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第569話 ちょろ神を利用してみよう
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ファーブニルを倒したはいいけど、この宝物って呪われてたりしないよな? 何というか北欧神話? の内容のように、呪われたくないんだが、呪いについて聞いてみるか。
「みんな、宝物には触れないでくれ。一番知ってそうな奴に連絡をとってみるから、野営の準備でもしておいてくれ」
みんなに指示を出して、俺は俺の知っている中で、一番この世界に詳しいであろうあいつに聞いてみることにした。
おい、チビ神。いたら返事しろ!
『チビはいないわよ!』
そっか、いるんだな。それにしてもお前らが見えないって、言ったからこの会話もチビ神に届くか分からなかったけど、届いてくれたようで良かった。
『だからチビじゃないってば! あれ? あなた何処にいるの? 位置情報が出てこないんだけど』
お前さんが攻略してほしいって言った、ダンジョンの中だよ。で、その中で厄介そうな物を発見したから、お前さんの意見を聞こうと思ってな。
『あら? 私を頼りにしてくれるのに、その言い方なの?』
誰かのお願いで、俺がこのダンジョンに来てるのにその言い草か。ダンジョンの中で、呪われている可能性のあるアイテムを見つけたんだけど、この世界で呪いってどういう感じなんだ?
『そんな態度じゃ、教えてあげられないわね。教えてほしい時は、誠意を見せてほしい所なんだけど?』
いいか、俺が今持っているこれは、前回チビ神に渡した後に発行された、新作の小説や漫画、アニメ、ゲームのデータが入っているんだが?
『えっと、呪いに関してだったわね。この世界にも呪いはあるけど、それは装備して呪われたり、使ったりして呪われる、いわゆるアクティブな呪いで、手に入れたからって呪われるような、バッシブで効果を放っている呪いは無いわ。ついでに言うけど、呪いのアイテムは装備する前、使う前には一応警告が出るわ』
ゲームか!!
『近いかもしれないけど違うわ。そもそもこの世界に呪いのアイテムなんてなかったのよ。闇魔法で攻撃してそういった効果を与える事があっても、アイテム自体に呪いの効果がついている物なんて、本来この世界にはなかったのよ。
昔に召喚した人間の勇者だかダンマスが、元の世界でそういったスキルを持っていたみたいで、この世界でそういった物の作り方を広めてしまったのよ。結構な被害が出たので、対処方法として警告が出るようにしたのよ。これで満足かしら?』
必要な事は十分わかった。助かったよ。また頼むわ。データチップはここから送れるか? 問題なく送れたな。ついでに、シルキー特性のスイーツも付けておいてやろう。
『ムッハー! これはたまりませんな~』
どうやら会話できるところから、離れて行っている感じだな。それにしても、ムッハーとか、たまりませんな~とか言う奴いるんだな。って前も同じこと言ったような? まぁ喜んでくれているみたいなのでいいとしよう。
「みんな、野営の準備ありがとね。チビ神に連絡とったら、呪いの防具やアイテムはあるみたいだけど、拾っただけで呪われるようなものはないっぽいから、収納のカバンに収めてしまおう。
収納系のアイテムなら、手をふれずに収納できるからね。触って確認する時は、念のためドッペルゲンガーを使って、知識だけ与えた奴に確認してもらおう。呪われずに済んだら、そのドッペルゲンガーの願いを叶えてやろうか」
カエデやリンドには、そんなことする必要ないのに、みたいなことを言われたが、危険な事をしてもらうんだから、見返りがないと可哀想だから、そこは断固として願いはかなえることにした。
呆れられたがそこは、ダンジョンマスターとして譲れない一線だ。ダンジョンの中に勝手に生み出される魔物は、いくら死んでもダンジョンの決まりなので何とも思わない。
だけど、俺の意志で何かをしてもらうために生み出した魔物を、冷遇するつもりはない。だが黒い悪魔! お前は何か目的があって、生み出すことがあっても完全に息の根を止める!
