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第580話 スキル【クリエイトアンデッド】
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俺に関しては、することがなくなったと言うと語弊があるが、やるべきことがなくなった俺は、バイクを作ってからのんびりとした日々を過ごしていた。のんびりと休んでいるある日、ブラウニーから変わった報告が入った。
「ご主人様、実験で行っていた、クリエイトアンデッドに魔力を注ぎ込んでいましたが、限界を迎えたようなので報告しに来ました!」
「へ~、あれって魔力の注ぎ込める限界があるのか? いくつか作っていたと思うけど いくつくらい限界を迎えたんだ?」
「五個全部です。初めは注げなくなったのは、気のせいかと思っていたのですが、三日ほどで五個ともが同じように、魔力を受け付けなくなったので、限界値ではないかと思い報告しに来ました」
「全部が同じ症状になったのか。魔核を利用した奴の様子は見てる?」
「そちらは奥様達が管理していたと思うので、戻ってきてからは見ていませんが・・・」
「それもそうか、それも合わせて確認しに行こうか。でも今日はもう夕食になるし、夕食後にみんなに伝えて明日確認しよう」
「了解いたしました」
夕食後に明日の予定を伝えると、みんなが時間の調整に動いて、時間を空けてくれている。
日が明けて朝食が終わったところで、
「みんな、時間を空けてくれてありがとう。ブラウニーたちが魔力を入れてくれていた、クリエイトアンデッドに魔力が入らなくなったから報告が来た。
今日本格的に作ってみようかと思い、みんなに時間を空けてもらったんだ。魔核で魔力を入れている方の確認もしたいから、みんなも一緒に来てもらおうと思ってね」
簡単に昨日説明していたが、朝食後に改めてみんなに説明を行った。魔核を使った奴は俺たちが管理しているとはいえ、ほとんど放置でそのまんまだったみたいだ。
放置しておいても問題ないから、それでいいんだけどな。みんなでアンデッド作成の魔力を注ぐ場所に移動した。もちろんバザールも呼んでいる。綾乃は『アンデッドが生まれる所なんて見たくない』とパスされた。
「まずはっと、ブラウニーたちが魔力を注いでくれたやつからいってみよう。何が生まれるんだろうな? ちょっとワクワクしてきたわ」
【クリエイトアンデッド】
スキルを発動すると、黒い靄が出てきて繭みたいになっていった。大きさはニメートルちょっと位の大きさまで広がったら、そのまま形が定着した。ニ分位すると靄が無くなって、中から骨が出てきた。
「え……これってスカルレギオンじゃないよな?」
「アンデッドでも、下に位置する魔物のスケルトンだと思うでござる。スカルウォーリアーとかと考えると、装備がないでござるから、多分違うと思うでござる」
「おっと、一応俺の管理下に入るってことはダンマスのスキルで、どんな感じか見る事が出来るんだったっけな。魔物に使ったことないな、どうやって表記されるんだろ? クロちょっとこっちに来てくれ」
近付いてきたクロに向かって、ダンマスのスキルを使ってステータスを確認する。
「こういう風に表記されるんだ。各能力がアルファベットで、ギルドのランクみたいに表記させる感じだろうな。特にAGIの項目がSSって出ているから、多分間違いないだろうな。
STRがS-……ん? ランク以外にも+や-の記号も使われるんだな。面白い。あれ? クロって確かシャドウウルフじゃなかったっけ?
ランクが上がったのか分からないけど、ダークウルフって種族になってるけわ。ってことはギンもやっぱり種族変わってるな。シルバーウルフだったのが、ライトウルフか。大体のスキルは変わらないっぽいな」
「ご主人様、こっちの骨が何か困ってるよ!」
シェリルに言われて意識を骨に戻す。ダンマスのスキルで確認すると、
「やっぱり種族はスケルトンだな。Lv一なんだな。でも、各種ステータスが軒並みSってところが、魔力を頑張って注いだって感じはするけど、スケルトンってどうなんだろうか? 出来たものはしょうがないから、とりあえず次も作ってみよう」
ブラウニーたちが魔力を注いでくれていたあれに、クリエイトアンデッドを使用していく。
「ん~何か条件が当てはまると、こうなるのだろうか?」
生まれてきた五匹のスケルトン。そう、全部がスケルトンとして生まれてきてしまったのだ。ステータスも全部同じで、スキルは一切持っていない。
「可能性としては、複数で魔力を注ぎ込む、精霊が注ぎ込む、限界まで注ぎ込む、の三つくらいが今の仮説かな」
「そうね、今の所はシュウの言うとおりかな?」
「魔核で注いでいる方も調べてみるか」
近くにあった魔核の方の様子を確認する。魔力はこれ以上注ぎ込めない様だったので、複数で魔力を注ぎ込む、限界まで注ぎ込むというのが検証できるかな?
