451 / 2,518
第451話 壁、作成開始!
しおりを挟む
なんやかんやしていたら、特使が帝都に帰る前日になっていた。
その間にレッドドラゴンの定期討伐予定の、七人の装備も完成していた。見た目はほぼ統一されている。魔法と弓を使う元Sシングルのケモ耳娘の装備は若干違うが、統一されたデザインなので間違えようはないだろう。
他にも、世界樹の枝を使った杖が、予想以上に高性能だったので、俺の妻の魔法使い組の分も準備している。俺の分がなかったので、世界樹にお願いしに行ったら、他の世界樹の枝とは比べ物にならないくらい存在感を放っていた枝が落ちてきた。
しかも、宝石を埋め込める場所が三つ準備されていたものだ。俺はブースト、集束、拡散に特化したAランクの魔石で、魔核を作りセットしている。
この杖を誰かに実験してもらおうとしたのだが、誰も上手く使えなかったので、俺が使ってみるとすんなり使えたのだ。意図せずして使用者固定されてしまったようだ。
妻たちの世界樹の杖も同じように、使用者固定されている。認めた者にしか使えないってことか、もし何かあって盗まれても、問題ないな。ただこの杖は盗まれても、本当に問題がなかったことが後に判明する。
スカルズのメンバーとケモ耳三人娘の装備も完成したし、一緒に連れて行こうか。そろそろレッドドラゴンがリポップするはずだからな。その事を話したら、少し気負った感じで返事を返されたので、リラックスするように声掛けをする。
この前帰って来たみたいに、夜に出発する事を伝えると、慣れないせいか多少の混乱もあったようだが、落ち着いて自分たちの寝る客車へ入っていった。
朝起きればそこは! 景色のいいどこかではなく、メギドのホームだった。今はそこにしか通じてないから、当たり前だよね。待ってたのは美女ではなく、おっさんのアンソニだ。何かお尻をどつかれたのだが何故だ?
「シュウ様、お待ちしてました。特使の方たちは、朝食後に少し休憩したら出発する予定です」
「了解。それに同行して壁の建設地まで行くか! そこで一気に作っていいのか?」
「そうですね。最低でもこれだけ出来る! と思わせる方向で力を見せつけてもらえればと思います。今回の特使の方たちは、こちらの事を侮ってはいませんでしたが、他の人間にはわからない事だと思いますし、短時間でこれだけの物を作れるという、威嚇にもなると思います」
「そういうもんか。今回はダンマスのスキルじゃなくて、魔法で作ればいいかな?」
「そうですね。そうしていただけると、こちらの苦労が多少減ると思います」
「うい~、ちょっとどういう風にするか検討してみるわ」
街道には扉を設けないといけないし、兵士が駐留できる施設も作らないといけないからな。兵士の詰め所は、ログハウスチックにするか? これなら簡単に作ってると思われるからな。後で暇してるドワーフたちに、仕事を与えてやるか。きっちり作ってもらえたら、美味い酒とつまみでも出してやるかな。
「しばらく、上の屋敷でお待ちください。こちらで準備しておきますので」
階段を上るのが嫌だったので、エレベーターを使って地上に戻る。アンソニに呼ばれるまでは、のんびりと朝食を食べよう。今日の飲み物は牛乳で紅茶を煮だしたミルクティーだ!