「ご主人様~宝物の収納終わりました! 収納のカバンニ個の容量ギリギリでした!」
そんなに大量に宝物があったのか、確認してもらうドッペルも大変だろうけど頑張ってくれ。
「収納ありがと! それは、運ぶための魔物を準備するか? 大丈夫かな? みんなに何かあったら困るから、俺が持っておくよ」
『『『『『『だめです!!(ワフッ!!)(コンッ!!)(プルプルプル)』』』』』』
妻たち+従魔のフルコンボで拒否された。
「じゃぁ、ゴブリンでも召喚して荷物を持たせるか」
『『『『『『だめ!!(ワフッ!!)(コンッ!!)(プルプルプル・・・)』』』』』』
再度フルコンボの拒否をくらった。
「どうせ召喚するなら、使える魔物にしてください。ゴブリンがダメとは言いませんが、嫌悪感がありますのでやめていただきたいかと」
ゴブリンは見た目の問題で拒否なのか。
「じゃぁ、DPで召喚するのはやめよう。忘れてたけど、クリエイトゴーレムで作った人造ゴーレムを、収納の腕輪の中に突っ込んであるから、魔核を埋め込んでそいつに持たせよう。適当に防具とフードを被せておけば出る時もばれんだろう」
そういって収納の腕輪から体を取り出して、準備していた魔核を埋め込んで起動させる。
「うん、問題なさそうだな。この鎧とフード付きのローブを着てくれ、そしたらこの収納のカバンを運んでくれ。後は随時ここにいるメンバーの指示に従ってくれ」
そもそも生命と定義できない人造ゴーレムは、呪いの効果があったとしても影響は受けないだろう。
「よし、そろそろご飯にしようか」
野営の準備も終わり夕食を開始する。特にする事も無くなったので今日は、のんびりとダンジョン内で過ごすことになった。
ファーブニルが復活するタイプなら、数週間は生まれてこないだろうから、のんびりと休むことが出来るな。それにしてもこの階にあった宝物は、初回討伐特典みたいなものだろうか? 魔物みたいに再度生み出されたりするのかな?
特に何もなく一夜が過ぎた。
「みんな、宝物には触れないでくれ。一番知ってそうな奴に連絡をとってみるから、野営の準備でもしておいてくれ」
みんなに指示を出して、俺は俺の知っている中で、一番この世界に詳しいであろうあいつに聞いてみることにした。
おい、チビ神。いたら返事しろ!
『チビはいないわよ!』
そっか、いるんだな。それにしてもお前らが見えないって、言ったからこの会話もチビ神に届くか分からなかったけど、届いてくれたようで良かった。
『だからチビじゃないってば! あれ? あなた何処にいるの? 位置情報が出てこないんだけど』
お前さんが攻略してほしいって言った、ダンジョンの中だよ。で、その中で厄介そうな物を発見したから、お前さんの意見を聞こうと思ってな。
『あら? 私を頼りにしてくれるのに、その言い方なの?』
誰かのお願いで、俺がこのダンジョンに来てるのにその言い草か。ダンジョンの中で、呪われている可能性のあるアイテムを見つけたんだけど、この世界で呪いってどういう感じなんだ?
『そんな態度じゃ、教えてあげられないわね。教えてほしい時は、誠意を見せてほしい所なんだけど?』
いいか、俺が今持っているこれは、前回チビ神に渡した後に発行された、新作の小説や漫画、アニメ、ゲームのデータが入っているんだが?
『えっと、呪いに関してだったわね。この世界にも呪いはあるけど、それは装備して呪われたり、使ったりして呪われる、いわゆるアクティブな呪いで、手に入れたからって呪われるような、バッシブで効果を放っている呪いは無いわ。ついでに言うけど、呪いのアイテムは装備する前、使う前には一応警告が出るわ』
ゲームか!!