「こういう結果になるのか。まさか十五個あったアンデッドの卵が、全部Lv一のスケルトンで、ステータスは全部Sのスキルなし。バザール、お前が作り出した、ニつのレギオンは初めからスキル持ってたのか?」
「そうでござるな、某は宝珠を自分以外に使った事は無かったでござるから、もともと覚えていたスキルだと思うでござる」
「限界まで魔力を注ぎ込んだ奴が、全部スケルトンになるってことは何か意味があるんかな? スキルも持ってないし、覚えさせたスキルで進化していったりするんかな?」
「十五体も出来たんだから、気にしないで試してみたらいいんじゃない? スキル覚えさせて、武器でも持たせればそれだけで、Sランク相当の魔物の動きをしてくれると思うわ」
「そうだな、十五体もいるんだし色々試してみるか。でもその前に、魔力がどのくらいで貯まるか検証しないとな。
Aランクの魔核ニ個と、AランクBランクの魔核一個ずつで試した場合、どのくらいの違いがあるのかとか検証しないとな。こうなると、アンデッドだけじゃなくて、他の魔物でもクリエイト系のスキルないかね? 今度チビ神に確認してみるか」
クリエイトアンデッドを行って、魔核をセットする。ブラウニーたちにも余っている魔力は、今まで通りクリエイトアンデッドの魔力として、使用してもらうようにお願いしている。
アンデッドというかスケルトンは、維持費がかからないし、太陽の光を浴びたから何が起きるわけでもないので、たくさんいた所で何の問題も無い。だから、大量に作成してみることにした。
「ご主人様、実験で行っていた、クリエイトアンデッドに魔力を注ぎ込んでいましたが、限界を迎えたようなので報告しに来ました!」
「へ~、あれって魔力の注ぎ込める限界があるのか? いくつか作っていたと思うけど いくつくらい限界を迎えたんだ?」
「五個全部です。初めは注げなくなったのは、気のせいかと思っていたのですが、三日ほどで五個ともが同じように、魔力を受け付けなくなったので、限界値ではないかと思い報告しに来ました」
「全部が同じ症状になったのか。魔核を利用した奴の様子は見てる?」
「そちらは奥様達が管理していたと思うので、戻ってきてからは見ていませんが・・・」
「それもそうか、それも合わせて確認しに行こうか。でも今日はもう夕食になるし、夕食後にみんなに伝えて明日確認しよう」
「了解いたしました」
夕食後に明日の予定を伝えると、みんなが時間の調整に動いて、時間を空けてくれている。
日が明けて朝食が終わったところで、
「みんな、時間を空けてくれてありがとう。ブラウニーたちが魔力を入れてくれていた、クリエイトアンデッドに魔力が入らなくなったから報告が来た。
今日本格的に作ってみようかと思い、みんなに時間を空けてもらったんだ。魔核で魔力を入れている方の確認もしたいから、みんなも一緒に来てもらおうと思ってね」
簡単に昨日説明していたが、朝食後に改めてみんなに説明を行った。魔核を使った奴は俺たちが管理しているとはいえ、ほとんど放置でそのまんまだったみたいだ。
放置しておいても問題ないから、それでいいんだけどな。みんなでアンデッド作成の魔力を注ぐ場所に移動した。もちろんバザールも呼んでいる。綾乃は『アンデッドが生まれる所なんて見たくない』とパスされた。
「まずはっと、ブラウニーたちが魔力を注いでくれたやつからいってみよう。何が生まれるんだろうな? ちょっとワクワクしてきたわ」
【クリエイトアンデッド】
スキルを発動すると、黒い靄が出てきて繭みたいになっていった。大きさはニメートルちょっと位の大きさまで広がったら、そのまま形が定着した。ニ分位すると靄が無くなって、中から骨が出てきた。
「え……これってスカルレギオンじゃないよな?」
「アンデッドでも、下に位置する魔物のスケルトンだと思うでござる。スカルウォーリアーとかと考えると、装備がないでござるから、多分違うと思うでござる」
「おっと、一応俺の管理下に入るってことはダンマスのスキルで、どんな感じか見る事が出来るんだったっけな。魔物に使ったことないな、どうやって表記されるんだろ? クロちょっとこっちに来てくれ」
近付いてきたクロに向かって、ダンマスのスキルを使ってステータスを確認する。
「こういう風に表記されるんだ。各能力がアルファベットで、ギルドのランクみたいに表記させる感じだろうな。特にAGIの項目がSSって出ているから、多分間違いないだろうな。
STRがS-……ん? ランク以外にも+や-の記号も使われるんだな。面白い。あれ? クロって確かシャドウウルフじゃなかったっけ?