飲み物は甘くしないで、シュガーとバターを塗ってトーストした、シュガバタトーストだ! そのまんまの名前だけど、思いつかなかったのでそう呼んでいる。他にも、おかずパンのようなものをいくつか食べた。
休憩していると、アンソニが呼びに来た。
「そろそろ出発するみたいなので、準備をお願いします」
準備はできていたので、準備してもらっていた馬車に乗り込む。ちなみに馬車に使うウォーホースは、貨物車に乗せたわけではなく、自分で走ってきている。乗せようと思っても嫌がったので、後で自分で走ってこいと言ったら三時間遅れくらいで出発してきたのに、メギドに到着する前に追いつかれていた。
特使たちと挨拶をかわし、俺たちが途中まで同行する旨を伝える。
初めは何でついてくるのかと思っていたようだが、壁を作る所を見せて次に来た時に、驚かせないようにという配慮という名の威圧行為だ。
この特使たちは全員で十人と護衛が二十名ついてきているが、護衛の中の半数以上は、俺の事をなめている様子が見えるので、ちょうどいいだろう。特使たちが俺たちをなめていなくてよかったわ。
ゆっくりとしたペースで二時間ほど進むと目標地点に来たので、どういう風に作業するかを見せつける。俺は新しく作った世界樹の杖を取り出してイメージしていく。街道の幅がだいたい馬車四台並んで通れる幅があるので、その部分は扉がつけれるように穴をあけて……【グランドウォール】
グランドウォールは、アースウォールの上位魔法で、城壁のような強固な壁を作る魔法だ。
一応DPで作れる城壁をイメージして作っている。この後の作業は、DPで壁を作って破棄してから、クリエイトゴーレムを使って、制御下に置いていく形だ。壊されたり風化しないように、魔核を大量に埋め込む予定だ。
一瞬で出来た壁は高さ十メートル、長さ約一キロメートル程。俺もちょっとこのサイズには、ビビっている。俺の予定では、高さは十メートルだったのだが、長さは良くて三〇〇メートル位の予定だったので、自分でも驚くしかなかった。
世界樹の杖が、自分の意志を持っているのじゃないかと、思ってしまったほどだ。
俺をなめていた連中は、今にも腰を抜かしそうな顔で壁を見ていた。特使団の中で、一人だけ落ち着いている奴がいた。トップのおっちゃんだ。さりげなく俺に見えるように親指を立てている。一応お前たちの国を切り取った張本人なんだけどな。喜んでくれているようなので、大丈夫か?
「一応ですが、こんな感じで壁を作らせてもらって、街道には扉を設けさせていただきます。できるならそちらの国からも、自分たちの国に入る審査をする門番を出してくださいね。事前に話したように、こっちはこっちで準備する予定なのでよろしく」
「言いたいことはわかるが、さすがにこの位置に常に人を派遣するのは難しいと思うので、実質そちらが管理する形になると思われます」
「そっちがそれでいいなら、問題はないと思うけどアンソニ、そこらへんどうなの?」
「二つの国が門番を置くのは、互いに監視するためですからね。帝国が問題ないのであればそれでいいかと」
「だってさ、人がこれそうならよろしくね」
「貴様! さっきから帝国の特使に向かって失礼だr……プベラァ」
急に出てきた護衛の兵士が、隊長っぽい人に蹴飛ばされて吹っ飛ばされていた。この隊長ぽい人は、俺の事をなめている様子はなかった人物だ。
「私の管理していた者の暴言失礼いたしました。今ここで首を刎ねさせていただきます」
はぁ? さすがにいきなりここで刎ねるのは、やめて頂きたい。何人も殺してはいるが、ここで首を刎ねられるのを見ても、夢見が悪くなるだけだし。
「ちょっと待て、俺の目の前で血生臭い事をするな。処分はそっちに任すから、やるなら俺たちのみえないところでやれ」
「申し訳ございませんでした!」
頭を下げで隊長っぽい人がうめいている兵士を引きずり、馬車に投げ込む。特使のリーダーに再度頭を下げられ二・三会話をすると帝都に帰っていくようだ。
さて、俺は壁を作る作業に入るかな。
その間にレッドドラゴンの定期討伐予定の、七人の装備も完成していた。見た目はほぼ統一されている。魔法と弓を使う元Sシングルのケモ耳娘の装備は若干違うが、統一されたデザインなので間違えようはないだろう。
他にも、世界樹の枝を使った杖が、予想以上に高性能だったので、俺の妻の魔法使い組の分も準備している。俺の分がなかったので、世界樹にお願いしに行ったら、他の世界樹の枝とは比べ物にならないくらい存在感を放っていた枝が落ちてきた。
しかも、宝石を埋め込める場所が三つ準備されていたものだ。俺はブースト、集束、拡散に特化したAランクの魔石で、魔核を作りセットしている。
この杖を誰かに実験してもらおうとしたのだが、誰も上手く使えなかったので、俺が使ってみるとすんなり使えたのだ。意図せずして使用者固定されてしまったようだ。
