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第623話 また上限にひっかかる
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二日半続いた看病という名の軟禁がおわり、今日からまたレベル上げをしよう。お供は妻たちで一番強いシュリ、次に強いアリス、回復役のキリエの三人が今週のレベル上げについてくることになった。
他にもついてきたそうにしていたが、さすがに今回のレベル上げに連れていくためには、ある程度強くないと難しいため今回の人選となった。
色んな問題はあったが、何とか出発することができたので、三人に注意事項を説明して今週のレベリングが始まった。
立ち位置は、シュリがタンク、アリスと俺がアタッカー、キリエがヒーラー、ドッペルたちは補助でついてきている。従魔たちもついてきており、大分大所帯での移動となった。
特にここ二週間は、タンクというよりは避け前衛みたいな感じでやっていたが、しっかりと止めてくれるタンクがいると安定性が増すな。三人は俺より一〇〇はレベルが低いが、従魔たちのフォローもあり、危なげなく魔物を屠っていく事が出来ている。
人数が多くなったので、一匹一匹の経験値の分け前は減っているが、それ以上の速度で狩れているので、総合的にはプラスである。三人も俺と同じだけの経験値をもらっているので、レベルアップしているようだ。妻たちのレベリングは、この三人を中心にすることになるのかな?
レベルの変化以外は特になく、レベリングは進んでいく。装備やスキルが優秀だと格上でも、問題なく倒せるのだからレベルの上りも早いよな。
今週一週間は特にトラブルも無く過ぎていった。先週は行えなかったが、土曜日に行っているグリエルとの会議を行う。
聖国へ使者として行ってもらっていたガリアが戻って来たが、教皇は相変わらず自分たちは派遣していない、止めようとしたが止められなかったと、意見は変わっていなかったとのこと。
道中に色々調べてもらったが、トリプルの冒険者が通った事はみんな知っていても、誰かが行動を阻んだという話は聞いていないとの事だった。
念のため、トリプルの冒険者が通った後で、治療院みたいなところに、兵士や騎士が運び込まれていなかったか確認したが、クエスト中に怪我をした冒険者や、怪我をしてしまった土木関係の人間がほとんどだった。
道中にも戦闘の跡は無く、教皇は止めるように指示しても、それを意図的に誰かが指示しなかった可能性は高いだろう。
これ以上調べる方法はないので、どうするかという話になった。調べられないのにどうするべきか分からないので、こっちは被害を受けているから、賠償はしてもらう予定ではあるが、今回調べた事をそのまま教皇に伝えて、犯人捜しをしてもらうといったところで落ち着いた。
グリエルとガリアの予想では犯人は見つからず、止めたがどうにもならなかったという内容で、落ち着くのではないかとの考えだ。俺もそう思うので、十中八九は犯人などいないという事に落ち着くと思う。
やらないよりやった方がいいというレベルの話なので、見つかっても見つからなくてもどっちでもいいらしい。見つかればそいつに責任をとってもらえばいいし、見つからなければ教皇に責任をとってもらうだけなので、少し脅しをするらしい。
俺が聖都を攻めた時みたいになりたくなかったら、死ぬ気で探せと……その時には、スカルズの四人に覚えてもらった聖拳を、手に宿らせて握手をしてもらって、こっちが本気だという事を伝えるらしい。そこまでする必要あんのかね?
レベル上げから三週間過ぎてちょっとトラブル……というか、困った事があった。経験値はたまっているのにレベルが六〇〇になってから上がっていない。
また上限解放が必要なのだろうか? 経験値はたまっているのはわかるので、しばらくは経験値を貯めていく方針だ。チビ神に聞いてみようかと思ったが、全く反応しないので放置するしかなくなった。
ゴーストタウンに入り込んでいたスパイは、どうにもならない感じだったので、警告を出してみたけど減らなかったとの事だ。法律を作って取り締まる形になり、やっと鬱陶しいのが減って来たとの事だ。
減っただけで、いなくなっていないというのは、人の欲はどうにもならないと感じた。もしゴーストタウンの兵士たちで手に余りそうだと感じたら、連絡が入るようになった。
レベル上げ三週間目が終わり、四週間目に突入する。今週はシュリ、ライム、ケイティ、ネルの四人がついてくることになった。
イリアとシェリルは、さすがに技術が追いついていないので、今回はついてこない事になった。残念そうな顔をしているが、ピーチの命令だから聞いておくんだ!