『近いかもしれないけど違うわ。そもそもこの世界に呪いのアイテムなんてなかったのよ。闇魔法で攻撃してそういった効果を与える事があっても、アイテム自体に呪いの効果がついている物なんて、本来この世界にはなかったのよ。
昔に召喚した人間の勇者だかダンマスが、元の世界でそういったスキルを持っていたみたいで、この世界でそういった物の作り方を広めてしまったのよ。結構な被害が出たので、対処方法として警告が出るようにしたのよ。これで満足かしら?』
必要な事は十分わかった。助かったよ。また頼むわ。データチップはここから送れるか? 問題なく送れたな。ついでに、シルキー特性のスイーツも付けておいてやろう。
『ムッハー! これはたまりませんな~』
どうやら会話できるところから、離れて行っている感じだな。それにしても、ムッハーとか、たまりませんな~とか言う奴いるんだな。って前も同じこと言ったような? まぁ喜んでくれているみたいなのでいいとしよう。
「みんな、野営の準備ありがとね。チビ神に連絡とったら、呪いの防具やアイテムはあるみたいだけど、拾っただけで呪われるようなものはないっぽいから、収納のカバンに収めてしまおう。
収納系のアイテムなら、手をふれずに収納できるからね。触って確認する時は、念のためドッペルゲンガーを使って、知識だけ与えた奴に確認してもらおう。呪われずに済んだら、そのドッペルゲンガーの願いを叶えてやろうか」
カエデやリンドには、そんなことする必要ないのに、みたいなことを言われたが、危険な事をしてもらうんだから、見返りがないと可哀想だから、そこは断固として願いはかなえることにした。
呆れられたがそこは、ダンジョンマスターとして譲れない一線だ。ダンジョンの中に勝手に生み出される魔物は、いくら死んでもダンジョンの決まりなので何とも思わない。
だけど、俺の意志で何かをしてもらうために生み出した魔物を、冷遇するつもりはない。だが黒い悪魔! お前は何か目的があって、生み出すことがあっても完全に息の根を止める!
「ご主人様~宝物の収納終わりました! 収納のカバンニ個の容量ギリギリでした!」
そんなに大量に宝物があったのか、確認してもらうドッペルも大変だろうけど頑張ってくれ。
「収納ありがと! それは、運ぶための魔物を準備するか? 大丈夫かな? みんなに何かあったら困るから、俺が持っておくよ」
『『『『『『だめです!!(ワフッ!!)(コンッ!!)(プルプルプル)』』』』』』
妻たち+従魔のフルコンボで拒否された。
「じゃぁ、ゴブリンでも召喚して荷物を持たせるか」
『『『『『『だめ!!(ワフッ!!)(コンッ!!)(プルプルプル・・・)』』』』』』
再度フルコンボの拒否をくらった。
「どうせ召喚するなら、使える魔物にしてください。ゴブリンがダメとは言いませんが、嫌悪感がありますのでやめていただきたいかと」
ゴブリンは見た目の問題で拒否なのか。
「じゃぁ、DPで召喚するのはやめよう。忘れてたけど、クリエイトゴーレムで作った人造ゴーレムを、収納の腕輪の中に突っ込んであるから、魔核を埋め込んでそいつに持たせよう。適当に防具とフードを被せておけば出る時もばれんだろう」
そういって収納の腕輪から体を取り出して、準備していた魔核を埋め込んで起動させる。
「うん、問題なさそうだな。この鎧とフード付きのローブを着てくれ、そしたらこの収納のカバンを運んでくれ。後は随時ここにいるメンバーの指示に従ってくれ」
そもそも生命と定義できない人造ゴーレムは、呪いの効果があったとしても影響は受けないだろう。
「よし、そろそろご飯にしようか」
野営の準備も終わり夕食を開始する。特にする事も無くなったので今日は、のんびりとダンジョン内で過ごすことになった。
ファーブニルが復活するタイプなら、数週間は生まれてこないだろうから、のんびりと休むことが出来るな。それにしてもこの階にあった宝物は、初回討伐特典みたいなものだろうか? 魔物みたいに再度生み出されたりするのかな?
特に何もなく一夜が過ぎた。
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