ランクが上がったのか分からないけど、ダークウルフって種族になってるけわ。ってことはギンもやっぱり種族変わってるな。シルバーウルフだったのが、ライトウルフか。大体のスキルは変わらないっぽいな」
「ご主人様、こっちの骨が何か困ってるよ!」
シェリルに言われて意識を骨に戻す。ダンマスのスキルで確認すると、
「やっぱり種族はスケルトンだな。Lv一なんだな。でも、各種ステータスが軒並みSってところが、魔力を頑張って注いだって感じはするけど、スケルトンってどうなんだろうか? 出来たものはしょうがないから、とりあえず次も作ってみよう」
ブラウニーたちが魔力を注いでくれていたあれに、クリエイトアンデッドを使用していく。
「ん~何か条件が当てはまると、こうなるのだろうか?」
生まれてきた五匹のスケルトン。そう、全部がスケルトンとして生まれてきてしまったのだ。ステータスも全部同じで、スキルは一切持っていない。
「可能性としては、複数で魔力を注ぎ込む、精霊が注ぎ込む、限界まで注ぎ込む、の三つくらいが今の仮説かな」
「そうね、今の所はシュウの言うとおりかな?」
「魔核で注いでいる方も調べてみるか」
近くにあった魔核の方の様子を確認する。魔力はこれ以上注ぎ込めない様だったので、複数で魔力を注ぎ込む、限界まで注ぎ込むというのが検証できるかな?
「こういう結果になるのか。まさか十五個あったアンデッドの卵が、全部Lv一のスケルトンで、ステータスは全部Sのスキルなし。バザール、お前が作り出した、ニつのレギオンは初めからスキル持ってたのか?」
「そうでござるな、某は宝珠を自分以外に使った事は無かったでござるから、もともと覚えていたスキルだと思うでござる」
「限界まで魔力を注ぎ込んだ奴が、全部スケルトンになるってことは何か意味があるんかな? スキルも持ってないし、覚えさせたスキルで進化していったりするんかな?」
「十五体も出来たんだから、気にしないで試してみたらいいんじゃない? スキル覚えさせて、武器でも持たせればそれだけで、Sランク相当の魔物の動きをしてくれると思うわ」
「そうだな、十五体もいるんだし色々試してみるか。でもその前に、魔力がどのくらいで貯まるか検証しないとな。
Aランクの魔核ニ個と、AランクBランクの魔核一個ずつで試した場合、どのくらいの違いがあるのかとか検証しないとな。こうなると、アンデッドだけじゃなくて、他の魔物でもクリエイト系のスキルないかね? 今度チビ神に確認してみるか」
クリエイトアンデッドを行って、魔核をセットする。ブラウニーたちにも余っている魔力は、今まで通りクリエイトアンデッドの魔力として、使用してもらうようにお願いしている。
アンデッドというかスケルトンは、維持費がかからないし、太陽の光を浴びたから何が起きるわけでもないので、たくさんいた所で何の問題も無い。だから、大量に作成してみることにした。
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