ネルに関しては、回復と後発のためレベルが若干低いので、この機に一気に上げてしまおうという事になったのだ。シェリルやイリアは、別々にレベル上げに連れていく事になりそうだ。
ちなみに今週は俺がタンクをしている。先週一週間シュリの背中を見て、タンクの動きを覚えたので、今週は実践して、シュリに評価してもらう予定だ。シュリが来なくても大丈夫になれば、他の妻たちも連れてこれるからとの事で、ピーチからタンクの提案があったのだ。
盾はさすがにシュリの使っているような、体が半分以上隠れるような大盾ではなく、そこそこ大きい俺の好きなカイトシールドだ。カイトシールドは打撃武器として、使いやすいので俺はこのスタイルが好きなのだ。
武器は、片手剣、鈍器、レイピア、短槍を準備している。斬撃、打撃、刺突二種を揃えた感じである。
シュリは盾を鈍器みたいに使う事は少なく、シールドチャージみたいに体重を乗せた攻撃をすることが多い。それに対して俺は、殴りつけたりはじいたりするのが中心になるため、シュリとは違うタンクだが、安定して魔物の攻撃を防ぐ事ができている。
シュリ的には何の問題もないとの事だった。ただ最後にレイリーと模擬戦をして、レイリーにも確認してほしいとの事だった。
確かに、俺のスタイルはレイリーに近いからな、レイリーもこのダンジョンを副官たちと利用しているようで、レベルが五一〇まで上がっていた。これだけ離れてれば、一方的な戦闘にはならないだろう。
週末に模擬戦の予定をたて、四週目のレベル上げを再開している。
他にもついてきたそうにしていたが、さすがに今回のレベル上げに連れていくためには、ある程度強くないと難しいため今回の人選となった。
色んな問題はあったが、何とか出発することができたので、三人に注意事項を説明して今週のレベリングが始まった。
立ち位置は、シュリがタンク、アリスと俺がアタッカー、キリエがヒーラー、ドッペルたちは補助でついてきている。従魔たちもついてきており、大分大所帯での移動となった。
特にここ二週間は、タンクというよりは避け前衛みたいな感じでやっていたが、しっかりと止めてくれるタンクがいると安定性が増すな。三人は俺より一〇〇はレベルが低いが、従魔たちのフォローもあり、危なげなく魔物を屠っていく事が出来ている。
人数が多くなったので、一匹一匹の経験値の分け前は減っているが、それ以上の速度で狩れているので、総合的にはプラスである。三人も俺と同じだけの経験値をもらっているので、レベルアップしているようだ。妻たちのレベリングは、この三人を中心にすることになるのかな?
