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第581話 回復魔法の意外な事実
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クリエイトアンデッドの検証を行うために、色々な準備を行っていく。
「ご主人様、何で【かみつき】や【爪撃】なんて人型で使わない宝珠も準備してるの?」
ネルから素朴な疑問が飛んできた。他の嫁達も頷いているため、何でか気になっているようだ。
「言ってなかったけど、進化の先が人だけじゃないんじゃないかと思って、準備しているんだよ。骨の魔物に犬っぽいのとかもいるだろ? そっち側に進化しないかなって思って、準備してみたんだよ」
納得してくれたようで、いろんな意見を出してくれている。
今まで気にしていなかったが、宝珠の中に【飛行】とか【水中行軍】等、人型にはあまり必要のないスキルとかも多くあり、色々出してみたりしている。リザードマンなら【水中行軍】を有効に使えるかな?
細かいスキルは省くとして、十五体に覚えさせたメインのスキルは、
一体目は、片手剣、盾のスキル
ニ体目は、弓、短剣のスキル
三体目は、両手剣のスキル
四体目は、杖、魔法の火、風、土、水属性
五体目は、鈍器、盾、回復魔法
六体目は、闇魔法、クリエイトアンデッド
七体目は、戦術、指揮、策謀等の変わり種スキル
八体目は、爪撃、疾走、かみつき
九体目は、かみつき、水中行軍
十体目は、格闘、回復魔法
十一体目は、武器スキルや魔法スキルを全部覚えさせた
十ニから十五体は、姉御組・年長組・年中組・年長組の四組に任せる事にした。
五体目までは、そのまんまのスケルトンに進化するかなと思い、スキルを覚えさせてみた。六体目はレギオンに進化しないかと、もくろみ覚えさせている。七体目は指揮官的な何かが生まれたらいいな、と思って覚えさせた。
八体目は四足歩行あたりの、何かにならないかと思っている。九体目は水中行軍を入れているので、水中に対応したスケルトンの可能性を考えている。
十体目は変わり種のアンデッド修行僧的な何かになったら、思って覚えさせてみた。最後の十一体目は、なんかすごいのが生まれたらいいな、位の考えで覚えさせてみている。
妻たちが考えたのは、進化する事があったら聞いてみようという事になった。
このスケルトンたちの攻撃力だが、やはりSという事もありかなり強い。STR……筋力みたいなものだが、筋肉が無いのに、Sとはどういう事だろうか? と思いながら戦闘の様子を見ている。
攻撃手段がかみつきしか無いスケルトンは、本当にかみついて咀嚼している。でもな食った端から、あごの骨を通過して下にボトボト落としている。
「そうだよな。普通に考えて骨がかみついたら、こういう絵になるよね。うん、グロいね。骨が頑丈なせいか、アイアンゴーレムとかまで、普通に食いちぎってるな。どんだけ歯が硬いんだかね」
武器を持たせたスケルトンは、普通に活躍していた。それに対して指揮官的なあいつだけは、攻撃に参加していない。普通に殴ってもいいんだぜ?
スキルを覚えさせて軽く戦闘訓練させただけなので、たいして面白い事も無いな。おそらくLv一っていうのにも色々あると考えがあるだろうと、疲れを知らないスケルトンたちには前に作った、Lvを上げるためのダンジョンに潜ってもらう事にした。
俺は自分の家に戻って、昼食を食べる事にした。思ったより時間が経っていたようだ。
「でもさ、ちょっと思ったんだけど、アンデッドに回復魔法ってどうなんだろう? 俺の知っているゲームとか小説だと、アンデッドに回復魔法ってダメージになってたんだけど、この世界ではどうなんだ?」
「シュウの好きなゲームとかは、回復魔法ってダメージを与えてたよね。この世界では試した人がいないんじゃないかしら? でも、シュウと同じ国から来ている人が召喚されているのに、試したことが無いってのも変かな?」
「ご主人様、ご主人様!」
「ネルどうした?」
「回復魔法の使い手って、多くないと思うの。それに回復魔法をかけるより、火魔法で焼いちゃう方が簡単だと思うの。
回復魔法より光魔法の方が、使える人が多いって聞いた事があるの、それなら回復魔法をわざわざ試す必要はないと思うの。ゾンビみたいなのは火魔法か光魔法で、骨は光魔法か鈍器で十分なの!」
「確かに言われてみれば、対応方法が確立されてるんだから、わざわざ他の方法試す必要ないよな。でも、試しておかないといけないか、という事でバザールを呼んでみよう」
俺の思い付きの検証のために、バザールが再度呼ばれた。
「主殿……今度は何でござるか?」
「いやな、スケルトンに回復魔法覚えさせただろ? アンデッドに回復魔法ってどうなんだ? って話をしてたわけで、検証のためにお前を呼んだ」