妻たちの世界樹の杖も同じように、使用者固定されている。認めた者にしか使えないってことか、もし何かあって盗まれても、問題ないな。ただこの杖は盗まれても、本当に問題がなかったことが後に判明する。
スカルズのメンバーとケモ耳三人娘の装備も完成したし、一緒に連れて行こうか。そろそろレッドドラゴンがリポップするはずだからな。その事を話したら、少し気負った感じで返事を返されたので、リラックスするように声掛けをする。
この前帰って来たみたいに、夜に出発する事を伝えると、慣れないせいか多少の混乱もあったようだが、落ち着いて自分たちの寝る客車へ入っていった。
朝起きればそこは! 景色のいいどこかではなく、メギドのホームだった。今はそこにしか通じてないから、当たり前だよね。待ってたのは美女ではなく、おっさんのアンソニだ。何かお尻をどつかれたのだが何故だ?
「シュウ様、お待ちしてました。特使の方たちは、朝食後に少し休憩したら出発する予定です」
「了解。それに同行して壁の建設地まで行くか! そこで一気に作っていいのか?」
「そうですね。最低でもこれだけ出来る! と思わせる方向で力を見せつけてもらえればと思います。今回の特使の方たちは、こちらの事を侮ってはいませんでしたが、他の人間にはわからない事だと思いますし、短時間でこれだけの物を作れるという、威嚇にもなると思います」
「そういうもんか。今回はダンマスのスキルじゃなくて、魔法で作ればいいかな?」
「そうですね。そうしていただけると、こちらの苦労が多少減ると思います」
「うい~、ちょっとどういう風にするか検討してみるわ」
街道には扉を設けないといけないし、兵士が駐留できる施設も作らないといけないからな。兵士の詰め所は、ログハウスチックにするか? これなら簡単に作ってると思われるからな。後で暇してるドワーフたちに、仕事を与えてやるか。きっちり作ってもらえたら、美味い酒とつまみでも出してやるかな。
「しばらく、上の屋敷でお待ちください。こちらで準備しておきますので」
階段を上るのが嫌だったので、エレベーターを使って地上に戻る。アンソニに呼ばれるまでは、のんびりと朝食を食べよう。今日の飲み物は牛乳で紅茶を煮だしたミルクティーだ!
飲み物は甘くしないで、シュガーとバターを塗ってトーストした、シュガバタトーストだ! そのまんまの名前だけど、思いつかなかったのでそう呼んでいる。他にも、おかずパンのようなものをいくつか食べた。
休憩していると、アンソニが呼びに来た。
「そろそろ出発するみたいなので、準備をお願いします」
準備はできていたので、準備してもらっていた馬車に乗り込む。ちなみに馬車に使うウォーホースは、貨物車に乗せたわけではなく、自分で走ってきている。乗せようと思っても嫌がったので、後で自分で走ってこいと言ったら三時間遅れくらいで出発してきたのに、メギドに到着する前に追いつかれていた。
特使たちと挨拶をかわし、俺たちが途中まで同行する旨を伝える。
初めは何でついてくるのかと思っていたようだが、壁を作る所を見せて次に来た時に、驚かせないようにという配慮という名の威圧行為だ。
この特使たちは全員で十人と護衛が二十名ついてきているが、護衛の中の半数以上は、俺の事をなめている様子が見えるので、ちょうどいいだろう。特使たちが俺たちをなめていなくてよかったわ。
ゆっくりとしたペースで二時間ほど進むと目標地点に来たので、どういう風に作業するかを見せつける。俺は新しく作った世界樹の杖を取り出してイメージしていく。街道の幅がだいたい馬車四台並んで通れる幅があるので、その部分は扉がつけれるように穴をあけて……【グランドウォール】
グランドウォールは、アースウォールの上位魔法で、城壁のような強固な壁を作る魔法だ。
一応DPで作れる城壁をイメージして作っている。この後の作業は、DPで壁を作って破棄してから、クリエイトゴーレムを使って、制御下に置いていく形だ。壊されたり風化しないように、魔核を大量に埋め込む予定だ。
一瞬で出来た壁は高さ十メートル、長さ約一キロメートル程。俺もちょっとこのサイズには、ビビっている。俺の予定では、高さは十メートルだったのだが、長さは良くて三〇〇メートル位の予定だったので、自分でも驚くしかなかった。
世界樹の杖が、自分の意志を持っているのじゃないかと、思ってしまったほどだ。
俺をなめていた連中は、今にも腰を抜かしそうな顔で壁を見ていた。特使団の中で、一人だけ落ち着いている奴がいた。トップのおっちゃんだ。さりげなく俺に見えるように親指を立てている。一応お前たちの国を切り取った張本人なんだけどな。喜んでくれているようなので、大丈夫か?