レベルの変化以外は特になく、レベリングは進んでいく。装備やスキルが優秀だと格上でも、問題なく倒せるのだからレベルの上りも早いよな。
今週一週間は特にトラブルも無く過ぎていった。先週は行えなかったが、土曜日に行っているグリエルとの会議を行う。
聖国へ使者として行ってもらっていたガリアが戻って来たが、教皇は相変わらず自分たちは派遣していない、止めようとしたが止められなかったと、意見は変わっていなかったとのこと。
道中に色々調べてもらったが、トリプルの冒険者が通った事はみんな知っていても、誰かが行動を阻んだという話は聞いていないとの事だった。
念のため、トリプルの冒険者が通った後で、治療院みたいなところに、兵士や騎士が運び込まれていなかったか確認したが、クエスト中に怪我をした冒険者や、怪我をしてしまった土木関係の人間がほとんどだった。
道中にも戦闘の跡は無く、教皇は止めるように指示しても、それを意図的に誰かが指示しなかった可能性は高いだろう。
これ以上調べる方法はないので、どうするかという話になった。調べられないのにどうするべきか分からないので、こっちは被害を受けているから、賠償はしてもらう予定ではあるが、今回調べた事をそのまま教皇に伝えて、犯人捜しをしてもらうといったところで落ち着いた。
グリエルとガリアの予想では犯人は見つからず、止めたがどうにもならなかったという内容で、落ち着くのではないかとの考えだ。俺もそう思うので、十中八九は犯人などいないという事に落ち着くと思う。
やらないよりやった方がいいというレベルの話なので、見つかっても見つからなくてもどっちでもいいらしい。見つかればそいつに責任をとってもらえばいいし、見つからなければ教皇に責任をとってもらうだけなので、少し脅しをするらしい。
俺が聖都を攻めた時みたいになりたくなかったら、死ぬ気で探せと……その時には、スカルズの四人に覚えてもらった聖拳を、手に宿らせて握手をしてもらって、こっちが本気だという事を伝えるらしい。そこまでする必要あんのかね?
レベル上げから三週間過ぎてちょっとトラブル……というか、困った事があった。経験値はたまっているのにレベルが六〇〇になってから上がっていない。
また上限解放が必要なのだろうか? 経験値はたまっているのはわかるので、しばらくは経験値を貯めていく方針だ。チビ神に聞いてみようかと思ったが、全く反応しないので放置するしかなくなった。
ゴーストタウンに入り込んでいたスパイは、どうにもならない感じだったので、警告を出してみたけど減らなかったとの事だ。法律を作って取り締まる形になり、やっと鬱陶しいのが減って来たとの事だ。
減っただけで、いなくなっていないというのは、人の欲はどうにもならないと感じた。もしゴーストタウンの兵士たちで手に余りそうだと感じたら、連絡が入るようになった。
レベル上げ三週間目が終わり、四週間目に突入する。今週はシュリ、ライム、ケイティ、ネルの四人がついてくることになった。
イリアとシェリルは、さすがに技術が追いついていないので、今回はついてこない事になった。残念そうな顔をしているが、ピーチの命令だから聞いておくんだ!
ネルに関しては、回復と後発のためレベルが若干低いので、この機に一気に上げてしまおうという事になったのだ。シェリルやイリアは、別々にレベル上げに連れていく事になりそうだ。
ちなみに今週は俺がタンクをしている。先週一週間シュリの背中を見て、タンクの動きを覚えたので、今週は実践して、シュリに評価してもらう予定だ。シュリが来なくても大丈夫になれば、他の妻たちも連れてこれるからとの事で、ピーチからタンクの提案があったのだ。
盾はさすがにシュリの使っているような、体が半分以上隠れるような大盾ではなく、そこそこ大きい俺の好きなカイトシールドだ。カイトシールドは打撃武器として、使いやすいので俺はこのスタイルが好きなのだ。
武器は、片手剣、鈍器、レイピア、短槍を準備している。斬撃、打撃、刺突二種を揃えた感じである。
シュリは盾を鈍器みたいに使う事は少なく、シールドチャージみたいに体重を乗せた攻撃をすることが多い。それに対して俺は、殴りつけたりはじいたりするのが中心になるため、シュリとは違うタンクだが、安定して魔物の攻撃を防ぐ事ができている。
シュリ的には何の問題もないとの事だった。ただ最後にレイリーと模擬戦をして、レイリーにも確認してほしいとの事だった。
確かに、俺のスタイルはレイリーに近いからな、レイリーもこのダンジョンを副官たちと利用しているようで、レベルが五一〇まで上がっていた。これだけ離れてれば、一方的な戦闘にはならないだろう。
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