「え! そんなの嫌に決まってるでござる!「みんな確保!」酷いでござる! 血も涙もないのでござるか?」
「骨のお前から聞くと、なんか変な感じのするセリフだな。っと、ピーチ、弱めの回復魔法をかけてみてくれ」
「やめてほしいでござる!」
バザールの願いをきっぱり無視したピーチが、バザールに回復魔法をかけ始める。
「バザールどうだ?」
「あれ? どうにもなってないでござるね。ほんわか暖かい感じがするでござる。ピーチ殿ちょっと待ってくださるでござるか? OKでござる。少し傷つけてみたでござるから、ここに回復魔法を使ってもらっていいでござるか?」
バザールの願い通りピーチは、傷に向かって回復魔法をかけ始めた。
「骨なのに傷が治ってるぞ。今回分かった事は、回復魔法はアンデッドも回復できるってことだな。それならLvあげしてるスケルトンが、回復魔法を受けて更にダメージが入るって事はなさそうで良かった。
後先考えないでやったのは拙かったな。でも後悔も反省もしない! 俺は自分の道をすすむんだ!」
「主殿、カッコいい事言ってるように聞こえるでござるが、ただの我が侭な暴君みたいなもんでござる」
「すまん、言ってみたかっただけだ。今回はバザールに感謝してるから、ちょっとした褒美をあげよう。ちょっと前に、ミツバチというか受粉を手伝ってくれる生き物を、増やしてほしいって言ってただろ?ハニービーが増えたからお前の階層に送り込むわ。
よくわからんけど、ミツバチも操れるみたいでかなり便利だぞ! って、実は女王蜂が生まれちゃったみたいで、巣分けをしなきゃいけないくて場所探してたんだ。後で連れてくからよろしく。巣を作ってほしい所を見繕っといて」
骨なのに笑顔になったのが分かるくらい喜んでいた。おやつの時間前に、蜜をもらいに行くついでに、新しいクイーンハニービーとハニービーを連れて、バザールの畑を訪れた。ついでにミツバチもいっぱい召喚して、巣箱も準備しておいた。頑張ってくれ!
「ご主人様、何で【かみつき】や【爪撃】なんて人型で使わない宝珠も準備してるの?」
ネルから素朴な疑問が飛んできた。他の嫁達も頷いているため、何でか気になっているようだ。
「言ってなかったけど、進化の先が人だけじゃないんじゃないかと思って、準備しているんだよ。骨の魔物に犬っぽいのとかもいるだろ? そっち側に進化しないかなって思って、準備してみたんだよ」
納得してくれたようで、いろんな意見を出してくれている。
今まで気にしていなかったが、宝珠の中に【飛行】とか【水中行軍】等、人型にはあまり必要のないスキルとかも多くあり、色々出してみたりしている。リザードマンなら【水中行軍】を有効に使えるかな?
細かいスキルは省くとして、十五体に覚えさせたメインのスキルは、
一体目は、片手剣、盾のスキル
ニ体目は、弓、短剣のスキル
三体目は、両手剣のスキル
四体目は、杖、魔法の火、風、土、水属性
五体目は、鈍器、盾、回復魔法
六体目は、闇魔法、クリエイトアンデッド
七体目は、戦術、指揮、策謀等の変わり種スキル
八体目は、爪撃、疾走、かみつき
九体目は、かみつき、水中行軍
十体目は、格闘、回復魔法
十一体目は、武器スキルや魔法スキルを全部覚えさせた
十ニから十五体は、姉御組・年長組・年中組・年長組の四組に任せる事にした。
五体目までは、そのまんまのスケルトンに進化するかなと思い、スキルを覚えさせてみた。六体目はレギオンに進化しないかと、もくろみ覚えさせている。七体目は指揮官的な何かが生まれたらいいな、と思って覚えさせた。
八体目は四足歩行あたりの、何かにならないかと思っている。九体目は水中行軍を入れているので、水中に対応したスケルトンの可能性を考えている。
十体目は変わり種のアンデッド修行僧的な何かになったら、思って覚えさせてみた。最後の十一体目は、なんかすごいのが生まれたらいいな、位の考えで覚えさせてみている。
妻たちが考えたのは、進化する事があったら聞いてみようという事になった。
このスケルトンたちの攻撃力だが、やはりSという事もありかなり強い。STR……筋力みたいなものだが、筋肉が無いのに、Sとはどういう事だろうか? と思いながら戦闘の様子を見ている。
攻撃手段がかみつきしか無いスケルトンは、本当にかみついて咀嚼している。でもな食った端から、あごの骨を通過して下にボトボト落としている。
「そうだよな。普通に考えて骨がかみついたら、こういう絵になるよね。うん、グロいね。骨が頑丈なせいか、アイアンゴーレムとかまで、普通に食いちぎってるな。どんだけ歯が硬いんだかね」
武器を持たせたスケルトンは、普通に活躍していた。それに対して指揮官的なあいつだけは、攻撃に参加していない。普通に殴ってもいいんだぜ?