「一応ですが、こんな感じで壁を作らせてもらって、街道には扉を設けさせていただきます。できるならそちらの国からも、自分たちの国に入る審査をする門番を出してくださいね。事前に話したように、こっちはこっちで準備する予定なのでよろしく」
「言いたいことはわかるが、さすがにこの位置に常に人を派遣するのは難しいと思うので、実質そちらが管理する形になると思われます」
「そっちがそれでいいなら、問題はないと思うけどアンソニ、そこらへんどうなの?」
「二つの国が門番を置くのは、互いに監視するためですからね。帝国が問題ないのであればそれでいいかと」
「だってさ、人がこれそうならよろしくね」
「貴様! さっきから帝国の特使に向かって失礼だr……プベラァ」
急に出てきた護衛の兵士が、隊長っぽい人に蹴飛ばされて吹っ飛ばされていた。この隊長ぽい人は、俺の事をなめている様子はなかった人物だ。
「私の管理していた者の暴言失礼いたしました。今ここで首を刎ねさせていただきます」
はぁ? さすがにいきなりここで刎ねるのは、やめて頂きたい。何人も殺してはいるが、ここで首を刎ねられるのを見ても、夢見が悪くなるだけだし。
「ちょっと待て、俺の目の前で血生臭い事をするな。処分はそっちに任すから、やるなら俺たちのみえないところでやれ」
「申し訳ございませんでした!」
頭を下げで隊長っぽい人がうめいている兵士を引きずり、馬車に投げ込む。特使のリーダーに再度頭を下げられ二・三会話をすると帝都に帰っていくようだ。
さて、俺は壁を作る作業に入るかな。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
転生したら倉庫キャラ♀でした。
ともQ
ファンタジー
最高に楽しいオフ会をしよう。
ゲーム内いつものギルドメンバーとの会話中、そんな僕の一言からオフ会の開催が決定された。
どうしても気になってしまうのは中の人、出会う相手は男性?女性? ドキドキしながら迎えたオフ会の当日、そのささやかな夢は未曾有の大天災、隕石の落下により地球が消滅したため無念にも中止となる。
死んで目を覚ますと、僕はMMORPG "オンリー・テイル" の世界に転生していた。
「なんでメインキャラじゃなくて倉庫キャラなの?!」
鍛え上げたキャラクターとは《性別すらも正反対》完全な初期状態からのスタート。
加えて、オンリー・テイルでは不人気と名高い《ユニーク職》、パーティーには完全不向き最凶最悪ジョブ《触術師》であった。
ギルドメンバーも転生していることを祈り、倉庫に貯めまくったレアアイテムとお金、最強ゲーム知識をフルバーストしこの世界を旅することを決意する。
道中、同じプレイヤーの猫耳魔法少女を仲間に入れて冒険ライフ、その旅路はのちに《英雄の軌跡》と称される。
今、オフ会のリベンジを果たすため "オンリー・テイル" の攻略が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる