められないしな。すべての貴族がダメってわけじゃないからな」
土木組の将来を考える俺たちは、お節介焼きのおじさんおばさんみたいなものなんだろうな。
夜にはディストピアに到着し、土木組の子たちに杖を手渡す。それの代金として、大量のお金を受け取った……が、ただでさえお金がありすぎて困ってるのに、どうするか?
グリエルとガリアにでも渡しておこう。ディストピアの運営資金に追加しておけば、足りなくなって困る事は、無いだろう! と思い、次の日に渡しに行くと、
「シュウ様、ふざけてるのですか? 毎月ディストピアの収支表を、お渡ししていますよね? 読んでないんですか? 読んでないですよね? このディストピア、住民から税金をとっていないのに、びっくりするくらい黒字なんですよ!
街や建物の維持費に、ほとんどお金がかからず、支出として多いのは、人件費だけなんです。大規模な工事は領主の仕事と言って、ほとんどお金を受け取らないんですから!
普通にお金のかかる、インフラ整備や衛生管理に、ほとんどかお金がからないんですよ? わかりますか? そこにこんなに大量のお金を、入金されても困ります! 今でさえどんどんと、お金がたまっていくんですから!」
グリエルに呆れて、怒鳴られて怒られてしまった。そっか、ディストピアは、黒字で運営されてるのか。てっきりゼニス、というか俺の商会から多少なり、金が出てると思ってたが、こいつも税金を納めてるだけで、他に特にお金は出していないようだ。
「このお金どうしたもんだかな。いい案ないかな?」
「普通に考えて、この金額を使う方法なんてないわよね。本来街を作れば、こんなものじゃ全く足りないけど、シュウ君が作ってしまえば、こんなに金額必要ないもんね」
「確か何処かに鉱山都市、ヴローツマインみたいな鉱山ダンジョンの国があるって、言ってたよな? そこでミスリルとかオリハルコンを買いあされば、ある程度消費できるか?
ヴローツマインの物を、買い占めるわけにもいかないしな、後はダンジョン産のレアアイテム位か? 最終手段とすれば、DPに還元してしまえばいいけど、DPが足りてないわけじゃないからな」
「しばらくは、そのままでいいんじゃない? 今考えても、出てこないものは出てこないわよ」
カエデの言葉を聞いて、後回しにすることが決まった。
いつの間にか、俺が作っていた魔導列車の客室部分が改造されており、中の家具と言っていいのだろうか? それも最高級品の物が設置されている。
話を聞いた所、俺専用の魔導列車だと……いつの間に! と思わなくもなかったが、作った理由を聞くと、王族が移動する時には、普通とは違う移動手段を使うのが普通の事だ! とグリエルとガリアに胸をはって言われた。だから俺にふさわしい物を、準備したようだ。
今、その豪華な魔導列車の中で、土木組の子たちに今回の報酬の話をしている。
「シュウ様! 今回の報酬額って、あれで間違いないですか?」
土木組のリーダー格の子が、食い気味に俺に尋ねてくる。
「今回の報酬は、間違いなくあの金額であってるよ。何か問題でもあった?」
「いえ、違います! 今回の報酬で、目標金額に達したんです!」
「おぉ、何かほしい物でもあったの?」
俺がそういうと、土木組の子たちが、若干寂しそうな顔をする。
「シュウ様にお願いしていた、シュウ様と同じ杖を買うためのお金が、たまったんです! それも一人分じゃなくて、全員分の金額が!」
「え!? マジで? 確かまだ半年とか一年ほど、かかるんじゃなかったっけ?」
「シュウ様を驚かせようと思って、ああいう風に言ってたんです」
俺が本当にびっくりしていることを見て、土木組の子たちは、驚いた顔を見れてよかったみたいな顔をしていた。
「そっか、もう目標金額がたまったのか。かなり高額だったはずなのに……よく頑張ったね。ディストピアに戻ったら、渡そうか」
みんなが元気に返事をしてくれた。そして自分たちの客車に戻っていく。
「それにしても、本当にあの金額を稼いでしまうなんてな。リンドどう思う?」
「正直私なら、シュウの所に来てなかったら、まず貯められる金額ではないわね。それこそゼニスくらいしか、買えないと思うくらいに高かったしね。カエデは?」
「そうね、なりふり構わないで、成金共に刀を打てば何とかなるだろうけど、それでも結構な時間がかかるわよ」
「だよな~、俺は例外として、あの金額を貯めるならAランク冒険者でも、結構な依頼を数うけるか、レアな物を手に入れない限りはきついもんな。
それを全員分か……壁の重要性と、畑の有用性を理解している……あっ! ゼニスが依頼することが多かったから、報酬金額が良かったってことか。ゼニスのことだから、それ以上稼げると思って、工事をお願いしてるんだろうな」
土木組の子たちが稼いだお金の額に驚きながら、俺たちは顔を見合わせる。本人たちはあまり自覚していないが、孤児だった人間が数年のうちに、この世界でもトップクラスのお金を稼ぎだしている。
アホな貴族の息子共なら、喉から手が出る程ほしい人材だろうな。身分が低いから、妾だけど一番の扱いをするからとかいうんだろうな。そう考えると、あまり少人数での仕事は良くないかもな。