スキルを覚えさせて軽く戦闘訓練させただけなので、たいして面白い事も無いな。おそらくLv一っていうのにも色々あると考えがあるだろうと、疲れを知らないスケルトンたちには前に作った、Lvを上げるためのダンジョンに潜ってもらう事にした。
俺は自分の家に戻って、昼食を食べる事にした。思ったより時間が経っていたようだ。
「でもさ、ちょっと思ったんだけど、アンデッドに回復魔法ってどうなんだろう? 俺の知っているゲームとか小説だと、アンデッドに回復魔法ってダメージになってたんだけど、この世界ではどうなんだ?」
「シュウの好きなゲームとかは、回復魔法ってダメージを与えてたよね。この世界では試した人がいないんじゃないかしら? でも、シュウと同じ国から来ている人が召喚されているのに、試したことが無いってのも変かな?」
「ご主人様、ご主人様!」
「ネルどうした?」
「回復魔法の使い手って、多くないと思うの。それに回復魔法をかけるより、火魔法で焼いちゃう方が簡単だと思うの。
回復魔法より光魔法の方が、使える人が多いって聞いた事があるの、それなら回復魔法をわざわざ試す必要はないと思うの。ゾンビみたいなのは火魔法か光魔法で、骨は光魔法か鈍器で十分なの!」
「確かに言われてみれば、対応方法が確立されてるんだから、わざわざ他の方法試す必要ないよな。でも、試しておかないといけないか、という事でバザールを呼んでみよう」
俺の思い付きの検証のために、バザールが再度呼ばれた。
「主殿……今度は何でござるか?」
「いやな、スケルトンに回復魔法覚えさせただろ? アンデッドに回復魔法ってどうなんだ? って話をしてたわけで、検証のためにお前を呼んだ」
「え! そんなの嫌に決まってるでござる!「みんな確保!」酷いでござる! 血も涙もないのでござるか?」
「骨のお前から聞くと、なんか変な感じのするセリフだな。っと、ピーチ、弱めの回復魔法をかけてみてくれ」
「やめてほしいでござる!」
バザールの願いをきっぱり無視したピーチが、バザールに回復魔法をかけ始める。
「バザールどうだ?」
「あれ? どうにもなってないでござるね。ほんわか暖かい感じがするでござる。ピーチ殿ちょっと待ってくださるでござるか? OKでござる。少し傷つけてみたでござるから、ここに回復魔法を使ってもらっていいでござるか?」
バザールの願い通りピーチは、傷に向かって回復魔法をかけ始めた。
「骨なのに傷が治ってるぞ。今回分かった事は、回復魔法はアンデッドも回復できるってことだな。それならLvあげしてるスケルトンが、回復魔法を受けて更にダメージが入るって事はなさそうで良かった。
後先考えないでやったのは拙かったな。でも後悔も反省もしない! 俺は自分の道をすすむんだ!」
「主殿、カッコいい事言ってるように聞こえるでござるが、ただの我が侭な暴君みたいなもんでござる」
「すまん、言ってみたかっただけだ。今回はバザールに感謝してるから、ちょっとした褒美をあげよう。ちょっと前に、ミツバチというか受粉を手伝ってくれる生き物を、増やしてほしいって言ってただろ?ハニービーが増えたからお前の階層に送り込むわ。
よくわからんけど、ミツバチも操れるみたいでかなり便利だぞ! って、実は女王蜂が生まれちゃったみたいで、巣分けをしなきゃいけないくて場所探してたんだ。後で連れてくからよろしく。巣を作ってほしい所を見繕っといて」
骨なのに笑顔になったのが分かるくらい喜んでいた。おやつの時間前に、蜜をもらいに行くついでに、新しいクイーンハニービーとハニービーを連れて、バザールの畑を訪れた。ついでにミツバチもいっぱい召喚して、巣箱も準備しておいた。頑張ってくれ!
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