「で、これだけ稼げる子たちを、貴族共は放っておかないよな? どうしたらいいと思う?」
「あの子たちが自分から望んで、貴族の所に行くというなら止めないけど……下手したら、奴隷の首輪をつけられて、馬車馬の如く働かされて、貢がされる未来しか見えないわね。あの子たちも強いけど、それだけじゃどうにもならない事もあるもんね」
「やっぱり、もう少しレベルを上げるのは必須として、武器も使えるようにしておいた方が、いいんじゃないかな? 他にも、奴隷の首輪対策で、ツィード君が言ってた、解除方法を教えておくべきじゃない?」
「あの悪戯精霊が、着けられてても解除する方法がある! みたいな事言ってたよな。後で聞きだしておくか。でも、過保護になりすぎてもいけないよな……どこまでしていいのか、悩ましい所だな」
「シュウ君の庇護下にある間は、金銭面とか以外ならある程度優遇しても、問題ないと思うよ。庇護下になくても、あの子たちの今の能力を考えれば、優遇されても何の問題も無いわ」
「それもそうか。土木組の子たちを担当している奥様方に、そこらへんはしっかり教えてもらえるよう、お願いしようか。
他にもそういうのを伝えるのが、上手そうな人にもお願いして、授業として入れてもらうか。ここまでしても、貴族に嫁ぎたいというなら、こっちとしては止められないしな。すべての貴族がダメってわけじゃないからな」
土木組の将来を考える俺たちは、お節介焼きのおじさんおばさんみたいなものなんだろうな。
夜にはディストピアに到着し、土木組の子たちに杖を手渡す。それの代金として、大量のお金を受け取った……が、ただでさえお金がありすぎて困ってるのに、どうするか?
グリエルとガリアにでも渡しておこう。ディストピアの運営資金に追加しておけば、足りなくなって困る事は、無いだろう! と思い、次の日に渡しに行くと、
「シュウ様、ふざけてるのですか? 毎月ディストピアの収支表を、お渡ししていますよね? 読んでないんですか? 読んでないですよね? このディストピア、住民から税金をとっていないのに、びっくりするくらい黒字なんですよ!
街や建物の維持費に、ほとんどお金がかからず、支出として多いのは、人件費だけなんです。大規模な工事は領主の仕事と言って、ほとんどお金を受け取らないんですから!
普通にお金のかかる、インフラ整備や衛生管理に、ほとんどかお金がからないんですよ? わかりますか? そこにこんなに大量のお金を、入金されても困ります! 今でさえどんどんと、お金がたまっていくんですから!」
グリエルに呆れて、怒鳴られて怒られてしまった。そっか、ディストピアは、黒字で運営されてるのか。てっきりゼニス、というか俺の商会から多少なり、金が出てると思ってたが、こいつも税金を納めてるだけで、他に特にお金は出していないようだ。
「このお金どうしたもんだかな。いい案ないかな?」
「普通に考えて、この金額を使う方法なんてないわよね。本来街を作れば、こんなものじゃ全く足りないけど、シュウ君が作ってしまえば、こんなに金額必要ないもんね」
「確か何処かに鉱山都市、ヴローツマインみたいな鉱山ダンジョンの国があるって、言ってたよな? そこでミスリルとかオリハルコンを買いあされば、ある程度消費できるか?
ヴローツマインの物を、買い占めるわけにもいかないしな、後はダンジョン産のレアアイテム位か? 最終手段とすれば、DPに還元してしまえばいいけど、DPが足りてないわけじゃないからな」
「しばらくは、そのままでいいんじゃない? 今考えても、出てこないものは出てこないわよ」
カエデの言葉を聞いて、後回しにすることが決まった。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
転生したら倉庫キャラ♀でした。
ともQ
ファンタジー
最高に楽しいオフ会をしよう。
ゲーム内いつものギルドメンバーとの会話中、そんな僕の一言からオフ会の開催が決定された。
どうしても気になってしまうのは中の人、出会う相手は男性?女性? ドキドキしながら迎えたオフ会の当日、そのささやかな夢は未曾有の大天災、隕石の落下により地球が消滅したため無念にも中止となる。
死んで目を覚ますと、僕はMMORPG "オンリー・テイル" の世界に転生していた。
「なんでメインキャラじゃなくて倉庫キャラなの?!」
鍛え上げたキャラクターとは《性別すらも正反対》完全な初期状態からのスタート。
加えて、オンリー・テイルでは不人気と名高い《ユニーク職》、パーティーには完全不向き最凶最悪ジョブ《触術師》であった。
ギルドメンバーも転生していることを祈り、倉庫に貯めまくったレアアイテムとお金、最強ゲーム知識をフルバーストしこの世界を旅することを決意する。
道中、同じプレイヤーの猫耳魔法少女を仲間に入れて冒険ライフ、その旅路はのちに《英雄の軌跡》と称される。
今、オフ会のリベンジを果たすため "オンリー・テイル" の攻略が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる